なかなかに難しい問題です。
皆様ごきげんよう。私はついさっき起きました。なのでまだ頭がまわりません。
今話しているのは、能力者管理機関のトップですね。興味無いかもしれませんが、一応紹介しておきましょう。
彼の名は、ジェイド・ワール能力者管理機関のトップです。そしてSランク能力者最年長です。ちなみに最年少は私です。
ちょうど話している内容が変わりました。こっちも説明しておきましょう。
ルキウス・シャノ生活管理機関のトップです。たぶんこいつが一番うるさいです。
先程までジェイドが話していた内容は、上級能力者の下級能力者に対する態度です。
下級能力者とは、EランクやFランク能力者の総称です。上級能力者はAランクBランク能力者のことです。CランクDランク能力者は中級能力者と呼ばれます。そして私たちSランク能力者は、特級能力者と呼ばれます。
話が少し脱線してしまいましたが、要は上級能力者が下級能力者をいじめているという感じですね。それもジェイドが学園長の学園での出来事だそうです。これはやばいですね。
「次、零報告を。」
おっと、もう私の番ですか。報告と言っても特に報告することはないのですけどね。
「世界政府軍事機関からの報告は特にありません。今後も今までと同じように運営します。以上です。」
他の機関は報告したのにお前だけ報告しなくてもいいのかって?いいんですよ軍事機関は特にないんですから。それに今回は内務機関も外交機関も報告なんて特になかったんですから。
さて、私が報告したことで全機関の報告が終わりました。言ってませんでしたが会議の進行はこうです。
1,各機関の現状について報告する。もし問題があった場合は詳しく説明する。
2,問題があった内容について話し合い解決策を出す。
という感じです。1の現状報告で終わることもありますが今回は2の解決策までしますね。
「各機関の報告が終わった。今回問題があったのは、能力者管理機関で間違い無いね。」
「あぁ、その認識で問題ない。」
ゼノの確認にジェイドが返します。内容は上級能力者と下級能力者のことですか。なかなか難しい問題ですね。
まわりを見渡すと皆様同じように悩んでいます。するとルキウスが手を上げました。
ゼノがルキウスを指名します。
「その問題俺等が学園に通うことで解決しないか?」
今回はいつもよりながかった気がします。
ついに全員の紹介ができました。なんだかとても嬉しいです。