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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

皆殺し女刑事

警視庁特別捜査班で女だけの特別権限を与えられて「鬼姫分署」が設けられた、トップに女鬼警視を配置して、覚せい剤密売や売春取り締まり、脱税の特殊任務が与えれて活躍する女刑事部隊の活躍を描いたハードボイルド物語。訓練を受けた特殊部隊は刑務所の受刑者から構成されていた。受刑者でももとは警察官出身であった。その特殊豚には犯人を射殺する権限が与えられた特殊任務での捜査であった。

また、特別捜査班の部隊は指揮官が女警視で、容赦なく悪人逮捕には立ち向かうので殺人警視と言われていた。女刑事サスペンスドラマ。

短編小説「皆殺しの女刑事}原作者 献残屋藤吉郎


第一話「鬼姫交番&分署」


第二話「女警視」


第一話「鬼姫分署」

(1)鬼より怖い女警部と女巡査部長


東京都日野市多摩川に鬼姫交番と呼ばれる交番が設けられた、、桜並木の綺麗な公園の脇だった。


女二人の警察官が在住して、その交番に警視庁殺人課から、降格人事で綾小路美咲警視と言う警察官が警部として赴任して


きた。


警視庁殺人課きっての警察官だった。ミニスカートの似合う身長170㎝の誰が見てもいい女刑事だった。


赴任してきた鬼姫交番には、もう一人、川添小百合と言う巡査部長がいた。


「今日付けで着任した綾小路美咲警部です。よろしくお願いします」と、、挨拶をされた。


「はい、私は川添小百合巡査部長です。よろしくお願いします」と、、、


すると、綾小路警部は「今日から、ここで寝どまりするので頼むね、、、それから、私は外出が多くなるかも知れないけど、気にするなよ」と、何となく男まさりのような気がした。川添巡査部長は思った。


噂では聞いていたけど、やり手と、、、そして、犯人逮捕には容赦なく拳銃を使うと、、、、


川添巡査部長は不思議に思った。どうして、警視庁殺人課のやり手刑事が、こんな田舎の交番勤務になったのかと。。。


しかし、意味があったことは後でわかった。


すぐに噂は広まった。


美人警察官の交番が日野市にあるということが、、、


暇な男たちは美人警察官を一度は見たいと、用もないのに交番を訪ねてきた。


時々、警視庁刑事局長から連絡が入っていた。


(2)鬼姫交番の特務


綾小路美咲警部は警視庁殺人課勤務の時には階級は警視だった。警視庁勤務の時に、上司の命令に逆らい、抗争中のやくざを逮捕する際に、得意の拳銃で射殺してしまったのであった。


それで、実際は階級剥奪、過剰防衛で逮捕まで行ってしまったのであった。


しかし、綾小路美咲警部の父親が官房長長官だったので、権力と言う圧力で揉み消して、警視庁刑事局長榊原康夫の直轄特殊任務として、「鬼姫交番」勤務となったのであった。


目立つ警視庁殺人課より、鬼姫交番の所属として、特殊任務にあたらせたのであった。


綾小路警部のお目付け役の形で、川添小百合巡査部長が配属となった。彼女も射撃の名手であった。そして、常に冷静沈着な行動が認めれれ、鬼姫交番に赴任した。


綾小路警部は行動は大胆であり、悪事に対しては容赦なく立ちむかう警察官であった。


鬼姫交番は田舎町の外れに所在して、日野市には警察署が置いてあるんで、別段、仕事は無かった。


二人のいい女の警察官が交番の中で、暇を持て余していると、暇な男たちが立ち寄ってきた。


昼下がり、電話が鳴った。


警視庁刑事局長榊原警視からの連絡であった。


「新宿管内で、強盗殺人事件が発生した。特殊な反ぐれが動いているようだ、、、やくざ絡みでな、、、様子を見に行ってくれ、、、」


綾小路警部は愛車で飛び出していった。


今回は川添巡査部長は留守番にまわった。




(3)鬼姫交番初仕事


綾小路警部は黒のスポーツカーで鬼姫交番を出ていった。残った川添巡査部長は交番で待機した。


綾小路警部が新宿の強盗現場に着いたと同時に、強盗団の犯人たちが車で逃走を始めたばかりだつた。


黒覆面の男たちが5人、ワゴン車で走り出したところであった。


綾小路警部はその逃走車の後に続いた。


犯人たちは慌てて走り出した。新宿方面から、都心を抜けて、大井ふ頭の方面に向かっていた。


綾小路警部は兎に角つけた、、、そして,大井ふ頭の中の一つの古い倉庫に入っていった。


中で止まった車に向かって、綾小路警部は突っ込み、ワゴン車から、降りてきた強盗たちに向かって、、、」


まずは一発、拳銃を放った。


「はい,はい、、、動くなよ、、、動いたら打ち込むよ」と言いながら、」もう一発、銃弾を放った。


馬鹿な強盗たちは、相手が女と思い、動いた。


一人目は脚を撃ち抜かれ、もう一人もおなじように、脚を撃ち抜かれた。


「だから、言ったろう、、、動くなと」


今度動いたら脚どころでは済まないよ、、、と、脅かされて、動けなくなった。


撃たれた強盗は、、、「うう、、撃たないでくれ」」と言って,うずくまってしまった。


残りの3人も動けなくなって、立ちすくんでいた。


「お前たち、死にたくなかったら、じっとしていろよ」


と言いながら、立ちすくんだ3人のそばに近寄っていった。


そして、3人に手錠をかけて、動けなくした。


撃たれた二人が喚きながら叫んだ。


「助けてくれーと」


綾小路警部は、、、「馬鹿野郎、、、痛かったら、初めから強盗などするなよ。。。」


そして、綾小路警部は本庁へ連絡をした。






(4)悪徳警察官を潰す


鬼姫交番で綾小路警部と川添巡査部長が久しぶりに揃って昼食をとっていた。


来ない筈の警視庁刑事局長の榊原警視が訪ねてきた。


綾小路警部、、、「先日はご苦労様、、、厄介なことが起きてな、、、内密で処理してもらいたいことがあるんで、頼みに来たんだがな、、」


「川添巡査部長も聞いて欲しいんだよ、、、二人で力を合わせて片づけて欲しいんだがな」


今回の頼み事は警察内部の恥なので、隠密行動でやってくれないかな、、、と言うことだった。


警視庁生活安全課の安藤課長の不始末だった。


都内の区役所から、安藤課長が警察権力で、交通事故や窃盗などの事件のもみ消しを依頼されては、謝礼金を取っているという噂話なんだが、その裏付けを取って欲しいと、、、


只の交通事故などの違反のもみ消しなら、まだしも、今回は


、そのもみ消しの中に関東連合会のやくざ絡みの話があるようなんで、問題がおきくなっている。


只の違反事故のもみ消しならいいが、関東連合は覚せい剤密売が絡んでいるので、、、その辺の捜査を仕手欲しい。


「わかりました、、、覚せい剤絡みなら、証拠を見つけて、潰してみますよ」


「頼むわ、、、あまり、あら立てずにな、、」


「川添君は、、警部が走りすぎないような」


榊原刑事局長が帰ってから、二人は愛車で出かけた。


走る車の中で、綾小路警部と川添巡査部長は打ち合わせをした。


二人は関東連合会の事務所のある新宿へ向かった。


「警部、、、まさか、直接、連合会の事務所に行くんじゃないですよね、、」


「川添、、こんなことは直に締め上げるのが一番。。。」


「いやあ、、、まずいですよ、、した調べしないと」


と、言う暇もなく、、


綾小路警部は関東連合会の事務所に乗り込んでしまった。




5(綾小路警部叩く)


綾小路警部は川添巡査部長の制止も聞かずに、関東連合会の本部事務所に乗り込んでしまった。


「警視庁特務課の綾小路だが、、、会長はいるかな、、、いなかったら、福島参謀はいるかな、、、隠すなよ」


と言いながら、やくざ事務所の中に入って行ってしまった。


「福島はわしだが、、、警視庁特務課が何の用ですか、、、いきなり乗り込んできて、いるかはねえだろう、、」


「あんたが福島か、、、用事があるからいねえかと聞いたんだよ、、、なんか文句あるかな」


綾小路警部の勢いに押されて、少し怯んだようだった。


「福島さんよ、、、面倒くさいことは嫌いなんだよ。。担当直入に聞くけどな、、、内の生活安全課の安藤課長を知ってるな、、、知ってたら知ってると答えてくれ、、」


「知らないとは言うなよ、、、覚悟して話してくれ」


綾小路警部は自慢の拳銃を、福島参謀につけていた。


福島参謀は慌てた。


「待ってくれよ、、いきなり拳銃かよ、、話すから、ひっこめてくれ、、」


綾小路警部はやめなかった。「話したら、引っ込めてやるよ」と、、、、


まるっきり脅かしであった。川終巡査部長は側で見ていてハラハラしていた。


最終的には福島参謀に認めさせてしまった。


綾小路警部にはもう、充分だった。


後は生活安全課の安藤課長を責めるだけであった。


兎に角、綾小路警部の捜査と言うよりは、悪人に対して問答無用で責め立てた。


そして、事件を解決していくのであった。


今回の綾小路警部のやくざ対応の仕方を、川添巡査部長は学んだ。


警察内部の処理は警視庁刑事局長に任せた。


鬼姫交番の特務任務は迅速かつ秘密裏に解決することであった。


「川添、、、美味い寿司を握ってくれるところがあるから、、行こうか。。。」


と二人は東京の夜に消えていった。




6(綾小路警部は自分専用の拳銃を所持、、2丁)


綾小路警部は常に自家用拳銃を所持していた。


一丁(ベレッタ13発装填)は腰の後ろ側に下げたいた、そして、もうい一丁は「ボンドアームズガールミニ(11cm)2発装填を太ももの靴下の中に忍ばせていた。


何時でも犯人を狙撃できる体制だあった。


川添巡査部長と行きつけの寿司屋で寿司をつまんでから、愛車で岐路に着いた。


川添巡査部長を調布のマンションまで送ってから、綾小路警部は日野市のマンションまで帰った。


今日も悪人逮捕のために全力を尽くした、、、、


マンションに戻り、一人浴室に入った。一日で一番好きな時間であり、ゆっくりできた。


浴室上がりの時間、バスタオル一枚で、好きなワインを飲むことが警部の癒し時間であった。


相棒の川添巡査部長も気に行ったし、これから、鬼姫交番で悪人退治をしていこうと考えにふけった。


そして、ワイン酔いしてからベットに入った。




7(綾小路警部大いに怒る)


綾小路警部前日の心地良いワインの香りを残して、目が覚めた。


今朝は鬼姫交番にでは無く、自宅マンションにいるときに、


携帯電話が鳴った。すぐに鬼姫交番にいくようにと。。。


綾小路警部は身支度を整えて、愛車で向かった。


鬼姫交番に着いたときは警視庁刑事局長榊原警視は一人の警察官を連れてやってきていた。


榊原警視は連れて来た警察官を、綾小路警部と川添巡査部長に紹介した。


「左近寺龍之介と言う、、、警視庁の特別特任課のベテラン老警部補で、、、暫く、鬼姫交番の留守居役をしてもらう」


と言うのは、、、


二人に、、、綾小路警部と川添巡査部長に特別任務に就いてもらいたいのだった。


今朝早く、警視総監が襲撃されて、付き添いの警察官が二人、暗殺されて、警視庁に脅迫文が送られてきた。


そこで、二人にもその捜査を手伝ってほしいのだと、、、


「警部、、、脅迫文の内容は公表できないが、国家機密に関わる事件なのだ、、、迅速に、警部の荒療治をきたいする。」


「川添巡査部長も、綾小路警部を手伝ってほしい、、、」


今、警察と検事局に対して、国家不穏分子が動いているという情報も入っている。


脅迫文によると、不穏分子の要求を受け入れなければ、次は警察官僚や官房長官まで暗殺すると言ってきている。


「今や、警察や検事局の危機なのだ、、、」


彼らの要求は無謀であった。


現在、服役中の政治犯の釈放だった。






8(暗殺団の無謀な要求)


今回の暗殺団の要求してきているのは、検察庁の検事正を狙撃して暗殺した犯人「奥平平三郎」で、現在、網走刑務所で20年の実刑に服しているものと、、、前の民民党幹事長を襲撃して半身不随の体にした犯人「島津忠一」で、現在、熊本刑務所で10年の懲役に服している二人であった。


この二人を10日以内に釈放しなければ、警視庁警視総監を襲撃すると脅迫してきたのであった。


警視庁としては厳戒態勢を敷いた。


警視庁としては何としても屈するわけにはいかなかった。


警視庁内部には脅しだけと,たかおくくっている者もいるが、、、前回の検察庁の検事正の暗殺もあるので、特に検事正の護衛を強化した。


しかし、念には念を入れないということで、、、、


釈放犯人の準備をした。


網走刑務所と熊本刑務所に二人の受刑者を迎えに行くことにした。


網走刑務所の「奥田平三郎」の護衛、引き取りには綾小路警部と川添巡査部長が護衛と言うことで、警視庁特別班に同行した。


熊本刑務所にも警視庁特別班が護衛、護送を受け持った。」


警視庁特別護送車を使っての搬送だった。


そして、搬送ルートは機密事項だった。


脅迫暗殺団との連絡、交渉は警視庁特別班が指揮を執った。


その指揮官は榊原警視だった。




9(網走からの護送車、襲われる)


今回の受刑者の護送にあたった、綾小路警部と川添巡査部長は他の護衛警察車両で一路、東京警視庁本部に向かった。車両は2台だった。


警視庁内部でも秘密裏の行動、隠密行動であったから今回の搬送計画は洩れることはなかった。


警視庁内部にスパイ的な反逆者がいない限り分かるはずがなかった。


しかし、榊原警視から言われているので、充分すぎるほど注意するようにと、、、


綾小路警部は慎重に気を配っていた。


東北自動車道に入ってから、車両が少なくなってきたので、更に注意していた。


安達太良山のサービスエリアに入り、昼食をとることにした。


勿論、交代での休憩であった。


油断はしていなかったが,3台の黒のワゴン車が近づいてきた。そして、護送車を囲むように車が止まった。


止まると同時に車から十数人が飛び出してきて、護送車めがけて銃撃をしてきた。


綾小路警部と川添巡査部長が休憩していた時だった。


あっという間に護送車は銃撃されて、ドアを壊された。


受刑者の「奥平平三郎」を連れ出した。


そして、護送警察官3名は銃撃され、即死または重症だった。


綾小路警部はすぐに気が付き、応戦したが敵の銃が多すぎた。


川添巡査部長も立ち向かっていった。拳銃を振りかざし勇敢だったが、、、多勢に無勢、、、


川添巡査部長は脚を撃つ抜かれた。


綾小路警部は川添巡査部長に伝言を残して、襲撃犯の黒いワゴン車を追いかけた。


綾小路警部は襲撃車に猛スピードで追いついた。


そして、警視庁本庁の榊原警視と連絡を取った。


緊急配備を敷いたのであった。




10「追いかける警部、、、女魂)


綾小路警部は追い詰めた.


2台のワゴン車を追いかけ、走る車のタイヤを狙い銃弾を撃ち込んでいた。しかし、逃げる逃走犯たちも必死であった。


芝浦桟橋ふ頭の倉庫に逃げ込んだ。追いかけていた綾小路警部は2台のワゴン車を見失った。


そして、綾小路警部は車を降りて、用心深く倉庫内を探した。


愛用のベレッタp4を構えて、犯人たちを捜した。


残る悪人5人、そのうちに「奥平平三郎」を含んでいる。悪知恵の働く、奥平を少し甘く見ていたような。。


綾小路警部は知能犯の彼らの罠に嵌ったような気がした時には遅かった。


倉庫の天井からネットが投げられた。


綾小路警部はそのネットに嵌ってしまった。そして、彼らに取り押さえられて、、奥平平三郎の拷問にあったのであった。


まず、綾小路警部は縛り上げられた。そして、奥平は知っていた。


気丈夫な女は弱いところを持っていた。


「おい、、、女刑事殿覚悟をしろよ、、、あんたは何者だ、、、白状しろよ。。。」


奥平平三郎は縛り上げた綾小路警察バッチと拳銃を取りあげた。


奥平は知っていた。並大抵の拷問では白状しないだろうと。。


そして、倉庫の天井クレーンの鎖に縛り付けて、必ず話してもらうからと。。。釣り上げた。


「くそーーしくじったよ。。。勝手にしやがれ」と、、


綾小路警部は啖呵を切った。


「面白い、、、しゃべるなよ、、、」と言いながら


綾小路警部の纏っている警察の制服をもぎ取っていった。


綾小路警部は覚悟はした。


そして、奥平平三郎は綾小路警部のストッキングの中の「ボンドアームズミニ」を見つけた。


残念だったな、、、このボンドアームズミニも使う暇がなくてな、、、と言いながら


ストッキングを切り裂いた。そして、綾野警部を一糸まとわぬ状態にして吊るしていた。


奥平平三郎は思った。綾小路の見事な容姿を見て、殺すには惜しいような気がした。。。


しかし、大事の前の小事、、、そんなことも言ってられない。


拷問にかけて、今回の警察の計画を聞きださなくてはと。。


しかし、綾小路警部はかすかな希望を持っていた。


捕まる前に榊原警視に連絡を取っていたので、、、心の中では信じていた。


そして、綾小路警部が拷問に会う前に、榊原警視が駆けつけてくれた。


危機一髪だった。






11(危機一髪)


綾小路警部は危機一髪で助かった。もし、榊原警視が一足遅かったら、綾小路警部は無残な醜態をさらしていたかもしれなかった。


今、奥平平三郎の指示で、クレーンで吊るされた綾小路警部は床に吊るされたまま、降ろされた。そして、奥平平三郎の部下に強姦されそうになるまでに3人の犯人たちに抑え込まれた。


しかし、訓練してきた綾小路警部だった男たちに抑え込まれた,ほんの一瞬に綾小路警部は縛られていた脚の鎖がゆるんだ。


その脚で抑え込もうとした来た男の一人の首に絡み着いた。そして、吊るしていた片方の手が空いた瞬間に抑え込もうとして男から拳銃を奪った。


その速さは訓練のたまものだった。


綾小路警部は拳銃を抜き取ると同時に3人の犯人たちを撃ち殺した。そして、綾小路警部は生まれたままの容姿で、残りの奥平平三郎たち二人も射殺した。


銃撃が終わったところへ、榊原警視が車で入ってきた。


綾小路警部は「おそいっぞ、、、まったく、やられそうだったよ」と、言いながら吊るされていた鎖を外した。


そして、スカートと制服だけで身支度をした。


榊原警視は「いや、、ごめんごめん、、、間に合ってよかったな、、、」といながら、


奥平をはじめ、5人の犯人たちは射殺されていた。


状況を見て、仕方がないか。。。。


と、榊原警視は頷いて。。。


「後の始末はしておくから、、、引き揚げて、休んでおけよ。。。ご苦労さん」


と、、、二人の警察官は言葉を交わして、綾小路警部は愛車で走り去っていった。


綾小路警部は車の中で、、、ひやりとしていた。


「くわばら、、、くわばら、、、気を付けないとな」


危なく女を失うところだったよ、、、、と、マンションんへ戻った。




12(護送犯人、熊本刑務所からの別動隊)


綾小路警部は一時、自宅のマンションに戻り、シャワーを浴びて、身支度をして出かけた。


部下の川添巡査部長が心配だったので、自宅近くの総合病院へ見舞に寄った。


「小百合、、、元気そうだな、、、大丈夫みたいで安心したよ」と、、、、


「すいませんでした、、、どじっちゃって、、、」


「いいよ、、少しゆっくり、やすむといい」


と言いながら病室を出ていった。


警視庁本庁に行き、榊原警視と打ち合わせをした。


熊本経由の犯人について、熊本刑務所の受刑者は「本田安二郎」で、その受刑者を引き渡すようにと連絡が来ていた。


その引き渡しは明日になっていた。


今度は失敗しる訳にはいかなかった。


警視庁殺人課の源田警部が担当することになり、綾小路警部は遊撃に回った。


警視庁の狙いは引き渡しと同時に、要求者犯人を逮捕することであった。


綾小路警部に覚悟があった。逮捕ではなく、今回の犯人たちも射殺することであった。


誰にも言ってはいないが、、、そのつもりで引き渡し現場に臨んだ。


だから、たまったもんではない。。。ほかの警察官は逮捕を第一の目的としていたのだが、、、


綾小路警部は初めから「射殺』であった。




13(生かしておくものか、、射殺だ)


今回の熊本刑務所からの「本田安二郎」服役犯の引き渡し場所は、先方の脅迫犯の指示通りに、調布市の飛行場と決まり、警視庁特捜班の榊原警視たちが向かった。


先方の指示通りに護送車には運転手が一人、運転して、飛行場に入り、飛行場には逃走用の小型飛行機が用意された。


飛行機のそばで、護送車の運転手は行き、付いたら歩いて離れることを指示されたいた。


小型飛行機は周囲から良く見えるために、誰も近づけなかった。


約束の時間になったら、ヘリコプターが飛んできた。


榊原警視は「しまった、、、」と口ずさんだ。


ヘリコプターから降りてきた一人の男が小型飛行機に移ろうとしていた時に、護送車の床下に張り付いた、綾小路警部が飛び出した。


用意していた小銃で射撃を始めた。


その動きの速さと、銃撃の腕前で、ヘリコの中の男と、小型飛行機に移ろうとしていた男と「本田安二郎」銃殺してしまった。


銃殺した後に、綾小路警部は。。。心の中で叫んだ。


「馬鹿野郎、、、私に強姦しようとして奴を、許すわけねえだろ、、くそたったれ」と、、、、


綾小路警部はすっきりした。


「おい、、、無茶するなよ、、、全員、殺しちゃって、、、


まあ、、仕方がないか」


榊原警視は後始末が大変だな、、、と思いながら、いつもの綾小路警部の銃裁きには感心していた。




14(連続殺人事件、、、猟奇)




綾小路警部は川添巡査部長の快気祝いをかねて食事会をした。食事会と言っても二人だけの飲み会をかねての事だった。


新宿の綾小路警部の知り合いの居酒屋だった。二人とも酒は強かった。ほろ酔いでいい女が酒をののんえいるのであった。周りの野暮な男たちが放ってはおかなかった。


酔いに任せて刑事とも知らずに、、、「よう、、姉ちゃん、一緒に飲まないか。。」までは良かった。


酔った勢いで二人の体に触れたりしたら、大概は投げ飛ばされていた。


「こら、、、女だと思って甘く見るなよ」と言う具合に。。。


二人はその晩は酒を飲みすぎたようだった。


次の朝、綾小路警部は頭が痛かった。


鬼姫交番に着いたときは川添巡査部長も、左近寺龍之介警部補もそろっていた。


そんなところへ本庁の榊原警視刑事部長から連絡が入り、綾小路警部は飛び出していった。


「後で、連絡するから、、それまでは交番勤務でな」


警視庁捜査一課と殺人課の合同で捜査会議が始まった。


「殺人事件」が渋谷で起きたのであった。


それも殺人予告事件であった。


「このもの女たらしにより処刑」と胸を一突きで刺されての即死様態であった。


そして、額に警告文があった、「次回は7日までに殺す」


「名前は鈴木次郎」と。。。。


捜査会議は大騒ぎとなり、一端中断した。


綾小路警部は榊原警視から呼ばれ、特務任務を言い渡された、


鬼姫交番に戻った綾小路警部は二人に事情を説明した。


そして、左近寺龍之介が昔の事件の話をしてくれた。




15(足元を照らして歩くように、、、)


綾小路警部は左近寺警部補の話を聞いて、川添巡査部長を連れて警視庁へ出かけた。


そして、榊原警視刑事局長の許しを受けて、未解決事件や退職者名簿などを保管してある記録室に赴いた。担当刑事が管理していて、榊原警視から話は聞いているのでと、、、言うことで、資料を見ることが出来た。


その中から、ここ5年以内に退職した警察官を調べた。ついでに未解決事件と怪奇的な不思議な事件を調べた。


そして、二人は手分けした退職者の確認をまず、調べてみた。行方不名の警察官を調べて、現地調査もした、一人は死亡していたが、もう一人は警備保障会社に勤務していた。


退職者には今回の殺人事件を疑う様な人間は見当たらなかった。


困ったな、、、綾小路警部もゆきず待った。


川添巡査部長が、左近寺警部補が言っていた、報道関係にはいないかな、、、と。つぶやいた。


そうか、、、事件記者か、、、記者だまりの集合場所を探ってみるか。。。


と言いうことになり、警視庁の記者事務所を訪ねた。


「おや、、、、鬼警部さん、珍しいな…」と声をかけてきた事件記者がいた。


「おう、、、懐かしいな、、、元気でいるのかな。。なまけ文屋さんも、、、生きてたか。。」


「そうだ、、、なまけ文屋さん、、、一つ聞いていいかな」


「どうぞ、、、どうぞ、、、俺で知っていることならな」


懐かしそうに近寄ってきた。


「今回の連続殺人事件で、何か知っていることは無いかな、、、知ってたら、教えて欲しんだがな。。」


「ああ、、連続殺人事件の事か、、、余程、警察に恨みを持っている奴だな、、、」


「知っているのか、、、知らないのか、、どっちだよ」


「少しだけだが、情報があるよ。。。鬼警部さんには世話になったからな、、、」


「教えるけどな、、、細かいことは知らないから、自分で調べろよ、、、」


そして、なまけ文屋こと、、大淀文一は話してくれた。


検察庁の豊田健一検事次長がいるのは知っていると思う。


その次長検事の妹が殺された事件があったが、まだ、犯人は捕まっていないんだよ、、、次長検事はいろいろ手を回して犯人検挙に尽力したが、未だに未解決で、相当に警視庁の無能ぶりを怒っているようだ。


そして、警察の体たらくを今でも叱咤しているらしい。


そして、自分の妹殺した犯人を逮捕できないのは、警察官の怠慢と言ってるらしい。


現在の殺人事件も解決できないことに不満をぶちまけているようだ。


その辺の経緯を調べてみるといいよと、、、


その先の結論は言えないからな。。。。


「鬼警部、頑張れよ、、、しかし、いつ見てもいい女だな。。。そのうちに飯でも食ううか、、、じゃあな、、」


と、意味有りげな話を投げて、行ってしまった。




16(綾小路警部、、、検事局に刃を)


綾小路警部は事件記者の大淀文一の話しから、検事局に手を伸ばして、捜査を始めた。


案の定、警視庁上層部からクレームがついた。今の警察庁、検事局への捜査立ち入りはタブーであり、調べることは不可能だった。


榊原警視刑事局から、裏から手を差し伸べてもらっても警視庁総監から、今回は差し止めがだされた。


綾小路警部は何かあるなと、直観視したが、てがでなかった。


その間に「3件目の殺人事件」が起きた。今回は新橋駅前の電話ボックスの中だった。


綾小路警部は腹が立った.いとも簡単に人が殺されることが、、、今回も胸を一突きであった。


「4回目は7日の間に、、、女たらしをほっとくな、、、」


警察をあざ笑っているようだった。


綾小路警部は鬼姫交番に戻った。強硬班との対決なら、なんとも簡単なことであるが、、奇妙な殺人事件であり、謎化怪我入っている、、、、」


知恵比べか、、、何としても謎を解かないと、、、、


「さゆり、、、考えてくれ、、」


「左近寺さんも知恵を貸して欲しい。。。」


綾小路警部は悩んだ。




17(綾小路警部は悩む、、、知恵がなければ)


綾小路警部は悩んだ、、、、警察内部の権力闘争に,そして、検察庁との権力絡みに、なんとも破れない法制の壁があるようで、、、


鬼姫交番で気持ちがムラムラしていた。


「さゆり、、、今夜は少し付き合えよ、、、良かったら左近寺警部補も、どうですか、、、」


と言うことで、3人んは綾小路警部捕の行きつけの居酒屋の縄暖簾を潜った。


「大将、、今日はうまい魚はあるかな、、、肉もやいてくれ」


と言って、いつものワインを飲みだした。


「左近寺警部捕、、強硬班を捕まえるようにはいかないな、、、くそ、、、犯人だよ」


「まったく、頭が良すぎる、、、糞野郎だ、、、悔しいな」


と、久しぶりに愚痴を零した。


「警部、、、焦らずに、、、相手は知恵者ぶっているから、、必ず、勇み足をするはずですよ。」


「犯人は、自分の頭の良さに酔っているから、、、ミスを犯してくるはずですよ、、、、少し、待ちましょう」


川添巡査部長も頷いた。


左近寺警部は言った、、、、「少し、犯人の好きなようにさせておきましょう、、、そうそう、殺人は出来ないから、、、」


左近寺警部補の言うのには、、、犯人は楽しんでいるところがあるような、、、必ず、やりすぎて、ボロをだいますよと言うのだった。


その晩は話が弾んだ。


綾小路警部はマンションに戻り、、、いろいろ考えた。


そして、綾小路警部は父である官房長官の綾小路秀麿を訪ねていた。


「おお、、、珍しいな、、、元気かな、話は聞いるいているが、もう少しおとなしくした方がいいぞ、、、あははあは」


お前が来たということは、何か頼み事かと察しはついていたが、、、兎に角、話してみろ。。。と言うことになり。


綾小路警部は警察と検事局との絡みがやりずらいという愚痴を零した。


そして、特別な捜査班組織を作ってもらえないかと言う相談だった。


時間はかかっても、何とかしてほしいと頼んだ。




18(女の城、、、鬼姫警視庁特別部署)


綾小路警部は父親の綾小路官房長官にたのでいたことが実現した。


名称は「鬼姫警視庁特別分署」で「通称鬼姫分署」が発足した。


鬼姫分署の責任者は警視庁警視総監であり、直接の管理官は榊原警視が刑事局長から「刑事部長」の昇格しての特別機関であった。


綾小路警部は「警視」の昇格して現場責任者となり、副責任者川添巡査部長が「警部捕」に昇格した。


そして、左近寺警部は分署事務所監理者として残った。


「鬼姫警視庁特別分署」は新建物(分署要塞)は綾小路警視の注文で特別仕様で完成予定であった。


その間は警視庁本庁の一部に間借りすることになった。


鬼姫警視庁特別分室の特務任務は、、、全ての国家機関に左右されず、検察庁でも、誰の許可がなくても捜査ができることになった。


そして、常に危険が伴う分署なので、拳銃の携帯を許されていた。そして、無礼撃ちが認められた。


そんな特殊部隊を警視庁に設けたのであった。


そして、全国警察から猛者を集めた。


この鬼姫分署は女警察官だけの捜査軍団であった。






19(鬼姫分署、、、女鬼警視のもとに)


鬼姫分署は警察内部でも秘密裏に創設されたのであった。


警視総監直属の捜査機関として、従って、警察内部でも一部の上層官僚しか知らない部署であった。


鬼姫交番が引き上げられて、暫くして、「警視庁鬼姫分署」ができた。


全国の警察関係からえり抜かれたエリートと言うか、やりすぎつわものたちが集まってきた。


階級で言うと警部から警部補、そして、巡査部長までの女刑事のたちであった。


全員が独身警察官で25歳から30歳までのいい女で、今回出来上がった鬼姫分署の中の独身寮住まいになった。


10人の女刑事の猛者を管理する、寮長は春日野康子と言う、警視庁管理課の警部であった。


初めて、全員が揃った朝に挨拶訓示があった。


鬼姫分署の所長が綾小路警視であること、そして、副所長が川添警部であると。。。。


鬼姫分署の業務内容を説明して、特殊事件や、他の部署で解決できない事件をすべて、捜査できるということを。。。。


そして、最初の捜査は。。。。


現在、捜査中の連続札事件であること。。。


全ての垣根を変えての捜査が可能なので、全力投球で捜査にあたることとなった。。。。。


3人も殺されていて、何の手がかりもつかめずに、お先真っ暗な捜査を解決するために、今から指示する通りに捜査をしてほしいと、、、綾小路警視は話を始めた。




「鬼姫分署」として独立



(1)警視庁鬼姫分署、、始動開始)


警視庁特別捜査班として、「鬼姫分署」を設置することになった。


最高責任者は警視総監であり、直属の管理官は榊原警視刑事部長であり、、指揮官は綾小路警視分署長で始動開始した。


警視庁関係のあらゆる警察部署からも独立した捜査機関と


して、干渉を受けることは無かった。


法曹関係の捜査調査も独立して出来る分署として設けられた。


そして、全国の警察関係から専門職が集められた特殊部署であった。その捜査メンバーは秘密裏に動いた。


今までのような癒着や繋がりは関係なく捜査の出来る権限を与えれれたいた。


今回は連続殺人が4人目にもなり、未だ犯人の影さえ見えてこないので、鬼姫分署は優先して捜査することになった。


綾小路警視は目星をつけ始めたいた犯人像を追いかけることにした。今までは警察力の捜査では入り込めない領域があったためであった。


綾小路警視は分署の捜査員を二人一組で捜査を始めた。




2(綾小路警視は感謝した、、、分署設立をしてくれた父に)


綾小路警視分署長は今回の連続殺人事件は検察庁内に関係者がいると睨んで、、鬼姫分署の捜査員を分散して、検察庁検事の不振に思う検事の時間外尾行を行った。


綾小路警視が睨んだ検事には怪しい動きはなかった。


綾小路警視は果と困っていた。。。そして、鬼姫分署の捜査員を集めて捜査会議を開いた。


左近寺警部が意見を述べた、、、、


「警視、、、連続殺人事件の犯人などは、常識では考えられない行動、思考力を持っていますから、、、今回のような連続殺人は奇人や精神異常者が考えられますよ、、、」


「従って、予告ができるということは、警察内部の事情を知ったうえで、予告をしながら楽しんでいるような気がします。」


「人間的には二重人格的な偏屈者ですね、、、」


そこで、左近寺警部が言うには、鬼姫分署は特別な権限を与えられているので、、、綾小路警視が怪しいと思った警察官、検事を警察、検事局に保管されている身上書から徹底して捜査し直すという手法はどうかなということになり、、、


鬼姫分署の捜査員全員で、秘密裏に捜査することにした。


そして、綾小路警視が妹を殺された検事を覗いて、警視庁、検事局の法曹関係の人間を見直していった。


時間はかかった。


その間に5番目の殺人事件も起きた。


しかし、綾小路警視の指示のもとに、鬼姫分署は捜査を続けた。


そして、検察庁の山形検事次長に突き当たった


そして、過去の事件で、御認逮捕の殺人犯を捌いたことがあった。裁判でも再審で無罪になっていた。


その時の世間での報道、風評は酷かった。


山形検事次長は局長候補に上っており、その事件が無ければ、間違いなく検事局長に昇進していた。


更に、世間の風評にさらされ、個人的には家庭崩壊を起していた。


そんな、精神的な欠陥を持ち、それからの裁判は異常なほど厳しい求刑をしていった。


そして、全てが求刑通りにはいかなったので、警察、検事局に裁判に不満を持っていた。


綾小路警視は山形検事次長をマークして捜査を開始した。


5番目の殺人事件が起きてから、山形検事次長に尾行を張り付かせた。


今回は根気よく、交代で四六時中、捜査官を張り付かせた。






3(綾小路警視分署長、、、成果を上げる)


綾小路警視分署長5番目の殺人事件が起きてから、根気よく、、山形検事次長の退庁後の行動を監視して、四六時中尾行を続けた。


山形検事次長も計画的に殺人を遂行しているので、簡単にはミスをしなかった。


山形検事次長は退庁後、必ず、寄り道をしていた。


彼は独身なので、寄り道する小料理屋「桔梗」で夕食を取りながら、好きな日本酒を飲んで、夜のひと時の時間を楽しんでいたのであった。


いつもであると、小料理屋「桔梗」を出るとまっすぐ自宅のマンションに戻り、外出することは無かった。


綾小路警視分署長の部下の捜査員は徹夜で張り込みをしても、成果は上がらなかった。


しかし、綾小路警視分署長は間違いなく、今回の連続殺人の犯人は山形検事次長と確信していた。


そのための鬼姫分署の捜査員を交代で張り付かせていた。


綾小路警視分署長は考えた、、、、被害者は必ず、山形検事次長の取り調べた性犯罪者か、不起訴になった暴行魔になった被害者を対象に捜査していた。


しかし、今回の被害者は何処にも該当することは無く、刑が確定したもので、執行猶予者であった。


共通していることは、いずれも性犯罪者、女性を襲った暴行魔ばかりだった。


綾小路警視分署長は鬼姫分署で改めて捜査会議を開いた。


左近寺警部も参加して、狙われる被害者のリストを作り直した。


そして、根気よく山形検事次長を捜査尾行し続けた。


綾小路警視分署長がマンションに張り付いていた時、あることに気が付いた。


いつもは監視カメラに映らない、、出口は一つと決めたいたことに、、、


もしかしたら、非常階段を使ったのではないのかと、、、そうすると監視カメラには映らないで、外へ出られるのであった。


自宅マンションが30階建ての29階だからと言うことで、見落としていたようなことに。。。


綾小路警視分署長の読み通りに、山田検事次長は非常階段を利用していたのであった。


マンションはエレベーターが3基ついていたし、管理人がいつも常駐していたので、、、鬼姫分署の捜査員は確認を怠ったのであった。




4(鬼姫分署の捕り物控え)


鬼姫分署の権限拡大で、捜査を検察庁内部まで立ち入ることが出来るようになり、今回の連続札事件を解決できたのであった。殺人犯が警察関係で、検事次長であったので、関係者を驚かせた。


警視総監から鬼姫分署の働きが見事だったので、今後も期待しているということに賛辞が送られた。


綾小路警視分署長も鬼姫分署を設立してよかったと、つくづく思った。


その後も鬼姫分署の働きは目覚ましく、際立っていた。


最近の事件で、「覚せい剤」の密売、覚せい剤絡みの事件が多くなっているので、、、榊原刑事部長から特別な指示が出た。


新宿を中心として繁華街で、覚せい剤が絡んだ売春が多くなってきているので特に限界体制を敷くようにと。。。


東南アジアからの研修生が、ピザの有効期限の切れたことでの不法滞在が増えてきていた。


それらの女性が反ぐれや暴力団の資金稼ぎに巻きこまれて、挙句の果てには殺人事件まで起こしている。


鬼姫分署の捜査員の中に覚せい剤を専門に扱ってきた、姫野美恵子警部補がいた。


大阪府警で慣らしてきた敏腕刑事であった。今回も覚せい剤専門の担当として、鬼姫分署に配属なってきた。


綾小路警視分署長から、姫野警部補に告げられた。


徹底して覚せい剤を摘発するようにと、、、相棒に川添警部が付いた。


二人は打ち合わせをした後から、新宿管内の状況を調べた。


覚せい剤の密売や仕入れを担当しているのは、広域暴力団「関東連合」で、販売はその傘下の反ぐれ集団「くれない」であることを調べて、捜査にあたった。


二人は覚せい剤を使った売春の噂のある、新宿のクラブ「花の蝶」を当たった。


今は反ぐれも、暴力団も巧妙に立ち回っているので、売春の現場を押さえることが難しかった。


鬼姫分署の姫野警部補も川添警部も協力して、売春の突破口を探した。


飽きることなく、クラブ「花の蝶」に張り付いていた。


なかなか、尻尾を出さなかった。


二人が尾行していた一人の女と、昼間の新宿繁華街で出会った。先方は気が付かなかったが川添警部が気が付いたのであった。


そして、尾行して目的の客との待ち合わせを突き止めた。


昼間のデートだった、、、真昼の情事を見つけたのであった。


そのことで売春の手口がわかり、捜査を売春相手の男を探すことにした。




5(売春相手の客を見つけるための潜入捜査)


綾小路警視分署長は日本にはびこる覚せい剤類の違法薬物を撲滅するために知恵を使った。


そのために鬼姫分署の捜査員全員で会議を何度も開いた。そして、いいアイデアがあれば、その都度実行していった。


鬼姫分署総勢13人、、二人づつに分けて、あらゆる捜査慣行した。


左近寺警部を留守番連絡係に残して、どんな情報も逃がさずに追いかけた。


姫野警部補と川添警部の捜査で、情報が入り短気大学の女子寮での覚醒剤利用の噂の立ち入りをした。


噂は女子寮でのパーティの際に覚せい剤が使用されたとの事であった。


覚醒剤を利用してのパーティなので、招待された男子もおり、その乱痴気騒ぎには呆れたほどだった。


結果はパーティ参加者全員の逮捕であったが、覚せい剤利用者が20歳前後の若者であり、一般社会にまで出回り始めたことに担当していた捜査官も驚いた。


綾小路警視分署長は報告を聞いて、いよいよ、猶予はならないと思った。


本腰を入れて、販売元、密造元または輸入元を、徹底して撲滅しないと、、、痛感した。


日本の場合はほとんどが輸入されてくるので、その搬入されてくる入り口での撲滅が大事であった。


しかし、検査や捜査を強固にしても、所詮は島国であり、持ち込まれる入り口が広すぎる。


覚醒剤の取り締まりは困難を極めた。島国であり、港が多くあり、、、更にはクルーザーの大型での搬入は容易であった。


綾小路警視部署長が殺人課に所属していたころに、大量の拳銃、ライフルなどが持ち込まれた。大型クルーザーでの持ち込みであり、、、一時、国内では銃の販売が話題を呼んだ奴がいた。


結局は逮捕されず、命がけで持ち込んだ奴は大金を掴んだ。


フィリッピンからの持ち込みであった。


そんなことで、覚せい剤の持ち込みは難しくないのであった。


日本言う国での覚醒剤などの密輸は出来てしまう、、、


どうすればいいか、、、潜入捜査で、搬入場所、日時などを確定しないと、水際での阻止は難しい。


持ち込まれてしまえば、密売はいろいろな組織がするので、小物の逮捕で終わってしまう。


そこで、綾小路警視分署長は潜入捜査を考えた。


難しいことだった、既に麻薬捜査班が捜査潜入はしているので。。。


今は、兎に角、地道に覚せい剤絡みの事件を追いかけていくのみであった。






6(綾小路警視分署長は覚せい剤絡みを潰していきたかった)


鬼姫分署は捜査運全員で、世にはびこる覚せい剤を撲滅したかったのであった。


綾小路警視分署長を先頭に、日夜市中警護をしながら、覚せい剤とに関しては目を光らせていた。


江田島警部補、福岡県警出身、桂警部補は京都府警からのえりすぐりの二人は生活安全課のエキスパートであり、街の巡回取締から事件を未然に防いだいた。


市中見回りから、高校生や一般主婦たちの事件関与を見抜き、その対応をしていた。


最近の主婦の中にも覚醒剤などの常習者がいるが、なかなか摘発が出来なかった。


世田谷区の見回りで、不審な人だかりを見つけて、近寄って行ったら、一人の主婦がかがみこみ苦しんでいた。


江田島警部補と桂警部補は近づき助けようとしたら、急にその主婦が叫んだ。


二人はすぐに分かった、、、覚せい剤中毒と、、、薬が切れてしまったようだった。


二人は彼女を保護して、パトカーに乗せた。


中毒症状を起こしていたので、病院に連れて行き処置を施してもらった。


そのあとの取り調べで、事件の真相がわかった。


その捜査から、一般主婦への広がり、学生への広がりが明らかになって、事件は捜査は大規模になった。


捜査していくうちに、覚せい剤の密造組織が明らかになっていった。


鬼姫分署は全面的に真相を解明していった。


そして、東京都内に大きな密売組織があることが分かった。






7(綾小路警視分署長の確信)


綾小路警視分署長はいくつかの捜査を聞いて、まとめて思った。東京都内に悪の巣、覚せい剤密売の隠れ蓑があると。。。


捜査を追いかけていくと、消える箇所があった。


それは反ぐれ、やくざ組織の販売網が東京都世田谷の大手病院である世田谷総合病院の周辺でとぎれてしまうのであった。誰しも疑わない総合病院であり、その中には研究機関もあり、経営者が民友党の大物政治家ということもあり、捜査をしなかった。


仮に捜査をしても、警察上層部からの圧力が掛かり、捻じ曲げられてしまうだろうという、先入観でやらなかったような。


しかし、今回は違った。特別捜査権を持った鬼姫分署である。


綾小路警視分署長は捜査の過程で、前から疑問を持っていた世田谷総合病院の内部捜査に踏み切った。


警視庁内部からも、政治力圧力はかけられた、、、しかし、鬼姫分署の特権で、それらを押しのけた。


そして、いろいろな事実が出てきた。まず、覚せい剤が大量に保管されていたのであった。


病院側は研究のためとか、医療のためとか言ってきたが、鬼姫分署は跳ね返した。


そして、精神病棟の中に覚せい剤中毒の患者がいて、とても治療とかの理由は聞き入れられなかった。


今回の世田谷総合病院の覚せい剤の不正療法、使用では摘発がでできた。


しかし、覚せい剤密造の現場はみつからなった。


それでも、綾小路警視分署長は、この病院関係でどこかに抜け道があるように思えた。


正業を営む者が悪業と言われる、覚せい剤密造に関係しているということが許せなかったんであった。


覚醒剤がどれほどの人間を苦しめるのか、知っていたからである。


鬼姫分署捜査員全員で、覚せい剤撲滅を目指していた。




8(覚せい剤密造が企業化している)


綾小路警視部署長は警察の仕事をしながら、日々、命を賭けて一般国民の安全を願っていた。


そんな中で、覚せい剤の被害を受けたら困る一般国民がその密造をしていることに,無償に腹がたった。


普段は平然と金儲けをしている癖に、その覚せい剤の被害を受ければ、警察に対して泣き言を言ってくる人間性に怒りを覚えた。


世田谷総合病院が覚せい剤の密売の拠点であると摘発をした後で、、、、病院の院長である、大杉新次郎の娘が覚せい剤で犯されていたことを知らずに、犯罪を犯している大杉院長の精神状態を綾小路警視分署長は分からなかった。


警視庁鬼姫分署の摘発した時に、、、


大杉院長は、その時点で「知らなかった、、、と、、、」毅然としていた。


大杉院長は「私はやっていない、、、病院を利用して事務長がやっていたのだ、、」と。


しかし、捜査が進むにつれやくざ団体、関東連合との関係が証明されてたのだった。


そして、大杉院長の娘も覚せい剤に犯されていたのであった。


既に、広域やくざ団体は、覚せい剤密売に関して、一般企業を巻きこんでいたのであった。


この事件は闇の世界の一部であり、綾小路警視分署長は覚せい剤の取り締まりを、更に強化しようと思ったのであった。


やくざが反ぐれが「覚せい剤利用者」として、顧客として狙っているのは一般国民であるからだ。


鬼姫分署では捜査員を更に教育して、覚せい撲滅を図るための捜査方針を推し進めていった。




9(覚せい剤はきちがい薬だ、、、元を絶たなければ、、、)


綾小路警視分署長は覚悟を決めた。主直言って、今までにも何度も覚悟を決めて、捜査に当たってきた。


しかし、今回は今までの覚悟とは違っていた。


覚醒剤に絡んだ事件は容赦なく追い込むことにした。時と場合によっては「射殺」も必要と、、、情けをかけていたら、何度でも繰り返すのだった。


鬼姫分署の捜査会議で。。。。


「これからの捜査で、事件で、覚せい剤絡みで話し合いでできないような容疑者は、殺すまではいかなくても、銃撃すること、、、これからは、常に拳銃を携帯すること」


と、厳命を発した。


覚醒剤使用者には容赦なく対応すること、、、


「情けをかけて、、保護することはやめて、、、全て逮捕すること」と。。。


そのあとのことは身柄を確保してから、考えるようにすることとして、、、言い訳を聞かずに逮捕の二文字で対応することとした。


覚醒剤は厳罰を持って対応して、、法律を緩めないこととする、、、全ての人に平等に罰することを旨とする。


人によって、権力によって緩めないようにと、、、、


綾小路警視部署長は厳命した。


覚醒剤を扱うものはやくざであろうが一般公民であろうが悪人であり、許すことはならないのである。


これから、鬼姫分署は悪行だらけの浮世社会と戦っていくことになったのであった。




10(この世から覚せい剤等がなくなるまで、、、)

、、、)


綾小路警視部署長は今回の世田谷総合病院の覚せい剤事件で思ったことは、覚せい剤常習者や販売者、密造者には容赦しないことにしたのであった。


世田谷総合病院の絡みで、、、まだまだ、覚せい剤の常習者がいると睨んで、監視捜査を続けた。


川添警部たちの捜査からも、看護婦たちの中にも何人かが見つかり、病院関係者たちに張り付いた捜査をするようしていた。


川添警部はその日の相棒、姫野警部補と病院の看護師の一人に目を付けて、尾行捜査をしていた。


そして、その看護婦の自宅のある川崎市内で不思議な家を見つけた。彼女が家に帰らず、大きな屋敷の中に入つていつたのであった。


二人が監視捜査をしているうちに、人の出入りが多くなってきたので,侵入捜査をしてみたら、、、


二人はびっくりした、、、、家の中では覚せい剤を吸った男女が踊ったり、横になったりしていた。


間違いなく覚せい剤騒ぎであった。


二人は踏み込まずに、、鬼姫分署に応援を要請した。


そして、鬼姫分署全員で踏み込んだ。


覚醒剤パーティの現場を押さえて、有無を言わさずに、全員を逮捕した。


そして、その取り調べを始めた。、、、、


一人一人調べて、、、例外なく状況を詳しく調べた。


そして、逮捕したのであった。


鬼姫分署では逮捕ではなく、覚せい剤の出どこを徹底的に調べたのであった。


今回の逮捕者の中には販売した者や密造者はいなかった。


覚醒剤密売者たちは、巧妙な組織を作っている様だった。






11(覚せい剤密造者たちも必死であった)


現代やくざたちは企業に食いついて、勢力争いをしているが、、、やくざ本来の収入は「売春の管理であり」「覚せい剤の製造密売であった」


そして、現代やくざはそれらの資金源をもとに、、、金融業、不動産業、飲食業と手広くやくざ業をしている。


そして、不良債権の取り立て、と。。。


更に資金源を広げて、企業買収や株式売買にまで事業拡大を広げていた。


更に「企業舎弟」を作り、暗黒の世界はその渦を大きくしていった。


黒い資金はとどまるところを知らない。。。


綾小路警視部署長は必死になって、一番元になる「覚せい剤」撲滅に全力を注いでいた。


川添警部も、姫野警部補も、他の捜査員は毎日、身を粉何してはたらいた。


どんな小さな事件でも、覚せい剤に関しては見逃さなかった。


今日も川添警部補が情報を聞き込んで、姫野警部補と二人で横浜市内の化粧品製造会社に乗り込んだ。


小さな化粧品製造会社であったっが、、怪しい粉末を扱ったいた。。。授業員10人足らずの作業所で、覚せい剤を袋詰めしていたのであった。


捜査した結果、横浜連合の傘下にある「反ぐれ横浜」の関連作業所であった。


少しづつではあるが、鬼姫分署は成果を上げていった。


川添警部たちが乗り込んだ際に反ぐれ横浜が抵抗をした。


反ぐれが拳銃を撃ってきたので、川添警部が反撃して、反ぐれの一人を銃殺した。






12(鬼姫分署の捜査行動に批判の声も、、、、)


鬼姫分署の捜査のやり方には、警察内部からも批判の声が聞こえてきた。


しかし、綾小路警視部署長はお構いなく、影口などは気にしないで、鬼姫分署の捜査員を叱咤激励していった。


覚醒剤に絡んだ検挙率はあがり、、、やくざ世界にも鬼姫分署は恐れられてきた。


綾小路警視は榊原刑事部長に呼ばれ、警視庁に久しぶりに顔を出した。そして榊原刑事部長と、警視総監と会議を持った。


「綾小路警視、、、大分、成果を上げているようなので、うれしいよ。。。他の部署から、いろいろ苦情も出ているが、


今のままで覚せい剤撲滅に励んで欲しい。。。」


そのあとで、榊原刑事部長立ち合いのもとで、話があった。


覚醒剤絡みの事件を撲滅するためには、鬼姫分署の働きから見て、全国に特殊任務の「警視庁鬼姫分署」を設立しようと思うので、協力して欲しいんだがと、、、


そして、半年後に大阪、福岡、名古屋、仙台、札幌に「鬼姫分署」がそれぞれに置かれた。


総責任者は警視総監で、警視庁内部の管理は榊原刑事部長が就任した。警察体制の領域を超えた、特別捜査機関であった。直截指揮官は「綾小路警視分署長」が就任した。


その地域の鬼姫分署の捜査員は綾小路警視が管理することにして、その捜査員の選出を行った。


今までの鬼姫分署の捜査員が、それぞれの出身地に戻っての配置換えであった。


二人になった榊原刑事部長は。。。


「おい、、、警視、凄いことになったな、、、頑張れよ。


俺も応援するから、、、しかし、覚悟はしておけよ、、、


いろいろな部署から横やりが入ったり、嫌がらせはあるからな、、、、困ったときはなせよ。。」


「はい、、、女だけの捜査の城をやり遂げるつもりだ、、、


女の人生、思いっきり、暴れてみせるよ。。。」


「お祝いだ、、今夜、飯でも食うか、、、」


「そうだね、、、いいですよ、、、一人可愛い妹分を呼んであるから、、、いいですか」


と言うことになり、、、、


その晩は綾小路警視は川添警部を連れて、榊原刑事部長の食事会に付き合った。


「久しぶりだな、、、良く、頑張ったな。。。新しい取り組みなので、批判もあり、圧力もかかるが、、くじけるなよ」


「川添警部も頼むな、、、全国的な仕事になるから、警視を助けてな、、、兎に角、命を大事な、、、無理はするなよ」


と、励まされた二人だった。








13(鬼姫分署大いに暴れ)


綾小路警視分署長は全国に配置した、鬼姫分署各支所に通達を出した。覚せい剤取り締まりのための捜査を引き締めていくように。。。。


今までの鬼姫分署の活躍に、全国のやくざ連合においても、覚せい剤捜査には一目置いているので、覚せい剤密売をしているやくざ組織は連絡協定を結んでいた。


お互いに情報を交換して巧妙に覚せい剤絡みについては動いていた。


特に「東京連合会睦会」と「関西聯合桜会」は協定を結び、覚せい剤に関しては情報交換を密にしていた。


定期的に、、、東京で、、、大阪で、、、各地での打ち合わせをしていた。


東京連合では「幹部参与の大町新次郎」が、、、「関西聯合桜会」では「鳥海十吉若頭」が担当で会議をしていた。


そこまでの情報は手に入れたのであるが、何時、どこでがつかめなかった。


その情報が入った時に。。。綾小路警視は大阪担当の姫野警部補と、美国巡査部長に無理な捜査は気を付けるようにと、、、指示を出していた。


関西方面での覚醒剤の密売が、、、大阪、京都を中心に多く出回っていたので、、鬼姫分署大坂支所は、無理をしたようだった。


捜査の手が回ってきた、大阪連合桜会と東京連合睦会は、捜査の危機を感じていた。


関西地区は密売量も多く、稼ぎの多い地域でもあったので、鬼姫分署の捜査が邪魔になった。


そして、関西聯合桜会の傘下にある反ぐれ紅が、鬼姫分署大坂支所を10人ほどの反ぐれで襲撃したのであった。


夜であり、鬼姫分署捜査員が姫野警部補と、美国巡査部長他3名の宿白だったので、銃撃をされて、5名とも即死であった。


この知らせを聞いた、綾小路警視分署長と川添警部補引き連れて大阪に急行した。






14(綾小路警視怒る、、、、)


鬼姫分署大阪支所が襲撃され、姫野警部捕たちが銃殺されて事を聞いた、綾小路警視分署長は涙した。


悔しかった、供に覚せい剤撲滅に取り組んできたので、、、


姫野警部補たちの葬儀を済ませた綾小路警視分署長は五島列島の無人島に飛んだ。


以前から、綾小路警視は鬼姫特務隊を準備して、その訓練を五島列島の無人島で特訓をしていたのであった。


日本全国の刑務所で服役している、元女子警察官を集めて、銃撃、剣劇、格闘技の特訓をしていた。


いざ、抗争と言う時に備えて。。。。


今回、初めて、鬼姫特務隊の出動となったのである。秘密裏に行動するので「警察官の名」を出すことは出来なかった。


綾小路警視の特別隊として、行動するので、何の手柄にもならず、、、名もなき特別隊であった。


綾小路警視が統率して、秘密裏のうちに、早い話が「暗殺」で解決してしまうのであった。


今回は関西聯合と横浜連合を同時に襲撃する計画であり、特別隊を10名ずつに分けて、突入することにした。


関西を綾小路警視と川添警部が指揮をして突入することにした。


綾小路警視は、、、心の中でつぶやいた。


…姫野警部補、、、待っててや、、、どいつもこいつも冥途に送ってやるからな、、、


そして、綾小路警視と川添警部の襲撃は始まった。


見てろよ、、、女の意地を、、、








15(鬼姫分署の逆襲)


綾小路警視分署長の怒りは爆発した。関西聯合は綾小路分署長が、、、横浜連合は川添警部副所長が率いて、同時に特務隊を連れて襲撃した。


深夜のやくざ事務所である、、留守番は少ないが、それぞれに幹部連中とそれぞれの会長職が会議の後なので休んでいた。


鬼姫特務隊は10名づつの殺人部隊である、、、ひとたまりもなく、せん滅をした。


綾小路警視分署長と川添警部副所長は連絡を取り合い、引き揚げた。


翌日の報道ニュースで、暴力団同士の抗争が報じられた。


各事務所在中のやくざは即死状態で、それぞれに会長が死亡したことも大々的ニュースなった。


川添警部副所長は次の日に、鬼姫分署本庁に勤務したいた。


そして綾小路警視分署長は、姫野警部補の墓参りをしていたのである。本当にすまない、、、無理な捜査をさせてしまい、、、と涙した。


殉死した鬼姫分署の捜査員の一人一人に花を手向けて、涙した。


綾小路警視分署長は今回の襲撃事件で肝に銘じた。


普段の鬼姫分署の警護を固めないとと、、、


そして、特務隊を増員して、各鬼姫分署に警察官の警護のための特務隊員を3名づつ配置したのであった。


鬼姫分署を要塞化して、やくざや反ぐれから捜査員の身を守ることをしたのである。




16(鬼姫分署の覚せい剤捜査は徹底的に密売組織を追い込んでいった)


鬼姫分署の捜査は何処までも許さない姿勢で覚せい剤事務所や密売工場を摘発していった。鬼姫分署は大阪支所を襲撃されてからは容赦しなかった。


常に摘発場所には綾小路警視分署長が直々に乗り込んでいた。そして、、、歯向かう連中に、、「この野郎、、死ねーー」と銃撃を繰り返していた。


摘発場所からは一人も逃がさず、問答無用で射殺したいた。


悪人たちからは「殺人警視」と恐れられた。


その強烈な取り締まり、摘発も重なり、、、覚せい剤が減少を始めた。


大ぴらな取引や、売買が行われなくなってきた。


密売組織も更に巧妙化していったような。。。


「イタチごっこ」ではあったが、目立った動きが減った。


鬼姫分署は疑いがあれば、、、噂が立てば、乗り込んでの強制捜査を続けた。


鬼姫分署の捜査力、行動力を買われて、警視庁から新たな指示が下った。


覚醒剤捜査をしながら、、、今風の強盗団や泥棒、、、などの闇バイトの捜査の依頼が入った。




17(鬼姫分署の任務拡大)


鬼姫分署の覚せい剤に関する任務は充分果たした。


我が国においては、この世の悪事をゼロにすることは不可能にに近い、、、、ゼロに近いほどの減少が出来ればいいとするしかない。。。


取り締まりを飽きることなく、繰り返して、撲滅していくより仕方がないような、、、、「鬼ごっこ」なのだ。。。


手を緩めることなく、取り締まっていくより方法は無い。。。


鬼姫分署の取り締まりは続くのだった。


そして、新たに新規悪行の闇バイトが増えたのであった。


鬼姫分署の活躍は期待されていた。




18)鬼姫分署の活躍が広がり、、覚せい剤の治安が良く成って来た。


綾小路警視鬼姫分署署長は訓示を出した、、、各署員の働きで「覚せい剤撲滅」が進んでいることを話して、、、今、多くなってきている犯罪で、、「闇バイトによる募集」で集められて暴漢が行う集団強盗である。

余りにも無差別に襲う強盗団に綾小路警視は腹が立っていた。

そして、、、全国の「鬼姫分署各支所」に指示を出していったのである。

「まともに働こうとしないで、、、安易な方法で、野蛮な行為で、金を稼ごうとするのか、、、不思議だと、、、言い渡してから」

また、こう付け足した。

「絶対に許しては往けない、、、この暴挙を防がないと、、、みんなで考えて欲しい」と、、

其のあとで、、、全国の鬼姫分署各支所を回ることにして出発したのであった。

新たな決意を持って、「覚せい剤撲滅」とともに「闇バイトによる集団強盗撲滅」のための手段方法を求めての旅たちである。

鬼姫分署本庁は川添副所長に託したのだった。

綾小路警視はおもったのである。

覚せい剤犯罪も陰で暗躍しているのは反社会勢力のやくざである。計画的に組織だった犯罪の主犯はやくざ団体であり、、現在は「東京連合睦」「関西連合桜会」「横浜連合」が動いている、、、そして、その末端で実働しているのが「反ぐれ横浜」「反ぐれ紅」であった。

その組織の動きを監視して、先手を打てば防げるのではないかということで、、、その監視を徹底して情報を集める指示を出した。

今回の「闇バイト集団強盗」も「オレオレ詐欺の指示」も最終的にはやくざ軍団が黒幕にいると睨んでいるのであった。

更に全国的に広がる覚せい剤犯罪と同じように、「九州連合荒波会」「四国連合土佐会」さらには「北海東北連合北国会」にまで広がっていくような気を呈していた。

改めて、「鬼姫分署各支所」に強硬指示を出したのである。



19)全国に設置した「鬼姫分署」の捜査が広がる。


綾小路警視鬼姫分署署長全国行脚に、、、そして、「闇バイト集団強盗」及び「オレオレ詐欺事件」に力を入れるために、陣頭指揮に当たったのである。

最初に大阪鬼姫分署を訪問して、対策を練った。というより各捜査署員から意見を聞いて、

「どうしたら、、、防ぐことが出来るか」を検討しあったのである。

今までの麻薬取り締まりの経験を踏まえての捜査方法手段をであった。

現在、全国の鬼姫分署各支所に指令を送って、捜査方法を考えてもらっている状況であるが、、、これと言っての手段が見つからないのである。

今回の元締めというか、、、指令どころは全国の暴力団組織が行っていることは分かっているのであった、、、すべてが暴力団の資金源であると。

分かっていながら、表立った証拠が見つからない、、、いつも、「トカゲの尻尾斬り」で、、前に進まないのであった。

綾小路警視は巧妙なやくざ組織の手口に地団駄を踏んでいたのである。

彼女の性格からしたら、、ヤクザ組織に乗り込んで、強引にはかせて、拷問でもして逮捕したいところであった。

江戸時代でもない時に、「拷問」は無いが、、、やりたい気持ちであったのである。

「闇バイト集団強盗」も「オレオレ詐欺」も間違いなく、その犯罪絵図を書いているのは「組織暴力団」なのであるが、、、逮捕することが出来ない。

そのジレンマに襲われていた。

綾小路警視は考えた、、、「なんとしても組織暴力団を壊滅したいと」

そのためには内部に入り込み、捜査しないとできないのではと、、、

違法捜査ではあるが、、、スパイを送り込むことを考えたのである。





20)特務隊による隠密捜査


綾小路警視はやくざ組織に対して潜入捜査をするために、スパイを送り込むことを考えた。その潜入捜査員の選出には、「鬼姫分署札幌支所」の岐部絵里特務隊員、「名古屋支所」の岡本彩特務隊員を選んで大阪支所に呼び寄せたのである。

二人は過剰防衛で服役2年の懲役刑だった。犯罪を強く憎み、悪事を許さないという信念のもとでの警察官としての業務遂行に従事してのミスであった。

その後、綾小路警視に拾われての入隊である。

二人は綾小路の性格や行動に憧れていた、、、従って、悪事に対する

考え方には賛同していたのである。

そして、岐部特務隊員は関西連合桜会に、、、岡本特務員は関東連合睦会の担当捜査を依頼されたので、、、綾小路警視とは綿密に相談打ち合わせをしたのであった。

そして、大阪北新地の夜に、、東京銀座の夜に二人の女性が現れたのである。

大阪北新地の繁華街の夜のクラブで、、、関西連合桜会の関連したお店で、岐部特務員の艶やかな女が一人いた、、、

また、東京銀座の一流くらぶ街の一角にあるお店で、スタイル抜群の良い女が目立っていたのであった。

そのお店は「関東連合睦会会長の経営するクラブであった」

二人の鬼姫分署の特務員は潜り込んでいたのである。



潜入捜査員として関西連合桜会の副若頭大滝信二が経営する、大阪北新地の「あざみ」という高級クラブに入った岐部特務員は「茜」と名乗った。そして、、、持ち前の明るさと、社交術にたけていたので、めきめき頭角を現し、人気ホステスになっていった。

半年も立たないうちにお客もつき、ナンバーワンを蹴落とす勢いで売れだしたのである。しかし、彼女には欠点もあった。

嫌だと決めたら、誰がなんと言おうとも聞かないという我儘なところがあったのである。そのためのトラブルが多かった。

そんなある夜、いつも「茜」を指名する客が我を通して、彼女を呼ぶことを強く言い出したのである、、その客は地元建設会社を経営するやり手社長と噂の男だった。

その時はその社長もかなり酔っていたので、「茜」を強引に自分の席に連れて行ったのだった。

その社長は菅田萬るといって、経営者の副若頭との付き合いもあったので少々、意気がっていたようだ、、、、

「茜」も気性が激しい方なので、、その菅田社長に強引に押し倒されたので抵抗したのである。

余りにも強引に菅田萬社長が押さえつけて、、、「何を気取ってるだ、、、たかが水商売の女が、、ふざけるな、、」と、、

手を挙げてきた、、、そして、、「お前みたいな女は、、、銭さえ出せば、すぐに寝るくせに」と叫びながら、、、

「俺が銭をだしてやるから、、今から俺と寝ろ、、」と、、、言った瞬間、

「茜」はテーブルにあった果物ナイフを突き刺していた。

男は「ぎゃー、この野郎、」と言いながら倒れたのである。

そのあとの始末は店側の慣れた処置であと片付けをして、、刺された菅田社長を病院に運び,ことなくをえた。

たまたま、副若頭の大滝信二がいたので、無事におさめたのである、、、警察沙汰にはしないで、ヤクザ処置をしたのであった。

副若頭の大滝信二が「茜」を呼んで、、、とにかく、身を隠させた。

そして、、副若頭は茜に言った、、、しばらく店を休め、、、後は何とかするから、、、と、、、


東京連合睦会の太田黒達治会長の経営する銀座のクラブ「夜の蜥蜴」に、潜り込んだ岡本特務員のクラブの源氏名は「あざみ」であった。彼女も気性が激しく、情熱いっぱいの女である、、、そして、身長170cmのスタイルからにじみでる色気をふりまいて、、露出気味の超ミニスカートで見事な伸びきった脚足で店内を狭しとばかり、闊歩して目立っていた。

そんな「あざみ」はお客もつき、、、人気者となり、、トップの座に踊りだたのである。

今までのトップにいた女が腐って、、、いちゃもんをつけてきたのであった。

オープン前の店内で古株の「桔梗」という女が、、、

「あざみ、、私の大事な客に何を言ったか知らないが、、、ちょと、ふざけた真似をしてくれたみたいだね、、、私の古い、昔からの付き合いの目黒社長に手を出したら、、、承知しないよ。」

と、、、絡んできた、、、

あざみも気性が激しいので、、、命令されるのが嫌いだったから。。。

「なによ、、、客を取られたからって、文句があるのかよ、、、てめえがだらしないからじゃあないのか」、、、と、、食って掛かったから堪らない。

「おい、、、あざみ、少しぐらい売れて、、いい女だと思ってるのかよ、、、」いい気になってるなよと桔梗が喧嘩口調で言い放った。

そして、、古株の桔梗が手を挙げたのである、、、

「何をしゃがるんだよ、、、年増女が、、」と、あざみが啖呵を切った。」、、、

古株の桔梗もあとには引けなくなってしまい二人の喧嘩はエスカレートしてしまった。

結末は頭に血が上った「あざみ」が、、桔梗を長い脚で蹴ったのである、、、

「ふざけるな、、、ばばあ、、」と言いながら

「帰るわ、、、こんな店なんかいられるか、、、」と、、啖呵を切って帰ってしまったのである。

その様子を見ていた太田黒会長が、、、若頭補佐の佐々木一郎に、、

「困った女どもだ、、佐々木、お前後で話を付けてこい」と、、言われていた。




21)隠密捜査の潜入に成功した報告を受けた「綾小路警視」


鬼姫分署の綾小路警視は二人の潜入捜査員から秘密のルートの報告を受けた。

どちらも旨く潜入したと、、、連絡は結果が出たら報告しますということであった。

潜入捜査員からの報告は綾小路警視か、、鬼姫分署の副所長である、副島警部だけに連絡して指示を受けることとしたのである。

「闇バイトの集団強盗事件」「オレオレ詐欺事件」更には「投資詐欺」などの背後には組織暴力団が徘徊していると、、、綾小路警視は狙っていた。。

そこでの潜入捜査であるので、、、なんとしても情報を掴んで撲滅したいと考えていたのである。

関東、関西で旨くいったら、、、危険であり違法捜査ではあるが、、、九州地区、四国中国地区、北海東北地区でも行い、、、鬼より怖い鬼姫分署で、、世の中の悪を、、非道を殲滅してやると考えていた。

綾小路警視も副島警部も悪を憎み、、、自分の命を掛けて、今までも非道と闘ってきたからである。

諦めることなく、覚せい剤においても、今なお、撲滅を計り、気を抜くことなかく、細かい捜査を繰り返してい

鬼姫分署も捜査員を増やし、、、緻密な情報網を張り巡らしているのであった。

綾小路警視はあらゆる情報網を使い、潜入捜査などの違法捜査まで完工しての組織暴力団への挑戦を始めたのである。。。

責められる組織暴力団も必死に防衛をはかっている、、、現代ヤクザの中にも頭脳的な行動を擦るものも増えているので、、、決して簡単な作戦ではなかった。

現代ヤクザで「闇バイト集団強盗」「オレオレ詐欺事件」「投資詐欺」などを指揮している組織暴力団は予防線を張っているはずであり、簡単にはボロを出さないように行動すはずである。

責められるやくざ組織は「鬼姫分署」が捜査をして、隙を狙っていると考えて、手を打って警戒してので、、迂闊には動かない、、、

これからはますます、、慎重に行動しなければと考えている。




22)潜入捜査開始の結果で、東京捜査の知らせ入る


東京連合睦会関係の潜入捜査をしている「岡本特務隊員」お店で源氏名はあざみから情報が入ってきた。。

お店の中で女同士のもめ事から外されていたが、、、副若頭の佐々木一郎から呼び出しがあり、、会うことになったのである。。。副若頭佐々木一郎の事務所で、、、「やあ、、あんたも仕事が無ければ困るだろう」と、、言われて、、、

「そらーそうですよ、、、金が欲しくて水商売に入ったんだから、、それでも、あんな、糞ばばに馬鹿にされたら頭にくるよ。。」と、、忌々しくいったのであった。

「ところで、、、どうする気なんだ、、、やめて、あてがあるのか」と聞かれて、、、

あざみ(特務隊員)は困ったように、、、考えこんでいたのである。。

副若頭佐々木一郎は太田黒会長から頼まれていたことがあった、、、あの「あざみ」という女はいい度胸しているし、行動が機敏だおしな、、何かのリーダーに向いているような気がするんだよ、、佐々木、お前が使ってみてはどうだと言われたいるのだった、、、

使い方によっては「組織」で使えるにではないのか、が、、仕込み方、教え方にもよるが、、、

どうお見ても男に尽くすタイプでもなく、、、女同士の仕事も大人しくするような「玉」でもない。

太田黒会長曰く、、、「男なら、、ヤクザにぴったりだな、、、女やくざも面白いと思うのだがな、、」

「佐々木、お前面倒見て、女やくざを育ててみてはどうだ、、」と、、、言われていた。

東京連合睦会の中でも「武闘派」で通っている、佐若頭にはうってつけの役目だと、、太田黒会長は思ったのである。

それで佐々木副若頭は「あざみ」に話をした。

「あざみ、、、お前、俺の若い衆になる気があるか、、、女やくざだ、、、やる気があれば水商売より、お前のいう通りに金になるよ、、、いいか、、、勘違いするなよ、、俺の女になれと言ってるのではないからな、、」

「あくまでも、女やくざになって、連合会の仕事をするんだから、、分かったか、、」

それを約束するなら面倒を見ることにする、、、連合会で面倒を見るということだ。

準備が出来たら俺の事務所へ出てこいということになり、「あざみ」は出て行ったのである。

事務所では「あざみ」は副若頭の弟分ということになり、、しばらくは〈運転手」をすることになった。

当分は四六時中、一緒だったので、、、誤解するものもいた。

そんな噂は気にせずに、佐々木副若頭は「あざみ」にやくざ道を教えていったのである。。。

呑み込みが早い「あざみ」はあまり時間も立たないうちに、、一人前の男にも勝る「やくざ」になっていた。

ある夜、付き合いで帰りが遅くなり、、自宅に着くころには副若頭も安心して、護衛の若衆を帰していたのであった、、、自宅は郊外の静かな住宅街であり,途中に山道があるために、その繫みから三人の暴漢がおそってきたのである。。

機関銃をぶっ放してきたから堪らなかったが、、、昔取った杵柄いである「あざみ」には朝飯前であった。。。車を止めて、飛び降りた瞬間に三人の暴漢を仕留めていたのである。。

電光石火であっ

三人の暴漢を銃撃した後、、素早く車を走らせて、無事に副若頭を送り届けたのである。

この様子を見ていた副若頭は驚いた、、

「あざみ、、、いつの間に銃なんか覚えたんだ、、」と、、、

「副若頭の運転手をしてから、、、毎日、練習をしていました、、、役に立ててよかったです」と、、言って帰って行った。

「凄い女だ、、、予想以上に本物の女やくざになったな、、、」感心したのだった。




23)岡本特務隊員の報告で東京連合本部事務所に乗り込む



本部事務所は「堅固な要塞」のようなものだったが、、今回は油断があったのである。。。

そして、、、ヤクザ会議の途中だったので「悪事書類」が出ていたのであるから、、、堪らない。

ヤクザお抱えの経理担当の税理士もいたので、、、いろいろな証拠品がでてしまった、、、そのうえ、ガードの為に組員が「拳銃」を所持していたので、

「銃刀法違反が重なり」その時に本部事務所にいた全員が「逮捕」されたのであった。

今回の東京連合睦会関係の摘発事件は、これからの取り調べで大きな成果をあげたのである。

睦会組織の壊滅まではいかなくても、、、多大な損害を与えたのだった、、、

東京地区での「闇バイト集団強盗」や「投資詐欺」が減少したことは事実であった。「鬼姫分署」の活躍は大であり、、、潜入捜査の効果はおおきかったのである、、岡本特務員の命がけの捜査はこれからの捜査に役にたった。



23)関西連合桜会に潜入した岐部特務隊は、、、大滝信二副若頭に認められて、、、


潜入捜査員「茜」は客とのトラブルで客を刺してしまったので、、、関西連合櫻会の大滝信二副若頭の指示で身を隠していたが、、、副若頭の呼び出しで事務所に出てきた。

「茜、、、お前はいい度胸をしている、、、それと動きが機敏で思い切りがいい、、、俺の話を聞く気があるか、、」

と、、、尋ねられて、、、茜は「はい、、、金が稼げるなやるよ、、、人殺しはいやだけどな、、」

「そうか、、、殺しは頼まないから大大丈夫だ」と、、付け足した、

水商売はお客との問題がおきる、、、しかし、、金儲けであり、商売だから、いくら女との間にトラブルがあっても。、、

ヤクザの桜会の大滝副若頭が出てはいけないので、、そこで「茜」にその仲裁役をしてもらいたいと。。。

「茜、、危険は多い、お前のような女がいいんだよ、、どうだろう、、、金は弾むから、俺の直属の仲裁役として、引き受けてくれないか、、」

茜は引き受けたのである、、、店に出て、酔っぱらったスケベー男を相手にしているよりは面白いと思った

それよりなにより、、関西連合桜会の中枢に近付いた気がしたのである。

綾小路警視が望んでいる情報が入手しやすくなると考えたのであった。、

案の状、それはちかずいてきたのである。

関西連合桜会関連の水商売の店舗は大阪、西宮地区だけでも20店舗を超えていたから、、、毎日のようにトラブルは起きていた。そして、茜は専属の車で、運転手付きでうごきまわっていた。

酔っ払い男と気取った女の仲裁喧嘩をまとめるのが旨くなっていったのである。

いつの間にか、、、桜会の若衆からも慕われ、、、女たちからも頼りにされたのであった。

そして、、みんなから「姉さん、、、」と呼ばれるようになったんである。

甲斐かい潜入捜査員の二人から報告を受けて、綾小路警視は満足をしていた。

そろそろ二人から事件解決の突破口になる報告が入ることとまちわびていたのである。

そして、東京の睦会潜入の岡本特務員から副島警部に連絡がはいった。


24)岡本特務隊員から連絡入る。


鬼姫分署本庁の川添副所長へ岡本特務隊員から連絡が入った、、、現在、東京連合睦会の佐々木副若頭から信頼されて、、、何度か「秘密事項の指示」を受けて「闇バイト集団強盗」や「オレオレ詐欺」「投資詐欺」などの実際の指示役への連絡をしていたのであった。

確実な情報から、実務行動を確認したうえで、、実行予定を知らせて来たのである。

その報告を受けた「鬼姫分署本庁」の担当部署の捜査員を偶然を装って巡回させて、「闇バイト集団強盗」を未然に防いだ。

そして「集団強盗」の」実行犯を逮捕したしたのである、、、実務隊と待機していた仲間までは逮捕出来たのであるが,彼らの連絡事務所まではたどり着かなかった。岡本特務員は知っているが教える訳にはいかなかったのである。

逮捕した「闇バイト」の待機強盗団一味からはなかなか割り出すことが困難だった、、、

相当、「闇バイト連中」は指示側から「脅し」が入っているようだったので、、、

2回目の「闇バイト集団強盗団」の場合は、鬼姫分署も考えて、、待機強盗団の逮捕を直にせず、、尾行を付けて、「逃げ先」をつき留めて、連絡指示の事務所に乗り込み、東京連合睦会のやくざ連中をたいほした。

その時に岡本特務隊員もいたけど、、逃げたのである。

東京連合睦会も連絡事務所を移し、次の行動に出た。佐々木副若頭は「闇バイト集団強盗」を中止させて、、「投資詐欺」に切り替えたのであったいまでも。

現代ヤクザは切り替えも早く、、、逮捕者は「ざこ」ばかりでおさえた。

そして、検察からの追及を逃げたのである。

潜入捜査員の連絡では、現代ヤクザは巧妙で頭脳的なので、、逮捕者から口を割らせる方法しかないようだと判断した綾小路警視は、逮捕した3人のうちの一人を釈放したのであった。

これは綾小路警視の苦肉の策であり、、釈放された睦会組員が秘密をしゃべったと、警察内に残った逮捕者に報告をさせたのである。

そして、、、釈放された睦会組員は見せしめのために殺されたのであった、、巧妙に

仕組んだ「交通事故」を装って、、、

そして、綾小路警視はいつまでも捜査をもたもたしていたら、、潜入捜査員にも危険が及ぶとおもったのである。

そこで、、釈放した組員が殺された段階で、、、「一か八かの勝負」にでた。

東京連合睦会本部の事務所に「がさ入れ」を強行したんである。。



25)岡本特務隊員の報告で東京連合本部事務所に乗り込む



綾小路警視は潜入捜査で分かったことをもとに、、覚悟を決めた。

やくざ組織とはいつまでたっても「いたちごっこ」が置かったのである、、、本丸を責めると決まって,もぬけの殻で何も出ないのが通常のがさ入れであった。

なにかの力が働いて、情報が漏れてしまうのである、、、警察力も地に落ちたところがあった。

日本の場合は「行政権」「立法権」「司法権」の三権分立があるはずが、、ねじれた国家権力によってかたわ状態を起こしている。

そのために独立しているはずがそうでもないような、、、

一部の権力者が捜査をしてるところもあるのだった。

そのために、命がけの捜査も無駄になることが多い、、、

綾小路警視は無駄にならないように、、、「ごそっと」本丸を崩したかったのである。鬼姫分署だけの独立してうごいたのであった。

そして、せめたのである、、、、

それが本丸である、、、睦会本部の事務所であった、、、

太田黒会長も佐々木副若頭の他の幹部やくざの面々が揃っていたのであった。

本部事務所は「堅固な要塞」のようなものだったが、、今回は油断があったのである。。。

そして、、、ヤクザ会議の途中だったので「悪事書類」が出ていたのであるから、、、堪らない。

ヤクザお抱えの経理担当の税理士もいたので、、、いろいろな証拠品がでてしまった、、、そのうえ、ガードの為に組員が「拳銃」を所持していたので、

「銃刀法違反が重なり」その時に本部事務所にいた全員が「逮捕」されたのであった。

今回の東京連合睦会関係の摘発事件は、これからの取り調べで大きな成果をあげたのである。

睦会組織の壊滅まではいかなくても、、、多大な損害を与えたのだった、、、

東京地区での「闇バイト集団強盗」や「投資詐欺」が減少したことは事実であった。「鬼姫分署」の活躍は大であり、、、潜入捜査の効果はおおきかったのである、、岡本特務員の命がけの捜査はこれからの捜査に役にたった。



26)警視庁は組織暴力に対しての捜査を強固にしていった。


日本の世の中が安定して、、一般人もやくざも同じような生活が成り立っているように見えてきたのかも知れないが、、、

ヤクザが利口になったのかもしれない。まるで一般社会に溶け込んでしまったような、、、そんなへんてこりんな世の中になった。

そんな世の中で犯罪がおおくなったのである。。。

「闇バイト集団強盗」「オレオレ詐欺」「投資詐欺」とか、、余りにも変な事件が、悪事が多くなってきた。

その裏には、、、陰でうごめいている「悪」がいる、、、ヤクザではなく、、、金の無い弱者を動かしている「本質の悪」やくざがいるのだ。

表には出ない、、卑怯な悪が存在いている、、、始末の悪い世の中だ。

そして、馬鹿を見るのも弱者、、、弱いものがいじめられて、泣きを見るのも弱者だ、、、ふざけた話である。。。

裏で動いている、ふざけた野郎を、、卑怯な奴を、、引っ張りださないとだめなんだよ、、後ろにふんぞり返っている「悪」を退治しないと、、、

「鬼退治をしないと」そうだよ、、、桃太郎いないと、、、世の中変わらない。

そんな「鬼姫分署」の「鬼姫たち」が「世のなかの鬼退治」をしないと。

日夜、綾小路警視たちは励んでいる。


第二話「女警視」


やり手警視庁の女デカの奮闘記。。。正義の味方、、、しかし、、、法では裁けぬ社会悪に挑戦、、、殺人警視。


(1)殺人警視登場


警視庁殺人課の警視轟由美は警視庁殺人課長として、その勇名をと轟かせていた。東大卒業の頭脳明晰な女刑事として、その辣腕を振るっていた。


警視庁内部と言わずに、警察と名がつく部署では恐れていた。犯人逮捕には敢然と体当たりで、場合によっては平然と銃殺するのであった。


彼女の呼び名は「殺人警視」であった。


警視庁近くの日比谷公園の中の移動販売車の前で、轟警視は朝飯の特性ホットドックを食べながら新聞を読んでいた。


「おい、、本田、何を急いでんだよ。。」と、轟警視の前を小走りに過ぎようとしていた。


「あ、、おはようございます、。課長は知らないんですか、、、今、大騒ぎですよ。。大東京銀行代々木支店で銀行強盗事件が起きたんですよ。、、」


そういって本田捜査員は走って行った。


殺人警視の異名をとる轟警視も、ホットドックを押し込んで急いだ。


轟警視は直接、大東京銀行代々木支店に着いた。


銀行の前には数台のパトカーが到着していた、まだ、事件が起きたばかりなので、報道陣は少なかった。


しかし、ものの数分もたたないうちに、警察関係、報道関係


やじ馬で人だかりができた。


轟警視は現場の状況を素早く把握して、行動に移った。


銀行入口に立った、轟警視は行内に向かって、


「警視庁の轟だ、、、中に入るぞ、、話し合いをしよう、、、丸腰だから心配するな、、、


割の合わない銀行強盗など、やめなよ。。」と言いながら、


入口に這入って行った。


すると、行内の銀行の中の一人が叫んだ、。


「それ以上入るな、、、動くと、こいつを撃つぞ。。」


と、人質を抑えて、轟警視に言ってきた。


行内を見渡すと、銀行強盗は3人だった。轟警視の見たところ、素人強盗団のような気がしたので、自分一人で始末が出来ると踏んだ。


拳銃を持っているのはふたり、一人は登山ナイフを持っていた。顔は隠しているけど、轟警視から見れば素人だ、、闇バイトで集められた、にわか強盗だ。


轟警視は考えた、切り抜ける方法を、、、、


相手は素人、拳銃も六すっぽ打てないだろう。。10M離れたら拳銃をまともには当たらない。


轟警視は腕には自信があった。警視庁内でも一、二の射撃の名手だった。


後はタイミングの問題った。


拳銃を持っている強盗をほとんど同時に撃つことだった。


殺人警視は撃った。。。。「ばーーん、ばーんと」


二人の強盗は飛んだ、


さすが「殺人警視」だった。




(2)誘拐殺人


警視庁殺人課の轟警視にも犯人逮捕に伴って過失はる。


完璧な逮捕劇はない。どんなに辣腕な優秀なデカにもミスはある。


過去にどれだけの殺人犯を逮捕してきたか、全てを把握はしていない。轟警視にはそれぞれが一つの事件であり、犯罪歴の積み重ねであった。


事件の中には執拗に轟警視を恨んでいる者もいる筈である。


罪を犯し、服役を済ませて、模範囚となっている者もいた。


今までにもいたのであった。


轟警視は事件を犯した社会悪を憎み、世の中を乱したものを憎んでいた。


今回の事件もその一つであった。


警視庁殺人課に電話が入った、轟警視名指しであった。


「殺人警視殿かな、、、、ご無沙汰しています。あなたに復讐がしたくて、刑務所を脱走してきましたよ、、、あはは、、そのうちに会いたいですね。」


轟警視は、、、誰だか分からなかった、、、すぐに調べさせた、、、、刑務所を脱走した服役者。。。。


すぐに分かった。しかし、轟警視は犯人像が浮かんでこなかった。


脱獄犯人を調べているうちに、轟警視に電話がはいぅてきた。


「課長、、、実家から電話が入っていますよ」


と、警視庁殺人課の捜査員から電話が回ってきた。


「はい。。。私です、今、仕事中だから後にして」


実家の母親からだった。轟警視には一人娘がいた。まだ、5歳の可愛い盛りの娘だった。


仕事の都合で轟警視は実家に娘を預けていたのであった。


その娘を誘拐すると電話があったので、母親がびっくりして連絡をして来たのであった。




3(殺人警視への報復)


轟警視は忘れていた。電話の主が誰だか分からなかった。脱走犯人を知らされて初めて知った。


過去に轟警視が逮捕した強盗傷害犯で、確か、懲役7年の実刑で服役していたはずである。


その犯人は太田黒三郎と言っていた。その太田黒三郎を逮捕するときに、一緒に逃げていた女性が羽田美和子といっていたことを覚えている。


そして、轟警視が犯人の太田黒三郎を撃った時に、犯人をかばって、銃弾に倒れたのであった。


そして、死亡した、、、太田黒三郎は恨んだ。その恨みが強く、彼を復讐に駆り立てたのだった。


そして、轟警視への復讐が始まった。


太田黒三郎からは電話で指示が出て、轟警視はその指示に従って行動することになった。


太田黒三郎から、指示の電話が鳴った。


「今から、1時間以内に子供のいる家まで戻れ、、、」と、


着いたらまた、指示をするからと。。。


どんなに急いでも1時間では戻れないことを知ってて、指示を出してきているのであった。


戻れなければゲームは終了、、なんとも無理難題であった。


轟警視は警視庁交通課の白バイを借りた。そして、今から途中で追尾してくるパトカー全てに指示をだすようにと、、、


轟警視は白バイを飛ばした、自宅のある小田原まで。。。無理は承知である、、、兎に角、飛ばした。


そして、2分前に着いた。


太田黒から電話が入った。家に着いた時には火事が起きた。


「間に合ったな、、、次は箱根の湯元温泉へ行け、、、頑張れよ、、娘と母親の命が掛かっているからな。。」


と、電話は切れた。


時間がない、、、急がないと、、、


箱根湯元神社まではぎりぎりだ、、轟警視は再び白バイを飛ばした、スピード無視もいいところだった。


轟警視はオートバイ騎乗の技術も上場であった。


途中で雨が降ってきた、、、危険なオートバイ運転だった。


箱根神社に着いて、神社の宮司から指示を受け取った。


そして、芦ノ湖の遊覧船に乗り、次にロープウエイで地獄谷まで来るようにとの指示であった。


正直言って、轟警視は焦っていた。娘は喘息を持っているので、薬が切れたらと、、心配でならなかった。


地獄谷の中は雨が降っていたので、観光客はまばらだった。


太田黒の指示で地獄谷の中に入っていった。


温泉が泡をぶくぶく言っている温泉の吹き溜まりに娘と母親はいた。ロープで縛られて、、、口も塞がれて。。


太田黒の姿は見えなかった。


そして、電話が鳴った。


電話の向こうから、「殺人警視、、、お間には死んでもらうぞ、、、娘と母親の前でな。。。」


「愛する者の前で、殺されれることがどれだけ残酷かしるがいい、、、、あはは、、、」


「丸腰で、、娘たちの前まで歩け、、、ゆっくりな」


そして、一発の銃弾が放たれた。


轟警視は娘たちの前で渦巻くった、、、一発目が轟警視の脚に命中したのだった。


轟警視は倒れながら、娘たちの足元に崩れた。


殺人警視は凄かった、、、銃弾が飛んできた方向に太田黒を見つけたのであった。


倒れながら、太田黒にめがけて拳銃を放った。




(4)殺人警視は伊達ではなかった。。。


警視庁殺人課の轟警視は警視庁きってのいい女だった。いつもジーンズに黒字のセーター、、、そして、ショートカットの似合う女だ。身長も168㎝でやせ型のかっこいい女刑事だった。


いつもの朝のように、日比谷公園の中の特性ホットドックを頬張りながら新聞に目を通していた。


警視庁殺人課の担当部署で、部下たちと打ち合わせをしていたら緊急電話が入ってきた。


新宿歌舞伎町で、白昼強盗が暴れているというので、出動した。轟警視を先頭に、今、強盗が店内で暴れている現場に到着した。


そして、轟警視が店内に飛び込んでいった。


闇バイトで集められた「にわか強盗団」とすぐに分かった。


覆面で顔を覆って、手にはバールらしきものや鉄パイプを持って、暴れていた。


轟警視が拳銃を発砲し、、、「こらー、やめないと撃ち殺すぞ」と更に発砲した。


強盗たちは拳銃の音と、轟警視の脅し文句で、その動きを止められた。轟警視の行動に驚いて、一瞬、たじろいした。


しかし、強盗団の一人が轟警視にバールを振り上げて、、、


「ふざけるな、、、やれるものならやってみな。。」と。。


叫びながら襲い掛かった。


轟警視を甘く見ていた、、、女刑事だと思い。。。


それは間違いだった。


襲い掛かった強盗団の一人は、拳銃の音ともに体が飛んだ。


轟警視「殺人警視」に撃ち抜かれた。


他の強盗団は動きが止まった。そして、その場に座り込んでしまった。


轟警視に、、、「動くじゃぁ、、ないよ」と。。


動きの止まった他の強盗団は、他の警察官に取り押さえられた。


強盗団の検挙が終わり、外の車両待機強盗団も二人いたが逮捕された。


いつものことながら、轟警視の対応は早かった。


さすが「殺人警視」は伊達ものならぬ、伊達女だった。


5(白昼強盗団逮捕後の行動)


轟警視は逮捕した6人の強盗団の取り調べも早かった。


6人の逮捕者たちを責め立て、指示役の人間を聞きだし、その捜査も素早く進め逮捕した。


案の定、やくざ組織だった。新宿に事務所を構える「関東睦会」幹部やくざの大内健次郎と言う大物やくざだった。


轟警視の取り調べに対して、最初は黙秘を貫いていた。


しかし、関東睦会から担当弁護士が出向いてきて、口を開いた。


弁護士は悪評高い東京弁護士会の「石原泰山弁護士」だった。裏社会の弁護専門だった。


警視庁では厄介な弁護士が付いたと思っていた。


轟警視にはどんな弁護士がついても無関係だった。相手の石原泰山弁護士もやりずらい筈だった。


今回の関東睦会の件でも石原泰山弁護士は轟警視に挨拶に出向いた来た。


「警視殿、よろしくお願いしますよ。。。お手柔らかに」


と、、、轟警視は「お互いに頑張りましょう、、、しかし、悪は悪だからね、、、捻じ曲げさせないよ。。ふううう」


だった。


その通りに轟警視は手を抜かなかった。


警察内部からの圧力が掛かっても気にしなかった。


そして、部下の警察官にもハッパをかけていた。


取り調べの間に、いろいろな邪魔が入った。ある時、轟警視は帰り道を暴漢に襲われた、、、何のそのだった、暴漢は二人、しかし、撃退された。


合気道5段の腕前なので、、、


しかし、他の捜査員が襲われる心配があったので、警視庁柔道部室に合宿して捜査にあたっていた。


轟警視は悪は絶対に許さなかった。


取り調べも徹底して行い、検察庁への供実書も慎重に提出した、不起訴やうやむやに捻じ曲げられないように、徹底した行った。


そして、起訴になった、実行犯も指示者も、企画していた暴力団も起訴ができた。


そして、報道関係もニュースを流した。


悪事を見逃すこと、法的処置を曲げることを許さなかったのであった。




(6)正義を貫く…覚せい剤の悪戯


やくざより、反ぐれの横行が激しい、、、掟などに縛られずに悪行を働くのには反ぐれがいいような、、


暴力団は組同士、、人の格式が多く、最近は手っ取り早い反ぐれが多い。


辞めるときにも、始めるときにも自由が利くようである。


しかし、やっていることは同じだった。


覚せい剤を扱い、売春を管理して、、やることはえげつなかった。


義理もなければ、、、恩義もない、、、自分さえよければそれでいい、、、そんな反ぐれが多い。


轟警視はそういう反ぐれに無性に腹が立った。


その反動か、反ぐれには厳しかった。


同じ覚せい剤を扱っていても、反ぐれには容赦なく対応した。逆らったら逮捕どころか、射殺さえもあった。


悪行を許さなかった、、、若者が楽して、人を困らせることをよしとしなかったのである。


人は働け、、、働けの考えだったので。。


だから、覚せい剤などを扱う人種を絶対に許せなかった、


「殺人警視」であった。


(5)絶対許せない覚せい剤


轟警視が最も許せない覚せい剤には苦い思い出があった。


轟警視は双子だった。そして、双子の姉も警察官だった。


姉の轟亜紀はやはり優秀な警視だった、二人そろって辣腕刑事だったが、覚せい剤のおとり捜査をした時に失敗した。


組織暴力団におとり捜査がばれて、罠に嵌ってしまった。


そして、捉えられて覚せい剤中毒の体になってしい、ボロボロになって、殺されてしまった。


そんなこともあって、轟警視は覚せい剤を扱うやくざ、反ぐれ集団を許せず、捜査途中で銃殺していった。


そんなことが原因で「殺人警視」と言う異名が付いた。


今回の反ぐれ集団のやり口には我慢が出来なかった。覚せい剤で女を縛り付け、徹底した管理売春をしていた。


女の体がボロボロになるまで働かせられていたようだ、、、特に東南アジアからの労働養成者として、来日して、悲劇にあわされていた。反ぐれ集団とはひどい男たちであった。


轟警視は捕まえる前に現場を押さえて、巧妙に銃殺していた、、、、殺人行為であった。


悪を憎むあまりの見せしめだった。




7(覚せい剤隠し砦攻略)


轟警視は最後の管理売春の攻略を開始した。轟警視の憎むべき犯罪、覚せい剤絡みの管理売春だった。女を食い物にして暴利をむさぼる男たちを許せなかったのであった。


今までの捜査の結果をまとめて、組織暴力団が砦を築き、覚せい剤を製造して、管理売春をしている施設を突き止めたのであった。


轟警視は麻薬砦ともいうべき、施設を突き止め、いよいよ攻撃を仕掛けようとしていた。


誰が止めようが、もう止められない、、、そんな覚悟で攻め込んだ。


情報漏れの内容に慎重に行動を起していた。


轟警視と信用のおける捜査員3人を連れての攻撃であった。


奇襲攻撃だったので、覚せい剤工場を破壊して、管理売春現場に乗り込んだ。


蓋を開けてみてびっくりだった。


経済界の要人、政界の大物多数が検挙された。


しかし、これで管理売春がなくなったわけではなかった。


次の手段、方法で生まれてくるのであった。

犯罪とは恐ろしいものである。



8)終わりのない戦いに轟警視は挑んでいった。



覚せい剤を密造する組織やくざには資金獲得のための施設が用意してあった。

組織暴力団も現代では悧巧になり、、「はい、、、覚せい剤を密造してます、、」なんて風な分かりやすい施設は作ってはいなかったのだる、、実に、、実に巧妙になってきたのである。

そのために警察も困難をきわめているのであった、、、

しかし、轟警視は考えて、潜入捜査員をしたてたのである、、、兎に角、外側からばかリ捜査をしても,せめてもダメだと思い、、、中から攻め込まないと「らち」があかない、、、

そのためにはスパイを送り込まないと、すぐに,逃げられてしまうことが多く、、覚せい剤密造組織を一網打尽にするためには「中核の組織」を潰さないと駄目だと思い、、、「違法捜査」でも潜入捜査をしなければ、、、

そんな思いで「覚せい剤」「売春撲滅」をしなければ、、、世の中の不幸な女性を救うことも守ることもできない。

警察官をしながら、自分の力なさ、、、不甲斐なさを覚えたのであった。

轟警視は何のために「刑事」」になり、、精進して「警視」にまでなったのかと反省の日々である。。

この世の悪を懲らしめることも出来ず、、、悪徳な商法で弱者を食い物にしている、世の悪人たちを捕まえることも出来ず、、、だからと言って、「いっときの悪を懲らしめて」も、、、

逮捕時に誤射と称して悪人を撃ち殺してもわずか数人である。この世の悪人退治には追い付かない。

まったくばかげている。

轟警視は悪人組織をまとめて退治したいのであった、、、そのために日夜、悪戦苦闘しているのだった。



9)組織暴力団を根こそぎ迄は出来なくても、、、


轟警視は「殺人警視」と異名をとり、、悪社会からは恐れられていたのであるが、、、陰では瀬世羅笑いをしていたやくざもいた。

確かに悪人を逮捕したり、、殺したりはしてはいるが「雑魚」ばかりだった。やくざの本丸はいつも逃げていたのである、、、

世の中は「臭い者には元から蓋をしないと」たちきれない。

悪臭という「悪人」は霞となって消えてしまう。

形あるものは変えたり、、消してしまうことはさほどに難しくはない、、、しかし、、煙のようにカスミのように消えるものはそうはいかないのだ

やっかいなのであり、人の世の絡みには潰されてしまう、、、

どうして警察も潰されてしまうのか。。。

日本という国は「行政権」「立法権」「司法権」と、、、三権分立

しているはずが絡み合っているのだ、、、時の権力者に握られているような。。。

三権分立によって、「国民の権利と自由が保障」されているはずである。。

そして、国会、内閣、裁判所がそれぞれに独立した機能を持っているのであるが、、、現実には「ごちゃまぜ」の状態で、時々の権力者は勘違いをしている。

そして、世の中の弱者は知らなすぎるのだ、、、

そんために「知ったかぶりの権力者」に押し切られて、無理強いをさせられることが多い。

頑張って欲しい、、、弱者諸氏よ、、、と言いたいのである。

立法機関の中の警察にも、権力に負けない兵はいることだけは知っていて欲しい。。。

常に権力者と闘っているものがいることを、、、、

声を大にして叫びたい。


10)轟警視が殺人警視と言われる訳とは、、、



轟警視の生い立ちに関係しているのであった。轟警視の父親は東京地検の検事であり、、悪を憎む正統派検事であったのである、、、ところが彼女が小学3年生の時に両親と妹を殺されたのであった。

それで自分は刑事になって、家族を暗殺した犯人を逮捕して死刑にしてやろうと思ったのである。

勉学に励み、、警察学校を首席で卒業して、昇給試験に合格を重ねて、、警視まで這い上がったのであった。

警視庁に配属になり、、、法律違反者を逮捕しまくったのである。。。

犯人を憎むあまりに過剰防衛が多くなり、、殺人が増えたのである。の

そして、、家族を暗殺した犯人捜しをしていたのであった。なかなか、犯人が見つからなかったけれど、、未解決資料をみたり、、、常に注意していたのだる。

とにかく、轟警視は特に贈収賄に絡んだ事件や、ヤクザ絡みの事件には細心の注意を払っていた。

父の検事が担当していた事件が「ヤクザ絡みの贈収賄事件」であり、、そのやくざ組織や当時の権力者が今なお、社会的地位を持って活動しているので、、、それらに絡んだ事件には常に関連した捜査を、それとなくしていたのである。。。

しかし、、それらの組織や社会的権力者はミスをしなかった。。。

それでも諦めずに、過去の家族の暗殺事件を追っていたのである。。

轟警視の一生の目標捜査でであった。

家族が暗殺された時に、、轟警視だけは夏休みで「海の家」に小学生の各学校の代表で夏期講習に参加していたのであった。

そなために難をのがれたのだった、、、その後は母親の実家に預けられて大学まで卒業したのであった。

事件当初はそのショックで、元来は明るい性格であったが、引っ込み思案の子供になっていた。

大学に進み、、、学生寮で一人生活をするようになって、友達にも恵まれ、法律の勉強をする様になってから、少しづつかわっていった。

始めは検事になろうとしていたが、、、途中で警察官に目標を変更したのであった。

直接、犯人を逮捕してやろうと考えたからである。

家族が暗殺された事件を調べたら、、、「あるやざ組織と、政治家の大物有力者」が絡んでいたことが分かったので、、、警察官になって徹底的に捜査して,裏付けを取ってやろうと決心したのであった、、、そのためにも警視庁勤務で、役職も警視以上になって、、、

その目的を果たして、、、彼女は今も捜査を続けていたのである。

目的のやくざ組織は「横浜連合橘会の橘大二郎会長」であり、、、「政治家は現在、自由党の岩田浩二幹事長」であるところまでは突き止めていた。。。

しかし、二人とも当時の実績が大きな出世要因となり、、なかなか証拠が掴めないでくろうしていたのである。は

轟警視は諦めはしなかった、、、組織暴力団取り締まりと「談合汚職贈収賄事件」からは担当を外れることはなく、、地道な捜査をつづけていた。



11)轟警視の秘密裏の捜査によると、、、、、


轟警視の秘密裏の一人調査によれば、、、轟警視の家族の暗殺は、当時「贈収賄事件」で担当していた父親の轟隆一検事が核心に迫っていたためであった。

政治力の圧力で検察庁に「贈収賄のもみ消し」に関する「横」槍」がはいっていたのであるが、、、轟警視の父、隆一検事は言うことをきかなかったのである。ヤクザ絡みの贈収賄であり、、、被害を被った会社は弱小企業で、倒産しており、個人的にはその負債を負わされていた。。

踏んだり蹴ったりの所業を許すことができなかったのである、、、強いものが「権力」を傘に、、、「暴力」まで使って弱者を追い落とすことが検事として、断固として許せなかった。

その結果が暗殺であったのである、、、母親や妹までも巻き添えにした計画殺人であった。

この権力者と暴力団勢力の関係を探して、、その流れを破滅させてやろうと思って、関係を暴きたどり着くまでに、轟警視は5年を要したのであったが、、、まだ、確証を掴んではいなかった。

悪徳権力者ややくざ組織は巧妙に動いていて、、、「ボロ」を出してはいなかったのである。

現在扱っている「贈収賄事件」に自由党の岩田浩二幹事長が横槍をいれてきた、、轟警視は今度こそは逮捕まで持っていきたいと綿密に捜査の計画を練っていた。

警視庁上層部に圧力が掛かったが、、、

「ふざけるな、、、警視庁の鬼警視と言われる、、私をなめるなよ、、、」と、、、轟警視は誰が何といおうと、、圧力をかけられようとも引き下がる気持ちはなかった。

天下の桜田門が手を抜くかってんだ、、、

検察庁とは違うというところを見せてやろうと覚悟をきめていたのでる。

轟警視の「意気込み」が「構え方が」まるっきり、今回の贈収賄事件に関しては違っていたのであった。

横槍が入ろうが、、、嵐が吹こうと、、、岩田幹事長に関する圧力には「警察生命」をかけて、、体当たり捜査であったのである、、、

そんな覚悟の轟警視の捜査姿勢を知ってか知らずか、、、いつもの横槍で済むと思っているらしい。



12)仇討を秘めた捜査の轟警視。。。


今回の自民党幹事長の岩田浩二の贈収賄事件は、岩田幹事長の娘婿である、大槻建設株式会社に関わる贈収賄であった。

元来は菱田土木株式会社が落札するはずの国道工事の仕事であった、、、そのための賄賂や工事準備などであったのであるが、、、入札の札を開けてみると、大槻建設株式会社が落札をしていたのであった。

「工事総額は100億円」を超えていたから、、、菱田土木株式会社の賄賂も大きかった、、、賄賂として2億円が自由党岩田幹事長のもとに送られていたのである。。

更に、工事準備のための材料などを、岩田幹事長関係の会社より購入していたから、菱田土木の被害は大きかった。

そして、、入札をした大槻建設株式会社からも自由党岩田幹事長に賄賂がおくられていたのである。

早い話が、政治家以外には、工事を施工する会社も甘い汁はさほどに吸えないのであった、、、いつの時代にも権力者が一番いい思いをするにであった。

今回の被害者は工事代金を夢見て、材料まで仕入れて準備をしていたので、、工事が出来ないとなると「二重の損害」をうけるのである。

菱田土木は必死に努力をしたけれど、、、材料費の支払いの工面ができなかった、、

支払い期日の約束手形には追われて、、苦し紛れの資金繰りをしたのであった。

銀行からの借り入れも出来ず、、、闇金融の力を借りることになってしまったのである。

今回、騙された菱田土木は訴えることもできなかったのである、、

騙された金は賄賂であり、、裏金を使っているので表沙汰に出来ない事情があったからだ、、、自由党の岩田幹事長はその辺のことは承知での騙しであった。

悪の上を言った悪人である。。社会悪の頂点である大悪人なのだ。

そして、資金繰りに困った菱田土木に、岩田幹事長は自分の息のかかった闇金融を差し向けたのである、、、「横浜連合橘会」の経営する「橘金融」を紹介して、甘い汁を吸いつくしたのであった。

その辺の事実を調べ上げたいた、、、轟警視は菱田土木を抱き込む作考えたのである、、、検察庁では出来ない、、、やってはいけないが、、、「騙しの捜査」「お酉捜査を」轟警視は独自で、警察官としての「首」をかけての捜査であった。

両親と妹の仇討である、、、巡り巡ったチャンスであったので。。。

今回の贈収賄を暴露してやろうとしていた。



13)正義の刃を受けてみろってんだよ、、、、悪党ども。


轟警視は心弾ませていた。今回の贈収賄事件のからくりをすべて、把握しての捜査であったので、絶対に失敗をしないという自信はあったが、、慎重に、慎重を重ねての準備をした。

逮捕したが最終的は「執行猶予」つきでの判決ではだめだと思っている。なんとしても、実刑が伴った判決でなければダメなのであった。

「贈収賄事件」ではだめなのだ、、あくまでも「詐欺事件」として立証しなけらばと、、、

どんな横槍が入ろうと、、、「詐欺事件で暴力団との癒着事件」としなければ、轟警視は納得いかなかったのである。

更に、、、贈収賄事件だからと言って、権力者の圧力で警察内部に横槍が入ったら、その圧力をも暴いてやろうと覚悟をしていたのである。

轟警視は司法の力である警察力とマスコミの力で、権力者の力をもぎ取ってやろうと狙っていたのであった。

そのために報道力の大なる「テレビ局」と大手新聞社に普段のコネで寝回脚をしていたのである。

更に週刊雑誌や事件雑誌にまでも手をまわしておいたのであった。

轟警視は逮捕時の時の協力者に、、警察学校の同期の機動隊隊長近藤保が引き受けてくれた、、、何があっても同行すると約束をいたのだった。。。近藤隊長も独身であり、、怖いものなしの猛者であった。

準備が出来た轟警視は動いた。

自由党本部への突入を実行したのであるから、、、自由党本部事務所が慌てた。

そして、党本部にいた岩田幹事長を逮捕令状を持って、逮捕したのだから岩田幹事長たちが慌てふためいたのである。。

通常は警視庁から何らかの連絡があるはずが、予告なしでの逮捕劇だったので、、

「何を馬鹿な、、、何の事件での逮捕なんだ、、」と、、怒鳴りまくっていたのである。

「問答無用です、、、ご足労願います、、」と言って、轟警視が催促をした。

「話は警視庁で聞きますので、、」と、、、連れ出したのである。

岩田幹事長の逮捕は即日、テレビ新聞でニュースが流れた、、、轟警視の打ち合わせ通りだったので、待ったなしであった。

同時に警視庁別動隊が「横浜連合橘会」へ近藤隊長率いる機動隊が乗り込み、橘会長を逮捕したのである。あまりにも電光石化の早さなので、悪人たちは何もできなかった。そして、報道の速さで、世間一般にしられてしまったのである。

悪人たちもコネや政治力や権力を駆使する暇が無く、隠ぺいすることができなかった。

事件は公の知るところとなり、、司法の場に晒されたのである。

ここまで公にしたので、司法の検事局に圧力をかけても、、民意のマスコミが許すはずがなかった。

轟警視には更なる「覚悟」があった。


14)社会悪の反撃。。。


警視庁捜査一課に逮捕された自由党岩田幹事長は職権を乱用というか、、駆使して抵抗を始。

「詐欺事件」として扱われるよりは「贈収賄事件」として逮捕された方が都合がよかったので「検察庁」に圧力をかけて、、

「今回の逮捕は間違っている、贈収賄事件だから検察庁に逮捕する権利がある」と言いがかりをつけてきたのであった。

轟警視は「ふざけれな、、、何を吠えているんだよ、、、誰がゆずるか、、、」と、、、頑としてうけつけなかったのである。

轟警視の強い後ろ伊達は「警視総監」だったので、引くことは無かった。

轟警視は前もっていわれていたことがあったのだ、、、

「何があっても下がるな、、、たまには権力者に歯向かうのもいいのじゃないか、、」という、警視総監の覚悟を聞いていたので、、、

どこまでも警察官としての「首」を掛けて、逮捕していたのである。

轟警視は今回は「詐欺事件」だけではなく、、、「弱小企業に対して」の暴力的な恐喝などを立証して、広域暴力団との癒着関係のネタで

、してはいけない「反社会勢力」との関係を摘発していく方針で臨んでいた。

一方、「横浜連合橘会」の違法金融での貸し付けなどで立証しての逮捕であったのである。

その関連からの事実追及で逃げられない攻め方をしていった、、、。

岩田幹事長サイドも有能な弁護士連合を組んできた、、、悪徳弁護士集団でもある。

権力者について、、、いつでも時間を長引かせて、、、最終的にはどんなに高くても「保釈金」を払って、シャバへでてくるのであった。

そして、、「執行猶予付き」社会に復帰してくるのである。。。

まったくふざけた話である。世の中の大悪人は社会で羽ばたいているのであった。

早い話が「金がある」「社会的な権力者」は、、自分の手を汚さずに「指示」をするだけ、、「命令」するだけで悪事を働くことが出来るから不思議な世の中だ。

日本という国は全く可笑しな国だ、、、何故に「大悪人」は野放しになるのか、、、

一時的には逮捕されて、、、社会制裁を受けたような形をとるが、、、気が付くと社会に世の中に復帰して、、街中を歩いているのだ。

なんとも不思議な国だ。

しかし、轟警視は今回はそんな「なまちょうろい」事では済ませるものかと自分に言い聞かせていた。

何が何でも「保釈」が出来ないようなことを考えていたのである。

やっと、逮捕出来たのだから、、「保釈」なんて、とんでもない。

そう腹を括っていた轟警視であった。



15)轟警視は「追起訴」のための「再逮捕事実」をこまごまと細工していった。


轟警視は考えていた。今回、逮捕した岩田幹事長は大悪人であり、、汚職関係の常習犯であり、奥の手の奥まで作戦を立ててる悪徳商人であるから、ちょつとした逮捕ぐらいではびくともしない筈である。そんな相手だから、轟警視もそのうえをいった行動をしないと、、、

「保釈」「執行猶予」などの手法でかわされてしまう恐れがあるので、、、「保釈」が出来ないように「再逮捕」の連続で行く用意をしていた。

轟警視は「この悪党ども、、、今回は簡単に逃げられぞ、、見てろよ。。」と、、自分に言い聞かせていたのである。

轟警視は自分の直属の部下である、、、「明智恵子警視庁捜査一課の警部と、小田あゆみ警視庁捜査一課の警部補」の二名を岩田幹事長の身辺捜査と横浜連合橘会の橘大二郎会長の捜査を細かくさせていた。

そして、橘金融の捜査をしていた小田あゆみ捜査一課警部補が、関係闇金融での違反行為を摘発したのである。

その結果横浜連合橘会の斎藤若頭を「詐欺恐喝の疑い」で逮捕したのであった。

今回の「詐欺事件」とも関連していたので、、轟警視は横浜連合橘会それ自体を「反社会勢力」の根源と位置付けて、捜査対象を広げて、

起訴に持ち込んだのである。

岩田幹事長を関連やくざ組織の顧問をしていることの立証を示して、「詐欺恐喝の罪」で一回目の「起訴」にしたのであった。

捜査の段階で岩田幹事長は罪を認める訳にはいかず、、、警視庁としては「横浜連合橘会」の「詐欺恐喝」に絡んだ事件として、、起訴したのであった。

岩田幹事長と橘金融との「顧問契約」から、、「反社会勢力の橘会」との関連を立証しての起訴である。

起訴内容が「詐欺恐喝の罪」であるから、、岩田幹事長は起訴内容を認めないために、「保釈申請」は却下されたのである。

そのほかに「贈収賄罪」もあり、、岩田幹事長側の弁護士団が、あらゆる勢力の力を借りても、ここまで法的に絡められてはどうすることもできなかった、、、ましてや、、公のマスコミの力を利用した轟警視の頭脳的な作戦には太刀打ちができなかった。

政治家と反社会勢力の暴挙は許されるものではなかったのである。

岩田幹事長が金権勢力を駆使しても、、、巻き添えを恐れた政治家や権力者はにげたのであった。

何時の時代も栄華を誇っても、、、いつかは潰される時がくるのである。。。誰もが自分が可愛いのである。。己の命や、政治生命をかけて救うものはいなかったのであった。

悪は滅びる、、、大悪人も正義の「司法」の前には敗れるのである。。。

真剣に、本当に正義を振りかざして立ち向かうものがいれば、、悪を滅ぼすことができるのであった。

轟警視は心からそう思ったのである。轟警視は両親と妹に伝えたかった。「安らかに、静かに休んでください」と。。。。



16)悪は入れ替わり、悪首を持ち上げてくる、、


人の世界は恐ろしい、、、今度こそはと「悪の軍団」を潰して、壊滅したかのように見えたのであった。

しかし、不思議である、、この世に人が存在する限り、、悪は後から後から芽生えてくるのである。

まるで「いたちごっこ」のようだ。

政治の世界での大悪党を潰したと思ったら、、「私は綺麗な、国民のための政治を行います」とかなんとか

言って当選してしまえば、、いつの間にか忘れてしまい、、、権力を握るようになり、金力を持つと人は変わるようだ。

そして、政党の中で、政治の世界で大物権力者と言われるようになると、、、人はい」つの間にか「悪人の顔」を

見せ始める。金が絡んだ経済界からの誘いもあり、、やがては行政絡みの仕事が増えて、利権が絡んでくるのであった。

一昔前の利権、、例えば大きな河川の運送や河川工事などの利権をやくざが絡んで抗争が起きた、、、江戸幕末の頃なら富士川の利権を「清水次郎長一家と黒駒勝蔵一家」が団体で喧嘩をしてまで競い合った時代があった。

それと変わらない国家事業などの入札工事などでは反社会勢力のやくざ組織が現在の世の中でも起きているのである。、、、

今も昔も「何百億とか何千億とか」大きな国家プロジェクトに成れば、、常に政治家が、、地域関係の権力者が、、そして、経済界の化け物たちが「金」に群がって生き死にをかけて争そっているのだった。

警視庁特別捜査課の轟警視は談合、贈収賄、脱税に絡んだ事件を徹底的に捜査する専従班を組んだのである、、

警視庁総監の大石蔵人の「特別指揮」のもとに始動を始めたのだった。

轟警視を警視庁特別捜査課長に抜擢しての人事であり、、轟警視への指示命令は警視総監以外には出来ない組織であった。

そして、明智恵子警部と小田あゆみ警部補が轟警視の直属の部下となった。

特別捜査課は3名。」で特別室を設けられて、船出をしたのである。

警視庁特別捜査課は全国の「公安委員会」との連絡も密に行い、情報を得ていた。



17)公安副委員長秋月美穂からの連絡、、、


警視庁特別捜査課の轟警視に「公安副委員長の秋月美穂」から久々の連絡がはいった。彼女とは大学時代の同級で、東大法学部で主席を競っていた。。。秋月美穂は一時結婚をして警察業務から離れていたのであるが、ある事件がきっかけで「公安委員会」に復帰したのである。自分の兄の子供が「ホストクラブ」の悪い罠に嵌り、騙された事件があった、、その相い談を受けてから「ホストクラブ」問題に関わって、公安委委員を引き受けたのである。

そして、今回は余りにも酷い、ホストクラブが新宿歌舞伎町にあって、問題を起こした両親から相談を受けたので、轟警視に話を持ってきたのであった。

その相談を持ってきた両親は「大橋京太郎夫妻」という、秋月美穂の郷里の秋田市の知り合いで、酒蔵を経営している老夫婦であった。

年言っての娘だったので「箱入り娘」で育てた、、世間を知らずしての20歳の子供だったので甘やかしていた。

東京世田谷にワンルームマンションを購入して住まわせ、武蔵野美術大学へ通っていたのである。

大学のサークル仲間で遊びに行ったところに「ホストクラブ」があり、、その店のナンバーワンホストに騙されて、1000万円の借金をもたらせてしまったのである。

大橋京太郎の娘は「京子」と言ったが、、気が付いた時には男の甘い言葉と、仕掛けられた罠に落とされて、「身も心もメロメロ」になってしまっていた。

ホストクラブのナンバーワンの桂慎吾という男の言いなりな女になっていたのである、、、

「金が返せないなら、、闇バイトをしろ、、」と、売春行為を強要されていた。

京子の両親は自分の娘の変わりように気が付いて、、話を聞きだしたのであった。

そして、すぐにその男「桂慎吾」に会い、、騙されたことは分かっていたが娘の為に「借金1000万円」を還して、、娘「京子」を秋田に連れて帰ったのである。

秋田に還った「京子」は半病人のような生活を送っていたが、、その様子を見ていた大橋京太郎は心底、怒りを覚えた。

そして、秋月美穂に相談をしたのであった、、、彼女もまた一人の女として「怒り」がわきあがってきたのである。。。

そんな「非情」が許されて溜まるか、、、世の中の男と女の矛盾を覚えた。。

その結果、秋月美穂は轟警視に捜査を依頼して、世の中の性悪な悪を退治してもらうようにと、、

轟警視ならやってくれると信じて頼んだのである。

その話を聞いた轟警視は女を騙して、更に罠にかけて騙すような悪辣な男たちを許すわけにはいかない、、、「ふざけるな、、、外道な野郎は叩き潰して、世の中から吐き捨てて遣るよ、、」と、、息巻いたのであった。



18)轟警視「特別捜査班」が悪質「ホストクラブ捜査」に乗り出す。。。


秋月公安副委員長から依頼された「ホストクラブ,夜空」の捜査に着手したのであった。

違法捜査ではあるが、、悪質な悪人たちの内情を知る為には「違法もくそもあるか、、、ふざけるな、、、」の意気込みで、轟警視が信頼する特別捜査班の小田あゆみ警部補に潜入捜査をさせたのである。。。彼女は警視庁斬っての「美女」であった。

そして、計画通りに「ホストクラブ夜空」に潜入捜査をはjめたのであった。

いい女が一人で「夜空」に入ってきた、、ナンバーワンの「桂慎吾」が、、、

「俺がつく、、」と言って、そのいい女に近付き、席に案内したのである。桂慎吾は「その女がお酉とも、罠とも知らずに」甘い顔をして、、、

「いらっしゃいませ、、初めてですか、、そうですか、、どうぞ、、」と、入ってきたいい女の

手を取って、ボックスのいい席に座らせたのである。

ホストの桂慎吾が店のシステムを説明しながら、、「何をめしあがりますか、、」と優しく話しかけてきた。

これから、始まる地獄絵図を知らない、桂慎吾は内心「いい女が来たな、、絶対,鴨にしてやろうと、、」考えていた。

飲み物はと聞かれ、、、今までの経験の女と思い、「騙せるぞ、、、」と、勘違いをして相手をしたのであった。


小田あゆみ捜査員は、、酔った振りをして、愚痴を零しながら「シャンペン」を呑んだ、、、

そして、彼女はホスト桂慎吾に惚れた振りをして毎晩、通ったのである、、、半月が過ぎたころに、小田あゆみ捜査員は

金が無いと言い出した、、、すると、ホスト桂慎吾は「つけでもいいよ、、俺が立て替えておくから、気にしないで呑んでください、、、」と、、やさしく声を掛けてくれた。

小田あゆみ捜査員は「しめた、、引っかかってきたと」と、、内心で薄笑いをうかべたのであった。

「今にみろよ、、ほえ面かくなよな」と言いながら、小田あゆみ捜査員は通って、ホスト桂慎吾に甘えたのである、、、

そして、彼女は毎晩、マンションまで遅らせていた、、、体を求められたが旨くかわしていたのである、、

一か月も通って毎晩「シャンパン」のパーティをしていれば肩代わりしてた「借金」もたまった。

そんな時に、ホスト桂慎吾が小田あゆみに頼み込出来たのである、、、

甘い言葉巧みに言いよって、、助けて欲しいと、、「つけの肩代わり分」を支払ないと、殺されてしまう、、、

と、、涙ながらに頼み、、借金を払えなかったら働いてくれといわれた。

小田あゆみが話を聞くと、、お店の経営者がやくざなので本当に殺されるといってきたのである、、

全て、仕組まれた罠であり、騙しであった。

小田あゆみ捜査員は話を聞いて、ヤクザは「関東連合会」傘下の青葉会であり、全て直接に指示していたのは副若頭の橋田一機だった、、

小田あゆみはその話を隠し持っていたテープにとって、轟警視と共に改めて「ホストクラブ夜空」にがさ入れにはいった。



19)轟警視、警視庁特別捜査班の強硬捜査、、



小田あゆみ捜査員からの報告で、新宿のホストクラブ夜空に一斉捜査に入った。

「関東連合会」傘下の青葉会にも本部にも家宅捜査がはいったのである、、、関東連合会は政治家とのつながりがあり、、自由党の岩田幹事長は前回の汚職事件と「横浜連合会」との関係から逮捕されて辞任をしたが、、次期幹事長羽田孝允が関東連合会の柳田三郎会長と黒い噂では繋がっていた。

そのために警視庁上層部に横槍が入ったが、、轟警視は構わずに捜査を進めたのである。

その結果、関東連合会の傘下である「青葉会」の橋田一機副若頭は、桂慎吾と共に「詐欺罪、売春強要罪」で逮捕された。

同時に青葉会事務所に急襲したので「銃刀法違反」で青葉会の幹部連中が逮捕されたもであった。

轟警視は「鬼警視」と呼ばれているくらいなので捜査の手を緩めなかったのである。

ホストクラブ夜空に関しても、過去を調べて証拠固めをしていたので、、クラブ自体を追い込んだ、、そして,店長を始め関係者を「売春取り締まり法」などや「詐欺事件」として検挙したのである。

また、青葉会系列の飲食店を全店、家宅捜査し、違反を摘発したのであった。

そして、青葉会系列の飲食店を全店「取り合えず営業停止」にして、新宿から締め出した。

警視庁内部でもやり過ぎと批判は出たが、、聞き入れなかった。

批判や文句を言ってくる者には、、、、

「何を寝ぼけたことを言いやがる、、お前らは悪事を助けるのか、、警察官の風上にも置けねえーやつらだな、、」と、、啖呵を切られた。

やくざよりな報道関係からも批判が起きるが、、轟警視は一向に気にしないで「悪」に向かっていった。



20)今回のホスト問題で、、轟警視は「騙し詐欺にも、、特に女騙しは許せなかった」


公安組織は全国的に各警察ごとに「5名から6名」の公安委員が組織されていた。

そして、各公安委員会には委員長が居た、、地域の治安を監視、守っているのであった。

いわば、、「地域住民の安全を守るために、違反をしないように監視を続けている」のである。

昔で言えば「隠密」のようなものであった。

何もしない正当な生き方を。している国民にはみかたであり、、悪事を働く人間には脅威である、、、地元重点の警察の補佐役である。

そんな公安組織と組んで、情報収集を行い、人騙し商いを、人騙し悪人を摘発していこうと、

轟警視は自分が管理する「特別捜査班」を動かすことんしたのであった。

その担当を特別捜査班の「小田あゆみ警部補と明智恵子警部」を担当にして、、全国の公安委員会を巡回させることにした

のである。

全国の大都市の繁華街で起きている不幸を防ごうとした。

決して女は弱くは無いが、、弱い女もいるのであるから、、悪の考えを持つ男たちの餌食にならないようにしないと、、、

最終的には女は受け身という欠点がある。。

この世の「ふざけた男どもを、、蹴落としてやらないと」と、思うと腹が煮えくりかえるのであった。

轟警視が公安委員会と組み始めてから名古屋で事件が起きたのである。

助べえーな地方議員の爺の不始末だった。



21)どこでも起きる、ホストクラブ詐欺事件



公安副委員長の秋月美穂から轟警視に連絡がはいった。勿論、担当の明智恵子警部と小田あゆみ警部補にも連絡はきていたのである。

事件内容は二人の担当捜査官に書類で届いたいた。

連絡を受けた轟警視は二人を名古屋に行かせたのである。

事件は名古屋市内で起きたので、、管轄は名古屋警察生活安全課が担当していた。二人は生活安全課の井伊課長のもとに行き、轟警視の伝言を伝えて捜査に入った。地元のことに明るい同課の柴田警部補が付いた。

彼女の手助けを借りて、まず、被害者の両親に会い、事情を聴いたのである。

事件の詳細は名古屋市内の「ホストクラブ小牧」のホスト三枝三郎に騙されて、

借金「1000万円」の支払いのために売春を強要されて、名古屋市内の「市議会議員」の専用妾とされたのであった。と、、言うことである。

ふざけた話だ、、、市議会議員であり、教育担当者がなんてことをしてるのだ。

それも「20歳そこそこの若い女」を金で弄んでいるのだ。

明智恵子警部も小田あゆみ警部補も許せなかった、、と、思い、、断じて懲らしめてやると決めたのである。

二人は考えた、、、さて、どうするか、、お酉捜査をするか、、、それとも地位の有る市議会議員から攻めるかと、、、

そして、決めたのである、、、市議会議員の素行調査から始めることに。

その捜査は当たった、、、その市議会議員の名前は荒木小一郎で、市議会の議長をしていた。二人は尾行を開始したので

あった。

そして、女を誘ったのである。明智警部も小田警部補も必ず守るから、誘いに乗って欲しいと頼んだ。

その日が来た、、ホテルで待ち合わせたのである、、、ホストの三枝三郎も女にたのできてもらった。

来てもらう理由は適当に付けた、、男というものは馬鹿が付くほど馬鹿である。

そして、荒木市議会議員とホストの三枝三郎は,女を連れて「ホテル」の部屋に入って行った。

始めから「ホテル」が決まっていたので、ホテル側に協力してもらい、二人の捜査官は隠しカメラを設置しておいた。

明智警部は隠しカメラを監視して、小田警部補は隣の部屋で待機していた。

ホストの三枝三郎が部屋から出て、隠しカメラを見てた明智警部からの合図で小田警部補が部屋に飛び込んだ。

男は裸になり、、女にもシャワーを浴びるように催促していたのであった。

その現場を小田警部補に写真を撮られてしまったのだから、、、言い訳がきかなかった。

男は「荒木小一郎議員」は観念をしたのであった。



22)轟警視特別捜査班は「ホストによる詐欺」を許すことはなかった。


今回の名古屋における「ホスト詐欺事件」を機会に、轟警視特別捜査班は「女騙しの商法を逃がすことなく摘発して行くと」決めて、公安委員会との連携を深めたいった。

「いいか、、、これからもホスト詐欺を含めて、談合、贈収賄汚職を「鬼捜査班」として手を緩めずにやってくれ、、、」と、、轟警視は捜査員に言い聞かせた。

名古屋の市議会議員のような不始末は、国会にもあるはずだから、特に「国会議員や何々議員という奴らには監視をする様に、、」と、、弱者に強気でいる金欲亡者たちには気を配る様に、、、普段から注意をすることが大事だと 。。。

この世の男とは考えてみればふざけた生き物だ、、、政治家や会社経営者になった権力者は必ず、、、「女遊び」をしていると思って間違いない。。。

数多くの中には人格者もいるとは思うけど、、、ほとんどが間違いを起こしているから、、悪辣な奴らは絶対に許すな、、、とも厳命している轟警視であった。

この世の悪党は懲りずに過ちを犯すのだった、、、悪人たちは「今度こそ」はと、、悪事を働くのであったが、、必ず、綻びが出るのであった。

不思議なもので、犯罪というか、悪事は一人ではできない、、、やるやつがいれば、やられる奴がいるのだ、、

そして、悪事には「不平不満」が付き物で、、、

「いい思いをする奴、、嫌な思いをする奴、損をする奴が出る」そこで必ずと言っていいぐらい、、問題がおきる、、、そして、、バレるのであった。

全てが旨く行くことは無いのが「悪行」えあり、、「悪事」なのだ。

しかし、一時の快楽に、甘い汁に酔いしれるのも悪事である。

轟警視は今までの経験で、悪事の睡まで知っていた。。。そんなことで、全捜査員に諦めずに捜査をする様に訓示をしていた。




23)「女騙しの悪事」を追いかけて出てきた「男の醜態悪行」


名古屋のホストクラブ「詐欺事件」を追求捜査をしていた、明智警部と小田警部補は逮捕した「荒木小一郎市議会議員」の供述を取っていくうちに、大きな疑惑にぶつかった。

それは「ホストクラブ小牧」を中心に「売春組織が存在」してたのであった。

中京連合会近藤会が関連し、組織暴力団の大きな資金源になったいたのである。中京連合会は近藤宗春会長の統率のもとに、名古屋港湾業務の利権を持って、金融業、飲食業界に勢力を伸ばしているやくざ団体であった。

特に近藤会室若頭は現代ヤクザの典型であり、、暴力より頭脳的な行動派で、、「金儲け」が主体である。

従って、ホストクラブやクラブ経営も数件していて、、売春経営などで摘発されないようなシステムを考えていた、、、お店の監理売春はせずに「女と男の自由恋愛」という形をとっていたのである。

その仕組みは詳細に綿密に考えていた、、、

女が売春で逮捕されても、売春行為が成立しないように、、売春客の男が逮捕さても、監理売春にはならないように、近藤会の大室若頭は考えていたのであった。

売春行為の金銭の受け渡しは、経営するお店にも、管理する近藤会にも出てこないような仕組みを作り上げたいたのである。。。警察が女や男をいくら逮捕しても証明できないシステムを考え出した、大室若頭は恐ろしかったのであった。

今回の逮捕した「荒木小一郎市議会議員」も大村若頭が仕組んだシステムにより、、「男と女」の自由恋愛による男女行為であるとされたしまったのである、、、近藤会の顧問弁護士に付き添われて、警察を出て行った。

その時の「荒木小一郎市議会議員」のほくそ笑んだ笑いが、、、轟警視は忘れられなかったのである。

女を持て遊んだ「子悪党」を許すわけにはいかない、、、

今に見ていろ、、、思い知らさせてやるからな、、、「クソ、爺い、、助平男が、、」

と、、腹が煮えくり返ったのであった。

そのあと、、、世の中の名士面して、指導する立場の人間が、、守るべきことを守らずに破って、、平気でいる男たちを罰してやろうと特別捜査班の捜査員全員で考えた。

そして、、こうなったら「現行犯逮捕しかない」と考えた轟警視は、再び潜入捜査をすることにした。

明智警部と長警部補を使うことが出来ないので、別の特殊任務の警察官を差し向けたのである。

大室若頭にも驕りがあって、、自分の知恵におぼれたのであった。

見事に轟警視のお酉捜査に引っ掛かり、ボロが出た、、、そして、ホストクラブ小牧で見事に、、助平な親父「荒木小一郎」が懲りもせずに逮捕されたのである。。今度は「問答無用」での御用だった。












































鬼姫分署の立ち向かう向かうところには悪人の死人の山が出来るほど、悪人に対しては、犯罪人に対しては容赦なかった。社会悪を絶対に許さない覚悟で対処していた。そんな女刑事軍団だった。

特別捜査班の女鬼警視も悪人に対しての処置は厳しかった。逮捕検挙率はトップクラスであったが、犯人射殺率も軍を抜いていた。

射撃の腕前は全国警察射撃大会でも、鬼姫分署の指揮官も警視庁特罰捜査班の鬼警視も常に一番を競っていた。そんな女刑事の皆殺し刑事ハードボイルド物語。

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