第41話「幕間・緑の穏やかな1日?」
第41話で御座います!
幕間はこれでおわりのはず…
今回はかなり短く若干の百合臭です。
side 緑
とある陽気の良い日和に、藍に誘われて小川の畔にやってきた。
あたしも藍も午前中で仕事を終わらせていたので、気分転換も良いかと思ったのと戦後処理をしている間、藍と2人っきりになる時間が取れなかったと言う2つの理由の為だ。
藍に背中を預けて、さらさらと流れる小川の流れを見ている。
体格が昔に比べて逆になってしまったけれど、背中越しに感じる藍の温もりに変わらない日々を思い出す。
「気持ちいい天気で良かったね~。」
「ええ、気持ちいい天気ね。」
2人だけで良かった。
他に何もいらなかった。
でも、今は違う。
今、私達は此処で生きているのだから。
例え、この先に苦難があったとしても、皆と一緒に越えてみせる。
だから、この一瞬だけ。
「頑張るよ。」
「私もね。」
小川が太陽の光をキラキラと反射している景色を眺めながら、穏やかな時が過ぎていくのを感じるのだった。
そしてその夜、ふと目が覚めてしまった。
藍が苦しんでいないか、不安になってしまったのだ。
あたしにすら、何も言ってくれなかった、藍がとても憎かった。
どんな時でも、真心を尽くすって誓った仲なのに…
藍の顔を見て、少し不安になる。
何故か口と鼻を摘んでしまった。
藍が震えてきた。
一応生きてるみたいだ。
「緑に殺されかけたけどね!!」
《久しぶりのメタ発言ありがとう。by.作者》
「どうしたのさ?殺したかったの?」
流石に寝てる所で呼吸を止めたら怒るだろう。
でも、あたしだって怒ってるのだからそれ位許して欲しい。
黙っていると藍から声を掛けてきた。
「緑、どうしたの?」
「酷い。」
「緑?」
「あたしにも言えないってどうして?」
「え~と、何のことでしょう?」
じっと藍を睨む。
何で何時もみたいに言えないんだろう?
「緑、悪かったよ。何とか出来ると思ったんだ。」
「藍何があったの?」
藍が倒れた時の夢の話を聞いた。
「一つの器に2つの心、ね。」
「多分、それで私もおかしくなってたのかも。」
「男と女の心が一つの身体に有ったから歪みが出た…ごめんなさい、精神科は専門外よ。」
「判ってるよ、ただ私にあった事はそう言う事だったって事ですよ。」
「ええ、判ったわ。」
「理解してくれて良かったよ。」
「ただ、今度何かあったら絶対言ってね?」
「うん、判ったよ。」
すっきり、とはいかない。
本当に大丈夫なのかが判らないから。
医学書も読んでおけばって、流石にこれは予想出来る訳がないか。
不安を打ち消すべく藍と口付けを交わし、交わり合う。
逃げてる様に感じる。
判らない事がとても怖い。
ずっと一緒にいられるよね?藍…
side 緑 out
話が短い上にこれでは…
作者の知力が対したことが無いので、これ以上捻り出せない…
悔しいです!!
良蓮の出番あるんだけど、幕間に出すか悩む…