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キノコとようせい!  作者: まいまいഊ
-妖精と好き嫌い-
41/100

41・妖精は、はりきっている

 森は何事もないかのように、深い緑をたたえ静まり返っている。

「おいらの住んでいた森とあんまり変わらないね。魔物が出るということ意外は」

 コキラの住んでいた森の魔物は、この小さな妖精がすべて食べつくしてしまったのである。その森が魔物で満たされるにはしばらくかかるのだ。


「食べつくさないよう、ほどほどにしないとね」

 この規模の森ならば、3日ほどで魔物の姿が消えてしまうだろう。それほどこの妖精は食欲旺盛なのだ。

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