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第13話「乙女爆弾?なにそれこわい」

第13話で御座います!サブタイが適当すぎるorz

どうも~藍です。

さらに3年経ち、今私は長安と洛陽の間にある村にいます。


何故そんな所に居るかと言うと、ぶっちゃけ待ち合わせですね。


河東郡の官吏をしている間に、妹分の焔耶がお墨付き与えたので引き取って欲しいとの手紙を、桔梗様から頂いたのがきっかけだった。


手紙ではあるが、内容から抑えきれない雰囲気を受け取ってしまったのだ


ああ、あの別れ際の台詞は、乙女心かよ…


まあとにかくそう言う事で迎えに行く旨を手紙で送ったら、「お姉様のお手を煩わせる訳には云々」なる手紙が来たので、中間地点兼当座の目的地である洛陽近辺の今居る村に居ると手紙に綴って現在に至る。

官吏も悪くなかったのだが、首都…あっ都になるんだったか、の動きの遅さが気になったので期限が切れた時点で見に行く事にしたのだった。


そして今現在、村をふらふらしてるのですよ。

手紙の届いた時期にも寄るけどそろそろ、いや、もし商隊が襲われたら…

でも問題無さそうな、所に預けたし…


「…ぇさま。」


う~ん、気になって仕方ない。


「藍お姉様!!」


「うひゃぁ?!」


あ~びっくりした、後ろを振り向くと見目麗しいメッシュな女性が…


泣きそうだった…


「藍お姉様!!この日をどれだけ待ち望んだ事か…私は、私は!?」


感極まって爆発一歩手前な焔耶をどう処理するか考える事一瞬、これが一番か?と、即実行。


焔耶の頭を撫でながら一言。


「よく頑張った。」


結果?読み負けですよ。

まあ、可愛かったから許す!!


さて落ち着いた焔耶が、早く目的地の洛陽へ行こうと言う言葉を遮りこの村に一泊すると伝えた際、渋々な感じだったので『一緒に村を回りたくないの?』と、言うと目の色を変えて私の泊まっている宿の場所を聞き部屋に荷物を置いて今に至る。


乙女心…敵に回したら死ぬな。


まあ、村なので大きいわけもなく、すぐに回り終えてしまったが…

例え焔耶がどう言おうと、長旅で身体は疲れてる筈だから休ませようとの判断だったのだが、どうしようか思案していると、焔耶が露天商の指輪をじっと見つめていた。へ~普通の飾り気のない指輪だね。


「おじさん、その指輪頂戴。」


「へい、ありがとうごぜいやす。」


「ら、藍お姉様!?」


「あれ、いらなかった?」


「ほ、欲しいです。」


「はい、どうぞ。」


うん?この指輪…


「ありがとうございます!一生の宝にします!!」


そう言って焔耶は、指輪を付けようとするが見た目に反して小さい様だった。


「うぅっくっ。」


無理矢理入れたら痛いだろうに…


「ちょっと待ちなさい。」


そう言って指輪を取り上げたのだが。


「あっ…」


な、何て悲しそうな顔するの心臓貫かれたかと思った。

犬耳と尻尾が垂れ下がっている幻想すら一瞬見えた。


「さあ、こんな感じでもいい?」


さっきの指輪を銀のネックレスに通して焔耶の首にかけてあげたのだ。

先程の露天商で緑へのプレゼント用に、銀のネックレスを買っておいたのが、役に立つとは…


「お、お姉様…」


地雷再びか…対処方法をどなたか教えて頂けませんか?

緑とタイプが違いすぎるよ…


何とか爆発した焔耶をなだめた後、食事をし(ここでも対処に困った。)そして今は2人で1つの寝床で寝ております。


「お姉様~…」


焔耶、抱きつきすぎ…

ケチるんじゃなかったか…

いや、寧ろ役得?


アホか私は、私には緑が居るだろうが!!


等と言う男の時のつまらない葛藤と戦いながら就寝するのだった。


そして、2日後、洛陽にて緑と13年ぶりに会うのだが、絶望的な戦場に立たされる事を、今の藍が知る由もない…


彼は思い知る、『乙女心…敵に回したら死ぬな。』と思った事が現実に起こったらどうなるかを…

ハードル上げすぎたかも知れません。


藍と焔耶の一人称が被ってて分かり難くなりそうな気がする…


魔改造はしない予定だしなぁ…

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