表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/12

父さんは化け物

アイクの家族構成スキルについて解説を書きました。


あれは、今からちょうど1ヶ月前の出来事だった。

僕はいつものように、朝早くから起きて、剣術の稽古をつけてもらっていた。


剣術の相手をしてくれているのは父だ。

父の名はナクシス。昔は冒険者をしていて、かなりの手練れだ。


僕は物心ついた頃から父親に剣術の稽古をつけてもらうことが日課になっている。

そのおかげもあり、僕は同年代は愚かそこら辺のベテラン冒険者とだって剣術においては大差ないレベルまで成長していた。


それでも、父親には勝ったことがないのだから、化け物だなと思う。

だが、僕にはこと戦闘において剣術だけではどうしても不利な状況が出てくる。


それは魔法を使われた場合だ。


魔法は遠距離から攻撃できるものから、さまざまな魔法が存在する。

それらがあるので現在の僕は剣術だけでは限界を感じていた。


じゃあ魔法を使えば良いだろって?


使えたらこの14年間悩んだりしてないんだよ。


普通なら生まれ持ってみんな攻撃系のスキルを身につけて生まれてくる。

例えば火玉や水泡、雷撃、などなど、自分の身を守ることができる攻撃魔法が身についてるバズなんだ。


僕を除いては、


僕が生まれ持って身についていたスキルは、

(透視S)

攻撃魔法ではないクソみたいなスキルだ。


Sというのはスキルのランクのような者で、C→B→A→Sといったように強さや性能が変わってくる。


僕のスキルは透視Sなのでこのスキルでは最上級ということになる。

透視Sは全てを見透かす力を備えているらしい。


例えば、僕がこのスキルを発動すると相手の名前。レベル。職業。保持スキルこういったものが見える。他にも色々あるのだが、今回は省略しておこう。

この力で父親を見てみるとこうなる。



名前 ナクシス

レベル 123

職業 衛兵、冒険者

スキル 剣術A、武術A、爆炎B



とまあこんな感じで、相手の素性が僕には丸わかりなんだ。

ちなみに僕はこんな感じ



名前 アイク

レベル 43

職業 学生

スキル 透視S 剣術B



攻撃魔法のスキルが欲しいよ。


このように相手も自分もスキルを含めてみることができる。


僕のレベルが結構高いことに驚くかもしれないがそれもそのはず。僕は毎日レベル123の化け物と稽古をつけてもらっているんだから。


レベルの基準がどの程度か、表すと、


普通に生活をしている人、商人など、戦いとは無縁の人たちは、だいたい1〜10

普通の冒険者で11〜30

ベテラン冒険者で31〜50


とまあだいたいこんな感じで、これから、わかるように父親は化け物なんだ。レベル100を超えてる人は、貴族やギルドで、Bランク以上の冒険者がそこに該当する。


僕は今ベテラン冒険ってとこだね。

でも、僕は冒険者じゃないし、ただの学生、しかも貴族でもなんでもない、ただの村人なんだ。


[アイク〜貴方ご飯よ〜]


そんな声が聞こえてきて、僕と父さんは稽古を終了して家に入ることにした。


食卓には、質素だが、手によりをかけて作ってくれた。ご飯が並んでいる。


[アイクお腹すいたでしょ。手を洗ってから、食べるのよ。]


母さんに言われたとをり洗面所に行き手を洗う。

食卓に戻るとそこには僕の妹のリアが椅子に腰掛けていた。


[リアおはよう!]


僕が声をかけると、リアは太陽のような笑顔を僕に見せてくれた。


[お兄さま、おはようございます。今日も剣術の稽古お疲れ様です。]

リアは僕より2つ年下の12歳だ。


リアには本当に癒される。おいちゃん目からしてもリアはとても可愛い。村でも一番可愛いと評判だ。


消してシスコンではないぞ


僕は朝食をとりながら、今日の予定について話し

合う。


[今日は森でレベル上げをしようと思うんだけど良いかな?]

[それは良いが、森で魔物を倒しても今のお前ではたいしてレベルは上がらないだろ。]


父親の言う通り、今の僕のレベルからして、森にいる魔物を倒してもたいした経験値が入らない

でも、攻撃魔法を使えない僕はレベルを上げていくしか強くなる道はないと考えている。


効率は悪いがコツコツ行くしかないな。

[そうだけど、仕方ないよ。]

[そうだな、だが相手が弱いからといって慢心してはいけないぞ]

[うん。わかっているよ。]


父はよく慢心するなと言ってくるその教育の賜物か僕は常に慢心せず注意深くどんな的にも油断しないようになった。父に感謝しなきゃと常々おもっていた。


僕はご飯を食べ終わると食器をシンクまで持って行き、早速森へ出かける準備をする。


さあ、今日もコツコツレベル上げをするか。


自分自身を鼓舞し、家を後にした。

読んでいただきありがとうございます。

今回は展開的に進展はあまりありませんが次回はお話が進んで行く予定です。

どうぞお楽しみに。


評価やコメントお待ちしております。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ