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第70話「決意に祝福があらんことを…」

 第70話で御座います!


 いつの間にやら70話ですよ、奥さん!!


 これも皆さんのおかげです。



side 藍


 私は3人?の前で、顔良さんを救い出すと明言したが、オーディンさんからツッコミを受けた。


《はっきり言っておくぞ。藍よ、お主ではあの顔良には勝てん。》


「でしょうね~。」


 多分負けるだろうね~。

 ただ、それは次を考えたら、そうなると思うんだよね。


《せっかく、緑や華琳が必死になって助けてもらった命を捨てる気か?》


「緑や華琳には、感謝してる。けれど、私にとっては自分の命と同じ位大事な事なんだよ。」


「あなたねぇ、私達がどれだけ心配したと思っているのよ!!」


 流石に、平手は飛んでこなかったけど、華琳が半泣きになっているのを見るのは辛いわ…


「藍。」


 緑は何時の間にか、冷静になっていた。


「何?」


「止めろなんて言わないから、せめて勝つ為の算段位はたてて欲しいわ。」


「緑!?」


「華琳。この状態の藍は止めたら1人でギョウに行ってしまいます。なら身体を治しながら、藍を倒したと言う顔良に勝つ為、勝利方法を一緒に考えた方が、藍が殺される可能性は減りますから。」


 あれま、1人で行く所までバレてーら。


「はぁ…悔しいけれど、まだ緑には藍との事で勝てそうも無いわね。まあ、藍の性格が少しだけ判ったから良しとしましょうか。」


「ただ単純に一緒にいる時間が長いだけですよ。それより華琳、頼みますよ?あたし1人じゃ止められない位、頑固な時がありますから。これからは、この考え無しを止めるのに協力して下さい。」


「判ったわ、緑。これからも藍の事を色々教えて欲しいわ。」


 何故か、緑と華琳が強い意志の籠もった目で見つめ合い頷き合ってます。

 そして、顔良さん必勝法を考える会が、私の連絡会になってるんですが?

 その後すぐに、オーディンさんのため息が聞こえてきた。


《…はぁ。やれやれ、あの顔良はかなり改造されておる。まともにあたっても勝ち目が無いと何度言わせるんじゃ。》


「確かに、藍は顔良に負けたかもしれないけれど、次は勝てるかもしれないでしょう?勝負に絶対はあり得ないわ。」


 華琳が何時もの不敵な笑みを浮かべながらそう言い、緑も頷いている。


《無理じゃ、あやつが持っておる獲物と技、『神剣バルムンク』と『流星剣』がある限り、藍が勝てる可能性は全くと言って良いほど無い。》


 華琳の発言を、オーディンさんがバッサリと切り捨てる。

 『神剣バルムンク』と『流星剣』ねぇ。


「オーディンさん、バルムンクって?後、流星剣も教えて?」


《『神剣バルムンク』は、まさしく速さの極みに到達出来る剣でな、お主の持つ『魔剣ミストルティン』の技の極みと双璧をなす剣じゃ。そして『流星剣』はある剣聖が作り出した技でな、相手に出だしすら気づせずに相手を5回斬る必殺剣じゃ。もう一度言うが、この『神剣バルムンク』と『流星剣』そして素体として選ばれた、顔良と言う攻撃力の高い身体が揃っている限り、お主に勝ち目等無い。》


「…じゃあ、『神剣』か『流星剣』のどちらかがなければ勝てるって事かな?」


《…お主、本気で顔良を助ける気じゃな。》


 私は横になりながら天井を見つめて頷き、言い切った。


「当然だよ、約束は果たすものだしね。」


 そう言いながら、包帯だらけながら私は微笑む。


《エン州の森であるモノを探すがよい。それがあれば、必ずやお主の助けになるであろう。》


「オーディンさん?助け舟は無しじゃないの?」


《さっきも言うたが、今回の件には儂等の同族が関与している可能性がある。故に顔良を浄化すると言うておるのに、当事者の1人である藍が助けると言うておっては、手が出せんのじゃよ。》


「へ~、そうなんだ?」


 神様って、人がやるって言ったら、どうしようもなくなるんだね~。


《お主ら3人や他の4人は、既に神との契約を結んでおる。つまり、神見習いと神の傀儡との一騎打ちになるから、手が出せんのじゃ。》


「ウチの所と同じで、礼儀があるんだねぇ。」


《礼儀と言うより、制約じゃな。してはならんのじゃよ。お主がそう言う以上儂等は干渉出来ぬからそのつもりでの。もし考えが変わったら言うがよい。尚、この結界は自動的に消滅するぞい!!》


 こうして私達は、強制的に気絶させられたんだ。

 あの人、毎回これだけど狙ってるのかね?


side 藍 out

 如何でしたでしょうか。


 顔良さん、今の設定だとヤバい位チートが利いてます。


 今作者は、反則な顔良さんをどうするか、本気で悩んでたりします。


 水を差すわけにはいかんし、どうにかするか…



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