clock 8 永久闘争王国 パラダマイアン 第1節
本編開始しました!
投稿頻度は悪いかもしれないので気長に待って頂けると助かります…!
「と、そういうことなら早速戦場に出てもらうんだけどいいかな?勿論整備をすませてからね。」
「はい。
ところで、目標は…?」
「えーっと、今回は拠点の奪還かな。パペット兵を何匹か連れて小隊を組みなさい。出来れば捕虜がいる可能性があるので居ればその奪還、居なければ最悪拠点破壊も構わないよ。いいね?」
「はい!」
「整備が終わるまで眠ってても構わないよ。」
私ははいと返事をして眠ろうとしましたが…
「…?ドクター、私は目をつぶっていますか?」
「?そうだけど。」
あれ…?なんで見えるんだろう…?それにドクターの口の動かし方と話し声がズレている気がする。
「どうしたんだい?何か不調が?」
「えっと…目を瞑っていても何故か見えていてかつドクターの口の動かし方がズレている気がするんです…」
「ふむ…?今仮説を立ててみたんだが…
その口の動かし方は僕が話すよりも早いかい?」
私は頷いた。
「なるほど。君はどうやら『未来』が見えているようだ。瀕死が原因となったのかな?」
興味深いね、とドクターは言う。
「見える長さはどれほどかな…?僕が手を叩くから音とのズレを数えてくれるかい?」
「わかりました」
ドクターが手を叩いてから0.5秒後に音が聞こえた。
「なるほど、0.5秒…見える長さを伸ばす事は出来るかい?」
「やってみます…一応伸ばすことは出来…痛…!」
「大丈夫かい!?」
「見える時間を伸ばしたら頭が割れそうになって…」
「なるほど…情報量…
その部分も整備してみよう、『1秒』は見えるようにしようか。」
ありがとうございます、と言った後に私は気を失った。
後に、スリープモードというもので私は眠ったらしく、自分自身は眠ることが可能なはずらしいが、未来が見える影響で眠れないと思うから起動した、とドクターは言った。
「さて…
そっちは大丈夫かい?『僕』。ふむ…
やはり、『ⅩⅡの少女達』に託すしかないようだ。こちらも用意できたよ。ただ…少し想定外の能力だったけどね。じゃあ、お互い健闘を祈ろう。」
次回、
第2節をお送りいたします。