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序 夏色の魔法

 思春期。

 10代の少年少女が迎えた多感な時期を指す。

 些細なことで傷つき、ちょっとした事で笑いころげる。

 故に彼ら彼女らにとっては今が全てであり、過ぎていく時の中で様々なできごとが思い出として美化され残っていく。

 そのような刹那的な感情を青春と呼ぶ、のだと思う。

 そこに夕焼けに虫の声、波の音や花火など、どことなく切なくなるような、焦燥感をかられるような出来事重なると、思春期の子供達は心がゆらゆら揺れ動く。

 自分でもなんと表せばいいか分からない感情が沸き上がり、何かをしたいという衝動に駆られる。

 そんなモヤモヤを抱えて、思春期の僕らは日々を過ごしていくのだ。


 それは思春期真っ只中の僕達だから得られるちょっぴり特別な感情。日常の中にふと放り込まれた非日常、そこにノスタルジーな雰囲気が過分に含まれる夏が組み合わさることで生まれる気持ち。

──────僕はそれを夏の魔法と名付けた。

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