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第25話「建設現場とフラグ」

第25話で御座います!



side 藍




今日は幽州州牧になった白蓮と共に、城の建設予定地に向かっている。


白蓮は幽州の1領主だった上に、匈奴に対する備えとして配置されていた為、幽州の端っこに城を持っていたのだが、州牧に任命されたため人員を増やすにあたり城を幽州の中央と西側に作る計画を建てた。


幽州はこれでも、軍事拠点としてかなりの重要な地である。


匈奴の為の備えは勿論、鮮卑や烏丸との交流など他民族との関係が深い土地なのだ。


その重要な地の中央の城は余り大きくないので、いっそのこと作ってしまおうと、緑が言い出したのである。


最初は金が無いとの理由で、白蓮が却下しようとしたが、緑は幽州全土を治めるのに今の東にある居城では、西側への統治が困難である事を説いた上で予算を組むことが出来ると計画書を提出してきたのだ。

(この計画書、緑が私と共に白蓮が幽州州牧になった次の日から夜な夜な考えていた案件である。)


計画書を読み、白蓮自身も城の重要性や利便性、必要性などを細かく緑に聞いた後、中央の城の建設予定地を視察してみる事が決まった。


「ある物を使えば良いと思ってたんだが、今回は間違ってたな。」


「白蓮様に間違った献策をする気はありませんから。」


「けど、見てみないと判んない事もあるからね~。」


「ああ、しかし良く中央の城がこれで何も言われなかったな。」


目の前にある城は、小さい上にボロボロだった。

外壁に草が生えてるし、ところどころ欠けてる。

これを改修した所で、大都市としての機能を持たせようとしたら増設までしないといけない。


「まあ、中央は建設決定?」


「仕方がないだろうな、いきなり移動も出来ないから移動計画もよろしくな、緑。」


「お任せ下さい。」


「問題は西側なんだよな…」


「う~ん、もしかして、袁紹さん気にしてたり?」


「う、ああ、麗羽は変な所で煩いからなぁ。」


「交渉はしておきますよ?」


「納得するか?」


「納得させます。」


おおう、緑さん笑顔が黒いっす。

こうして私と白蓮は顔を青ざめさせながら帰城するのだった。




side 藍 out






side 白蓮




建設予定地視察から数ヶ月が経った。

未だに居城は変わってないので、不便ではあるが城がポンポン立つ訳ないから仕方ない。

そう思いながら書類の山に溺れながら仕事をしている。

地方領主からその地方全体の州牧になったから、仕事量が私の許容量を軽く振り切った。

その日はかなり疲れてたんだ。




そして夜、私は隣で寝てる奴の顔を見て思う。


「やっちまった。」


まあ、藍と酒を飲むのが前の1件以降も 続いてたんだが、何時かの夜に藍と緑が、その、致してる所を目撃してしまったのだ。


その事を酔った勢いで、追求して、それで…


「んぅ…」


「はぁ、私疲れすぎだろ。」


そう言いながら眠っている藍の頬に汗で付いた髪を取ってやる。

何時も馬鹿やってる雰囲気と違って、眠ってる時は小さくてかなり可愛い。


「藍、ごめんな。」


そう言いながら眠っている彼女の唇を奪った後、私も深い眠りに落ちていった。


まあ、余談だが、その朝に良蓮が私を起こしに来た後、緑が私の部屋を訪ねてきて、私達が一緒に居るの見て黒くなり、私と藍をズタボロにした後、夜に緑を2人で慰める羽目になった。


普通の恋愛が夢だったんだが、もう出来ないな。




side 白蓮 out

普通は逆なんだろうけど、藍は両方出来る様です。(出来るじゃなくてさせられる。)

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