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四十話 『書き換わった新世界』

 ――大天使イシュタル。私と契約しなさい。


 銀髪の騎士の首が、床に転がる場所で、薄氷色の髪を持つ姫騎士が、とある乙女に剣を向けて、そう言った。

 ……姫騎士が右手に持つのは石の剣。


「良いですよ」


 間髪いれずに肯定され、もし、断られたら、脅そうと思っていた姫騎士が碧眼を丸める。


「ふふ。アナタが望むもの。すべて差し上げましょう。ワタシに差し上げられるものであれば」

「あら、ずいぶんと気前の良いのね?」

「アナタの心には、《愛》が激しく燻っていますからねぇ。ワタシはそれが大好物なのですよ。大切に育ててくださいねぇ」

「……」


 しかし、聡明と自負するこの姫騎士は、目の前の乙女の心層を覗こうとはしなかった。

 最初から、価値観を共有できる存在ではないと、見切っているからだ。


「私が求めるのは――この記憶の継承と、神子が持つ《黄泉戻しの勾玉》よ」

「……羅刹の道を逝きますか。アレは……そういう使い方をして欲しくて、作ったものではないのでがねぇ」

「――で? 渡すの渡さないの?」

「もちろん……ワタシは約束を守る女神ですからねぇ」


 乙女が答えると、姫騎士は満足そうに頷いて、石の剣を放り捨てた。

 その空いた手で、銀髪の騎士の首を拾い上げ、グニャリと歪む世界の向こうへ消えていった。


「――ですが、その愛は、主が定めた法を犯す愛ですねぇ……まっ。ワタシには関係ありませんが」


 ――ふふふ。と。


 姫騎士は微笑み、そんな会話があった事を、思いだしながら、新たな世界で覚醒し……胸元に輝く勾玉を玩ぶのであった。 


《空白》


 ――タレム様。起きてください。朝でございますよ。


 ゆさゆさっ。ゆさゆさっ。


「……ん?」


 妻に優しく身体を揺すられて、こうして、目を覚ますのは何度目か?

 ……一度目だ。一度目の筈なのだが。


「あれ? マリカちゃん……ここ、どこ? ぼくは誰?」

「ふふっ、寝ぼけておいでですか? ここは聖都レイラインでございます」

「……」


 そんな言葉を聞きながら、部屋を見渡すと、五月二十日と記された暦を見つけた。

 ……何故か、何千万回と見た気がする。


「そして、貴方は私の愛しい夫。タレム様でございます」


 キョロキョロと辺りを見渡すタレムに、マリカは、そっと寄り添って、


 ……ちゅっ。


 甘い口づけ。


「思い出しましたか?」

「……覚えてないかも。君は誰?」

「では、二度目はありません」

「嘘嘘、覚えてるっ! 覚えているよっ! マリカちゃん」

「ふふっ。では、朝のご奉仕を致しますね? たっぷりと気持ち良くなってくださいませ」

「ちょっ……それはっ……ひゃぁあああああん♡」

「ちゅっ……ちゅっ。タレム様。可愛いです♪」

「や~~め~~てぇええ~~っ!!」


 ……と、そんな感じで、朝のひとときを過ごし。

 スッキリしたタレム達は、大聖堂へ向かった。


 目的は当然、マリカが《祝福の儀礼》を受けて上級修道士になることだ。


 大聖堂に入ると、マリカがすぐに、タレムの手を取って、展示台の前まで連れていく。

 ……そこには、


「これが、聖教教会が誇る至宝。《神器・真実の鏡》ござまいす。この鏡は――」


 古臭い鏡が一つだけ飾れていた。


「――あれ? 神器って、三つじゃなかったっけ? のこり二つは?」

「……三つ? いえ。聖教教会の神器は、《真実の鏡》。一つ、だけでございますよ?」

「そう……だっけ?」

「タレム様。神器の事、知っているのでございますか?」

「いや……知らん」

「……」

「……あれぇ? あははっ。どぞどぞ。マリカちゃん。説明の続きを」

「この鏡は――」


 それからそこで、マリカの恩師、司祭アベル・ベルアベットとその夫人に出会ったり、姫騎士アイリスや教皇ウィルドルド・ドラクレアに出会う気がして、出会わなかったり……と、色々あってから。


「……ん? マリカちゃん。こっちは?」


 タレムは地下へと続く階段を見つけて足を止めた。


「嫌な予感とかしない?」

「はい?」


 ……この先を見ておかなければいけない使命感のようなものを感じて。


「その先は、書架でございます。タレム様には永遠に縁がない場所かと」

「決め付けるのは良くないだろう」

「さて、どうでござまいすかね。……あっ。そういえば最近――」


 そこでマリカは、何かを思い出したように、そう言って、スタスタと階段を降りていく。

 そして、扉を少しだけ開き、タレムを手招いた。


「覗いてご覧くださいませ」

「う……うん」


 言われた通りタレムが、中を覗くと、そこには、沢山の幼い子供達が集められていた。

 ……いつかどこかで、見たことがあるような気がする子供達もいる。


「まさか監禁!?」

「いえいえ。教会が、行く当てのない子供達を引き取って、ああして、手習いを教えているのでござまいすよ」

「行く当てのない子供達……」


 それを、悪くいえば、孤児。


「ええ……放っておけば、奴隷になってもおかしくない子供達ですが……今は未来の同士でございますね。この地下で、寝泊まりしているんですよ?」


 つまりは、孤児院のようなことを、聖教教会がやっていることだ。

 立派な社会貢献である。


「やはり、暖かい気配しか感じませんよ?」

「……ごめん。変なこと言って」

「いえいえ。お気軽になんでも、申してくださいませ♪」


(監禁なんて言ってしまった……)


「あっ、それと、アベル先生の教え子達でもあります」

「ああ……あの人が教えているのか……通りで生き生きしていると思った」


 それを聞いたタレムは、静かに扉を閉める。

 ……何故か、心の中で、安堵の気持ちが芽生えていた。


 それからまた、山を登ったり、山を登ったり、山を登ったり……して。

 霊峰レイライン・山頂。大神殿に到着した。


 ――そこで。

 

「ふふ。《山登りの加護》も無しに、よくぞ、参られましたね。歓迎、致しますよ?」

「ふふっん。お母様。これくらい当然でございますよ。タレムさまは凄い、お方なのですからっ」

「あらまぁ……ふふ」 


 マリカの母。聖母、マリア・グレイシスと再会。

 更に、もう一人。見知らぬ銀髪の美女が、


「ようやく……見つけましたっ」


 ぎゅっ……と、唐突にタレムの事を抱きしめた。


 ドクンっ。ドクンっ。ドクンっ……。


 いつか、鬼畜王の幼妻に感じた時のような、暖かさが胸の内に込みあがる。

 ……色恋とは方向性の違う気持ちだ。


「……あっ! タレム様っ。また、浮気でございますか? なんで、《聖母レムリア様》と親しくなさっているのでございますかっ! どうして、貴方様はいつもいうも知らない美女と仲良くなっているのですっ!」


 そんなことを咎められても、タレムがレムリアと会うのは初めてである。

 ……そう、本当に初めてなのだ。生き別れた実の母と会うのは。


「ああっ。やはり、貴方が『タレム』なのですね。一目で解りましたわっ。ああっああっ。こんなに立派になって……」


 だから当然として、タレムの反応はこうなる。


「あの……すみません。ご婦人。貴女は、誰ですか?」

「……っ」


 そんな反応を見て、レムリアはハッとなり、


「ただのオバサンです……」


 幾度かの逡巡の後、そういうと、そっと離れてマリカを見つめた。


(私の事を既に妻まで持つ、この子に話しても、困らせてしまうだけですわ……。……それにしても、心身共に美しい女性(ひと)ですわね。私の息子やりますわ♪)


「……マリカさん。この子のこと。どうかよろしくお願い致します」

「……はい。必ず」


 ただのオバサンとしては、意味深なやりとりだが、そこでマリカはしっかりと礼節を持って対応するのであった。

 

 ――そして、更に、もう一人。


 ちょんちょんっ。

 

 ……と、タレムの裾を引く少女がいた。

 

「……君は?」


 振り向くとその少女は、オッドアイの瞳を持ち、頭にふさふさな犬の耳を二つ生やしている。

 レムリアに似て器量も良い。……将来有望そうな少女だ。が、まだ幼い。八歳にも満たないだろう。


「兄じゃ……」

「……あん?」


 謎の少女に兄と呼ばれ、首を傾げるタレムに、マリカがそっと耳打ちする。


「そのお方は。レムリア様のお子様で、神子ノルン様でございます」

「神子?」

「有名ですよ?」

「しらん」

「……ノルン様は、殿方の種を受けず授かった赤子。神が与えた子。故に《神子》でございます。レムリア様が《聖母》と呼ばれる由縁でもあります」

「えっちしないで産まれた……子?」

「ちゃんと確かな証拠はありますよ?」

「……(ねつ造だろう)」


 その嘘にしか聞こえない話を聞いて、タレムがチラリと聖母を見ると。

 レムリアは慎ましく微笑んだ。


(悪い女性じゃない気がするけど……何だろう、不思議な感覚だ……まっ、いっか、女の子は可愛ければ)

 

「ふふふ。タレムさん。どうか、娘の頭を撫でてやってくれますか?」

「……俺、可愛い子には、年齢問わずエッチないたずらをする人間ですよ?」

「ふふ。珍しいことなんです。娘が……私以外に懐くのは……」

「こんな脈絡もなく懐かれて……いるんですかね?」

「ええ……間違いなく」


 ――とにかく。

 タレムは、レムリアの言葉に従いノルンの頭を優しく撫でる。


 ふさふさっ。ふさふさっ。


「――♪ ――♪」


 犬の耳がモフモフとしていて、普通の女の子を撫でるより幾倍も癒される。

 しかも、ノルンは確かにタレムに懐いていて、その腰に抱き掴まりながら、小さい尻尾を左右に忙しなく振っていた。


「……なんだこれ……めっちゃいい」

「兄じゃ♪」


 感動するタレムは、そのままノルンを抱き上げて、


「よし。決めた! ノルンっ」

「な~に?」 

「君がその気なら、六年後。シャルタレムの屋敷を尋ねておいで――俺のお嫁さんとして迎えるから」


 そんな事を言った。

 その言葉に、マリア以外の全ての女性が凍りつくが、タレムは気付かない。


「っ! なる! われ! 兄じゃのっ、およめさんになるっ!」

「そうか。そうか。六年後が楽しみだな……ハッハッハッ」


 もちろん、タレムは冗談のつもりである……が、ノルンは本気も本気であった。

 ……六年後が楽しみである。


「タレム様」

「――っ」


 そして、マリカが氷点下の眼差しをタレムに向けていた。


「ちょっと、お話を致しましょうね?」

「……え? マジ? マジのやつ?」

「マジのやつです」


 ――それから。まぁ、色々あって……。

 

《祝福の儀礼》がつつがなく行われ、マリカは晴れて上級修道女の地位を得た。

 

 その夜の事。


 マリカとタレムは二人部屋を用意され、月明かりの中、同じ床で横になっていた。

 ……タレムは下着一枚。マリカは新しく貰った上級修道女専用の修道服姿。色は白。


「それにしても……なんか、ここまで長かったね。人生で一番長い一日だった気がするよ。俺、マリカちゃんが、マリアさんとレムリアさんから祝いの詞を貰った時、うれしくてジワジワと来ちゃったよ」

「そうでございますよね。あんな年端も行かぬ、幼い少女を口説くのでございますから」

「……まだ、怒ってるの?」

「いえ。もう諦めていますので」

「諦めないでっ」

「――それより」


 きゅっ。と、マリカが頬を紅く染めてタレムの身体に密着する。


「この服のままで……致しますか?」

「うん……その方が良い」

「畏まりました」


 二人が何をしようとしているのかを問われれば、それは夫婦の営みである。

 これまで、何かと、それをしてこなかった二人だが……

 流れ的に、今夜はすると、性的合意を持ったのだ。


「じゃあ……するよ?」

「……どうぞ。お好きなように――」


 そして、いよいよ。

 タレムは童貞を卒業する。

 ……今日は疲れて眠るなんて事もない。大好きな女の子が相手なのだからしっかり興奮もしている。

 マリカも嫌がらない。


 だから、今回こそは本当に……。


「――愛。して、くださいねぇ。フフッ」


 タレムは、マリカと大人な接吻を交わした。

 その瞳が、薄く輝いている事にも気が付かずに……。


 ――瞬間。


 タレムの脳に、記憶の濁流が流れ込んだ。


「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお――っ!」


 それは失われた筈の世界の記憶。

 ノルンが足掻いた運命の旋律。

 永遠に続く悲劇の螺旋。

 そして、一千万回に及ぶ、堕天使ルシファーとの死闘。


 ――全て、思い出した。


 ちゅっ……ちゅっ。ちゅっ。ちゅる♪


 当然、今、タレムがキスをしている女性が、マリカであって、マリカではないということもだ。


「……っ! イシュタルぅぅぅううぅうぅうううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう――っ!」


 慌てて、タレムは腰を引き。マリカ……否。

 イシュタルから距離をとる。


「なんでっ! なんでっ! なんでっ! イシュタル様がまだいるの!? 居なくなるって言ってたじゃんっ! 力をすべて使いきるってっ!」

「ワタシも……そのつもりだったのですがねぇ。神子といい子供達といい、上手く辻つまを合わせていたでしょう? 大変だったんですよ? ですが、アナタと最後にキスをしたことで、少しだけ力があり余ってしまったようでしてぇ……あっそれより」


 ――さぁ。続きをしてください。


 ……と、手を広げるイシュタルに、タレムは毛布を投げつける。


「やる訳ねぇーだろッ! 俺が、抱きたいのはマリカちゃんなんだよっ! 帰れっ! せめて引っ込めっ! 失せろ! マリカちゃんを抱かせろぉおおおっ(血涙)」

「もちろん、普段は面倒くさいので、この身体の中で眠らせて貰いますよ? もう、頼まれたって、人間の運命に干渉なんてしませんから――でも」

「でも?」

「この身体に一定量以上の愛が満ちると、自動的にワタシが表出するので、気をつけてくださいねぇ」

「……一定量って?」

「多々ありますが、愛の営みで、愛を感じれば……当然」

「え? じゃあ、何? 俺、この先。一生、マリカちゃんとエッチできないの?」

「いえいえ。逆にワタシを満足させるまで、愛を注いでくれれば良いのです。そう、これからは、この依り代を愛すなら、ワタシの事も、愛してくださいねぇ」

「ふざけんなっ!」


 タレムが憤慨するがイシュタルはなんのそよ。


「それと……アナタにはこれを渡しておきます」


 そのまま、そう言って、タレムの手に石の剣を何処からともなく出現させた。

 

「《神凪ぎの剣》……」

「ええ……神仏以外は決して斬れませんが、神仏相手なら大天使であっても斬り殺せる剣ですねぇ……主は無理でしょうが」

「お世話になったけど今聞くとピーキな剣だなぁ……。――で、なんでくれるの? 面倒臭がりの貴女が」

「……あの娘にあれを渡してしまった罪滅ぼし……ですかねぇ。私は平等な女神なのですよ」

「……あん?」

「とにかく、いつか、また、必要なときが来ると思います。……運命の神子の神通力も、封印しまいましたし」


 ――では、ワタシは愛を貰うまで眠りますねぇ。


 むにゃむにゃとそう言って、イシュタルは瞳を閉じた。

 次に瞳を開けば……


「……あれ? 私、今、何を?」

「……マリカちゃん」

「……ハッ! もしかして、眠ってしまったので?」

「……」

「申し訳ありませんっ! もう一度、今一度っ! お情けをおかけくださいまし」


 ……マリカが必死に頭を下げる。

 結婚初夜、タレムが同じ事をして、怒ったマリカは立つ瀬がないのだ……が。


(これ……どうしよう。えっちしたらイシュタル様が出てきちゃうし……初えっちがイシュタル様とだなんてやだし。はぁ。めんどくさい事になったなぁ~~)


 ……どう考えても、マリカのせいではない。


(何が愛の女神だ。あのポンコツ! 邪魔しかしてねぇーじゃねぇ~かっ!)


「……ふぅ。なんか疲れちゃったよ。マリカちゃん。今日は、もう寝ようか」

「そんなぁ~~」


 結局。タレムは、考える事を放棄して、横になる。

 されど、……世界を救った記憶を思い出した事で、タレムは本当に疲れていたのだ。

 だからすぐに、すやすやと深い眠りについていた。


「マリカちゃん……大好きだよ」


 そんな寝言を言いながら、マリカの身体を抱き寄せて。


「……タレム様。魂が――」


 ぎゅぅ~~っ。

 

 優しく、それでいて力強く抱きしめられたマリカは、眠るタレムの顔を見つめて、


「……いえ。わたしが、この身にある全てで、癒して差し上げれば良いだけのこと」


 静かに微笑み、


「ふふっ。きっと、わたしの存じあげない所で、頑張ったのでございますよね。お疲れ様でございます……私の腕の中で、ゆっくりとおやすみくださいませ」


 一夜を過ごしたのであった。

 ……誰も覚えていないはずの、救世主の活躍を褒めたたえて。《聖都編・完》


《後書き》


 はい。オジSunです。

 今回も最後までよんでくだされたお方に最大限の感謝を。

 ……ふぅ。時間がめっちゃかかったぜ。


 ――さて。今回のテーマは《タイムリープ》です。

 なんか、タイムリープものを書きたくなって、色々、よんだり、研究したり、して、書いてみました。


 どうでしょう? タイムリープものっぽくなっていたでしょうか?

 ……全部独学なので、矛盾はまぁ、あるでしょうねぇ。



 ちなみに今回もプロット書く段階で、めっちゃ苦労しました。

 なんでタイムリープするのかをねぇ。考えるのかすんごい難しい。

 ――で、結局、神子の能力にして、しかも堕天使にとらわれてる設定にしてみました。


 だから、今回のメインヒロインは、神子ノルン……な、はずなのですがねぇ。

 序盤はまるっとマリカに持っていかれ、中盤から終盤までは、イシュタル様にもっていかれた気がしますねぇ。

 面倒くさいですねぇ。ヒロインって決めて書いてるのにどうしていつも、ヒロインの扱いがこうなるのですかねぇ。


 ええっとそうそう。

 今回は、騎士としての話ではなく、修道士としての話が基盤なので、色々、魔禍不思議な存在に登場してもいました。

 天使や堕天使ですねぇ。


 あの人たちは、色々な視線が、人間とは違うので大変だったのです。

 ……というか。今回、話が難しかったですよねぇ。すみません。

 ……ふぅ。 



 まぁ、大まかな流れは、堕天使に囚われた神子を、女神の加護を受けた主人公が救う。という感じです。

 

 ――で、前回、タレムの産みの父の話をしたんで、今回は産みの母のはなしですね。

 そして、おそらく、今回の話で一番、悲惨な目にあってたのはレムリアさんです。

 タレムとノルンも相当だけど。

 ……そんな感じです。



 実をいうと、今回、何故かマリカの強化イベントみたいになりましたが、本当は、あの暴れん坊ヒロインが、さらに暴れるための話だったりします。……まぁ。それは大分あとの話になるとおもいますが。

 なんだかんだ、今回、暗躍していた子達のなかで目的を達成してほくそえんだのはあの子だけですし(笑)。


 ……今回のラスボスが強すぎて、強すぎて、ルシファーとの戦う話、決着まで、半月以上かかりました。

 おそくなったのは、そのせい。決して、他の長編かいていたせいではありません。



 ――さて。今回の話については、こんなところですかねぇ。

 何か質問があれば、感想とかにどうぞ。


 では、

 次回ですが、まずはいつも通り、閑話を少々。(もう全ヒロインといちゃいちゃするのは諦める)


 で、そのあと、ようやく、話を騎士の話にもどして、《戦争編》をやりたいとおもっています。

 今回出番がなかったイグアス君、復活の予感。師匠は便利すぎるので欠番です。


 まだ、予定にすぎませんが、男の新キャラたくさんだそうかなぁって……。

 ご安心を、ちゃんと新しいヒロインも出します。

 ――で、タレムさんに二人目のお嫁さんができる予定です。


 そろそろ、初期構想の半分に差し掛かり、ヒロインも出揃いますし。この辺から一気にばぁぁぁぁっと、ハーレム形成して、完結まで、走れたらいいなぁぁぁぁっと。

 クラリスにシルムにノルン。途中で気がついたけど、ヒロイン。妹多いネ。



 固有設定とか登場人物とか、そろそろ、整理して纏めておく場所もあった方が良いですかね?

 もちろん、本編で言及されている事だけになりますが。


 設定纏め回とか、登場人物紹介とか。

 ……いらない? 小説ではないな。コラム的な。


 ――でも新作に手を出したらごめんね。

 強要とかじゃなく感想来れば、頑張れるかも。



 ……ハローワークいったら、まずは職業支援で頑張ってくださいといわれました。

 頑張ります。



 追記。

 詳しくは活動報告にも書くと思いますが、最近、アルバイトを始めまして、それが忙しく、執筆の時間を今までのように取れなくなりました。

 そのため、これからは、大幅に更新速度が低下すると思いますので気長に待っていてくだされ。

 今のところ、次の閑話集は、週一更新で行こうと思っています。(まだ、五話しか出来てないけど……)


 働きながら執筆している人スゲーーって、改めて思いましたまる。

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