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2.初めての授業と約束

 人生初めての授業というものは『歴史』が初めてだった。

 イザック王国の貴族の大体はイザック王都学院で色々な知識を得て成人している。農民などはあまり教育というものにお金をかけないのか、子供に家業を継がせることが大半だ。


 「〜であって、サイクス=アレン、ここを答えてみろ」

 チョークを持った手でアレンを指さすリリィ教師。

 初めて答えるというものに戸惑いを覚え、席から立った。


 「えーっと、反乱軍にクタァ鉱石を密輸したためだと思われます」


 少し不安な気持ちになったが、

 「正解だ、サイクス=アレン、座っていいぞ」


 アレンは、正解したことに達成感を感じつつ、授業というものはこういうものなのかと充実感にも浸った。


 リリィ教師は周りを見回し、解説を始めた。


 「イザック王国の反乱軍が武器を作るために鉱石を入手しようとし、貿易相手になったのはトーイ国という今はない国だ。反乱軍に協力したということで、イザック王国は反乱軍を倒した後、トーイ国との戦争を始めたんだ………」



 「次の歴史の授業は、反乱軍とトーイ国について説明する。これで1時限目の授業は終了だ」


――コーン

―――コーン

と鐘の音がなり、授業が終わったことを示した。


 リリィ教師が教室を出た後、みんな一斉にガヤガヤし始めた。全員、初めての授業で一喜一憂しているのだろう。

 すると、薄黄色のトサカ頭、ダクスが早足でやってきた。


 「おい、アレン! お前よく鉱石の名前言えたなぁ……。俺は全然分からなかったぞ!!」

 すげぇなという言っているような顔で、初めての授業の事を楽しそうに話してくるダクスをアレンは、

 「はぁ、ダクスお前、クタァ鉱石を知らないのか?」

と呆れ顔で聞くが……、


 ダクスはよくぞ聞いてくれましたと、ドヤッとした顔で答えた。

 「知らないと思ったか?あぁ勿論知ってるぜ! クタァ鉱石はなぁ、品質はさほど高いとは言えないが、加工しやすさが売りなんだよ!」


 「実際に俺もクタァの剣を作ったがすぐなまくらになったんだよな!」


 「へぇ、そうなのか。」

 アレンは軽く会話を流しながら感心する。


 「えぇー知らなかったよぉ〜」

 聞いたことがある声が、後ろから聞こえ、後ろを振り返った。イザック=ライ=ロバット。王太子の弟だ。


 「また会いましたね、イザック=ライ=ロバット様。何の用ですか?」

とアレンは不機嫌気味に問う。すると、ダクスは慌て始め、

 「おい、アレン。その口の聞き方はないだろ……! 初めまして、イザック=ライ=ロバット様」

 通常では愉快なダクスがペコペコとなる。


 「いやいいんだ、ハイド=ダクス君。僕は彼のような態度が好きなんだ。それと君のような口調も好印象なんだ、前の口調で構わないよ」

 ヘラヘラとするライは、気楽に話そうと宣言した。


――ガハハッ!と愉快に笑うダクス。

 「そうですか!ライ様。 いやぁー心が広いですな!」


 「そうだろ? 私は心が広いだ」

 そして、アレンをじっと見つめ、尊敬しろと言わんばかりのオーラにイラッとしたアレンは、

 「何が目的ですかね?」

 早く要件を聞きたいアレン、冷静に質問する。


 「次の時限目、『実技剣術』で一緒に模擬戦をしよう」

とだけ言って、次の準備の為に去っていった。


 「はぁ……? ダクス、なんで俺なんだろうな?」

困惑するアレンは不思議に思ってダクスに聞いた。


 「わからねぇな!!」

 ダクス、単純に答える。だよなと思うアレン。


少し考えてみて、もうちょい文字数増やそうと思いましたが、出来ませんでした。

このまま、進行していきたいです。


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