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第5話「駆け抜ける藍嵐」

 第5話でございます。

 投稿ミスで混乱状態でございます。


 修正しました。10/23

side ?


 (わたくし)が生まれて、五年が経ちました。

 今日は父様や母様と一緒に何処かへ行くようです。

 結構な旅支度ですけど何処へ行くんでしょう?

 旅行は心が踊りますよね!!


 なんて思ってた時期が、私にもありました。


side ? out




side 藍


「イーッヤッホー!!何人たりとも、私の前は走らせねぇ!!」


 どうも、徐晃こと藍です。

 今現在村はずれを子供達と徒党?を組んで爆走しております。

 下半身の鍛錬という事で、平地をひたすら走り抜けます。

 障害物も無いので、正に飛ぶように走ってます。

 この世界の人間、特に女の子、女性は半端じゃないくらい強いんだよな。

 村の自警団(20名ほど)も8割が女性…

 まあ、そう言う事なので、爆走に付いてきているのは、村の女の子ばっかりです。

 頑張れよ!もっと熱くなれよ、野郎共!!っと思ってたら前方に何やら怪しげな影が…


 うん?何か襲われてる?数は…10人程か…


「よし、野郎共ならぬ女共!!ウチの村の近くで悪さしてる奴らの持ち物かっぱぐよ!!」


「「「「「応!」」」」」


 あらまあ、良いお返事。

 んじゃ、ウチの村の近所でお仕事した事…


 後悔して貰おうか!


side 藍 out




side ?


 父様が荷物を守り、母様が前衛、私が後衛を務める。

 数が20名ほどだから問題ないと思ってた…

 けど…現実は甘くなかった。

 10人程、母様と私で無力化したのですが…


「おら!そこの女!このおっさんバラされたくなかったら剣を捨てな!そっちのチビも弓を捨てるんだよ!」


「っ卑怯な!」


 母様が、憎しみを込めて賊を睨み付ける。


 だが、それは賊を喜ばせるだけだった。


「うぅ、白夜(びゃくや)(りょく)私に構わずコイツらを退治するんだ。退治しない限り、何時までもこんな事が繰り返される!」


 父様が捕まってしまった。

 その父様が自分に構わず賊を倒せという。

 どうすれば、と…

 どれだけ考えても父様の言うとおりにしなければ自分も、などと愚かな考えを振り払い知恵を絞り直そうとした時に、何かが頭の上を通り過ぎて行きました…


side ? out




side 藍


 あらら~終わりそうだと思ったら、おっちゃんが捕まって立ち往生してしまったか、村には関係無いし気にせず賊を追い払え、と後ろの連中に指示を出そうと後ろを見ると、走りながら全員が、持ちやすい石を幾つも取っていた。

 はぁ、生傷ですめば良いんだけどなぁ、と、思いながら私も石を拾い、人質を捕っている賊の頭部に向かって投げつけたのだった。


side 藍 out




side 賊頭


 やっと女とチビ助の動きを止める事が出来た。

 女の剣には気付いてはいたが、ここいらで剣の使い手っつったら、河東の青剣しかいねぇから数で囲みゃやれると思ってたら、あの白髪もかなりつえぇ…3人が同時に襲いかかったのに、倒された。

 それだけならまだしも、頭に血が上った馬鹿が一人で女に突っかかったら、馬鹿の剣を持ってた腕と利き足に矢が突き差刺り、馬鹿がのた打ち回りやがった。

 ちっ弓はあのチビ助か…まあ良い、勝手に捨て駒になってくれたんだからな。

 俺は、手下の一人に隙だらけのおっさんをコッソリ近づいて捕まえろと指示を出し女の近くに居る手下共に襲い掛かれと発破を掛けた。

 案の定、女は6人を一瞬で沈める事が出来ず、チビ助も反応しきれなかったから、おっさんを捕まえる時間を作れた。

 けけけっあの白髪は上玉だし、チビ助も髪が長いし多分女だろう、違っても美人には代わりねぇから好き者に売れるだろう。


「おら!そこの女!このおっさんバラされたくなかったら剣を捨てな!そっちのチビも弓を捨てるんだよ!」


「っ卑怯な!」


 けけけっ、良い女が顔歪めてやがる。

 もう少しで楽しませて貰うからな。

 と、思っているとおっさんが叫びだした。


「うぅ、白夜、緑…私に構わずコイツらを退治するんだ。退治しない限り、何時までもこんな事が繰り返される!」


 何て言ってやがるが、早々簡単に割り切れる訳がねぇ。

 嗤いがこみ上げて来そうになった時、おっさんを捕まえていた手下が、何故か3回転する姿を見た。


side 賊頭 out




side ?


 信じられないモノを見た気分だった。 父様が捕らえられ、打つ手が見当たらず諦めそうになった時、父様を捕らえていた賊が、向こうに3回転しながら飛んでいった。

 私は、突然の事に唖然としていたのですが、母様はこの機を逃さず駆け出し、近くに居た二人の賊を、頭から切り捨てる。

 私は愛用の小弓を構えようとした時には、既に賊は頭と手下が一人だけになっていました。

 動けなかった…

そんな気持ちが心に陰を残しますが、まだ終わっていません。

 私は気持ちを叱咤し、小弓を構えなおしました。


side ? out




side 藍


 賊がおっちゃんから少し離れる瞬間を見計らって石を頭目掛けて投げたら見事に命中した。

 うん、命中するのは判ってたんだよね。

 狩りも弓より石を使うからさ。

 でもさ、人間が相手だし本気で石投げたら、3回転するとは思いませんでした。

 残念だが、反省も後悔もしない。

 喰うか喰われるか…だしなぁ。

 おっと、思考の海に流れそうになったな。

 おぉ、あのお姉さん強いなぁ、容赦も躊躇もないわ。

 ん、投石部隊も1人に2人か3人で、石を当てるっつぅ、基本が守れてるなぁ。

 ありゃま~、もう頭っぽい、ちと良い剣もった奴に手下が1人になったかぁ。

 思った以上にお姉さん強いね。


「げっ!?青髪の小娘!!何でテメェが此処に居やがる?!此処は村はずれのハズだぞ!!」


「確かに村はずれだが、それで助けない道理にはならないだろう?」


 そう言いながら、目だけ嗤う。

 頭っぽい奴と手下の顔色が悪くなった瞬間、2人ともお姉さんに斬られていた。


side 藍 out

 緑の名前がまだ明かせない…


 戦闘描写っぽいモノも全然過ぎて…


 書きたい事が伝わってれば幸いです。

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