失われた岬 21年
2024年4/4〜4/4 タブレット端末にて執筆し脱稿 新規割込み投稿 図書館本なのでさっさと読んで纏めてます なんせお値段が下手な薄い本3冊分 熱烈なファンでも無い限りお得な文庫本出ない限り到底財布の紐は緩ませられない(苦笑) 今のヘタレ増税クソメガネ率いる自民党宏池会&特亜大好きな公明党政権下なら有り得る最悪の未来予測 良いね1つありがとうございますm(_ _)m
【 日本版覚醒剤開発で歴史の闇に浮び上がり消えた アイヌからも忌み嫌われる謎の民族ニヴフ 彼等の呪い師がトリップする為使っていた特殊なカビに感染したハイマツの実+北海道のとある僻地=新小牛田町の人跡未踏な岬に自生する様々な固有種をブレンドし生み出された奇跡の幻覚剤とその依存者を巡る90年に渡る日本の年代史と価値観の変遷は……面白いんだけど爽快感皆無 ぶっちゃけ読む幻覚剤な物語をあなたはどう評価する? 】
★勿論元ネタはプルースト著の長編小説"失われた時を求めて" 原作者が此れ迄綴った物語に使われた題材の全載せ企画 よって書籍のお値段もページ数も読む鈍器(笑) 何にせよ詰め込み過ぎです 1日1話で或いは1月1話で服用しないとバッド・トリップ必至
日本ポリティカルフィクション(多分)
篠田節子 著
KADOKAWA 雑誌 本の旅人 2018年10月/2019年2月/同年4月〜7月号
小説野性時代 2019年9月/2020年8月〜10月号連載
2021年 角川書店で書籍化/2024年同文庫化
令和6年4月4日 先ずは昨日の地震で被災した台湾の方々に謹んでお見舞いを スマホやタブレット端末からいきなり流れる津波警報で滅茶苦茶慌てた 幸い与那国島含め当初3m越えると予測された津波は数十センチ程度で終わったけど白濁した海の色が中々気持ち悪くて警報解除後口直し兼ねて コバルトブルーな東シナ海一望出来る西原町の高台を原付きバイクで遊覧走行 小説/狂乱もとい凶乱令嬢ニア・アリストンの4巻買って散財したから夕飯のオカズは最近割とお気に入りでお値段もお得な1個税別50円✕4個入りな揚げ立てコロッケを ショッピングモールに出店してる大阪名物豚まんは1個560円もしやがったから買う気にはなれません 美味いんだろうけど隣で売ってた1個250円な鯛焼き屋台含め其れはキツい
何にせよいきなり初夏モードな沖縄の青空は多分今日まで 予報によると明日からは天気崩れ来週終わり頃まで雨のマークが並んでますので洗濯やら布団干しとつい今しがたまでドタバタと 折角だから明後日までに図書館に返却しないといけないこんな物語を 何時もの篠田作品と違ってプルースト先生の"無意識的記憶"なる要素盛り込んでるし小見出しにも書いたけどアイデア全載せしてて思いっ切り胃もたれするから多分文庫化されても私は古本屋に並ぶまで手を出さないかも とはいえ昨今の世界情勢とか映画"コカインベア"を連想させる危ないカビ入り木の実食べ熊嵐状態なグロシーンとか 此れは平和ボケなのか其れ共日本人の総家畜化なのかな怖い描写満載なので決して退屈な作品じゃ有りません だけど1冊のストーリーに纏めるのは無理が有るかな なんせ日華事変真っ只中な1940年からはじまり時代飛んでバブル景気が崩壊しオウム真理教が猛威振るった90年代半ば 其処からさらに時代飛んで2007年から2027年 間置いて何もかもが崩壊してゆく2029年から2030年の絶望の未来図
勿論主人公も語り部も章が変わる度ほぼ総入れ替え 漸く物語の全体像が見えて来た後半から再び時代は1944年に逆戻りする鬼畜仕様 カルト宗教要素に田舎の閉鎖性、癌治療に纏わるエピソードや薬物依存症治療の厄介さ 果ては仏教用語で言う所の大悟或いは偽大悟 我欲に塗れた特亜三国による危ない花火や火遊び 経団連と自民党宏池会が招き入れたイスラム原理主義者による無差別爆弾テロ 土地も企業も海外投資家に買い叩かれどんどん心も懐も貧乏になってゆく日本人の衰退とか色々取り込んでます なんせオチは首都圏壊滅する先制核攻撃よ
【 物語は全部で9章 律儀にストーリー追い掛けるとかなり大雑把なあらすじ纏めたとしても軽く4万文字越えるし書くのも読んで貰うのも有る種の苦行と成り兼ねないので思いっ切り端折ります とある人気作家なら4冊ぐらいになるミステリー要素に加えナチュラルホラーな展開とかあまり要素盛込み過ぎ 此れから映像化すら困難極めそうなこのキワモノに手を出そうなんてチャレンジャーが失望しない程度のネタバレとなるのは勘弁下さいな 】
★無意識的記憶……私も良くやらかしますが過去と現在の同一性、或いは類似性より記憶から引き出される忘れてた記憶のフラッシュバック
■第1章:冬の旅
2007年冬、40代を迎えた迎えた松浦夫妻 特に妻・美都子の憧れの対象だった主婦・栂原清花の変貌が始まったのは数年前に長野に移住しミニマリストとなってから 実の娘の様に面倒見てきた夫妻の長女愛子から届く北海道からのSOS どうやらカルト宗教に染まったらしい清花と其れを何とか押し留めようとしていた夫亮介 新小牛田町へ向かい愛子を保護、2人の変貌の過程を周囲の住民から聞かされ悲しみにくれる最中、栂原亮介は河口付近で凍死体として発見された 桐ヶ谷肇子と名乗る女と共に清花が消えたのは人跡未踏のハイマツ森 無味乾燥な置手紙に失意を抱え再び留学先のアメリカに戻る愛子 結局彼女はハリウッドで職を得て永住を決める
■第2章:ハイマツの獄
2029年頃、第1章に名前だけ登場したヒグマに顔を食い千切られた男=IT長者 岡村陽がAIプログラムのカウンセラーに語る運命の女 =桐ヶ谷肇子との出会いと自身の破滅の顛末 元末期の麻薬依存症患者であの森の奥にある治療施設でとある薬物を投与され其れを克服するも徐々に心が壊れてゆく肇子に振り回される形で北海道へ 此処に居る限り病は進行しない 今もハイマツの獄で穏やかに生きる肇子を守る為、陽はAIプログラムをハッキングし会話データを抹消 顔を失った男が何を見たのかはもう誰にも分からない
■第3章:不老不死の薬
2026年夏、アメリカに暮らす栂原愛子に届いた ハイマツの森で野垂れ死んだ筈の母・清花からの20年前にしたためられ最近投函された不可解な手紙 彼女はやはりカルト教団の出家信者と成り果てたのか? 不老不死となった様にしか見えない清花は新たな支配対象を求め愛子をハイマツの獄に取り込もうとするが彼女は人を辞めてしまった産みの母親と決別しこの国を離れる 清花から齎されたハーブのお茶により更年期障害を克服した松浦和宏 翌年癌を発症し延命治療続ける夫を救うため美都子はとある方法で清花と連絡取りあのハーブ茶を取寄せ北海道から都心に急ぎ戻るが奇跡の薬は間に合わなかった
■第4章:ストックホルムで消えた
2029年冬、ノーベル文学賞を受賞した作家 一ノ瀬和紀がストックホルムで妻杏里を置いて失踪した 一ノ瀬の元担当編集者 相沢礼治は駒川書林上層部からの命令と入院中の杏里に懇願される形で書林に出入りする契約記者の石垣と共にかつて末期の麻薬中毒患者だった一ノ瀬を治療し作家として生まれ変わらせたという北海道新小牛田町へ急行する 北朝鮮のミサイル攻撃が日常生活に組み込まれ中国人に土地も企業も買い占められて植民地と化した日本 伝書鳩に括り付けられた手紙で呼び出され一ノ瀬と再会果たす相沢が飲まされたハーブ茶 遣り取りは覚えているもののあの建物で目撃したものは夢うつつ だが彼処には一ノ瀬以外にも数名の人を辞めてしまった男女が居る
■第5章:崩壊 ちなみにKADOKAWAはヘタレなので北朝鮮はともかく人民解放軍の名前出せませんあしからず(笑)
カムイヌフ岬には不老不死となったり麻薬中毒を克服した人々が出家生活を送っている ノーベル文学賞作家一ノ瀬和紀の妻杏里の担当医からNETで広まった不確かな情報が拡散 迷惑系YouTuberにより不法に投入されたドローンの動画撮影により明らかとなる隠者達の姿 勿論警察や自衛隊よりも真っ先に動いたのは海外の製薬コングリマットであり小皇帝を多数抱える○○人民共和国 武装漁船に乗り現れた兵士達によりハイマツの獄で栽培されていたハーブは奪われ建物は爆破された 警察の突入前に一ノ瀬だけでも此処から連れ出す 相沢と石垣のカムイヌフ岬潜入は別ルートから現れ鉢合わせした警官隊共々タッチの差で間に合わなかった 一ノ瀬は瓦礫に押し潰されほぼ即死 唯一の生存者だった桐ヶ谷肇子は都内病院へ搬送されるもまるで土から引き抜かれたマンドラゴラの様にアナフィラキシーショックを起こし死亡 だが精々30代にしか見えなかった彼女の本当の年齢は……
■第6章:秘密の花園
桐ヶ谷肇子とは一体何者なのか? その出自の手掛かり掴んだのは石垣だった 顔をヒグマにもぎ取られた岡村陽の顛末通し浮かび上がる 此れ迄度々登場してた鳩小屋と借家のオーナー金原秀夫 80年代後半、元大手製薬メーカーで癌特効薬の研究続けてた金原が不老不死の生薬=サラームと関わる様になったのは 大手製薬メーカー山本製薬で妾の子として冷遇され金原の研究所で飼い殺しとなっていた創業者の1人 高樹幸三郎の孫にあたる山本明美が密かに研究所に隠匿していたサラーム 山本自身は末期癌患者の治療にサラーム使い薬事法違反で留置所送りとなりその後独房で首吊り自殺 サラームを持ち帰り自身を実験材料に服用したのは金原の元婚約者で重度の鬱病でオピノイド薬物の依存者だった森エリカ 癌治療のみならず本来なら医師に見捨てられるレベルの麻薬依存症をも克服出来る夢の薬
だが事態好転に喜ぶ彼等は気付かない サラームの恐ろしい副作用に
■第7章:キャンプ
1995年、金原等が所属する癌治療研究所は本社が海外製薬コングリマットに買収され吸収合併 研究所は閉鎖され多くの社員が早期退職を迫られる そもそも幻覚剤でしかないサラームによる治療は日本では薬事法で認められてすら居ない カムイヌフ岬から材料運搬する等、故山本の外部協力者だったナチュラリストのアンソニー・ストラヴブ 元ミュージシャンでエリカ同様末期の麻薬依存症だったT.Jをメンバーに加えた元山本製薬研究所跡地でのサバイバル生活と本来なら治癒不可能な末期癌や麻薬中毒患者の非合法な受入れ治療 サラームの副作用により徐々に感情が抑えられありとあらゆる欲望が消えてゆく森エリカやT.Jの変貌 投与された患者の変死を契機に金原は此れ迄救った筈な13人の現状を調べるが新陳代謝機能が極端に抑えられ食事はおろか水すらも口にしなくなった元患者達はアナフィラキシーショックや餓死や衰弱死によりその大半が死んでいた 此処のハーブを調合されてる限り生きてゆけるが人では無くなる エリカやT.Jを説得するも変り果てた彼女達に金原の思いは伝わらなかった 独り組織から手を引いた金原はその後、別の製薬研究所に再就職 主人公達の前に姿現し真相語ったのは最早彼が関わった証拠は何一つ残って無いから
■第8章:研究所
2030年、東京池袋イスラムタウンのモスク狙ったイスラム教原理主義者達による無差別爆弾テロ 沖縄を始めとする南西諸島や台湾を狙った○○○○共和国○○解放軍による電磁パルス攻撃 相沢と石垣が探り当てた故高樹幸三郎が遺した資料から浮かぶ覚醒剤開発に至る顛末 彼等がアイヌだと勘違いした先住民ニヴフとの遣り取り 1940年ハイマツ岬研究所誕生し進むカビに感染した木の実と固有種のハーブから分離まで漕ぎ着けたコードネーム平和と名付けられた覚醒剤 偶然木の実を食べたヒグマ数頭の襲撃により研究所壊滅 生き残った研究者は高樹だけだった
■第9章:破滅
1944年カムイヌフ岬研究所は廃棄 トリップしたヒグマの襲撃により多くの殉職者出した史実も翌年始まった日本本土に対する無差別爆撃により山本製薬本社のみならず各地の支社や事業所が灰燼と化した結果何もかも忘れ去られる。 開発に関わった高樹幸三郎の親兄弟も妻とその子供達も戦火に奪われる 高樹が従弟に宛てた遺書と[ハイマツ岬研究所]の資料に記された過去の顛末 サラームの製造レシピはある意味、先進国の我欲に振り回され何もかも失った高樹が未来を呪い遺した災厄そのもの ミイラ取りがミイラになる ハイマツ岬の研究所跡でサラームにより延々と生き続けた人だった者に去来したのは何だったのか真相は探った所で意味は無い 相沢礼治と石垣目の当たりにする終わりの始まりは本編読んで確認を
❖本編でも軽く皮肉ったけど北海道が外資企業に買い叩かれ何処の山野も私有地だから立入禁止になってる件書いても中華人民共和国の名前も人民解放軍も出て来ません……KADOKAWAだしね(笑) なお南朝鮮もとい大韓民国は政権代わる度に中国に媚売ったり逆にアメリカ寄りになる風見鶏国家な扱い 勿論日本相手だと日本領海で漁船拿捕しても自民党政権(勿論名前出ませんよ)が抗議すらしないヘタレ振りを晒してますだって事実だし
2024年4/22 暫定11話 クルート 71年 新規割込み投稿
2024年4/10 暫定16話 23年の沈黙 10年 新規割込み投稿
2024年4/27 暫定25話 熱いトタン屋根の猫 58年 新規割込み投稿