表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

人形劇 〜 Puppet show

初めての小説なので不慣れな部分もありますが何卒宜しくお願い致します。 因みにこの作品はサークルgreen pineapple の作品です。サークルメンバーの書いている同じ名前の物語の東方明暮録の咲夜編や椛編とは世界観を共有していますので、出来ればそちらもよんで頂きたいです。

場所 : 幻想郷

時刻 : 未明


記録一日目


〜 1 〜


幻想郷の朝日が昇る数時間前

私ことアリス•マーガトロイドはいつもはまだ寝ているであろう朝早くに作業机と睨み合いをしていた。

何故かと問われると今日は人里で人形劇があるからで、しかも、久々の人形劇ということで張り切り過ぎてしまい、こんなにも朝早くから作業机で人形の最終点検をしているわけだ。

このまま人形の最終点検作業を実況中継するのも少し滑稽な話なので、少し状況が飲み込めない方々に説明させてもらおう。


ここは幻想郷という現実のようで現実ではない曖昧な場所で、私はその幻想郷に存在する魔法の森と呼ばれる場所に家を構えている。

魔法の森という名前の通り私も魔法使いなのだが、最近魔法使いになったばかりなので人間寄りの生活リズムではある。


そんな解説をしている間に人形の点検も終わり、あらかた人形に不具合が見当たらなかったので よし! と少し頷くきながら時間を見てみると、午前7:23だった。


〜 2 〜


「おはよう」

「あら、来てたの?」

「いえいえ、今来たばかりですよ?」

そんな何処でも見かけるような平凡な挨拶を交わした彼女は紅魔館のメイド長 十六夜咲夜である。

何故彼女が私の家に居るかは追々説明していこうと思う。

(というかメタい話作者が思いついてないのよ、はぁ、全くダメ作者ね。)

「紅茶を淹れましょうか?」

「ええ、お願いするわ。」

これがここ最近の日課で咲夜の紅茶を飲まなければ目覚めが悪い。

彼女の紅茶の味なのだが、彼女が紅茶を淹れると彼女の右に出る者はいないといったレベルだ。まあメイドとやっている彼女なら文字通り朝飯前なのだろう。

このように活字にすると、とてつもなく退屈な私の朝のひと時だがこの時間が一番幸せでもある。

そんな呑気な感想を抱いているとやはり時間が気になってくる。

「. . .そろそろかな」

「ん?もうそんな時間ですか?」

「うん、まあぼちぼち頑張ってくるわ」

「ええ、いってらっしゃいませ」

咲夜との会話を早めに切り上げ(じゃないと長話になるわ)私は人里に向かって人形達と一緒に向かった。


少女移動中 • • •


場所 : 幻想郷 人里

時刻 : 大体8:15時位?


〜 3 〜

人里に着いたが人形劇の開始時刻は12時からなので、時間は余っている

「少し早く着きすぎたかな」

そんなことを周りに聞こえないくらい小さな声で呟いた。しかし魔法使いとはいえ準備は自分でしなければならないので、一時間前には着いておいた方がいいだろう。という訳で今現在私は暇潰しに人里の朝市を見ていた。

これが面白いもので幻想郷には海が無いくせに、やたらと魚介類が多い。

朝市を見ていると何やら知った声が聞こえてきた。


「貴女のところの幽霊、本当に食いしん坊よね。」

「ほんとそれですよ。その割に一切働かないし。飯はタダじゃないんですよ。」


咲夜と妖夢だ、何やら面白そうな会話だが、二人で盛り上がっているのでそっとしておこう。 と思いながら少し歩くと

「おおっ!?アリスじゃーん」

「、、、なんだ、チルノね」

「なんだよー、あたいじゃなにか不満かー?」

「はーぁ、で貴女達は何してるの?」

「今から寺子屋に行くところなんです」

隣にいた大妖精が言った

「寺子屋に行くのなら急いだ方がいいんじゃないのかしら」

「そうだなー、いこ〜大ちゃん!」

「あっ!待ってよチルノちゃん!」

少々騒がしい二人組(主にチルノだけど)が去ったと同時に私は近くの時計に目をやる。


「そろそろね」


〜 4 〜


大体11時、良いくらいの時間だ、

目的地である人里の空き地に私の姿があった。


今から準備をするが指を鳴らすとステージが出てくるなどと言う素敵な事はなく、一つ一つ魔法で組み立てていく。まずは基本の土台となるステージ、次に屋根、、、と言った感じだ。バックの背景はその時々に応じて人形達に変えるよう命じている。

そんなこんなでステージのセットを組み立て終わる頃にはもう空き地の半分は子供達で埋まっていた。子供達の声を聞くと俄然やる気が出てくる。

12時になった。いよいよ人形劇の始まりだが、劇を全部語ると長くなるので少し私の人形劇について説明しよう。


私の演目は大体昔話やお伽話などのお話だ

今日の演目は不思議の国のアリスである。今までこの話は避けていたのだが、

(同姓同名だからね 恥ずかしいのよ)

遂に話のネタが尽きたのだ。

人形は全て私の手作りで私の魔法で動かしている。最初の頃は魔法で人形を動かすだけで 子供達は目を輝かせて見ていたのだが、やはり子供の飽きは早いもので、今では主に西洋のお伽話で子供達をひきつけている。


因みに人形劇を見に来てくれる常連さんの中に寺子屋の一同がいる、つまりチルノもいると言うわけだ。

(人里に堂々と妖精がいるなんて変な感じね)

まあ彼女は人形劇中は特にうるさいこともなく、他の子供達と同じように目を輝かせて私の人形劇を見ている。


っと説明している間に人形劇も終わったわね。

今回の人形劇も子供達には好評であった。

最後に作っておいたお菓子を売り、

(こういうとどうも商売臭く感じるけども次の開催資金だから仕方ないのよ)

子供達にクジ引きで人形を分け合わせ人形劇が本当に終わるわけだ。短いように聞こえるが大体2時間位あり、今はもう2時だ。

素早く片付けを終え、今日はまだ「彼女」と会って無いなと私は思い、一旦家に帰ろうと思う私なのであった。

さて東方明暮録 Alice's point of viewどうでしたでしょうか?他のサークルメンバーよりも後に出しましたが少しでも時間潰しになっていれば私も嬉しい限りです。

初めての小説ということもあり苦労するかと思ったんですが3時間半位で書き上げることが出来ましたwwwいやー本当に良かった良かった

このお話がある程度貯まったら少し内容や言い回しを変えて書籍化して紅楼夢や例大祭に参加しようと思いますwww野望です!ww

最後になりますが一話を最後まで読んで頂きありがとうございます。

宜しければ今後もこの駄文にお付き合い下さい。

Firekuppa

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ