泥棒はライ麦畑で追いかける 99年
2025年3/11〜3/12深夜 タブレット端末にて執筆し脱稿し即日投稿 今回に限り実在の作家じゃ無いのは出版当時ジェローム・デヴィット・サリンジャー氏はがっつり現役作家だったので……亡くなったのは2010年1月末 最後の最後まで彼のプライベート探り何とか金儲けをとかバラエティ番組のコメンテータやらせようなんて屑に付き纏われてます 物書きすらプライベートを土足で踏み躙る 無辜の市民にまで危害加えたり押し込み強盗の手引きする日本のマスゴミはもっと酷いけどね リアクション4件ありがとうございますm(_ _)m
【 此れまで本名も顔もその生涯も公開NGだった小説家の正体に迫る私信横領し競売でボロ儲け企む元出版交渉代理人から手紙を取り戻して欲しい 小説家の元恋人から身体で前払い受けた泥棒探偵が巻き込まれたのは エージェントの殺人事件のみならず同じホテルの1室から何者かにより奪われた宝石奪還 なお本作も悪質転売ヤーによりボッタクリ価格で取引され買えませんので敢えてネタバレで ある程度は自分ルールでぼかします 】
★なお[ガリバー・フェアボーン]こと史実のサリンジャーが巻き込まれたのは彼と1時同棲してたと主張する元少女⇒後年コラムニストがオールドメディアが提示した金に目が眩み回顧録出版の末にラブレターを競売に…… なおウィキは未掲載 その件が何をどうしてまずいのかについては本著入手すれば翻訳者後書きにて閲覧可能です
アメリカ ハーフ・ボイルド・ミステリー小説
原題:THE BURGLAR IN THE RYE
泥棒はライ麦畑の中で
ローレンス・ブロック 著
翻訳はハヤカワ・ポケット・ミステリーより2001年
文庫化未定
❖泥棒バーニィ・シリーズ 9作目
令和7年3月11日 クラクション鳴らすダンプに煽られた形になりますが、今時滅多に止められる事の無い原動機付自転車限定な二段階右折違反でパトカーに抑えられました(涙) まぁ普通はその理不尽さと臨時出資にブチ切れる所だけどお巡りさんに『此れも法の遵守(なお適用されるのは今じゃ沖縄県のみ)だ御免ね』と丁重に謝られながらだと落ち込みこそすれ腹は意外と立たなない物です とは言えキャットフード代に追加で罰則金5000円 此れで何が買えたよと考えると夕飯に何か買って帰る気すら失せる ほぼ有り合わせで済ませ風呂入り全身で甘えて来る同居猫をモフった所で気が抜け居眠り そういや今朝も通い野良(ΦωΦ)達に起こされAM4時起き やはり頭腑抜けてたのか危機察知能力低下してます 普段ならパトカー見掛けただけで警戒モード入るのに
私事ネタは此処までとして御目当てだった[泥棒は詩を口ずさむ]集英社文庫版は書店&古本屋回っても見付からないし今回は捜索断念 山田康雄&大野雄二のラジオドラマは残念ながらアップロードミスで音声データ途中で欠落 なおよりにもよってかの"ウーピー・ゴールドバーグ(原作=全盛期のジャン・ポール・ベルモンドな白人⇒黒人でメタボ気味なおばちゃんキャラ)"がバーニィ役演じた同作ベースの映画[バグラー/危機一髪 1987年ビデオスルー]は当然ながら映画版[八百万の死にざま]レベルのキワモノだったらしくウィキペディアどころかNETで感想上げてる方も皆無だったので此方も探すの諦めました 英語オンリー翻訳字幕無しな日本未公開作品ばかり扱ってるニッチな輸入DVD店にも置いて無かった 今後も度々顔出す予定ですがね
【 本作の元ネタは[回顧録・ライ麦畑の迷路を抜けて 翻訳版は98年当時東京創元社刊]を書いた自称コラムニストのジョイス・メイナードがサリンジャーの名前利用し自作と自身の売名行為目的でラブレター14通をサザビーのオークションに掛け2000万ドル荒稼ぎした胸糞悪い史実から 勿論心有る人々からは白眼視されたけどリベラルからは未成年者と同棲してたロリコン作家に人権もプライベートもへったくれも有るかと擁護された結果が後のLGBTQでありポリコレによるモラルの破壊に繋がります 】
★この人非人が味占めた切っ掛けは映画化されたニコール・キッドマン主演のノンフィクション犯罪コメディ[誘う女(原作は誘惑 92年のタイトルで翻訳文庫化)] 取材受け捏造の末に空前絶後の悪女に仕立て上げられたパメラ・スマートは未だ終身刑で刑務所暮らし 報酬ビタ一文貰ってません
英国気取りパディントンの冠纏うそのホテルのルームサービスは円らな瞳の"パディントン・ベア"のぬいぐるみ もし気に入ったらチェックアウトの際に料金に加える形で別途50ドルで買取る形で自宅へお持ち帰りが売り マディソン・アベニュー東25丁目で長年営業続けるそんな場所に何故古書店のビルオーナーで此処に住んでるアラフォーな独身男[バーニィ・"バード"・ローデンバー]が、数日間わざわざお高い宿泊料金(1泊155ドル別途消費税)払い部屋を取ったのか? 別に愛人と逢瀬重ねるためでも週末のスペシャルイベント"全裸美女マジシャンによるエロチックマジックショー"を堪能するためでもない
物語の発端は今回の依頼人 プライベートは決して明かさない文壇の巨匠[ガリバー・フェアボーン]に惚れ ○○年前、僅か14歳で数年間同棲 表沙汰にしたら色々アウト……まてよ、確かチャールズ・ブロンソンをダシにしたそんなアイドル映画無かったけ(笑)な事仕出かした作家[アリス・コットレル]がフェアボーンの代理人として色仕掛け込みで成功報酬を提示 まんまとハニートラップに舞い上がったのみならず義憤も後押しする形で作家から解雇された出版交渉代理人[アンシア・ランドー]の部屋兼オフィスに忍び込み作家の人生もプライバシーも滅茶苦茶にしかねない手紙を奪還する筈が 硝煙の臭い漂う中、血塗れで転がっていたのは交渉代理人 勿論御目当ての手紙も見付からない
彼女が死んでいる事を確認するタイミングで部屋に突入する警官隊 主人公の副業を端から熟知し待ち伏せていたとしか思えない黒人女優[アイシス・ゴーチェ]による容疑者呼ばわり 敢え無く捕らえられ留置所送り 散々な目に遭いつつも証拠は一切見付からず"偶々殺人事件のあったホテルに居合わせた元泥棒"として保釈金5000ドルで何とか解放されたのは翌朝の事 飼猫[ラッフルズ]にカモられ2度目の朝飯提供し不貞寝 漸く立ち直り盟友[キャロリン・カイザー]に愚痴り、バーに押し掛けて来た[レイ・カーシュマン警部]の探りを何とか躱しつつバーニィが抱いた様々な違和感 そもそも保釈金を現生で払ってくれたのは下調べの最中に偶々ホテルで再会した"泥棒は野球カードを集める"で関わった依頼人にして資産家の[マーティン・ギルマーティン] その彼が連れ歩いてたのが[アイシス]だったのが気に喰わない
逃げる途中で道具も別途お宝もゲットしたが 出版代理人の死因は刺殺によるものだし 主人公を出し抜く形で既に手紙は奪われた事になる [マーティン]の依頼は友人の資産家が一度は盗まれ"表沙汰には出来ない手段でその泥棒から取り返したイヤリングとネックレス" 借りパクされた其れをとある女優兼強盗から盗み出して欲しい アレは本来[アイシス]が受け取るべきな物だった だが主人公が其れを見付けちょろまかしたのは別の部屋 謎を探るため再び変装し偽名使いパディントンホテルへ 主人公を嵌めたのは勿論[アリス・コットレル]=売れない女優[カレン・カッセンマイヤー]でホテルのフロント係な共犯者の存在も明らかに だが外出先で黒人女優と交渉中にバーニィの自宅兼店舗で殺害され見付かったのは[カレン] 但しホテルで共犯者と睦言交わしていたその女性とは決して似ても似つかないし警部によるとかなりの前科抱える強盗犯だと明らかになる 相手により偽名使い分ける[アリス]に一度ならず二度までも……掛けられ謎も更に増える
転んでも背後から蹴り飛ばされてもタダでは起きない 主人公は泥棒仕事で厄介事にかたを付ける 奪われた手紙の手掛かり求め主人公とバーで知り合う謎多き元粘土工場経営者[ヘンリー・ウォールデン]を始め病的なコレクターや競売品を主人公に奪われたと付き纏うサザビーのエージェント(キャラ名列記しても字数増えるだけなので省略するが3人) なおヘンリーの正体は勿論[ガリバー・フェアボーン] そもそも厄介ファン[アリス]には執拗に付き纏われた事はあっても肉体関係云々は虚言だし妻や子供が居るのに少女に欲情する程女に飢えてた訳じゃない 三人目の依頼者の意向は[アリス]謹製、虚飾に塗れた偽手紙の奪還と焼却依頼 関係者や付き纏う者達を[ヘンリー]以外全員集め勿論盟友キャロリンにもとある小細工頼んだので最近彼女の恋人気取りな[エレン・ダービー]も敢えて強引に誘い出す カレンを殺しまたアンシアを殺したのは意外な人物だった事が明らかとなり不可解に増える謎は誰も彼もが其々とある人物を殺人犯だと思い込み または自身に冤罪掛けられる事を恐れ遺体を移動させたり証拠隠滅した事が明らかとなってゆく 例の手紙もイヤリングとネックレスも其れにより移動させられていた
手紙は敢えて燃えた事にしつつキャロリンに代筆して貰った偽手紙で3人の銭ゲバからもがっつり元取った主人公 勿論本物の其れは[ヘンリー]の名誉守るため読後………………………………。
❖あらすじ組み込め無かったけど出版代理人殺害現場で同じく本物の[カレン・ランドー]と鉢合わせ 撃たれ怪我負ったのは[アリス・コットレル] 彼女の本当の目的は[ガリバー・フェアボーン]の愛人だったと主張する根拠となる回顧録に使う手紙の確保 勿論担がれた主人公は偽手紙渡す事でがっつり仕返し済ませた(笑)
❖とは言えサリンジャー先生の名誉回復の意を組んで追記しときますが回顧録や口頭のみの証言は必ずしも真相だとは限りませんし此れはノンフィクション書籍に関しても同様です 物的証拠な筈の14通のラブレターに関しても落札した篤志家が小説家に返却または彼の名誉守るために焼却すると当時公言しており如何なる真偽調査や筆跡鑑定すらも未だ成されていない限りかなり信憑性に乏しいかと この手の売名行為や頂き女子って沢山居ますので
❖チャールズ・ブロンソンをダシにしたアイドル映画[おませなツインキー 1969年]なんて作品の紹介は本宅で随分昔に取り上げたので省略 なおシチュエーション違うけど谷崎潤一郎先生の小説[痴人の愛 1925年]なんかも正に其れ そんな事案は昔から有りますね