表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

学生の日常


本日はいつもと違い、パソコンや教科書など重い荷物を持ちながら喫茶店 ルブランに向かう。


カランコロン。

「はい、いらっしゃい」


早めの時間だからか蒼井さんはいなく、マスターだけのようだ。


「おや、今日はまだお昼前なのに早いね」


夕方に来ることが多いので、マスターに少し驚かれる。


「実は急ぎの課題がありまして…

奥の席でパソコンを使わせてもらっても良いですか?」


学生という身分なのでうっかりするとすぐ課題山積みになってしまう。家だと誘惑が多いので、静かなルブランで美味しい珈琲を片手に短期決戦で仕上げるつもりでこちらに来たのだ。


「おやおや、学生は大変だね。

じゃあそんな七瀬ちゃんには何かサービスしようかな」

「えっ?いいんですか? ありがとうございます!」


気前の良いマスターの一言で俄然やる気が出たので、これは頑張らねばと気合いが入ってきた。


お昼前だからと珈琲と軽めのサンドイッチを出してもらい、ひたすらパソコンとにらめっこしていると、あっという間に時間が経っていたようで、蒼井さんが来ていることに全く気付かなかった。


コト、と音がしたので顔を上げるといつもの爽やかな笑顔があったので驚いてしまった。


「マスターからとても頑張っていると聞いたので、これは僕からのサービスです」


見ると机に鮮やかなブルーベリーソースのかかった美味しそうなチーズケーキが置かれていた。


「すっごく美味しそうです!ありがとうございます!

これで残りも頑張ります!」


マスターと蒼井さんの気遣いのおかげで順調に課題を仕上げた私は、二人に丁寧にお礼をして意気揚々と提出しに大学へ向かった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ