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戦い方

「それじゃあシーフの仕事を説明する前に、何が1番大切だと思う?」


俺たち【囁きの海岸】へ向かう道中だ。

町と海はさほど遠くはなく、徒歩で2時間くらいと言ったところだろうか。

ゲームだと一瞬だっただけに遠く感じる。

転移ゲートとかあればよかったんだけどこれはこれで冒険している感じがしていて良い。


「索敵…でしょうか、敵の位置が分かれば有利に戦えますし、初めが肝心だと思います」

「正解だね、戦闘になる前から戦いは始まっているって言っても過言じゃないからね」

「私たちも敵がいることがわかれば詠唱用意もしやすくなるからね!」

「です」


「じゃあ次に大切なことは?」

「…戦闘になった際、追加の敵が現れる前に素早く敵を倒すことでしょうか」

「残念」

「私たち後衛との連携かな?」

「お、良いところ付いてるね」

「私はわかりません」

「連携には色々あるんだけど、4人でパーティを組むメリットを活かさないとね、前衛がファイターやドワーフ、遊撃はシーフやエルフ、アーチャー、後衛がウィザード、プリースト、フェアリーだね、ヒントは一旦ここまでにしようか」


やっぱり自分で考えないとな


「そうなると…隊列ですか?」

「その通り」


戦闘における隊列は基本中の基本だ。

敵の攻撃を受ける前衛

敵を撹乱したりサイドに回って攻撃する遊撃

後ろから遠距離で戦う後衛

主にこの三つに分けられる。


「…では私たちのパーティーはバランスが悪いのでは?」

「そうだね、前衛が1人、遊撃が1人後衛が2人になるとバランスがいい、安定しているっていう面においてだから優れているだけだから今の俺たちみたいに遊撃2人、後衛2人でもしっかり戦えるよ」

「…バランスは取れないから守りより攻めるスタンスで行くということですか?」


わからないと言っていたが頭は回るようだ。


「いいね、じゃあ今からどんな隊列を組むと良いか考えてごらん?」

「…遊撃に前衛を担ってもらって、後衛が2人、遊撃が1人後衛を守りつつ…というのはどうでしょうか」


やはりこの子は頭がいい、前の世界の俺たちの隊列だ。

あれは安定性を高めるための隊列だから今回は違う形でやろうと思っている。


「それも悪くないけど少し特殊な隊列を組もうと思っててね、もう一考してみて?」

「わかりました」


3人はちゃんと理由を付けて考えてくれたが正解が出なかった。

発想が必要になるから難しいかな


「じゃあ正解なんだけども、シーフとウィザードをペアにする、前衛とか後衛とかの概念を辞めて動くときは常に一緒、ウィザードだけに散歩下がっててもいいかな」

「なるほど・・・」

「前衛とか後衛とか言われたからその発想は出てこなかったよ!」


確かに・・・そんなつもりはなかったけど意地悪になっちゃったかもなぁ


「多分先生は私たちを試したんだよ、ね?」


三人の視線が痛い。

そこまで深く考えていなかったけど過大評価されている気がする。

ここはちゃんと訂正しよう。


「いや、なんか意地悪しちゃったみたいになったね、ごめんごめん」


素直に謝ると三人は意外そうに俺を見る。

なんか変なこと言っちゃったかな。


「あ、すいませんAランク冒険者って偉そうにすると思っていたので・・・」


顔に出てしまっていたらしい。


「今までも偉そうな態度はとってなかったつもりだったけど・・・」

「そう!だから意外だったんです!」

「これからも先生って呼びます」

「好きによんでいいよ、じゃあ早速隊列作ってみようか」


俺とモニカがペア、セレンとノワールがペアになる。

丁度ペアを組んでから50LV程度の敵が出てくるようになった。

これからこの戦い方に慣れていこう。



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