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助っ人現る。
「くそっ、本当に切りがないな」
「いや、もう敵が出現する気配はない。後はここにいる敵だけやっつければいい」
「だが、まだ百体はいるぞ……このままでは体力が持たないぞ」
言った俺の膝がガクッと崩れ落ちた。
まずいこのままではやられる。そう思った時。
「おいおい、弱音を吐いてる場合じゃないぜ」
誰だ?
俺が顔を上げるとそこには知らない顔があった。
「お前は!!」
千葉県のヒーローが驚嘆の声を上げた。
「誰なんだ?お前は」
「フッ、お前の噂は聞いている初めましてだな。茨城県のヒーローよ。俺は栃木県のヒーローだ。よろしくな!」
「今、千葉県の精霊から情報が入った。今までにない敵が出現したので栃木県のヒーローに精霊同士のテレパシーで救助要請を依頼したらしい。ふん。余計な事を」
「ピンチな癖によく言うぜ」
「来てくれてありがとう。栃木県のヒーロー。千葉県のヒーローも口ではああ言っているけど本心は感謝していると思うよ」
「大丈夫。分かってるから。こいつとは腐れ縁なんでな」
へえ、この二人にどんな事があったのだろうか。まあそれはまずは、この戦いを乗り切って、その後機会があれば聞いてみるとするか。何だかヒーローが三人もいると言う心強さからか力が湧いて来たぞ。
「よっしゃ〜!!残りを殲滅だ〜!」
俺は力強く叫んだ。




