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第81話「炎達の決意と森林破壊」

 第81話で御座います!


 こ、腰が…



side 焔耶


 藍お姉様達が修練に打ち込んでいる頃、ワタシは良蓮と共に陳留近くの森に来ていた。

 緋焔達と共に、藍お姉様の修練の手伝いを、初めの頃はやっていたが、最初の一手目で気が付いた。

 ワタシや良蓮では、足手まといにしかならないと…

 初めは自分なりに武を積み上げて来た自信があった事と、近頃は緋焔と互角に戦えていたから出来ると思っていたのだ。

 良蓮も腕前は特徴こそ違うがワタシと変わらないし、共に修練をしている仲だから、きっと上手くいってお姉様のお役に立てると、そう信じて居たのだが…


「焔耶!!自分は、とても悔しいよ!!」


「…ああ、ワタシも悔しい。」


 良蓮はとても悲しそうに言葉を紡いでいた。

 それはそうだ、緋焔や星の本気を見た時、ワタシの今まで見ていたモノは…

 所詮、修練の為に力を合わせていたのだと知って、愕然としてしまったのだ。

 それを思い知った上に、藍お姉様は顔を歪めながらも緋焔・華琳・星・春蘭・翠の5人が放つ同時攻撃をどうにか捌いていた。


 ワタシにとって高みとは、まだまだ果てしなく遠いモノだと知った時、部屋に戻った後何故か笑ってしまった。


 今は藍お姉様達にとって、邪魔とは言わないが力になるには、ワタシや良蓮は力不足なのだ。

 ならば、ワタシとワタシの親友の1人である良蓮と共に出来ることをするだけだ。


「良蓮、ワタシ達はまだまだ弱い。」


 ワタシは、はっきりと良蓮の目を見つめて良蓮と向かい合っている。


「うん!!今のままじゃ、藍姉様や姉上達に胸を張って自分を見せられないよ!!」


 やはり、良蓮も同じ思いだったか。


「良蓮やるぞ、ワタシ達は強くならなければならない。もう、あんな悲しい思いはたくさんだ!!」


 あの時、藍お姉様の包帯を変えていた時に見た、藍お姉様の身体中に刻まれた傷跡が、ワタシの心を今も蝕んでいる。

 ワタシはその場に居なかったとはいえ、とても悔しくて悲しかった。

 良蓮は同じ戦場に立って居たのだから、ワタシ以上の悔しさや悲しみを感じていただろう。


 だからこそ、この気持ちを…


 今、武に込める!!


「行くぞ良蓮!!後先など考えず死力を尽くしてぶつかれば、きっと何か見えるはずだ!!」


 そう良蓮に向かって叫ぶと同時に、良蓮にスワンチカを向けた。


「うん!!焔耶こそ、手を抜いたら承知しないからよ!!」


 そう気合いの入った声で返してきた良蓮は、ゲイボルグを構えて集中し始めた。

 そういえば、良蓮と本気で戦うのは初めてかもしれないな…

 ならば、油断も容赦も出来ないな。

 ワタシの出来る全力を良蓮に見せつける。

 きっと良蓮も全力をワタシにぶつけてくれるだろう。


 藍お姉様。


 ワタシは、忘れていません。


 必ずや、藍お姉様に相応しい女になって見せます。


 今しばらくお待ち下さい。


 其処まで考えた後、ワタシと良蓮が森の形を少々変えてしまう程、暴れ回ってしまった為、華琳に良蓮共々説教を喰らってしまったが、ワタシと良蓮はどこ吹く風だった。


side 焔耶 out

 如何でしたでしょうか。


 仕事が厳しくなってきた為、更新が遅くなった上、内容が薄くなってしまっており、読者の皆さんには大変申し訳なく思っております。


 多分、暫く続いちゃうかも…orz



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