風神様
今回新キャラが登場します。(・0^)/
(さて・・・受け止めたはいいけど、どうしようかねぇ・・・雪女かな・・・)
「おい。大丈夫かい」
九炎が問いかけても、少女妖怪は一向に目を覚まさない。
「おーい。・・・おきないねぇ。うーん、しかたないねぇ。優しいボクは、おいていったりしないからね・・・」
九炎は、少女妖怪を『風来屋敷』へ連れて行った。ここは、屋敷と言ってもあまり広くは無い。風のようにいろんな者が訪れるので、『風来屋敷』と名付けられた。元は、風神様休憩場所として人間が造ったのだが、風神様はとても心が広く『他の者も使ってよい』と言ったので自由に使われるようになった。
ガラガラガラ
「風神ーーいるかいーー」
九炎が問いかけるとビュオーーーーーーーーーーーと風が吹き風神様が現れた。若草色の着物を着ていて白い布をまとっていた。深緑色のおちついた髪とは反対に、顔はやんちゃな少年そのものだった。
「何だ九炎。お前の方からくるなんてよ」
そして、風神様は少女妖怪を指差してからかった。
「何だ、そいつ・・・お前の彼女か・・・クククク・・・・・」
「な・・・・違うよ。この妖怪が落ちてきて、受け止めたけど一向に目を覚まさないんだよ」
「ふぅーん。見せてみな・・・・・・・・・・・」
風神様は、少女妖怪をにらみつけた。
「見た感じけがしてないし・・・ショックをうけてるだけだぁ。おい、九炎。こいつが目ぇ覚ますまで面倒見てやれよ」
「・・ヤだよ」
「なぁに、今日中には目ぇ覚ますさっ。他に見れるやつもいねぇし、受けとめたなら責任もてよ」
(誰だって受け止めるよ・・・そりゃ、おちてきたらサ・・・なんだってこんなことに・・・)
みなさん、前回書き忘れていましたが・・・雪火桜・・・ゆきびざくらと読みます。間違えないで、ゆき≪び≫です。