予想的中
はい、今回お守り発見します!雷の扱いもちょっと雑です。
九炎達は、とりあえず町を見下ろせる所まで昇った。
(こんなことになるんだったら、飛ばすんじゃなかったよ)
「あっちね」
「何で分かるんだい?」
「・・・・・女のカンよ!!!!」
ズコッとこけながらも吹雪の女のカンを、頼りに行ってみると・・・・
「わっ、本当にいた!吹雪、下」
下を見ると雷が転がっていた。
「イエス!!」
吹雪のガッツポーズは可愛らしかった。
雷に近づいてみる。足をぴくぴく動かし、右肩と腹を自分のマフラーに噛まれている。無様。としか言いようの無い姿だった。
(ここまでしなくてもよかったかな・・・・)
九炎も多少は、反省しているようだった。
(まあいいか、だってバ・・・・・・)
おい!ってまあいいか
しばらくすると・・・・・
チ――――――――ン
動かなくなった。
「わ・・・。既に気絶してるわ」
「本当だね。けどマフラーは・・・」
もうしばらくすると竜のマフラーは、フッと消えた。その後には、緑色の美しいお守りが落ちていた。
「予想的中だぁ」
「わぁ・・・これよ!」
(よかったね)
吹雪が喜ぶと、九炎も自然と表情がほころび優しい気持ちになる。
――――そう
それは
今は無き、あの日の懐かしい
穏やかな日々の
情景に
どことなく
似ていた
九炎の脳裏に少しだけ・・・・・ほんの少しだけ・・・・・あの頃の記憶がよみがえる。それは、まだ《アイツ》が無邪気に九炎に語りかけていた頃の記憶。大きな不幸が襲い掛かる前の・・・まだ幸せだった頃の記憶。
それっぽくなってきました!!ちょっと下書きに追いついてしまったので、しばらくお休みするかもしれません。