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第24話「幕間・穏やかな日」

第24話で御座います!


この幕間は、かなり短いです。

side 白蓮




幽州州牧となって暫く経ったある日の事だった。


未だに慣れないが、あの日藍が私に言ってくれた『家臣達の努力』を無碍にしないために、私を友と言ってくれた者達や苦しい中従ってくれた者達の思いに自分なりの答えを見せる為に頑張っていた。


仕事が一段落して、中庭まで来た時に何か燃えている臭いがした。


まさか城内に賊でも入ったのか!?


そう内心焦りながら、臭いの元に走っていくと何時もの4人に良蓮が妙な大きさの筒の前に立っていた。

何かを燃やしているらしいが…


「なあ、一体何をやっているんだ?」


「あ、白蓮お仕事お疲れ様~。」


そう藍は屈みながら言っていたが火から目を離さない。


「お疲れさん、で何してるんだ?」


「藍が料理の食材を作ってるんですよ。」


「食材?」


「はい、焔耶と良蓮が、前に山で猪を捕ってきてくれたようで、その下拵えが終わったので、今焼いているみたいなんです。」


藍って料理出来たんだな。


「焼いてるんじゃなくて燻してるんだよ。」


「ああ、燻製を作ってるのか。」


「うん、軍糧用とかに結構作ってるんだけどね~これは2人が捕ってきた奴だから丁寧に作ってるんだよ~。」


「藍さんが作ったご飯美味しいです!!」


「ありがとね~良蓮~♪」


相変わらず口調は軽いが目は真剣だ。

コイツは何時もこんな感じだが優しい良い奴なのは疑いようがない。

ちょっと性格が真っ直ぐ過ぎる良蓮もこんなに懐いてるしな。

そう思っていると、藍が動き出し、あっと言う間に猪の燻製を6人分捌いて皿に乗せていた。


「残りはまた今度料理に使おうね~。」


「はい、藍お姉様。」


「藍さん、楽しみです!!」


「え~と、私も良いのか?」


「勿論、2人が捕ってきた奴だから食べてあげてよ。」


「判ったよ、お呼ばれしようかな。」


「はい!!姉上も一緒で嬉しいです!!」


燻製を一口食べてみる。


「旨いな、これ。」


「ありがと~♪」


昼下がりの午後、私は可愛い妹や仲の良い友人達と共に穏やかな時間を過ごしていた。





side 白蓮 out

やっと、幽州編に入りましたが、此処に来て迷い始めております。


北郷君の存在を始めの想定で出す予定なのですが、決まっていた派遣先に迷いが発生しました。


出てくるまでに後少し時間があるから、それまでに決まれば良いが…

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