木瓜はきゅうりとも読めるって!
僕はサンピエール3世!人間だよ!
最近人間以外がいっぱい街で暮らしてるんだ。とっても不思議だよね。だから僕街を調査することにしたんだ!
まずはミジンコ!彼らはとっても小さいけどいっぱいいてお魚さんのたべものなんだ!彼らがいないとお魚さんはとってもこまっちゃう!お魚さんが困っちゃうと僕も困っちゃう!僕が生きていられるのも彼らのおかげなんだ!僕はミジンコになる!
「今回貴様らのようなものたちに集まってもらったのはほかでもない。我輩の野望のため、ひいてはお前達のためだ。
まずひとつ問おう。諸君らは現状を変えたいと思ったことは?
勿論あるだろう。生態系最底辺の諸君らを狙うのは何億倍の大きさの底辺以上ども。親を失い、子を失い、友を失い、嘆けばその隙に食われる。感情を持つことも許されずただ糧にされるためだけに生きる。こんな地獄があっていいのか!諸君らが足掻こうとも彼らには何の影響もでない。だが!諸君らによって生かされている彼らは諸君らがいなくなれば生きることもできない。本当に下等なのは彼らだ!我々は水と酸素があればいい。それだけで争うことなく繁栄していける。地球に永らくあったのは我々だ。彼らは侵略者だ!地球という惑星にとっての害だ!そのくせに図々しく地上を海を悠々と我が物顔で闊歩しているのだ。我々は彼らを許すべきではない。根絶やしにするのだ!そのために我々は一度自滅しよう。自主的に深い眠りにつく。そのための技術ならもうある。コールドスリーブだ!」
よーしたくさんのミジンコさんと地球のために頑張らなきゃ!でもコールドスリーブ用の機械はとってもお金がかかるらしいし、どうすればいいんだろぉ?世の中はお徳用ってのに弱いらしい!そうだ!ミジンコのお徳用パック詰め合わせ販売だ!
「これは犠牲ではない。我々の誇りゆえの行動、その積み重ねは歴史だ。彼らは英雄なのだ。英雄の死は後々の平和だ。彼らは死んだのではない。一つ上の高みにいたり我々は干渉できなくなった。それは悲しむべきことではない、喜ぶべきことだ!」
お徳用パックで10兆くらい稼げたけど僕のコールドスリーブ分のお金しかない!仕方ないや!僕だけをコールドスリーブさせよう!そうすればいっぱい用意しなくてもいいし安上がりだもんね!
「本当にすまない。我輩しかコールドスリーブが適正に行えるものがいないだなんてこんな悲劇が・・・。いやすまない。地球を救えるのは我々しかいない、そのための重要な役割を果たせるのは素晴らしいことだ。悲劇なぞとは失言だな・・・。・・・すまない」
たくさんのミジンコたちに見送られて僕はコールドスリーブした!でも起きたときにはもう優しい彼らはいないんだ、とっても悲しいなぁ・・・!!!
「見事引っかかりおった!さすが単細胞!笑いが止まらぬわ。我輩の野望、それは地球や貴様らなど関係ない。誰もいない公園で遊具を独占したくなっただけのことであるというのに。馬鹿なやつらだ!うわハハハハハハハハハハ!」
遊具で楽しく遊んでただけなのに神様に殺されちゃった!すっごいびっくり!でもなんか生きてる?どうやらミジンコさんたちに会う前くらいに戻されちゃったみたい!神様ってすごーい!お陰で悪魔信仰に目覚めかけちゃった!
「キュウリナスナスキュウリナスナス」
「ナスナスキュウリナスナスキュウリ」
「パプリカパプリカパプリカパプリカ!」
「来たれ悪魔よ我が憎悪をソルベとして発現せよ!」
呼び出したスーパーコックデビルはすごいんだ!どんな野菜も美味しく調理してくれる!好き嫌いも無くなって野菜全部食べられるようになったんだ!猛毒の野菜を食べても大丈夫!今までずっと食べられなかったからとっても嬉しい!そんな素敵な悪魔の名前は織田長ネギ!
毒草のおいしさに感動してた僕だけど、毒キノコにあたって思い出したんだ!僕が長ネギを召喚したのは神様にちょっとしたイタズラするためだって!
「すいませんがちょっとお願いがありまして。今イイっすか、長ネギ大魔王様ぁ」
「別にいいけど手短にしてくれ。お前が供えた玉ねぎの品質をみてんだからよ」
「お手を煩わせちまって申し訳ない。お願いっていうのはあの神のアンチクショウをスパッとどうにかできないかってことでして」
「そのためにはちと供物が足りないわ。せめておぼろどうふ級をもってきてもらわんと」
「おぼろどうふ!そいつはちょいと難しいっすわ」
「神に挑むってんだぞ。そんくらいは最低限だろ」
お豆腐屋さんで修行して頑張った!おぼろどうふ美味しい!どんな仕返しなのかなって思ったら神様を丸ばつゲームで負かしたって!さすが長ネギ大魔王だ!
ええ!
織田信長の「木瓜紋」って「きうり」じゃなくて「もっこう」なの!
それ本当なのwiki先生!
信じらんなぁい!
しかもキュウリ関係ないの!
うっそだぁ!
もうしったかしちゃったのにぃ!
ミジンコのことはてきとうです!
ミジンコ愛好家さんごめんなさい!