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第38話「幕間・白馬、藍色を娶る?」

 第38話で御座います!


 ネーミングセンスは元々ありません。


 白蓮ファンの皆さんすいませんでした。

 後悔はしておりません!!

side 白蓮




 藍が私の天幕でぶっ倒れて軍医も匙を投げてしまい、うちの陣営が暗くなった中、黄巾賊討伐戦が開戦したんだが、戦が中盤に差し掛かった時に藍の命令で騎馬千騎が来たときに、喜びのあまり声を上げかけた。

 それは隣に居た緑も同じで、緑はうっすら涙を浮かべていたんだが、次の兵長の伝令を受けた時に空気が凍りついたんだ。

 公明将軍は追撃戦をしている曹孟徳様の援軍としてその場に残ったと…

 この話を聞いた後、頭が熱くなって気が付いたら戦が終わっていた。

 他の兵に何があったのか聞いたら、震えながら、私と緑が大暴れしたと言ったきり逃げていってしまった。

 マズいな、本当に覚えてない。

 まあ、戦が終わったおかげで、無理や無茶をした藍を説教する時間が出来たのだから良しとしようか。

 この後もあまり覚えてないが、戦闘終了後、曹操から真名を預かって藍をお仕置きしたんだよ。

 次やったら絶対許さないって、釘を刺したんだが聞かないだろうな。


 城に戻って来て暫く経ったある日、藍から休みを一緒に過ごして欲しいとお願いされたので、休みを調整して藍と休暇を共にする事にした。

 それで今、北郷が残して行った、鐙の使い勝手(藍が苦笑して緑が一瞬睨んだが、あの二人どうしたんだ?)を藍と確かめがてら遠乗りに出掛けたのだ。

 遠乗りは私の趣味みたいなものだし、今から行く湯治場で藍の奴にちょっと休ませたいなと思ったんだよな。


「なあ、藍。」


「な~に~。」


「何が不満なんだ?」


「べ~つ~に~。」


 温泉に来て疲れを癒そうとして湯船に浸かったんだが、ご覧の通り藍が膨れ面で拗ねている。

 まさかとは思うが、胸か?

 大きさに嫉妬するとか…

 いやいや、藍がそんな子供っぽい事で拗ねるはずがない。


「藍。」


「ど~したの~。」


「胸の大きさでむくれるとか、してないよな?」


「…」


 目を逸らしたか、何時も周りに「気にしない気にしない~♪」とか言うくせに自分は胸の大きさでむくれるとか…


「…くくくっ。」


「うん?」


「ははははは、藍。気にしない事が多いのに胸の大きさは気にするんだな。」


「っ!?し、仕方ないじゃないか!?緋焔に焔耶に緑に白蓮、果ては良蓮にまで負けてるんだもん!!」


 今の名前順って完全に大きさ順だな。

 確かに緋焔は何も言えない大きさだし、緑と焔耶に限って言えば、お前が大きくしたんじゃないか?

 私と良蓮は着痩せするが、そこそこあるしな。

 ふ~ん、藍にも悩みらしい悩みがあったんだな。

 調子が戻ったおかげで、藍もこういう所を見せてくれたのかもな。


「藍。」


「何か?」


「あんまり気にするな、私は可愛いと思うぞ?むくれてるお前も含めてな。」


「あぅ、白蓮、此処でするの?」


「温泉が熱いから軽くな。全く、可愛い所を見せるなよな。」


「何か白蓮には何時も虐められてる気がするんだけど?」


「嫌なら抵抗したらどうだ?されるがままじゃないか。」


「嫌じゃないから、少し優しくして?」


「い・や・だ。」


 ちょっと調子に乗ってしまい、藍が軽く上せてしまったので、外に出て(当然だが、着物は羽織ってるぞ。)藍に膝枕をして目に水に浸した手拭いを掛けてやっている。


「大丈夫か?」


「そんなに虐めるの好き?」


「お前が可愛い声で鳴くからな。」


「次は白蓮虐めちゃる。」


「ああ、構わないぞ。」


「嫌がらないの?」


「お前が率先してやってくれるんだろ?焔耶を派手に飛ばしてるんだからやってみせてくれ。」


「嫌がってくれないんじゃなあ。」


「なら、私が虐めたおしてやるよ。」


 少しムラムラしてしまったので、ゆっくりと藍の上体を起こして唇を貪った後、部屋に戻って今度は朝まで藍を虐め続けた。

 普通嫌がるんなら暴れるだろうに。

 …身体中の力が抜けてるのに暴れるもないか。

 くてっとして熱っぽい目で変な事を口走るな。

 いかん、抜けられなくなった。

 責任は取るけど、藍、お前も悪いんだからな?

 などと責任転嫁しながら、藍の肢体を貪り夜はふけていった。




side 白蓮 out

 白蓮さんの変化がスゴいことに…


 全員分の幕間書いてると話が進まないんですよね。

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