表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
83/91

第83話「エン州から帰還したら、鬼さんが待ってた?」

 第83話で御座います!


 連続投稿が切れちゃいました…



side 藍


 皆様、おはこんばんちわ。

 現在、薊城のある人の部屋に来ていますが、冗談や比喩でなく、殺されそうになっている藍さんです。


 何故か?


 答えは私の首筋に向けられた剣を握る、笑顔に怒りの四つ角を付けた我が家の家長である、公孫賛こと白蓮が目の前に居ることが理由である。


「何故私がお前の首筋に剣を突きつけているか、お前は理解しているか?藍。」


 お酒も飲んでいないのに、目が据わってる白蓮様が本気で怖い。

 (ティルフィング)が首筋に…

 白蓮様?首が切れちゃいますよ?

 あ、あぁ、引かないで!!

 剣を引いちゃイヤー!!


「判ってます!!私が全部悪かったと思いますから、剣をしまって…!?」


 無様だろうが、何だろうが冗談じゃないくらい怒っている、白蓮に謝罪して怒りを収めて貰おうとしたら、急に剣をしまった白蓮の唇が、私の唇を塞いでしまった。

 そのまま暫く、両者の口腔内をお互いで蹂躙しあっていると、白蓮から唇を外してきた。

 …ヤバいです、白蓮ってば口付けがかなり上手くなってて、口付けだけで気をやってしまいそうになったよ。


「藍。」


「ふぁい。」


 ろ、呂律が回らないくらい、まあ、気持ちよかったわけでして。


「心配したんだぞ?」


 急に泣き出した白蓮は、私に抱きついたまま、暫く泣き続けていた。

 その間、私は白蓮がどれだけ心配していたか、どれだけ怖かったか、どれだけ傷ついたかを思い知る羽目になった。


 確かに、白蓮は今や漢王朝の大将軍様だけど、それ以前に私達の家族の一員なのだから、私の容態が心配でも、一城どころか漢王朝と言う名の国の重臣なのだからと、かなり我慢したらしい。


「二度と私達の所に帰って来れないような、状況を作るなよ?」


 涙目ながらにそう言ってきた白蓮に唇で、返事の一端を返す。

 じっくり時間をかけて、白蓮の目と心をとろけさせて行く。

 白蓮は頑張り屋さんな上に、人に愚痴を言わないので、私に会った事で溜まっていたモノを吐き出してしまったんです。

 やっぱり私は恵まれてるなぁ。

 そう思いながら、白蓮を抱きしめつつエン州での出来事を語る私であった。


 尚、美味しく頂かれた後で語ったのは、言うまでも無いことですね~。


 朝になって、白蓮の部屋を出て自室に戻ったんだけど、びっくりしてしまう出来事があった。


「藍さん!?お帰りなさい!!」


 北郷君達が、何故か私の部屋で書類仕事をしていたのだ。

 しかもかなりの量が書類を私の部屋に置いていた事が、見てとれるほど、部屋が荒れている。


 おいおい、誰だよ?私の部屋は資料倉庫じゃないんだけど?

 朝っぱらに書類仕事は、まあ良い。

 暗かったら灯りがいるし、天然の灯りがある朝一から書類仕事は当然だろう。

 しかしだ、何故に一応乙女の筈である私の部屋に、野郎と三人娘がいるんだろうか、朝っぱらから頭痛いっす。


「何で私の部屋で、書類仕事なんてしてんのかね?」


「へっ!?いや、だって、音々ちゃんが、汚しても良いから此処で書類仕事をしろって言ってましたよ?」


 ほぅ、音々がねぇ…

 あれかね?恋を個人でエン州に呼び出した私への嫌がらせかね?

 良い度胸してんなぁ…

 私に対する嫌がらせなんやったら、もちっと考えんと、死ぬで?

(※注意※藍さんは、余りに怒った時のみ生まれの京都弁がでる。)


 この後、冷たい目をした藍が、音々ちゃんと熱いデッドヒートを演出したのは、言うまでも無い。


side 藍 out

 如何でしたでしょうか。


 内容が只でさえ無いと言うのに、うすくなっちゃってもうねぇ…



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ