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常識食らいの不死鳥の転生!?  作者: 天然
学園編~邂逅編② 吸血鬼VS不死鳥編
15/15

1章学園生活! 10話  最強種族吸血鬼、出ろ必殺の台風銃《タイフーンピストル》

クラスがSなのに全無能オールゼロのせいで寮へと逃走を図る結城達。


しかし、そこにはイリス、クリスと同じ学年主席レアリル

貴族の吸血鬼ヴァンパイアが寮の前に仁王立ちしていた。


彼女はイリス達と何かしらの因縁があるようだ。そして、

結城たちの前に立ちふさがった。

  

 

 「それじゃあ、殺そうかな……っと!!」

  

 名前不明の吸血鬼が結城を狙い、地面を駆けた。それはさすがレアリルだけあって

 かなり早かったが、結城は恐怖を持ってはいなかった。

 それは、ネールとの修行のおかげで修行してなかったら、動きが見えなかっただろう。

 だが、それでもあの速さは今の自分にとっては一瞬で殺されるだろう。

 プラス大剣をもって来られたらおしまいだろう。

 

 「…ッさせるかァァァァああ!!」

 

 「もうらせないッ!!」

 

 しかし、イリスが結城の目の前に駆けつけ相手を懐からだした短刀で防ぎ、

 一瞬遅れたが、クリスが大太刀で大剣で鍔迫り合いを仕掛け、 

 イリスも同じく短刀で鍔迫り合いをする。その間、結城と優花は

 どうすればいいか分からず悩んでいた。

 そのとき鍔迫り合いをしながら会話を始めた。

 

 「また、【前】と同じようにあいつも殺すのか?」

 

 「だとしたら?どうするの?」

  

 「止める…ッに…決まってるでしょッ……あんたを止めて……

  例え、学園【NO.1】だとしても…後輩のために負けらんない

  アンの言うとおりしかさせない!!」

  

 

 「ふ~ン?私にはただ、られてもちゃんと後輩は守ろうとしたっていう

  言い訳にしか聴こえないけどなぁぁぁッーーー」

  

 そういってから吸血鬼ヴァンパイアことアンは鍔迫り合いから一旦後ろへ下がり、

 

 『水球ウォーターボール

  

 手に魔法を発動させ、水で大きな自分の体なみのボール

 を作り出し、その球を結城達に向けてはなった。

 

 「クッ!これは水の初級魔法か…しかし、きついな…イリス行くぞ!」

  

 「ええ!!」

 

 迫ってくる魔法にあまり焦らずに、しかし、顔を歪ませて、イリスと同時に魔法を唱えた。

 

 『『水の協力壁ウォーターダブルウォール』』

  

 クリスたちは結城たちの目の前に現れ、水の巨大な壁を造り防御ガード

 した。それは、中級魔法に入る魔法であり、普通は初級に押し負けることは

 有り得ないが実際はそれが起こっている。

 中級のしかも、二人で使用した魔法が初級と同威力だった

 

 

 「結城!優花!早く寮へ行くんだ!そうすれば…」

  

 「何相談してんのかなぁ~」

  

 「…ッ早く寮へ!そうすれば何とかなる!」

  

 「(クリスさんたちは心配だけど大丈夫だと信じよう!それに僕らじゃ足手まといになる)

  優花さん行こう!早く寮へ!」

 

 「はっ…はい!」

  

  

 結城たちはそう返事して寮へ向うが…

 

 「私がそう簡単行かすと思う!」

  

 「それはこっちも同じだ!」

  

 「行かせない!行かせるもんか!」

  

 結城たちが寮へと走り、それを防ごうとし結城に向おうとするアンだが、再び

 イリスたちに鍔迫り合いで邪魔される、そして悔しそうに、アンは… 

 

 「クッ…とでも言うと思う?」

  

 「「何?」」

  

  

 そして結城たちを見ると… 

 

 『『『『『『『『『『水素爆発ウォーターボンバー』』』』』』』』』』

  

 結城たちの前に水球の爆発が起こり、結城たちの目の前にはいっぱいの

 【人】いや、吸血鬼ヴァンパイアがいた。

  

 「「ッ………そ、そんな」」

  

 「フフ、こういうときの腰巾着は役に立つわね、どうする?」

  

 そこには、勝ち誇ったアンと逆に二人は腰を落とし、手を地につけ、絶望に浸っている。

 その理由は結城たちの前の人だ。

 アンはレアリルだけあって人気がある。顔も綺麗に整っている為、腰巾着といった

 ファンが大量にいるのだ。しかも、種族が大半貴族の種族のヴァンパイアばかりの

 為アンを止めるどころか協力する人が多いのだ。クリスたちはそのことをすっかり

 忘れていた。そのため絶望し、イリスは涙を流していた。

 

 「(畜生!私はまた失うのか?だからそのための力を手に入れたはずなのに!!)」

  

 「(なんで……なんで奪うのよ!昔は!…昔はあんなに仲がよかったのに、 

  私たち親友ね!言ったのに!!うう……)」

 

 











 一方結城たちは……

  

 「どうしよう…闘うしかないのかな?」

  

 「ヒィィ怖いですぅ」

  

 結城は神のもとで修行をしてきたのでそこそこ闘えるが優花は闘いは苦手なので戦力にならない

 しかも、ビビッていて、結城の後ろに隠れている。

 しかたなく一人で向かうことに決めた。

  

 「どうしたの?屑、何を悩んでいるの?」

  

 「はぁ~めんどくさいなぁ~」

  

 「………覚悟はいいかしら?屑ぅぅぅ」

  

 結城が無視したのできれ気味の女は結城に向って駆け、拳を突き出した。

 …が結城は優花を背負い、相手の後ろに回り避けた。優花は怖くて気絶中です。

 

 「あれ?どこ?」 

  

 「こっちだぁぁぁ」

  

 結城は女が振り返った瞬間に顔を思いっきり殴った。

 

 「…うう…皆さんやってしまいなさい!!」

  

 倒れた女はリーダー格だったのか、そうみんなに命令すると気絶し、

 

 「リーダー!!この野郎、リーダーを」

  

 「「「この屑をやっちゃえ~!」」」


 一気に襲い掛かってきた。

  

 「うわッ…ちょっ……やめてェェェェ」

  

 結城にとっては一人倒せば逃げてくれると思ったが、ここまで人がいるのに集団心理が

 働くに決まっている。あいつがやるなら私も…と連鎖していくのだ。

 しかし、結城にとっては堪ったもんじゃない、結城は今は武術しか闘う方法がない。

 あるとしても、切り札しかない。だから今は絶体絶命という状況だ。

 しかし、結城も簡単にやられるわけにはいかないので、魔法や攻撃をギリギリ掠りながら

 避けていった。

  

 「(まあ、修行だとおもってがんばりますか!)」

  

 

 

 

 

 

 


 








 「へぇ~~やるわねアイツ」

  

 感心の声を出したのは、アン。アンはあまり人を褒めたりしないので、クリスたちは

 驚き、顔をあげた。見えたのは……

 魔法や武器の攻撃に対して体だけで優花を背負い闘っている結城だった。

 

 「「……………………………」」

 

 絶句、だった。

 それは、結城に対してだった。

 体があんなに小さくハンデがあるのに、それを利用し相手を相打ちさせたり、攻撃を

 避けたり、魔力がゼロで魔法が使えないのに、相手は身体の能力を向上させる。

 『身体強化魔法』を相手は使っているのに、優花を背負っているのに、結城は

 自分たちと同じ……いや、上をいく闘いをしていたのだから。

 

 『火事場の馬鹿力』それは火事が起こっているときに力が増すことから、

 意味はピンチになれば実力が上がったりする感じの諺だ。結城はそういう幻想自然アビリティ

 もっているため、急激に能力が…身体能力が上がっていたのだが、

 諺など此処の世界の人が知るはずはない。

  

 

 アンは焦っていた、あそこまでのハンデがあり、あそこまで不利なのに、

 大人数渡り合っている少年【結城】をなぜあそこまで諦めないことができるのかを

 そしてある人物を思い出す…

 

 「(馬鹿な奴だ、どんなに思おうと帰ってこないのに…私が殺したのに…

  なぜ今になって…馬鹿な奴だ《アン・リーナ》)」

 

 


 
















 「はぁはぁはぁ」

  

 結城は全員と闘ってきたが、疲れたら引き、別の人が。

 その繰り返しではどんな人物だろうと普通は疲れる。 

 

 「ふふ…さあぁ殺してくれるわよ」

 

 女共はもう勝ち誇った顔をしていた。それもそうだろう、武術で此処まで疲れているのだから

 しかも、魔力がないで普通は魔法はつかえないから、そう【普通】なら

 結城は普通ではない、転生者だ、それに魔法力がないのは幻想力があるため

 だから結城は修行で編み出した幻想術を切り札として隠していた。

 

 「(しかたない、切り札を出すか~今やられたくないし…

  だからってやられるつもりはないけど!」


 




















 「ん?なにか出した…あれはコイン……?」

  

 

 アンは目の前の光景に若干驚いていた。普通ピンチになれば、命乞いをするはずなのに

 アイツは諦めず、アイツと同じように…

 

 クリスたちは以前このような光景を見たことがある。

 それは昔の思い出で一番辛い思い出。何時の間にか、

 この3人はアイツと結城を重ねていた。そしてどのようなことをするかを、

 何時の間にか期待していた。











 

  

  


 

 

 

 

 

 

 

 


 「どうかしたのかなぁ~君?頭、かしくなったのかな?」

 

 目の前の女はニヤニヤと馬鹿にした顔がコインに映ったが、彼女に話始める。

  

 「…あなたたちは、僕たちが魔法を使えないと知っているんですよね?」

 

 問いかけるように、自分に言い聞かせるように結城は問いかける。

 

 「当たり前じゃない…やっぱり頭が…「たしかに魔力がないのに

 使えたらおかしいですよね?」

 

 「…そうよ」

  

 言葉を遮きったせいで少し頬が膨らんでいる。

 

 「(かわいい…かも)魔力じゃなくて、同じような別の力あったらどうします?」

 

 「…え?」

  

 それってどういう…という女の声を遮るように、持っていたコインを親指にセットし 

 上に弾いた。

 

 そして、結城から風が少しずつ出始める。

 

 「ッ……!」 

  

 当然吹いてきた風に異変を感じた女は周りを見たら、結城から風は出ていて驚いた。

 

 「…風を圧縮して打ち出したら、一つの台風になるんですよ。それと同じように

  台風の目が存在するのでど真ん中無風ですけどね…まぁ僕の幻想の過程ですが…ね」

 

  

 そう言った途端、(最後の方は呟くように言ったため聴こえなかった)

 結城の体の風が止み、腕、右腕にものすごい小さな一つの台風が

 できた。

 

 

 それと同時にコインが落ちてきて、それを親指で前に打ち出す。

 

 

 『台風銃タイフーンピストル!!』

  

 

 その瞬間風を帯びたコインは銃のように打ち出され、女共を全員、いや目の前の女は

 真ん中に近かったため、吹っ飛んでなかったいなかった。


  

  

 「「「「な、なんで魔法力がゼロなのに!!」」」」






次回予告 

こんにちは、結城です

僕の幻想術が発動し、全員吹っ飛ばし、ちょうど先生が来て

一件落着のはずがいろいろ聞かれ、かるく疲れました…

明日は授業なのに…


次回11話ようやく、始発点スタートライン 授業《OP》はまだまださき?

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