謎の少女妖怪
はじめてなので少しおかしくなるところもあるかもしれませんが、頑張ります。みょんみょんさん翡翠蝶さんとは、友達です(^o^)
ゆうらゆうらと、空を飛んでいるのは狐の妖怪九尾。名は、『九炎』。彼は、今自分を祀る祠へ向かっていた。供え物を取りに行くのだ。
「はぁー。なんだかつまらないねぇ、毎日供え物を取りに行く以外することがないよ。・・・・・・っとついたか」
両端には、狛犬のように狐の石像が置かれていた。九炎は、すとっと着地した。
「おや・・・まんじゅうかい。いいねぇ」
九炎は、ぺろりと舌なめずりをした。
(少し飽きては、きたけどね・・・)
「それに、油揚げとおにぎり」
(・・・供え物をもらってるし・・・少しはこの町をまもりたいけど、こう何も起こらないとねぇ・・・平和はいいことなんだけどね)
パクッと、九炎は油揚げとおにぎりを食べた。
「・・・・・・・・・うん。・・」
そして、残りの饅頭を腰のきんちゃく〔魔法のきんちゃくなのでけして不衛生ではない〕に入れ空へ飛んだ。
「さぁて・・・・・どうしようかねぇ」
九炎は、しばらく町を眺めた。人々が行き交い「車」というものが走りまわっている。
「この町も変わったねぇ・・・昔は木ばかりだったのにさっ・・・今は建物ばかりだよ・・・」
「キャァ---------------------------」
「何か」が、九炎に近づいてくる。だが、九炎はくるりと回り華麗にかわした。そして、下を見て
「何だい・・・落ちてるのかい・・・しかたないねぇ・・・」
と言って「何か」をおい、キャッチ・・・というよりお姫様だっこした。よく見ると、「何か」は妖怪だった。
とても整った顔立ちをしていて、空のようなきれいな青色で先が少ししろい髪を赤
い先にダイヤのような飾りのついたリボンでむすんでいた。少女妖怪のようだ。
「まったく・・・・ドジだねぇ・・・・・・」
読み仮名の振り方がわからないので・・・「九炎」は、(くえん)と読みます。では、次回もよろしくおねがいします。