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28・妖精はドアから入らない
(一人で出歩くと、あんな面倒なことになるから、これからは仲間と出ることにしよう)
そう思いながらコキラは、宿の窓から部屋へ入った。
「ただいま~」
「おかえりなさい……」
部屋にはオウギとカノシタだけがいた。
「あれ、他の人は?」
「町へ出たよ」
「ふ~ん。オウギは留守番?」
「私は人の多いところは苦手でね」
「カノシタと一緒だね」
「……そうか。カノシタと一緒か」
オウギは、部屋の隅で夢の中にいるカノシタを見つめた。
(一人で出歩くと、あんな面倒なことになるから、これからは仲間と出ることにしよう)
そう思いながらコキラは、宿の窓から部屋へ入った。
「ただいま~」
「おかえりなさい……」
部屋にはオウギとカノシタだけがいた。
「あれ、他の人は?」
「町へ出たよ」
「ふ~ん。オウギは留守番?」
「私は人の多いところは苦手でね」
「カノシタと一緒だね」
「……そうか。カノシタと一緒か」
オウギは、部屋の隅で夢の中にいるカノシタを見つめた。