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嫌いなタイプは、話の通じない人間です。

 

 皆様ごきげんよう。私は今世界政府の本部の最上階の会議室の前にいます。扉の向こうからとても騒がしい声が聞こえます。


 このまま扉の前に立っていてもいいのですが、おそらく会議室の中には3人つまりあと一人がまだ来てない。そして会議に一番最後に来るのはSランク能力者筆頭、力では勝ち目はないので抵抗も虚しく会議室の中に入れられる。


 賢い私は覚悟を決めて扉を開けます。


 ガッチャ


  私の予想通り会議室の中に3人いました。なんということでしょう。この会議では世界の現状について話し合い解決するはずなのに3人のうち2人が寝ているではありませんか。大問題です。


 残りの一人は、難しそうな資料とにらめっこしています。仕事をしているのでしょう。


 えっ!お前も手伝えって!そんな面倒なことするはずがないでしょう。やろうと思えばできますが、できる限りしたくないですね。


 「はぁ、あなたは何故席に座らないのです?それとも新たな趣味に目覚めましたか?」


 私に嫌味を言ってきた男の名前は、スマルト・ウィル。ちなみにみんなから「ウィル」と呼ばれています。難しそうな資料とにらめっこしていた男です。


 優しい私はイライラしつつも返事をしてあげます。


 「えぇ、そろそろ私も座るとしましょう。私とても驚きました。これから会議だというのに寝ている方が2人もいて…」


 「さぁ、僕にはバカの思考がわからないので。」


 「その意見には私も同感です。」


 キャッキャウフフと会話をします。ウィルは嫌味を言ってきますが、話か通じるからそんなに嫌いではないのです。私の一番嫌いなタイプは話が通じない人間です。幸い今のSランク能力者は全員話が通じます。


 ガチャ


 会議室のドアが開きました。彼が来たのでしょうか。


 嬉しいことに私の予想は当たっていました。


 「すまない、少々遅れてしまった。」


 気にするなと、私とウィルは声をかけます。


 今会議室に入って来た彼の名は、ゼノ・ウォルスSランク最強能力者です。

 どうも、投稿頻度が下がると言ったのにその日のうちに投稿してしまった春夏です。

 次回から投稿頻度が下がります。(たぶん...)

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