clock8 永久闘争王国 パラダマイアン 2話
ンンンンン!!
待たせたのはごめんなさい!
「さて、そろそろ作戦に取り掛かってもらうけど、構わないかな?」
「具体的には何をすればいいでしょうか?」
「そうだねぇ、そろそろ僕が推してるアイドルのライブがあるからそのチケットを…」
「は?(これ以上無いほどの威圧)」
「嘘ですすみません敵に占領された基地があるのでそれを奪い返して貰えると…」
私は嫌味を込めてニコッと笑いながら、
「はい!」
と返し、初めての戦闘の準備をして、出立したのでしたが…
「(あの子怖い…)」
「いや基地攻めだから敵は多いと思っていましたけど…ひぃふぅみぃ…遠くから覗いて見える限り少なくとも兵舎8つ以上あるよねこれ…」
「えうっそぉ、もうそんなに出来てるの」
「うわァ!身体から声がァ!」
「あぁ通信機能付けてるの言っとくの忘れてたねごめんごめん、あと断末魔○ョ○ョ?」
「ドクタァ!著作権ンン!!
あと後で3発殴らせて下さい!」
「えやめて…
ご、ゴホン…
そっかぁ、そんなにあるなら援軍が要りそうだね、
しばし待機でよろしく」
私は了解と返事して、待つことにしました。
「援軍の準備が出来たけど直ぐにだから前線で戦うパペット数体くらいしか用意できてないから、今回は奪還じゃなくて戦力を削ぐ形で行こう、死なないように。」
「了解しました!『八号』!いっきまぁーす!」
「(君も人の事言えないよ…)」
「はァっ!ザァッ!
…はぁ…はぁ…」
一体何人倒したのだろう。まるで無限組手だ。
1人斬り、また1人斬り、たまにまとめて斬り…キリがない。
「でも全然減らせてない…まだ引く訳には…」
「スキあり!貰った!」
しまった。後ろを取られて──
未来視を見るのが遅れた…ごめんなさい…ドクター…
どこかで銃声が鳴ったような気がし、その時、自分を切ろうとした敵が倒れた。
そして、ある通信が聞こえた。
「やれやれ、間に合ったか…」
今回からキャラ紹介をしていきたいと思います
「八号」
名前は(???権限により編集されました)。
ドクターに死にかけていた所を救われ、国の為に戦う、小さな村の少女。今はサイボーグであり、その時に未来が見えるようになった。
ただ、今はそうだが、未来を見るだけではなさそう。
性格としては、スイッチの切り替わりが激しい。
初対面の人には会社の面接のように接したりするが、ある程度親しくなると急にツッコミ出したりボケだしたり場を和ませるタイプになる。
自分の行動逐一に後悔しやすいタイプでもある。つまり病みやすい。
本作の主人公。