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一つの力

作者: テンコウ

草原も星空もそしてこの社会も小さなひとつが集まって大きなひとつを成している。

だからひとつは大切なんだ。

ひとつでは何も成さないと人は言う。

でも、ひとつがなければ大きなひとつも生まれない。

もっとひとつを大切にしようよ。

もっとひとつを尊敬しようよ。

もっとひとつに自信をもとうよ。

もっとひとつを信用しようよ。

ひとつは無力じゃない。

ひとつは大きな力を生み出す源なんだ。

ひとつは全だ。

ひとつの過ちが戦争となり、より大きな過ちになることもある。

ひとつの言葉が、暴力が、罪がひとつの命を奪うこともある。

所詮はひとつ・・・

たかがひとつ・・・

そんな言葉で片付けないで。

僕も、貴方も、この世のひとつはそんなにちっぽけなものじゃない。

互いを認め、尊敬すればきっと違う「全」となる。

一滴の雨粒が大きな河を成すように・・・

一秒が一生を成すように・・・

ひとつは大きなものを成す。

もっとひとつを大切にしようよ。

もっとひとつを尊敬しようよ。

もっとひとつに自信をもとうよ。

もっとひとつを信用しようよ。

悲しみに暮れる人・・・

絶望にかられた人・・・

絶滅に瀕した動植物・・・

確実に疲弊していくこの星・・・

そんなひとつを守ろうよ。

そんなひとつをひとつの力で何とかしようよ。

だから僕は今日も言葉を綴る。

ひとつの力を信じて。





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― 新着の感想 ―
[一言] おひさしぶりです。聖魔光闇です。拝読させていただきました。 1と0との違いは、数列でみれば、たかが1の違い。 でも、1と0の間の距離は、1と100より大きい。 そんな事を思わせられる詩…
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