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まぼろしの市街戦 66年

2025年1/4〜1/5 タブレット端末にて執筆し脱稿 即日投稿 別館新春1発目は2003年にDVD化されるまで此処沖縄では見ること叶わなかったこんな作品を テレビ朝日/日曜洋画劇場の定番メニューだったとか 富山敬さんも懐かしいけど貴族ゴッコ楽しむ広川太一郎さんの台詞回しが楽し過ぎる 良いね1つありがとうございますm(_ _)m

【 イカれているのは何方だろう? 愛国心だの協調性を強要し人殺しを英雄的行為だと称賛する戦争当事者か、 それとも悍ましい現実からひたすら逃避しだからこそ異端(キチガイ)扱いされて何処にも行けないし外には居場所も無い精神病棟の入所者達か 毒気強過ぎたから製作国では低評価となりましたが 増税に次ぐ増税と閉塞感に潰されようとしてたアメリカとイギリスでウケたので日本公開 キャラ掘り下げやって更に捻くれ毒気マシマシな吹替版がベストです 】


★私がこの作品知ったのは映画秘宝ムック・日常洋画劇場 目玉は富山敬さん/広川太一郎さん富田耕生さん等の割とフリーダムな吹替版


原題:LE ROIDE COERUR

英題:KING OF HEARTS

(トランプにおける)ハートのキング 意味は本編ストーリーの小見出しで

フランス/イタリア合作 劇場公開作品

1967年 日本 劇場公開

❖2003年デジタルリマスターでDVD化

その際にオリジナル劇場公開バージョンに


 令和7年1月4日 此処2日間、来客の合間とネコハラによる夜明け前4時半起床から家人起き出すまでの中途半端に空いた時間使い かれこれ2ヶ月近く製作というかプラスチック自体劣化し歪んでたので殆ど修復作業だった1/72ハセガワ/モノグラム製BF110戦闘機のプラモ何とか仕上げたものの やはりクリア吹いた程度じゃ1989年製(平成元年)でしかも日焼けに劣化しまくりなデカールはその大半が水に触れただけで崩れるレベルだったので使用に耐える物だけ貼った場当たり仕様 細かい部品も触ったら崩れたからダイソーで買い集めたレジンで割れ目埋めやら色々代用したけど辛うじて見るに耐えれるレベル なんか悔しかったのでとある店から入手したハセガワのP47Dサンダーボルトも仕上げて鬱憤晴らし 小学生の頃よりは幾分ましになったし最近は塗料の入手が割と楽 タブレット端末の入力が静電気で誤操作繰り返す今のシーズンは此れで気晴しになるかなと ついでに今の同居猫♀は執拗な破格活動に勤しむ事も無いので助かった 


別館で今年最初に取り扱う題材に何選ぶか迷ったけど、偶々モバイル割引クーポン貰ったのでその内取り上げる積りでダラダラ先伸ばしにしてたこんなブラックコメディを 元ネタになった題材は第二次世界大戦中のヨーロッパ戦線だったけど戦後間も無い時代にそのまま映像化するには遺族の意向等色々問題有ったので第一次世界大戦中の出来事に変更 当時は割とそんな作品多かったらしい


なおフランス&イタリアで観客の神経逆撫でしたのは舞台となる集落がパリとローマを揶揄した物で 精神病棟入所者やサーカスの動物達見捨て、自分達は一切血を流す事なく街を解放軍と占領軍双方犠牲に取り戻そうと暗躍する市民は勿論支配者が変わるたびに掌返しやってる彼等を揶揄したもの 実際本作の主人公のように何もかも馬鹿馬鹿しいと心折れ戦闘放棄、無断離隊の末に犯罪活動に手を染めたり本来なら前線に届く筈の物資横流しも多かった。 映画[バルジ大作戦]や[戦略大作戦]に出て来る登場人物の如く闇で商売やったり娼館に入り浸る輩は数万単位 但し共産圏と違って民間人殺してもお咎めなしだったから後々揉めた 沖縄戦でもとある海兵隊師団が組織的に未成年の民間人捕虜を銃剣で脅し娼館(1回50¢)経営してたのが判明 懲罰任務であの悪名高いシュガーローフヒルで名誉の戦死を強要された胸糞悪い醜聞が有る。



【 トランプにおけるハートは恋愛を意味し 此れはデザインにもよるけど本来ハートのキングだけは口髭が無かった フランスにおいて絵札のモデルになったのは実在の人物で色々学説有りまくりだから此処で敢えて誰とは書かないが ハートのキングは底抜けの善意と誠意の持ち主を意味する なお頭に短剣突き刺さってるから此れは暗殺を意味するとか自己犠牲を暗示してるなんて解釈も有る 】


★とは言え大人になってからそもそもトランプ使って遊んだ事無いしなぁ スマホやパソコンのソリティアもあまりやった事が無い(汗)


 本編あらすじ再構成する前にちょっとした与太話を 1914年7/28〜1918年11/11まで其々参戦のタイミングは違っていたが後の第二次世界大戦とは比べ物にならないレベルでほぼ全世界が巻き込まれた第一次世界大戦 国が文字通り滅ぶレベルな総力戦となる前に皮肉にも戦争を終わらせたのは当時の世界人口の約4分の1=推定5億を越えるであろう感染者出した夏のインフルエンザなスペイン風邪 犠牲者の大半は10代から20代 何故か中高年から高齢者に掛けては感染者も犠牲者も少なかったがその原因が例年冬に流行する普通のインフルエンザに感染し耐性が付いてたからだと近年の研究で判明してる 死者数は推定1500万から最大5000万余 統計が推測混じりなのは特亜三国やアフリカ諸国等、まともな統計データや住民戸籍がかなりいい加減な国も多いので(特に1960年代までずっと戦乱期の中華民国) 勿論チフス等、病が重複してたり栄誉失調による衰弱死や戦死も相当被る


1918年10月 連合国軍の反攻作戦も枢軸国軍の攻勢すらも共にスペイン風邪で頓挫したヨーロッパ戦線 ドイツ軍占領下な北フランスに有るその街の観光名所はフランス革命からナポレオン時代の戦乱期の破壊を免れた絡繰仕掛けの時計塔 既に10万を越える将兵が戦闘継続放棄し降伏 総崩れなドイツ軍は撤退と防衛ライン再構築の時間稼ぐ為、集落丸ごとブービートラップ化を狙い時計塔を起爆装置としありったけの爆薬や引火物を仕掛けていた この街でただ1人レジスタンス運動続けてる理髪師は命懸けで住民に事実伝え避難促し此処に進駐して来る連合国軍へ警戒の無線を流すもドイツ軍に撃ち殺される 人々は恩人の最後よりも我身可愛さに知らん振りしつつ着の身着のまま脱出 置き去りにされたのは偶々此処に避難してたサーカスの動物達と足手まといになる精神病棟の患者達 勿論病棟管理するシスター姿の看護婦や精神科医も姿を消している 


この街を爆破されたら進軍に困る 理髪師(レジスタンス)の断末魔の報告すら割とどうでも良いイギリス軍第17スコットランド大隊を率いるアレクサンダー・マクビ・ベンブルック大佐に参謀が意見具申 フランス語が話せる兵士を1人送り込み何処に設置されてるか分からない仕掛け爆弾の撤去をさせる 白羽の矢が立ったのはスコットランド人にも関わらずフランス生まれで友達居ない伝書鳩の世話係チャールズ・プランピック二等兵……ローワン・アトキンソンさん演じるMr.ビーン彷彿させる彼のお供は2羽の伝書鳩だけ ちなみにスコットランド軍兵士は皆タータンチェックのスカートに素足で軍靴だから間抜けさ振りに拍車掛かる 住民に逃げられ八つ当たり気味に街をパトロールしてるハンバーガー少尉率いるドイツ軍分隊に見付かり這う這うの体で逃げ込んだのは精神病棟 患者達の機転で変装させて貰ったものの余計なアドリブで偶々この街に迷い込んだ異世界の王様に祭り上げられた主人公(プランピック)は何とか味方と連絡取ろうとするがやること為すこと全て裏目に出てしまう 


ハートのキングがこの街に現れ自分達を虐める嫌な住民は逃げ出した 看護婦も医者も逃げたから狂人達を止める者は誰も居ない 勿論彼等は本当の事を分かっている タイム・リミットは今夜0時で起爆装置の場所は分からない だが庇護者居ないと日常生活も覚束ない彼等はこの街を離れても野垂れ死にが待っているだけ 自身をゼラニウム将軍だと信じてる男は消防署駆込み礼装と消防車を調達 同じく侯爵夫人は元娼館だった廃屋に潜り込み念願の化粧とお洒落に勤しむ マグリット大司教は教会へ、幼児退行してるコクリコは憧れだったサーカスの綱渡りの仮装を サーカスの檻に閉じ込められた熊やライオンを始めとするありとあらゆる動物達も檻から解き放たれ自由の身 皆やりたい放題のコスプレ会場と化した街の変貌に戸惑うハンバーガー少尉等は装甲車奪われる形で街から追い出され敵前逃亡で銃殺刑 端から主人公使い棄てる積りだった17大隊は脳筋な斥候派遣するもお祭り騒ぎにドン引きし同じく主人公置き去りに逃げ戻る 色々有って皆に傅かれ祝われながらコクリコと婚姻ゴッコ 彼等と共に死んでももう良いか 1時は自暴自棄となった主人公が身体張る形で街の起爆装置は無効化された


ベンブルック大佐率いるスコットランド第17大隊が街に進駐し狂人達と乱痴気騒ぎ 花火を街の爆破成功と勘違いしたドイツ軍も逆転勝利を祝うため軍楽隊も引き連れヘルムート・フォン・クラック大佐も街にやって来る イベント会場で偶発的に始まった間抜けな撃ち合いの末、スコットランド軍もドイツ軍も指揮官諸共全滅 狂人達に庇われ命拾った主人公だったが遊びの時間は終わりを告げる 進駐して来るフランス軍の大部隊と戻って来た街の住民達 もう此処には居られない狂人達は自ら服を投げ捨て精神病棟へ静かに戻る 英雄となった主人公だったが彼に与えられた新たな任務は街に立て籠もるドイツ軍や住民諸共仕掛け爆弾で皆殺しにする任務 トラックに乗せられ橋を渡り次の戦場へ…… 急に何もかも馬鹿馬鹿しくなったプランピックはトラックから飛び降り生き延びた1羽の伝書鳩と共に軍装も服も勲章も捨てて全裸に鳥籠片手に精神病棟へ 新たな患者[ハートのキング]として患者達に受け入れられ歓迎された彼はもう此処から出ていかないとフランス語で誓う


物語を締めるのは最初に主人公を王様と呼び受入れたトレフル侯爵 


『 最も美しく楽しいのは窓から出掛ける小旅行 プライドや責任感など人生に余計な柵なんて邪魔になるだけ 』



❖北フランスの街が厄介なのは中世都市国家の時代からある年代はフランス王国領 またある年代はオーストリア・ハンガリー帝国領だったり或いはベルギーやオランダに勿論プロイセン=ドイツ領だった時代が有るから 住民は2ヶ国語或いは3〜4ヶ国語話せて当たり前(まぁラテン語圏内だしな欧州) 隣町同士で陰惨な殲滅戦も略奪行為も経験してるので掌返しも生存戦略 此れに宗教対立だの不法移民加わるから尚更カオス 日本も無分別にアラブだの特亜三国受入れたらディストピア待った無しとなる


2025年1/13 暫定24話 芳華−Youth− 17年 新規割込み投稿

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