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ギルマスやってるゲーム世界  作者: ケルヌンノス
3/3

既知との遭遇

バレンタインのチョコはとっても苦い。

「それでは攻略に関する会議を始める。」

「イエ~イ!」

「哀れな傀儡共を血祭りにあげてやろうぞ‼」

「特攻すっつぉ!」

男共はもはや狂乱状態だ。

「これだから男共は。」

「騒がしいの、嫌い。」

「主殿、頼むから静めて貰えぬだろうか。」

女子から苦情が出てるぞ。

「んじゃ名物裸踊り行きま~す。」

「良いぞ‼QED。」

「やって見せろ‼」

どこの忘年会だここは。

「脱ぎバルベガッ!?」

「汚い、煩い、おぞましい、キモい。」

十六夜よくやった。でもな、壁ぶち抜く事ないだろ。

「裸になっていいのはハリー様の前の私だけなんですから。」

「わわわ、私もハリー様のためならばっ‼」

「主殿が望むのならば…」

「脱ぐ。」

女子共落ち着け。十六夜、鬼姫、なにしてんだお前ら。

「ゴホン、ギルマス、班編成は。」

カイゼル助かった。

「《壁》倶利伽羅、バベル、水仙騎、伽藍騎、茜、QED。《支援》晴明、玄道、ローディナリー、鳴神、摩天ρ、エリウリアス。《攻撃》アレン、レオネス、カイゼル、鬼姫、十六夜、RAVEN。《遊撃》俺、リヴィア、ド佐渡、Mライ、オッドさん、泰山府君。以上。」

「安定の編成ですな。」

「摩天ρ殿がこう言うなら大丈夫だな。」

「そういえば、これから行くレイドって…」

「ラヴェルオーラの秘宝だ。」

死告天使(アズライール)生告天使(スルーシ)がボスのところだ。」

「聖天使が雑魚だったんだよな。」

「お前ら昨日話したのに忘れたのか!?」

「この話をした時起きてたのは俺とアレン、レオネスとQEDだけだ。」

「そんなことよか、はよ行こうぜ~。」

「各員、装備や携帯品の確認は済みましたか?」

もう止められない。後は野となれ山となれだ。

「行くぞ。」



クエスト・ラヴェルオーラの秘宝が受けられるカスバルの街まで約50㎞。間にツロウ山脈の通る道。モンスターはそこまで強くないが湯水の如く湧いて出てくる。いわばモンスターファームだ。


「まじぃな~、この先60規模でモンスターの群れ5つあるぞ。」

「後方から10体接近中、体格より殺人猿(キラーエイプ)と予想されます。」

「樹上、ストライドスパイダー、数、3。」

「上は儂が引き受けましょうぞ。三矢誘弓(トリプルロックオン)。」

「後ろは私がっ‼重量感知起動化(ウェイトセンス)邪滅(イビルハイド)‼」

「前は任せとけ‼山砕砲(マウントクラッシュ)‼」

「全然減りませんね。」

「リヴィアてめぇ、休んでんじゃねぇよ‼」

連携なんてあったもんじゃない。それぞれが周りを攻撃してないと囲まれる。

「召喚獣召喚。黒竜、赤竜、白竜、緑竜。」

「逃げの一手だ。QEDの召喚獣に乗れ。」

「最大積載 20だぞ~。」

「リヴィア、鳴神、茜、すまないが残ってもらえるか。」

「「わかりました。」」

「かしこまりました。」

「QED、カスバルまで行って待ってろ。」

「迎えは~?」

「ハリー様がそう簡単に負けるとお考えで?」

「愚問だったね~。5日待って来なかったら先進んでる~。」

「早く行け。」




ここまで俺だけで150は殺った。夜が近づくにつれてモンスターは減ったが油断は出来ない。だってここ、夜は盗賊の巣窟となるんだもん。

「へへっ、こんなとこで会うとはねぇ。」

言ったそばから出てくんな。こんなとこでと言われてもこっちはお前にあったこと無いぞ。

「おぉっ、上玉が二人も居やがる‼こりゃ見逃せねぇなぁ。」

二人?茜と鳴神か。確かに鳴神は女子と見間違ってもおかしくない容姿をしているからな。

「私の事を上玉だなんて!そんなホントのこと…」

この近くに良い脳外科の先生いないか?こいつの頭治してやってくれ。

「女は俺等に付いてこい。男に用はねぇ。」

「仲間を勝手に連れていかないで頂けますか。」

鳴神君流石だ。

「おいおい、立場がわかってねぇのか‼」

やっぱりこうなりますよね。奥の茂みから山賊共がわらわらと。

その数20。はっきり言って少な過ぎる。でも、

「ヤバイヤバイヤバイ、マスターの前であんなこと言った手前退くことは出来ないし、でも僕遠距離専門だし…」

「そこは頼って良いぞ。俺も怒りでどうにかなりそうだ。」

「‼………はい。」

上玉?そんな目で俺の仲間を見てんじゃねぇ。一度殺ってやるから人生やり直してこい。

「聞いてたのか?俺らが欲しいのはそこの二匹の雌だ。おめぇにゃカンケーねぇんだよ。」

予定変更。人生やり直す価値無しだ。[双剣王]に目をつけられたことを後悔しろ。いや、後悔する暇を与えるまでもない。魂まで奪う。

「さっさと俺らの奴隷女から離れな。」

「……す。」

「あぁ?何だって?聞こえねぇな。」

「……す、…ろす、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!殺す!」

「カヒュッ!?」

「ゴボッ‼」

「ヒョッ!?」

三人ほど物言わぬ肉塊と化した。後18人。

「糞がっ‼お前ら!シマにいる奴と他所の奴等を呼んでこい‼」

『は、はい‼』

まだ増えるのか。ちょっと面倒だし、少し減らしておこうか。

(キルストライク!)

首から上がなくなった元人間は3人後は18人だ。

しかしやはりこの空気を断ち切る奴がやっぱりいる。

このタイミングで増えたか。………テンプレ過ぎる。

「野盗団《紫の霧》総勢200名。お前たちに悪夢を見せてやろう。」

黙れよ、んなこたどうでも良いんだよ。

「ここにいるのはまだ半分だ。もう少しすりゃお前らのその余裕は無くなっちまうぜ!」


盗賊 Lv15

盗賊 Lv16

盗賊 Lv19

山賊 Lv21

山賊 Lv24

山賊 Lv27

蛮賊 Lv43


弱すぎる。50に届く奴が誰一人としていない。まだ百人に満たない数しかいないからこれから来るのかもしれないな。

「おい、団長が来てくれたぞ‼」

「よっしゃあ‼これでこっちの勝ちは決まったようなもんだ!」

「今さら謝っても遅いぜ‼」


凶賊 Lv51


こんな弱い奴に謝れと?ふざけんな。

「鳴神、俺に殺らせろ。」

「わかりました。団長をお願いします。」

「違う。あいつら全員だ。」

「………駄目です。半分ください。」

「わかった。」

鳴神、わかるぞお前の気持ち。

「最初から全力でいけ。」

「了解‼」

《九尾顕現》

《邪狼憑依》

その影は人だった。今では異形へと変わり果てたが。

「本気を出すのは久方ぶりだ。」

「でしょうね。こっちもです。それじゃ…」

「「地獄の門へ案内しよう‼」」

<鳴神>通り名[雷鳴の砲台]

・狼牙族

主職業…狙撃手

副職業…爆発物合成士


装備品

・遠吠銃フェンリル

・静謐の上衣

・静動の下衣

・不動の長靴

・鋭敏の手袋(指貫グローブ)

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