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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

ロリコン死刑法

作者: ヒロモト

山小屋に一人で住む天涯孤独の老人ジョセフは久しぶりにテレビをつけた。

今日の午後12時から◯◯国ロリコン死刑法が適応される。

我々は脳内にチップを埋め込まれている。

ロリコン。ロリコン的思想。ロリコン妄想をした者は全て即死刑。射殺される。


「こりゃひどい」


ニュースキャスターが頭を撃たれ、コメンテーター、芸人も撃たれた。

どのチャンネルも誰かが撃たれている。

『ロリコンなど生きる価値が無いのでロリコン死刑法は素晴らしい!』と言っていた男も撃たれた。


(世も末だ)


テレビをつけたまま小屋の外に出るとパァンパァンという音がこだましている。

テレビの音でも狩りの音でもない。

山の下の村の方から聴こえる。


(……あの村にもロリコンが)


午後2時。

山小屋に政府の軍人がやって来た。


「ジョセフだな?」


男は40〜50歳ぐらいで軍服を着て『炉』のバッチを胸に着けていた。


「貴様をロリコン死刑とする」


男はジョセフに銃口を向けた。


確かにジョセフは日本のJKモノのアダルト動画を好むし、山小屋に女子高生が迷い込んでエッチな展開になる妄想もしたことがある。


「妄想すら出来ない。この国は終わりだよ」


「うるさい。ロリコンめ」


ジョセフは死んだ。


撃った男も電話で誰かと数分会話した後に頭を撃ち抜いて自殺した。

男には20代の妻がいた。




『ロリコン法は15歳以上年下の異性に性的興奮を一度でも持った者を即死刑にする法である。40代以上の場合20代に好意を持った時点で法の対象になる』


ロリコン死刑法は明日から日本でも適応される。

あなたは大丈夫?

明後日またお会いしましょう。


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