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二話 これから

*私の名は永嶌奈織。7月1日16時40分今日は部下2人で福岡の心遇町にきている。とはいったものの私自身上からの命令で仕方なく訪れたのであって深い理由は教えられてない。ただ1つ、内貴憧也を殺せと。

「手筈はいいな」

「「ハイ!」」

「いくぞ」

 まずは、、この家か、


 *なんなんださっきのは

「ちょっと憧也聞いてるの?」

「、、、ああ、きいてる、、うぅ、ぐぷっ、、おえええ!!」

 気持ち悪い。頭が痛いドタドタと母さんが階段を登る音が聞こえてくる。

「ちょっとあんたどうしたのいきなり!」

「はぁ、はぁ、、」

「あんたすごい顔色悪いわよ学校には連絡しといてあげるから今日はもう休みなさい」

「いや、いいよちょっと気分悪かっただけ。ジェットコースターに乗る夢みたからよっちゃったのかも」

「そう、、、」

 確認しないといけない。本当に俺がループしているのか。典子が俺を殺したのか。俺は急いで家を出た。しまった、お守りを忘れた。いや、もういい。今はそれどころじゃない。

 いつのも場所まで全力で走る、、、いた!!!!今日は話さないといけない。あいつの進路に立ち塞がった。いつも通りパンを咥えて走ってる。

 タッタッタッタッ

 走るスピードが緩まない

 タッタッタッタッタッタッタッタッ

 、、、、ん?ッドンッ!いや、、止まれよ!なんでMAXスピードで突っ込めると思ったんだよ。

「いった〜」

 典子がこけて、膝から血を出している。え?これ俺が悪いの?例えどんな事情があろうとこういうのって男が悪いの?今すぐにでも問い詰めたいがまだ我慢だ。こいつが犯人ってきまったわけではない。本当にどうしよう。早く立って欲しいんだけど。立ってから「テッテレードッキリ大成功!!私は大丈夫だよ!また学校でね!」とか言って走りさって欲しいんだけど。やだ、こいつめっちゃこっち見てる。とりあえず救急車?保健室?唾でもはいて塗ってやるか?いや、最後のはなしだ今日は吐いた挙句歯磨きもせずに家出たんだった、最悪のコンディションだ。あれ?焼けたパンの匂い、、。そうだ、典子がパン焼いたのは1度だけ、それも7月1日。

「、、今日はパン焼いたんだね、、」

「.......え?」

 ミスったーーー!これ完全にやっちゃったやつだ、怪我そっちのけでパンの心配しちゃった。どうにか挽回しないと、、、そうだ!カバンの中に絆創膏があったはず、確か母さんに何かの時ように1枚はもっとけって渡されたんだった。ありがとう母さん。絆創膏を手に取り勝手に貼る。傷口は水で一回洗った方がいいとか諸説あるけどそんなことは知らん。こういうのは事実が大事なんだ。治ったかじゃない治そうとしてくれたか、だ。

「ごめん俺の不注意でぶつかっちゃって」

 くぅーーかんぺきっっ!自分を褒めたい。女の子と喧嘩したときはどんな理由があっても男が先にあやまった方がいいって新約聖書にも書いてあったしな!!

「私もういくね」

「え、ちょっ!」

 、、、、、あんぐり。この表現が一番適していた。

 時間をみる。今は8時28分。終わりだ諦めよう学校には間に合わない。俺は今の状況(主に今の口内環境)を整理するべくコンビニに立ち寄った。

 とりあえず俺の毒ガスをも滅ぼせそうな『ミンティア史上最強!』と書いてあるのを購入し、イートインスペースでくつろぐことにした。

「辛っっ!」

 なめていた。ミンティアという可愛い名前からは想像もつかないミントの刺激が顔全体を巡り涙を催す。これもお守りがないからかなあ。そんなことはどうでもいい。とにかく今は状況を整理したい。おそらく俺はループしている。焼けたパンとスマホの日付がそれを証明している。どうしてだ?というか俺は生きているのか?幽霊的な存在になって死んだことにも気づけていないとか、、、、。考えたって分からない。いますべきことは典子と話すこと。明日生きること。仮にループしてるとしたら俺が死んだ世界線はどうなったのか。このままループを繰り返すとどうなるのか。今は情報が少なすぎる。

「はぁ、、とりあえず学校いくかぁ、、」

 ポンポン。肩が叩かれる

「ケンタ!久しぶりだな!」

「、、は?」

 誰だこいつ、ケンタって誰だ、俺は内貴憧也。紛れもなく人違いだ。あとなんでこんな平日の朝にガキがほっつき歩いてるんだよ。学校いけよ(ブーメランである)。

「おいケンタ、知らないフリすんなよ。やっちまうぞ?」

 、、、うん、よし殴ろう。一回殴ろう。定員は、、色黒の肌で強面のいかにもな人だ。暴力には寛容なはずだ。多分。

「涼だよ!りょう!わかる?お前の親友の」

「りょう?、、、、っ!?」

 聞いたことがある気がする。それもなにか大切な。どこで聞いたかは、、分からない。俺は小学4年生以前の記憶がない。親からは事故でなくなったと教えられた。もしやそのときの記憶?なにかの手掛かりになると俺の第六感が訴えかけてくる。、、よしちょっと喋ってみるか

「ねえ、僕は今いくつなんだい?」

 ここはまず優しいお兄さんを演じて心を通わせよう。

「はぁ?俺たちタメだろ。僕とか言ってるとぶっとばすぞ」

 ...........ふぅ

「そいっ」

 強烈な平手打ちをかましてやった

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