前夜
勿論前夜というからにはこっから連載するので楽しみにしておいて下さい!いいですね!
拙いけど応援してくれたら嬉しいです!
鋭い微妙さをゆっくり味わえ!(笑)
今、私に起こった事をここに残します。
私はちっぽけな村のひとつの家族の平凡な女の子でした。もちろん、別に嫌なこともなく、楽しい暮らしでした。ですが、私の村がある国と西にある国が戦争が起こり、私達の村も巻き込まれました。村の人達は虐殺され、私も西の国の兵士に殺されました。
次、目覚めたのは…知らない部屋でした。
「おや、目覚めたかい」
私は何だか分かりませんでした。
私の目の前に立っていた白衣を来ていた青年…?はこう言いました。
「…まあ撃たれて次目覚めて知らない場所って落ち着かないよね。
自己紹介をしておこう。
僕はエル・アシュレイ。我が軍の特殊多岐機構部隊、P.M.Uの指揮官兼技術者だよ。Dr.レイとでも呼んでね。」
「…えっと…Dr.レイさん?ここってどこですか?」
「ここかい?ここは整備室だよ。ああ、そもそもの場所かい?多分だけど〜君の住んでた村を領地として持ってた、ロベルト連合王国の首都だよ。」
「あの、私はなんで生きて…?」
「それはね、こと細かく話すと話が長くなるから簡潔に説明すると〜、
君の死体持って帰って頭部分は無傷に近かったから頭から下をサイボーグにして生かしました★」
「えぇ…?」
めちゃくちゃだけど、私は実際あの状況から生きてたんだからそうなんだろう。
「さて、急で悪いけど君に選択肢だ。
今君をこの状況にしたのは僕が私的にやった事だ。まだ軍にはバレてないよ。
僕が言いたい事は、このまま従軍せずに平穏に暮らすか、従軍して戦争に参加するか。君は、どっちがしたい?」
「えっと…私は…」
「あれ、君なら前者選ぶかなって思ったんだけどな。実際殺されてるし恐怖はあるはずなんだけどな…。」
「…でも、私は…何も出来なかったし、家族やみんなも黙って殺されてるのを見ることしか出来なかった事が…悔しくて…」
「成程。すぐには決めなくていい。僕は全然待つよ。」
私は…こんなところで縮こまってる場合じゃない…!
「…やります。やらせてください。」
「そうか、ありがとう。では君の事は『八号』と呼ぶよ。ついでにこの後戦闘テストと能力診断を行うからね。」
「『八号』…ですか?ということは7人まだ居るってことですか…?」
「いや?たまたまそんな感じがいいと思ってね。名前で呼ばない理由としては君も知らない人にいきなり名前を教えるのは嫌だろうし、それに戦争が終わった後軍人扱いを避ける為だよ。という訳で、これから宜しく、八号。」
「はい…!よろしくお願いします!」
ここから私の戦いが、始まりました。