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誕生日

長いです!ぐちゃぐちゃです!許してください!

 朝の6:30に、凛花から

『買い物に行こーよ!』

 とメッセージが届いた時はびっくりしたが、昔ならこれが日常だったので、迷いなくOKを出した。

 そして、昔通り自由奔放な凛花と色々な店を回っている。デパートに行ったり、スーパーに行ったり。

 そう言えば、さっき焦って店を出たような感じがしたような気もしたが、何かを思い出したのだろうか?

「ねーねー美咲希、次本屋に行こーよ!」

「構わないけど、お昼はどうする?」

「昼かー、本屋行った後にしない?気になる本があってさ」

 その気持ちはわからなくないので、まあいっか、と思い、本屋に向かった。

 この街には、本屋は合わせて3つある。

 どれも近いので、はしごするにはもってこいだ。


 20分ほど入念に探したが、お目当ての本は無いようで。

「美咲希。次行こ次」

 そう言って、そそくさと店を後にする。

 結局、3店すべてに行ったが、やはり見つからず。

「あー、なかったー…」

 と、力なく肩を落とす凛花。

「どの本を探しているの?」

「えっとね、あれの新刊の6巻」

 それ、確か2店目にあったような…

「私、多分それ見かけたわよ?」

「ええ!まじすか美咲希さん!今から行こ!」

 やっぱり自由だなこの娘は、と、内心微笑みながら思っていた。


「おお〜、あった…」

 感激のあまり、目に涙を浮かべている凛花。

 新刊なのにわかりにくい所に置いてあり、私もこの本を知らなかったら見つけられなかっただろう。

「ありがとう美咲希!」

 無邪気に笑ってくる。

「どういたしまして」

 なので、こちらも笑い返す。

 凛花が会計をするので、私はもうちょっとここに残り、面白そうな本がないかを見る。

 そして、ちらっと凛花の方を向くと、会計に行く途中で携帯を見ていた。

(あの娘、今日なんか携帯いじりすぎじゃない?)

 凛花は、誰かと遊ぶ時は携帯の電源を落としている。だから、ああやって携帯をいじってることは、とても珍しい。

 ま、考えるだけ無駄なので、それ以上は何も考えないことにした。


「美咲希〜、お腹空いたからご飯たべにいこー」

「いいわよ、どこに行くの?」

「まー、いいから着いてきて!」

 そういうもんだから、仕方なく着いていく。

 てゆーか、完璧に帰路についてる気がするが…

「凛花、ほんとにどこに向かってるの?」

 不安になってきた私の言葉に、凛花は

「うふふ」

 といって微笑ほほえんでくる。

 謎すぎる。どこへ向かっているんだろう。

 程なくして、私はどこへ向かっているのか予想がついた。

「凛花、悠眞の家に向かっているの?」

「んー?そーだよー。さっき葉月ちゃんに誘われたの」

 なるほど、そういうことか。

 すると、私の携帯がなった。

『美咲希さん、今どこにいますか?』

『凛花と一緒にいるわよ』

『なら良かった!お昼まだですよね?よかったらうちで食べませんか?』

 と、誘いが来た。

 時刻は13:40。

 普通なら昼ごはんはもう食べてあるはずなのだが、今日は凛花に連れられていたのでまだ食べていない。

 凛花がさっき誘われたと言っていたので、昼がまだなことは予想がついたのだろう。

 毎度お世話になってるなぁと思いながら、私達は悠眞の家へと向かった。


「お、来たか。どぞ」

 悠眞がいつも通りの感じで言ってくる。

「ども」「おじゃましまーす」

 私が先に入り、凛花が続く。

「わり、ちょっとトイレ行ってくるから先リビングに行っててくれ。

「わかったわ」

 そういって、私達はリビングへ向かう。

 そして、リビングのドアを開けると。

「「「「美咲希さん、お誕生日おめでとう!!」」」」

 悠眞の両親と、葉月ちゃん、大悟がクラッカーを使って祝ってくれる。

 突然のことに、私はびっくりして頭が真っ白になっていたが、だんだん理解していく。

 あぁ、誕生日をサプライズで祝われたんだな。

「美咲希、おめでとう。これからもよろしくな」

 後ろから声をかけられる。悠眞だ。

 その声はいつもより優しく、私は涙がこらえきれなくなる。

「ごめんなさい…嬉しくて…ほんとに、みんなありがとう」

 そして、悠眞は私にタスキをかけてくる。

 そこには、今日の主役!!と堂々と書かれている。

 手が込んでるなぁと、感激する。

「じゃ、美咲希さんこっちに来てください」

 そう言われて、案内されたのはソファーの真ん中だった。

 隣に悠眞が座り、正面のテーブルに他の5人が座った。

 そして、葉月と葉月のお母さんがみんなにジュースを注ぎ終わると、

「じゃ、美咲希の誕生日を祝って、乾杯!」

 と悠眞が言う。

「「「「「「乾杯!!!」」」」」」

 そして、みんな思い思いに並べられた料理を食べていく。

「うひょー!うめぇー!」

「ふっふーん。私が作ったんだぞおにい」

「おい悠眞。もうセックスはしたのか?」

「うるせぇ親父!!」

「悠眞元気だなぁ」

「あたし達も負けないぐらい元気にやろ!」

「なんだよそれ」

 呆気にとられていたら、

「美咲希ちゃん。遠慮せず食べて?」

 と、悠眞のお母さん(もうめんどくさいので次からはお母さんにします)が、オムライスを運んできてくれた。

「口に合えばいいんだけど…」

 それでこの前悠眞は私の好物を聞いてきたのか、と今更納得する。

「ありがとうございます!すっごく美味しそうです」

 そういって、私は1口食べる。

 すると、卵の風味が口の中に広がり、チキンライスといい具合に混ざる。

 それを飲み込むと、オムライスの味が儚く散る。

 もう1口、もう1口と食べていくうちに、あっという間に食べ終わる。

 私の食べっぷりを見ていたお母さんは

「あら、美咲希ちゃんってあんまり食べない娘だと思っていたけど、そんなことなかったわね」

 と、微笑んでいる。

 なんでそう思われてるんだろう?と思い、首をかしげていると、

「だって美咲希ちゃんスタイルいいじゃない?だから結構気を使っているのかなって思うわけよ」

「スタイルいいだなんて、そんなことないですよ…胸小さいですし」

「うふふ、ねぇ美咲希ちゃん。悠眞はね、ちっちゃい方が好きなのよ?」

 悪戯っぽく笑うお母さん。

「すみません、その話詳しく聞かせて貰っていいですか?」

 そうして、私達はたっぷり話した。


 実は言うと、今日の朝、悠眞にLINEを送った時から少し期待はしていた。

 祝ってくれるんじゃないかな?とか思っていた。

 でも、悠眞から送られてきたのは祝いの言葉ではなかった。

 やっぱり忘れてるのかな?と思い、少し悲しくなっていたが、そんな時にこうしたサプライズがあった。

 こんなに祝ってもらえるなんてどれほど幸せなんだろう。

 ずっとそんなことを考えていた。

「じゃ、そろそろプレゼント渡すか」

 そう言ったのは悠眞だった。

 一応司会者らしい。

「おー!」

 葉月ちゃんが続く。

「じゃ、まずはあたしから!」

 凛花が渡してくれたのは黒いニーハイソックスだった。

「これ美咲希が履いたらすっごくエロいと思うの!」

「エロくなるかどうかはいいとして、ありがとう。これは頻繁に履かせてもらうわ」

 心からの感謝を伝える。多分これは後数回伝えると思うが。

 次に大悟からこの前見た映画のグッズを渡された。

 可愛らしいグッズで、私の好きなキャラだ。

 葉月ちゃんからは手袋を貰った。

「これから寒くなりますから使ってください」

 と、笑顔で渡してくる。

 次にお母さん。え?お母さん?

「私からはこれよ」

 そういって、ローターのようなものを渡してくる。

 いやこれローターですね。

「お袋何渡してんだ!!」

「うふふ。年頃の女の子だから興味あるんじゃないかと思って」

 この人楽しんでる。

「ありがとうございます、貰います」

「お前も平然と受け取ってんじゃねーよ!」

 なんかツッコまれたが、無視。

「じゃあ次俺だな」

「親父まで!?」

 そういって、渡してきたのは、本3冊だ。

「美咲希ちゃん、ラノベ読むって聞いたから」

 どれもまだ読んだことがない。

「3巻で完結している物語だから、楽しく読めると思うよ」

 悠眞のお父さん(次からめんどくさいのでお父さんと書きます)、結構いいセンスしてる。

「ありがとうございます!」

 そして、最後に悠眞が歩み出てくる。

「お前ら俺最後にして何が楽しい…」

 そういって、悠眞がくれたものは

「マフラーだ。これ付けたら可愛いかなって思って」

 少し照れくさそうにして言ってくる。

 私は、悠眞からプレゼントをもらうこと自体が嬉しくて、気づいたら悠眞に抱きついていた。

「…ありがとう」

 そういって、悠眞は優しく抱き返してくれた。

「ちっ。青春してんなぁ我が息子」

 お父さんから恨めしい声が聞こえた気がしたが、気のせいだと信じよう。

ふりがなふるの楽しいですね!

応援よろしくお願いします!

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