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39話 最強ペア vs 元将軍ペア

『さて、どうしたものかな』


『ふむ、アルジよ。

どうして無謀な挑戦をしたんじゃ?

どう考えてもあの二人は尋常じゃないだろ』


『まあな。だから勝ちたくなったのさ』


 王都より歩いて2日程離れた村の近くに荒野。

今、巨像騎士2騎が対峙している。

この荒野にはモンスターは疎か

草一本生えない不毛の死んだ土地だった。

従って村人も旅人も近づく事もない。

ここでなら思う存分暴れられる場所だった。

白銀輝くの騎士が朝日に照らされて

目の前にいる。

朝日の赤に染まることもなく

白銀に輝く姿は神々しい。


『メアル()複数の力を顕現出来るようじゃの』


『あの7色の奴程怖さは感じないが

あれも十分化け物そうだ』


『ネームドじゃろうな』


『ああ、そして美しい』


その白銀の騎士は美しかった。

7色の騎士は女性騎士に見えたが

こちらも細身の女性騎士に見えた。

只コチラのほうはスカートのような装甲が着いている。

武装を見れば盾は持たず、利き手だろう右手に

何か短い棒らしき者を持っている。


『あれは武器かの?』


『判らない事だらけだな』


ニースは風の大精霊『ジーニ』の力で巨像騎士になっている。

攻めのスタイルだ。

緑に輝く巨像騎士も堂々と対峙している。


『あの、カールが話したがっているので

繋いでいいですか?』


それはメアルの声だった。

他の巨像騎士に直接話しかけて来るなぞ

ありえる話ではない。


『メアルか? これは驚いた』


さすがのニースも驚いた。


『先程お渡ししたシンボルの効果です』


そう言えば

勝負の前にメアルから札を渡され、

その札を起動させるようにも言われた

札に魔力を通すと

手の甲に札に書かれたシンボルが移ったのだった。


『あれはそういう効果か』


メアルはサラッと恐ろしいことをした。

これが普及したら今後の戦争はガラッと変わるだろう。

お互いより高度な連携が取れる様になる。

それはそれとして

今はアルジに取り次がなければならない。


『判った繋いでくれ』


許可が出たことで、4人が会話出来るようになった。


『不思議な感覚だな』


アルジは率直な感想を言った。

巨像騎士になったまま

対峙する相手と会話をしているのだ。

 

『お主ら常識を破りすぎじゃ』


これはニースの褒め言葉だ。


『それで何の用だ?』


一応もう一騎打ちは始まっている。

ならば話す段階は終わっている。 


『では、端的に。

一騎打ちを申し込んだのはそちら側なので

そちらからどうぞ』


『言ってくれる』


対峙していながら動けずいたのも事実。


『私達とのアクセスはニースさんの方でも

コントロールできますので秘密の相談の時は

こちらへのアクセスをOFFにしてくださいね』


『ふむ、なる程判った。

ではコレより仕掛ける故、OFFにするぞ』


その言葉と共にニースは通話をOFFにし

風の力を発動する。


『やっぱ手始めはコレじゃ』


モスの人馬型巨像騎士との対戦でも使った

『風の刃』を瞬時に20生み出すと

時間差で連弾の様に打ち出していく。

敢えて一直線に同じコースで飛ばした。

ニースもこれで倒せるとは思ってない。

今は手の内の探り合いの状況だ。


<さて、躱せると思ったら大間違いじゃぞ>


軌道は何時でも変えれる。

避けたら、後方の刃が軌道を替えて襲うだけだ。

しかし白銀の騎士は動かない。

ただし騎士の頭上に光の輪が1つ出現した。

その光輪が飛び出し、縦に回転しながら

風の刃の軌道上に飛び込んできた。

真っ向からの魔力勝負だ。

数で言えば1vs20。

しかし軍配はメアルの方に上がった。

光輪は全ての風の刃を切り裂いてゆく。

後方の刃の軌道を変えようとしたが

光輪は速く間に合わなかった。

急に加速した光の輪に反応出来きなかったのだ。

その上、風の刃の魔力を吸収しているのか

徐々に大きくなっている。

逆にアルジ達に迫る時には大地を掠り、

真っ二つに両断出来る程に大きくなっていた。

アルジは瞬時にギリギリで躱す判断を下す。

先に動けは軌道を替えてくるだろう。


<光属性を使うのか!>


悔しがりながらも

ニースは初手での負けを認めた。

間違いなく光輪の急な加速は

こちらの手を正確に読んだ上でのものだ。

メアルは戦闘に関し、素人のはず。


<天才かもしれぬ>


相手は素人、その考えは捨てたほうがいいかもしれない。

ニースは考え直した。

メアルは生まれ変わりとは言え

戦女神ラーファルの娘で戦女神の内の一柱

ルアメットゥーナ本人だ。

戦闘センスで引けを取る訳がないのだ。

しかしニースもそこまで判るわけがなかった。


アルジはギリギリ且つ、最小限の動きで躱す。

半歩右にズレ、半身を撚る。

最小限の動きで光輪を躱したのは流石であった。

しかし、そこに油断があった。

躱した瞬間光輪の動きが止まった。

コレは魔法なのだ。

慣性の法則などには支配されない。

光輪は躱された瞬間、

巨像騎士の真横に位置で止まったのだ。


『!!』


言葉を発する暇もなかった。

次の瞬間光の輪は弾け、光の散弾がアルジ達に襲いかかる。

しかも、全方位に弾けたのではなく、

アルジ達の居る方向に弾けたのだった。


『ぐ!』


流石にニースは歴戦の強者だった。

咄嗟に『爆風の守り』を発動。

巨像騎士『ジーニ』の足元から爆風が巻き起こり

土砂を舞い上げる。

それに加え、水の大精霊の補助を受け霧を加えた。

光の球は土砂に遮っられ、

また霧や爆風に乱反射させられ、

威力はかなり削られた。

しかし巨像騎士『ジーニ』も

ノーダメージという訳にはいかなかった。

アルジ自身も視界が遮られたため横に転がり、

視界を確保する。

そして、見た。

白銀の騎士の頭上には先程の光輪が10個浮かんでいるのを。


『遊ばれているな』


『全くじゃ』


もし飛び出した所を狙われていたなら

すでに勝負は着いていただろう。

自らの読み間違いを認めざるを得ない。

すると、白銀の騎士の頭上から光輪が消えた。

いや消したのだろう。


 それなりにダメージを受けてしまったので

ベースを風の大精霊『ジーニ』から

水の大精霊『アクエア』に切り替えた。 

ダメージは回復し、振り出しに戻ったが

魔力はかなり消費してしまった。

手出しをしてこない白銀に騎士を見て

違和感に最初に気付いたのはアルジだ。


『ニース、風に戻せ!』


その言葉に慌てて風にベースを戻す。

そしてその理由が直ぐに判った

足元が氷ついていた。

メアルは氷の力も使う。

水の精霊の力はあまりに氷と相性が悪い。

風に戻ったことにより氷の拘束を解いた。


『もう回復は出来ないのぅ』


『今のは警告だろうな。次は瞬間で氷漬けだ』


一瞬で魔物を凍らせたあの光景がニースの脳裏をよぎる。


『残念じゃがメアルの方が上手じゃ』


『ああ、そうだな』


『まぁ、ここまでは、じゃがな』


再び風の刃を作り出すニース。

いや、作り続ける。

ただし作り出した場所は全てバラバラだ

ほぼ白銀の騎士の全方位といってもいい。

方向、速度、大きさ、軌道全てがバラバラで

気まぐれな風の刃が白銀の騎士に襲いかかる。

ここまでの複雑なコントロールをしてのけた

ニースは当代有数の聖女と言える。

それだけでは無い、

ニースは必殺の技を何時でも放てる様に準備始めていた。

アルジも同時に飛び出し、

カーライルに迫る。


風の刃で倒せると思っていない。

あくまで接近戦を仕掛ける為の陽動だ。

アルジも今のカーライルに勝てる自身は正直無い。

しかしそれでも挑んだ。

だから一瞬でも勝機を見出し、

勝たねばならぬ。


 白銀の巨像騎士は風の刃を無視した。

全くの無視だ。

刃は騎士の体に傷をつけていく。

しかし、微動だにしなかった。


右手に持っている棒から光の刀身が噴出した

刀身は光り輝きエネルギーの塊の様だ。

反りが入った片刃のブレードの形状をしている。


『喰らえ!』


ニースが更に仕掛ける。

白銀の騎士の横で風が爆ぜた。

それ自体はダメージの上乗せの期待は出来ない。

しかし爆風で騎士の体を吹き飛ばす事までとは

いかないものの体勢を崩すくらいはできる。

果たして白銀の騎士は少しよろけた。


『今じゃ!』


ニースは隙を作り出した。

あとはアルジの出番である。

隙を突いて攻撃を仕掛けたアルジ。


それを阻んだのはまたメアルだった。


巨像騎士『ジーニ』の目の前で風が爆ぜた。


ジーニは風の力を同化吸収しダメージは無い。

少しだけ魔力も回復できた。

だがしかし、爆風でアルジもまた体勢を崩されたのだ。

まさかメアルが風系の魔法で

仕返しして来るとは思わなかった。

先程から虚を突かれ続けている

一体どれくらいの引き出しがあるのか

ニースには見当もつかない。


『やるな! しかし!』


立て直しはアルジの方が早かった。

今度こそはと間合いを詰め、双剣の連撃を仕掛ける。

白銀の騎士は光の刀で攻撃を巧みに防いでいく。

放たれる斬撃を受ける度に火花が飛ぶ。

その動きには無駄がないが、アルジは反撃を許さない。

アルジとニースは全神経を研ぎ澄まし

一瞬の変化も見逃すまいとした。

この戦いは僅かな変化も見逃す訳には行かない。

底が全く見えない、

こういう相手と戦う時は

全力を出させる前に倒すのが最善だ。

アルジは双剣の利を生かして手数で押していく。

ニースは風を支配し敵の動きを風で牽制する。

ころころ変わる風向きは

大きな影響を受けるものでは無いとは言え

やられら嫌だろう。


『ニース 殺す気で行くぞ』


『何時でも行ける』


二人は必殺の技を放つタイミングを図りだしたのだった。

そうしないと勝てないだろうと考えたからだ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「このまま緑の方が勝ちそうですね」


「んーどうかな」


遠くで2騎の巨像騎士の決闘を見ている者達がいた。


「フラン様は白銀が勝つと?」


「いや、そういう訳じゃ無いんだけどね。

でも必死な緑に比べて白銀の方が余裕そうじゃない」


「確かに押しているのは緑ですが

子供が大人に挑んでいるようにも見えますね」


「緑はスゴイよ。

アレだけの技量を持った騎士と聖女が

在野に居るなんて、でも」


「でも……白銀はそれ以上……ですか?」


「んーちょっと違うかな。

白銀はよく判らないんだ。

そうだなー、例えばだけど私達が緑と戦ったら

カチュは勝てると思う?」


「そうですね。緑なら勝てないまでも

生き残ることは出来そうです。」


「そうそう、生き残るって大事だよね。

私もそう感じた。でも白銀だったら?」


「……私と同じくラーファルの系統だと思うのですが。

でもよく判りません。想像できないです」


「そうなんだよね。

勝てるのか、生き残れるのか全く想像できない。

怖い方は緑。

でも戦いたくない方は白銀。

出会ったら一目散に逃げるわ」


「フラン様!

王国近衛騎士とあろう方が逃げるだなんて!」


「数カ月前になったばかりだし、

そんな自負要らないわ。

大体、元諜報の私が抜擢されたと思ったら

顔わせも禄にしてないのに

7色の巨像騎士を操る騎士と聖女を探せなんて

諜報の時と大して変わらないじゃない」


「それはそうですが…」


「カチュに怒った訳じゃないんだけどね。

要はこの秘密任務の為に近衛入りさせられただけでしょ。

いろいろ特権有るし。

所属が変わっただけで仕事は諜報と同じよ」


「フラン様 諜報だなんて、

正しくは王国第23騎士団です」


「他の騎士団と違って

巨像騎士乗りで編成されたのは

第1の近衛か23団だけどね。

行儀がいいのが近衛で

はみ出し者が23団。

他の団の巨兵乗り共にすら蔑まれているわ。

諜報騎士ってね。

そんな私達に今更お行儀や覚悟求められてもね」


「腐らないでくださいよ」


「私達も野に下りたいわ」


「フラン様その発言は…」


「あーゴメン。漏れたら消されちゃうね」


「ま、7色じゃないけど

面白いの見つけたし良しとするか」


「どちらかがワイバーンを狩った方ですかね?」


「どうかなー?

ワイバーン討伐に向かった冒険者が出たと聞いて

もしかしてと思ったんだけどね。

ワイバーンを狩ったのは男女の2人組らしいから

確かに騎士と聖女の可能性はあるよ。

でも騎士と聖女なら

私達クラスでもワイバーン位は狩れるからね」


偶然にも決闘に選らばれたこの荒野は

ワイバーン退治を依頼した村に割と近かった。

依頼を受けた冒険者について

調査を開始した2人がこの決闘を目撃したのは

偶然とは言い切れない。

村での聞き取りを終わり

王都に戻る途中で光の柱が立ったのを目撃した。

そして現在に至る。


「冒険者なら王都のギルドで確認すれば

素性は判りますね」


「うん、あまり期待してないけどね。

それよりも勝負の行方よ!

なんで決闘してるのかは判らないけど、

尾行する(つける)わよ」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『どうして、光輪を飛ばさなかったんだい?』


『その展開はカールが望まないと思って』


 初手で完全に優位に立っていた2人だが

今は押されている。


『まあ、今はメアルに任せるよ』


『はい、でも何時でも割り込めるようにはしているわ』


『判った』


戦いの最初から

白銀の巨像騎士を動かしているのはメアル本人だ。

常識では考えられない。

聖女一人でここまでの戦闘が出来るなら

騎士は必要がない。

この世界の巨像騎士のルールに

乗っているように見えて実はそうではない。

半神である2人にとって

形をそうしているだけに過ぎないのだ。


 今、メアルはワザとアルジに押させている。

何か強力な術を仕掛けようとしているのも判っている。

そしてそうしている理由は

勝負に勝つためでは無かった。

最初に圧倒的な力を見せつけ本気にさせる。

そして最大の技を仕掛けさせる。

そうさせる方向にメアルが導いたのだった。

倒すなら初手の光輪で切り刻んでいるし、

今だってメアルは光刀ではなく、

光剣を双剣にして対応しただろう。

剣技だけで圧倒出来る自信もある。

あまり得意ではない光刀1本で完全に

アルジの激しい斬撃を全て防ぎ、

斬撃によるダメージは受けていない。

そして現在は魔法も使っていない。

これらは全て演出なのだ。

傲慢であると言えるがそれ程に実力差が開いていた。

剣での戦いに移行して15分程経っただろうか


<そろそろ向こうも準備できたかな>


そう考えたメアルは次の一手を打つ。


 白銀の騎士が一瞬眩しく光った。

その事で一瞬攻撃が緩み、

本来であれば攻守が入れ替わっただろう。

しかしメアルは敢えて攻勢に転じなかった。

風の刃で受けたダメージを無にし、

そしてそれを見せつけた。

更に言うなら

見せつける為に敢えて風の刃を受けたのだ。


『回復だと!』


『メアルめ、やってくれるのう。

こちらの回復は封じておいて、

これみよがしにこのタイミングで回復するとは。

アルジ、もうアレに賭けるしかないぞ』


『剣技でもダメだったしな』


アルジとニースの必殺の技、

風の力で超圧縮された水弾。

超速で打ち出される水弾は

風の力を使っても軌道を変えるのが難しい。

だがその目に追える速度では無い点の攻撃を

躱すのはなお難しい。

狙うのは騎士の心臓。

メアルの宿るだろう位置だ。


『いくぞ!』


アルジは正確に狙うため後方に跳ぶ!

距離が20m程離れる。

そして着地する前、

ジャンプの軌道の最高点で仕掛けた。

右手の剣を投げる。

コレは陽動だ、当たるように投げてもいないし

次の必殺技の軌道に入らないように投げた。

一瞬、ただ一瞬 気を取られてくれればいい。

その一瞬で心臓を撃ち抜ける。


アルジとニースのコンビネーションは完璧だった。

アルジは完璧なタイミングで剣を投げ

突き出されたままの右手の手の平から

ニースは水弾を発射させた。

水弾は正確に狙いに向かって飛んだ。

正確には心臓の少し上

メアルを殺したい訳ではない。

そこを狙って撃ち抜いたという事実があれば

それでよい。


しかし、

アルジとニースは見た。

白銀の騎士が黒い刀身のブレードを

振り抜いていた光景を。


ギイーーーーーーーーーン!


そしてコンマ数秒遅れてやってきた

耳につんざく金属音。


いつ光刀から持ち替えたのかも判らない。

それは水弾を打ち出した瞬間、刹那の出来事だった。

判った事、それは水弾が斬られた。

という事実だ。

アルジは着地と同時に本能的に剣を構えた。

が、同時に手遅れと感じた。

白銀の騎士が既に目の前に迫っていた。

まるで一瞬で目の前に現れたかのように。

数十mあった距離が詰まっている。


次の瞬間、

巨像騎士『ジーニ』の両腕が肩から切断された。

アルジには剣筋が全く見えなかった。

白銀の巨像騎士が止まった時、

『ジーニ』の心臓の位置直前に

黒い光る刀身が突きつけられている。

もうひと伸びすればニースの命は無い。

これはメアルを狙われた事への

カーライルの報復だった。


『ふう、完敗だ』


アルジが両手を上げ降参の意志を示そうとしたが、

上げるべき両手が無かった。


『もう回復させる魔力も残ってないのぅ』


『勝負ありでいいですか?』


メアルが割り込んできた。


『ああ、こちらの完敗じゃ。

もう維持できぬから解除する』


その直後、ニースは巨像騎士化を解除した。


メアルは感動していた。


<カール! カッコイイ!!>


そう、メアルの目的はカールのカッコイイ所を実感する。

それだけだった。

水弾が撃ちだされた瞬間、

それは自分を狙っているとメアルは判った。

そしてカールが動いてくれる事も判っていたし

信じてもいた。


『メアル、狙ったな?』


わざわざピンチに陥ったのだ。

直ぐにバレて当然だ。

最初からカールが動いたら勝負にならないし

超高速で迫る水弾を切断するのは

メアルでも出来ない。

カーライル、いやランディだから出来る芸当だ。

ピンチを救ってもらうのが

ラメットでありメアルの憧れなのだ。


『カールにも動いて貰わないと2人に悪いわ』


『ま、そうかもな』


メアルもまた満足して巨像騎士化を解除したのだった。


39話了

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