汚染

神谷市で発生した殺人事件。
中堅刑事の高橋と加納、新人刑事の荒木の三人はその捜査メンバーだった。
警察上層部内だけの情報を謎の手段で手に入れてくる加納はそれが異能者によるものと早々に掴んでいた。
次々に現れる異能者たち。真っ当な捜査を旨とする高橋、異能者に執拗なまでの興味を秘める加納と荒木の三人は通常犯罪から外れ、そのまま異能者たちの探索とその謎究明の任務に就く。
異能者たちが有する異能の謎を探る中、高橋たち三人は異能者たちの力が通じない一人の少女の存在に気づく。
一方、異能者たちの存在を隠し続ける政府だが、その存在を嗅ぎ取った超大国の諜報機関はその力を手に入れようと暗躍を始める。
やがてその動きはバチカンに伝わり、突如ローマ教皇が来日する。
ローマ教皇はこの事件が世界の終わりにつながる事を危惧していた。