カタナなでしこ 16年
2024年7/12〜同日夕方 タブレット端末にて執筆し脱稿 新規割込み投稿 榊一郎先生の作品は其れなりに手元置いて有るので本宅で取り上げたら話数が増える よって別館掲載にしときます
【 其れは付喪神に成りかけた刀身だけの日本刀が見せた幻か それとも大和撫子でもアメリカ人でも無いクォーターで何処か中途半端で色々ぬるい女子高生として燻ぶるヒロイン=ウェンツこと橘千鶴なりのアイデンティティ構築であり足掻きなのか 本当に久し振りにタッグくんだ榊一郎と藤城陽コンビで送る多分日常系な群像劇 何か1人だけ時代錯誤でR4か玉城デニーみたいな視野狭い大人が脚引っ張ってるけど其れを巧みにいなす先生も面白い 】
★ノリは榊一郎版"グレイテストな私達 byわかつきめぐみ 90〜91" 惜しむらくはノベル編集者の意向なのかイラストは表紙のみ 出来りゃOVAか劇場用アニメで堪能したいもんだ
日本 多分ライトノベル作品
榊一郎 著/藤城陽 表紙
講談社タイガ文庫
博物館の企画モノとして依頼受け書き下ろし
令和6年7月12日 夜明け前に庭木から一斉に脱皮したばかりな数十匹のクマゼミの大合唱に叩き起こされ 家猫の朝飯準備して同じく朝飯寄越せと騒ぎ立てる通いの半野良共に振り回される ちなみに室温は朝9時代にも関わらず既に31度突破 そりゃあ僅か1月程度で8kgも体重落ちる訳だ……なお腹の贅肉だけは運動しても中々減りません 其れ以前にメタボ予備軍だから此れだけ体重減ってもまだ減らせとなるわな
動画サイト界隈は例の意識高い系白人による露骨な日本人&日本文化差別と歴史捏造にあまりにも多過ぎる無断転用が問題視されてるカエル食い共のゲーム会社UBIソフトのアサシンクリード・シャドウなるゲームの件が話題となってるようですが 私そもそもあまりに人殺しに躊躇も覚悟も感じさせないこのシリーズ心底気持ち悪いと嫌悪感抱いてたし 映画化された其れも含めて徹頭徹尾興味が有りませんのでソフトが販売中止になろうが屑過ぎる経営陣と制作陣が会社潰れ露頭に迷おうが心底どうでも良いです フランスやカナダ程じゃ無いにせよ在沖アメリカ軍基地に勤める黒人系やインディアン系軍属の陰湿な日本人差別や嫌がらせは今に始まった事じゃないからね 以て他山の石 あんな下劣なゴミクズ以下の生物にはならない様自戒しないと
読みはしたものの平積み状態で紹介待ちな小説は山程有るのに気紛れで借りて来た図書館本の3冊目となる今回の物語は"柩のチャイカ"以来のお久し振りな榊一郎先生のライトノベルで表紙イラストは"ストレイト・ジャケット 2000年〜2010年"に"その男、魔術師"A" 2011年〜2012年"でタッグ組んでた藤城陽先生 てっきりドタバタ展開で偶にエログロで厭世感溢れる要素満載な物語かもと内容確認せずにジャケ借りしましたが……可笑しい、普通に日常系で割と生真面目な物語だとビックリする事に なんだ、その気になれば普通の青春物も書けるじゃん(笑) ちなみに家には亡き父が守り刀代わりに所有してた白木のさやに入った長ドスが長年置いてありました 勿論刃は潰してありますので人は斬れません 精々骨折させるぐらいかな 土地柄なのか米軍統治下で其れを尊ぶのを四半世紀程禁じられて来たからなのかも知れませんが和装や五月人形、果ては祝日の日章旗掲揚も自由に行える様になったのは復帰後からだったとか そういや英語教師も高校時代まで本作に登場する間宮光子みたいに事有る度に軍靴の音が〜とヒステリックに日本文化全否定する奴隷頭ばかりだった記憶が有ります
【 死地へ赴く友に満足の行く守り刀を渡してやれなかった 多分其れは日本史で習った太平洋戦争末期の神社の様な場所で繰り広げられた惜別の光景 高校二年生で色々温い女子校生活 大学行けるか就職するか未だ選択肢もあやふやなままで補修授業の常連状態な橘千鶴がその夢を見たのは 子供の再婚相手の連れ子ということで割と疎遠気味だった橘祖父の屋敷 91歳で最後の家人が逝き親族総出の土蔵に置かれたままのガラクタ処分に駆り出された彼女が出会ったのは箱に仕舞われた1振りの剥き身の日本刀 】
★此れが電撃文庫やスーパーダッシュ文庫ならしっかり挿絵入ってた筈だけど……藤城陽先生使ってこの表紙はどうなのさ?
其れは多分夢で見た其れと同じ1振り なお91歳で往生遂げた祖父ですら当時は少年期だった筈だから刀鍛冶と覚しき男性は多分曾祖父にあたるだろう もやもやとした気持ち抱えつつも英語も数学もさんさんたる有り様な千鶴は夏休みも図書館通い続ける中学時代からの友人 志藤沙和子と別れ気の進まない補修授業へ ちなみに沖縄の場合は小中高何れもクーラー必須 夏場に扇風機だけで耐えたのって小学校低学年の頃学び舎だった明治時代の旧校舎ぐらいだった気がする とはいえ職員室や視聴覚室の方が断熱&防音材使ってたからクーラーの効きが全然違ったなぁ
低空飛行続ける成績表と内申書の足しにと間宮教師から補修組に強要されたのはグループワークという名が付けられた自由研究 なし崩し的に組まされたのは此れ迄接点の無かった別クラスで卒業後は彼氏居ないけど専業主婦志望な葛城鏡美と母親と同じネイルアーティストを目指している浪河音々 図書館帰りに合流した沙和子もしっかり巻き添えとなりファストフードでの他愛の無い遣り取りから決まったのは祖父の屋敷から千鶴の住む家に持って帰ることになった剥き身の日本刀の拵え 小学生じゃ有るまいしアサガオの観察日記纏め提出するよりゃ面白いかも 間宮教師からは露骨に嫌悪感剥き出しにされたものの比較的仲の良い数学教師 矢追景子のグループワーク顧問就任志願等の後押しも有り、進展状況はSNSで随時写真アップする形で始まったチャレンジ
敷居が高いと思われた刀匠で橘家から見付かったあの剥き身の日本刀とも縁が有る 月山貞伸や 元自衛官で退役後に20代で装剣金工師の仕事を学びながら続けてる片山重恒との出会い 実は鏡美の祖父 秀俊は娘と孫の為に金型工場手放したとは言え元は刀の装具師だった過去が明らかとなる 鍔とはばきは祖父とマンツーマンで金属加工学ぶ鏡美と千鶴が担当 鞘を任されたのは千鶴の兄で大学生な克紀に密かに懸想してる沙和子 鞘や柄の装飾と漆塗りはほぼセミプロなネイル師の音々が担当することに 身を護る武器から美術品そして最近は海外からも其れなりに需要は有るものの刀鍛冶や装具師だけでは生活成り立たない平成後半の現状を鬱にならない程度に描きつつ 其れなりに自身のアイデンティティ確立に悩む4人の少女達の葛藤と成長を挟み季節は夏から秋そして年も明け三学期の冬へ
ほぼ1年掛かりをかけ、多くの専門家や肉親達のアドバイス受け漸く形となった此れどうする? 千鶴が提案したのはあの朝夢で幻視した神社への奉納 三年生となった夏、やっぱり嫌味タラタラな間宮教師をヒロイン等と共に大人なやり方で心折る矢追先生の暗躍もあり奉納はSNSで共に進展閲覧してた人々や地元テレビ局の生放送等で華やかに大団円へ
❖なお私は当該ゲームやった事無いしアニメも未視聴なので感想は差し控えるけど"刀剣乱舞"って本作出版されてから精々半年後ぐらいから始まってます まぁ刀剣の擬人化+バトルロイヤルは"彼女は戦闘妖精 2008年〜2011年 嬉野秋彦先生"とか色々有り捲りですけどね