clock8 永久闘争王国 パラダマイアン 第3話
急スパン投稿!いっそげー!
「え、えっと…ありがとうございます、貴方は…?」
「あぁ、俺はエルから『あの子は義理とか何とか言って無理しそうなタイプだから助けてあげてよぉ、お願あい、今度レストランで1品奢るからぁ』とか言って仕様がなくお前を助けに来た奴だ。名前は気軽に教えてやりたくねぇから『アサシン』とでも呼べ」
「えっと、『アサシン』…さん?ありがとうございます、この恩はいつかお返しするので…」
「礼を言う相手と謝る相手が間違ってる。エルにその言葉は言え。後さっさと引け。パペット全滅してんだよ。じゃあな。」
「は、はぁ…
…助けてくれたのは有難いけどなんか上から目線だったなぁ…」
私は少し文句を垂れながらも帰還する事にしました。
「おかえり、無事で何より。初めての任務お疲れ様。」
「あの、えっと…ありがとうドクター」
「え?あぁアイツ僕の名前出したのか。そーしーてー、名前教えられてるってことはやっぱり無理したなー!?無理するなって言ったよねぇ!!?」
凄くドクターは怒っていて、顔も般若のようだった。
「だってぇ、」
「だってじゃないよもー…
今度無理したら任務には出さないからね」
「はーい…」
「はいこれ給料。次の任務まで休憩しなさい。
作戦は僕や上の人と考えておくから。あ、街に出るなら服は来てねその体目立つから」
私は頷いて、外に出ると、
「わぁ…!外はこうなってたんだ!」
綺麗な街並み、大量の通行人、見たことない乗り物。
私の住んでいた村とは全く違う風景だった。
「なんだかお腹が空いてきたなぁ…お腹ないんだけど。」
私は最寄りのレストランに入ることにしました。すると…
「お前…外に出れたというか人間だったのか」
「『アサシン』さん?」
「デケェ声でその名を呼ぶな頭おかしい奴だと思われるだろ」
「ご、ごめんなさい…」
「はァ…まぁここに座れ。人間なら話がある。」
「なんでしょうか?」
「お前、あの状況で戦って、何かおかしい事は思わなかったか?」
「いいえ、特に…」
「そうか。質問が悪かった。じゃあ、
『やけに敵がしつこく戦いにこなかったか?』」
「確かに…まとめて斬った時くらいですけど起き上がって攻撃してきました…。」
なんでこんな質問をするんだろうか?
別段、国を掛けた戦いならこれくらい当たり前と思っていたが…
「だろうな、
とりあえずお前だけに話しておこう。今の敵は、
『死ぬまで戦い続ける狂気に犯されている』。
どういうことかって?
アイツらは、普通人間は致命傷を負ったら悶絶するはずだろう?なのにアイツらは傷を負っても負っても死なない限り立ち上がる。
何が言いたいかと言うと…
『アイツら全員が何か特殊な存在に術か何か非科学的なものを掛けられている』と俺は予測している。
断定はできんがな。」
「え…?そんな事が…?」
「そして、もう1つおかしい事がある。それは…
『この国と敵の国は80年以上この状態を維持し、更に80年以上前の国の文献が存在しない。』」
キャラ紹介
エル・アシュレイ
通称(自称)Dr.レイ。
ドクターを名乗り、「八号」を救ったこの男だが、
途中でふざけ出したりおちゃらけたりよく分からない男。
そして、素性もあまり分かっていない。
この男が影で言っている事には、裏に彼が「僕」と呼ぶ人物がいるようだが…?