英雄図鑑
【マール】
職業:治癒術士→上級治癒術士→聖女
ご存知主人公マール。
数奇な運命に踊らされ、数々の出会いを得て、やがて信仰の対象へとなった少年。
気弱で臆病だが、一方で頑固で自分を曲げない根性をもつ。
【守り、癒やし、救え】という治癒術士の三聖句を誰よりも誠実に守り抜き、世界を救った。
彼の冒険者としての人生はその後も続いていき、きっと各地に彼の足跡を残していったでしょう。
【クロ】
職業:使い魔
マールの使い魔。
現実主義者だが心優しく、マールを弟のように可愛がる。
頭は良いが、一方でプライドが高く、よく問題も起こした。
魔法は補助系がほとんどだが、奥の手である神獣化では、圧倒的な無類の強さを獲得する。
彼女はなにがあってもマールを支え、マールの冒険には必ずクロの姿があったという。
エンディングの黒猫は本当に彼女なのでしょうか?
【カムアジーフ】
職業:魔法使い
時の大魔女カムアジーフ。
二千年の時を越えて現代に蘇った天才魔法使い。
本編でも見せた数々の魔法は彼女の力の一端に過ぎず、現代魔法にも数多くの功績を残している。
天才だが傲慢で、実は打たれ弱い。
よくポカをやらかすため、ポンコツ扱いもされるが、最終的には決めるところで決める女傑。
本編後アリエル魔法学校へ入学し、ありえない実力で怒涛の学生生活を送ったとか。
彼女の第二の人生、彼女は誰よりもそれを精一杯満喫するでしょう。
【カスミ】
職業:キョンシー→武闘家
一度はダンジョンで非業の死を迎え、キョンシーとなったエルフの女性。
落ち着いた性格で、マールにときめく乙女。
数多くの難敵との戦いで成長し、闘神シャナとの戦いで、彼女もまた闘神の域へ。
蘇生後は、国へと帰郷、家族や仲間たちは泣いて彼女を抱擁したという。
その後は新たなフロンティアを目指し、彼女の冒険はどこまでも続く。
【ハンペイ】
職業:斥候→ニンジャ
クースの偽名を使いダンジョン街に潜入したニンジャ。
マールも一目置く男前で、性格は奥ゆかしく真面目。
ニンジャとしての冷徹さも併せ持ち、彼は誰よりも果敢であった。
無類の温泉好きで、温泉が関わると狂気を帯びるようで、仲間からは呆れられた。
本編後は、国へと帰り冒険の数々を報告、その後正式にニンジャの棟梁になったという。
【フラミー】
職業:帝国騎士→竜人娘
今は亡きプローマイセン帝国の元軍人。
生前の階級は中尉。
清廉潔白で実直、ですます口調が特徴的。
竜の気を帯びると、性格が獰猛になるが、訓練により徐々に克服。
マールを上官と呼び、それ以上に心酔し、本作品を不健全にしかけた張本人。サキュバスよりエロいってどういうことなの?
本編後、祖国に帰り、一から開拓を始める。
やがて国が乱れる頃、自警団を設立し、やがて独立した小国を建国するのだとか。
赤竜の守護する国は千年間護られたという。
【カーバンクル】
職業:幻獣
突然現れた第二のマスコット。
クロとは永遠のライバルで、クロを見下している。
幻獣としての力は凄まじく、ルビーの輝きは破魔の力を持つ。
本編後もマールと一緒に旅をしたという。
【ユリ】
職業:サキュバス→神官
リリーと同一の存在であり、別人。
マールを苦しませる為に生み出されたクローンだったが、マールに名付けされたことで運命の歯車が狂い出す。
マールのことを親のように愛しており、マールのような立派な治癒術士になるのが夢。
本編後、正式に神官になり、彼女が切欠となって、魔族の地上進出に繋がった。
時折サキュバスの本能が目覚めるが、背後霊が優しく諭してくれるんだとか。
千年後の世界では、彼女も英霊入りしているそうです。
【バッツ】
職業:勇者→鎧の悪魔
かつて大魔王エンデを討ち倒し、英雄となった素朴な青年。
自分が勇者であれと、鼓舞し、自分の弱さをひたすらに覆い隠す。
根は正直で、時々空気が読めず、やらかしは多い。
冷静で堅実なところもあり、マールを最も支えた人物であろう。
例によって、歴史はバッツやセレスを美化しており、マールから少し幻滅された。
実力は生前の勇者と同等で、並の魔物では到底勝てない。
宿敵エンデとは、まるで一心同体のようで、エンデとともにダンジョンへ消えた。
千年後、少年バッツへと生まれ変わり、今度はマールを美化して心酔する様子は、歴史は繰り返されるでしょう。




