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キノコとようせい!  作者: まいまいഊ
-妖精と行き当たり-
80/100

80・培養水槽が並ぶ部屋

 コキラは、イグチたち一行と合流した。彼らは警備の者たちを伸しながら進んでいく。


「ここは……?」

 一番奥にあるその部屋は薄暗かった。部屋の壁際にはいくつもの不気味に光る巨大な円柱型水槽があり、その中で創りかけの魔法生物たちは誕生のときを待っていた。

 ひときわ大きな水槽の前に、一人の人物がいた。

「チミたちか、ワシのすばらしい研究を邪魔する輩というのは」

 振り返る白衣のハゲオヤジは、不敵な笑みを浮かべていた。

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