表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
常識食らいの不死鳥の転生!?  作者: 天然
学園編~邂逅編①ハジマリ
13/15

1章学園生活! 8話 最弱の最強②~なぜに僕たちが?

ネールという神に送り出され学園に辿り着き、クラス分けをすることになった結城。

その最中に友人の竹之内優花が涙の過去を語り、それを優しく抱きとめる結城。

そしてクラスはなんになるのか?Hクラスになってしまうのか?はたまたSクラスか?~~~~~



PV1万突破&ユニーク3千突破ありがとうございます~

これからもがんばります~


「はい。次の方は此方にどうぞ~」

 

 「「はい!!」」

  

 僕達は大きな期待と不安が少しあるなか、それを吹き飛ばすように大きく返事をした。

  

 入って来た扉の前では、先輩達が笑って手を振ってくれていてそれが

 【大丈夫】

 と言ってくれてるようで僕らも手を軽く振りかえした。

 

 さてと…多分一番下だろうな~僕には【魔力】【気】…これはあんまり知られていないけど、

 【神力】【妖力】もない。

 唯一使えるのは【武術】と僕しか使用不能の【幻想力】を用いた【幻想術】だけだ。

 僕しか使えないということは僕しか知らないということだから実質=0になるわけだ。

 だから一番下だろう。 


 僕がそんな考えをしているとは思っていないクラス分けの占い師モドキの老人(種族はローブで見えず 不明。喋り方で老人と決めた)は僕を椅子に

 座らせるとすぐに目の前の台に水晶玉をだすと説明を始めた。

 

 「ふむ…では、種族・名前を言ってみてくれんかの?」

 

 「はい!僕の名前は…御村結城です。種族は人間です」

  

 「ほう…人間とな?めずらしいのぅ…人間は多種族と違い、純粋族の中では一番下では

  なかったのかな?」

  

 「はい、そうですが僕は強くなりたいんです。それで知り合いがここに転生…」

  

 「テンセイ?」

  

 「え?あわわわ」

  

 僕は、間違えて転生のことを言いそうになり咄嗟に口から出任せをぶちまけた。

 

 「テンセイ…そう天声です!ここに来なさいと天から声が聞こえたのです、だからです」

  

 僕は襲い掛かりそうな勢いで、老人に近づいてしゃべっていた

 

 「わっわかったわかった。そんなに近づくんじゃない、びっくりするじゃないか…

  まったくワシの事を女としてみておらんなコイツ…」

 

 最後のほうは聞こえなかったけど、驚かせたみたいなので謝っておこう。

 

 「ごめんなさい」

  

 「まぁいい、それで名前じゃがミムラが名前でユウキが家名かの?」

  

 「いえ逆です」

   

 「ふむ、そうか普通は逆じゃから人前では注意はしときなさいよ」

 

 …あれ?なんか女の人の台詞じゃなかったいまの?まぁいいやメンドクサイし。

  

 「さてと、そろそろ能力を調べるからの?水晶の目の前に両手を出してくれんかの?」

  

 「分かりました」

  

 僕は簡単に答えて、深呼吸をする。たいしたことはしないのに緊張する。

 そして両手を水晶の前にだす。

 そしてその手を老人は優しく触れながら水晶の上に移動させる。

  

 そのとき気づいたんだけど、その手はまったくシワ一つもなかった。

 

 「じゃあ始めるわね。っと忘れてたわい、目を瞑り、深呼吸を3回したら水晶にゆっくりと触れてみて  くれんかね」

  

 僕は言うとおりに目を瞑り、深呼吸を3回行って目を開けて水晶に触れる。その瞬間、

 水晶から光が溢れ出てきた。

 

 「よし、成功じゃ。人間は初めてだったからドキドキしたのじゃが心配なかったのぅ」

 

 口では驚いてなさそうだが、ほっと息をついて安堵している姿を見ると安心する。

  

 「「さてと能力は………え?…なんじゃコレは!?…じゃ、じゃあランクは・・・

  な・な・何じゃとう!!」」

  

  同じ声が優花さんの台と僕の台で共鳴する。


 「「どうかしたんですか?」」

  

  同じく僕たちの声も共鳴する。

  

 「「そ、それが言いにくいのだけど…」」

  

 困った様子の二方、こんな様子じゃ一番下のHクラスなんだろう。

  

 「別にHクラスでも驚きませんから!」

  

 「そ、そうですよ!私たちは能力は低いことは知っていますから」

  

 僕らは同じようなことを言って、早く聞こうとしていた。早く聞けば諦めがつくから、

 しかし、今思うとそれが苦悩の繋がりだった…と思う。

 

 「「わかった…だから能力がゴニョゴニョで…」」

  

 「「もっと大きな声で言ってください!!」」

 

 僕らは少しイライラしていたんだと思う、早く聞きたいのに言い出してくれなかったから、

 こんなこといわなかったら良かったんだけど、と思うけどもう遅い。

  

 「「だからーーー!!!能力は全無能オールゼロ!!!なのにランクがゼロなんだよ

   --------!!!!!!!」」

  

 「「「「「…………………………………………………………………………………」」」」」


 あまりの大きな声で部屋の全員が話をやめ此方を向いたが僕らはあっけに取られていて、

  

 「「………………………………………………………………ハイ?今なんて」」

  

 腹の中の酸素をすべて押し出してやっと質問が出来た。

  

 「「これを見ればよく分かる」」

  

 そういって出されたのは虫眼鏡ならぬ【水晶眼鏡】というマジックアイテム。これで

 水晶の中が見えるらしい


 「「どれどれ~」」

  

 年寄りのようにつぶやき水晶を覗くと…

   

 







 ※()があるのは結城達しか見れません。少し今ネタバレしましたが勘のいい人しか

  気づかないでしょう





 【魔力】―――――――――――――――――0

 

 【気】――――――――――――――――――0

  

 【戦闘力】―――――――――――――――(10000) 500

 

 【総合力】―――――――――――――――(1000) 500

  

 (【妖力】―――――――――――――――(0))

 

 (【神力】―――――――――――――――(0))

 

 (【幻想力】――――――――――――――(700))

  

  

 ランクS

   

 

 

 「「なん【ですかこれは】じゃこりゃーーーーーー」」

 

 僕たちの声は空しくもみんなに丸聞こえだった。

 今日から違うあとがきを始めました。主に暇が原因です。

 あと、これからは説明・人物紹介などは違う小説に書きますので。

 では、次回予告にどうぞ。

 次回予告

 はい、転生された結城です!

 みんなに全無能がばれて騒ぎになっちゃった

 僕らは先輩に助けてもらい明日からの授業の説明を聞く。

 だけど、妙な連中に絡まれてしまい邪魔をされてしまう

 後ろからは来てるのに、どうすればいいんだよー

 次回ばれちゃった全無能、寮に立ちふさがる壁。

 優花「うう、何でこんな目に~~」

 

 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ