考察「なろう系小説と、スティーブ・ジョブズ」
今日、図書館でね、「スティーブ・ジョブズ的思考を生み出す7つの法則」っていうのを読んでたんだけどね。その7つの法則というのがね、私の琴線やら心の鐘やらを、ガランガランと鳴らしまくってくれたので、紹介させてもらおうと思う。
先頭に「>」がついているのが、その本から引用で、間に書かれているのが、私からの補足です。
>1、「大好きなことをする」(キャリア) Do what you love.
私の場合、この数週間、ちょっと余裕がなくなっていた。なんとか新しい金儲けの手段を得たくて、ちょっとばかし腕に覚えのある小説をなろうに投稿し、さくっとプロになってやろうそうしないと不安でしょうないという状態になっていた。
それでは駄目ですね。どんなに苦しくとも、好きな小説を書くときくらいは、楽しくあらねば。いえーい。
>2、「宇宙に衝撃を与える」(ビジョン)Put a dent in the universe.
そうなのだ……。なろうでポイントもらえなくとも、宇宙が、神が認めてくれればそれでいいではないか。ちょっとくよくよ悩みすぎていたよ。ちなみにdentというのは、「凹み」だそうで、宇宙をへこませろ! みたいな意味かも。
>3、「頭に活を入れる」(考え方)Make connections.
これ、ちょっと翻訳ミスってるんじゃないかと思うんだけど、原文では「接続せよ」、だ。誰もが見過ごしている、あるものとあるものを接続してすごいものを作ってみよう! ということ。例えば「転生」、「勇者」、「チート」、「ハーレム」をつなげると……、あっ!!
>4、「製品を売るな。夢を売れ。」(顧客)Sell dreams, not products.
これが、今日私の一番伝えたかったことです。文章を売るな、夢を売れ! 私の書くものは、夢を提供できていたか。答えはNoだ。打算的な目的で書かれた小説では、夢を提供できるはずもない。
>5、「1000ものことにノーと言う」(デザイン)Say no to 1,000 things.
む……。これは小説向けに翻訳すると、「推敲せよ」ということだろうか。いや、違う。いろんな可能性をとことん考えて、最善のストーリー、最善のプロットにせよということだ。小説でこれを実現するのは、ちょっと難しいかもしれない。
>6、「めちゃくちゃすごい体験をつくる」(体験)Create insanely different experiences.
そうだそうだーー!! 読者にめくるめく夢のような体験を提供してこそ小説なのだーー。いえーーーい!
>7、「メッセージの名人になる。」(ストーリー)Master the message.
これは文章力、文体の魅力、レトリック、詭弁術、などのことだね。大丈夫だいじょうぶ、自信あるよ、いえーーい!!
むう……、
ということで……。
なろうにおけるほとんどの人は、「宇宙に衝撃を与える」、「頭に活を入れる(接続せよ)」、という所で躓いているような気も? 私に関して言えば、「製品を売るな。夢を売れ。」、「1000ものことにノーと言う」、が出来てないように思います。こういう所をちょっとずつでも改善していき、やがてはみんなで、小説界のスティーブ・ジョブズになろうぜ!! いえーーい!!
※今日も少しハイテンションでした。




