喜びも悲しみも幾歳月 57年
2023年7/3タブレット端末にて執筆し投稿 手直しその他は水浴びして少し頭冷やしてから とにかく今日は滅茶苦茶暑かった 良いね1つありがとうございます
【 灯台守……其れは多くの船舶が行き交う海上航行の安全を見守る仕事 無用な用=出番無い方が喜ばれる職務で 給与は高くその責任も滅茶苦茶重いけどその実情は誰も知らない日陰職 戦前辺りまで赴任先じゃ有給休暇も病欠も有り得ません 第1次上海事変から戦中に戦後 北は北海道から南は九州まで昼夜逆転の地味で過酷な勤務の中で繰り広げられる悲喜こもごもの四半世紀 日本ではシステムの全自動化やらGPS航行の普及で平成辺りで殆ど滅んだ職業ですが 何故か海外じゃ未だ残ってます 無人化しちまうと中世の廃城みたいに厄介な連中が居座ったり灯台破壊する輩にゃ事欠かないんだとか 】
★映画版の売りは僅か20年程度の俳優人生駆け抜けた佐田啓二さんと木下恵介監督作品レギュラーな高峰秀子さんの 二十代新婚家庭から五十路夫婦までの幅広い演技 もう1つの目玉は昭和30年代の日本の原風景
日本 劇場公開作品
原案:田中きよ 著 海を守る夫と共に二十年
雑誌 婦人倶楽部 1956年8月号
1965年TBS木下恵介劇場/1972年TBS花王愛の劇場
1976年日テレ火曜劇場にてテレビドラマ化
❖画面サイズは4:3だけど当時としては破格なフルカラー
令和5年7月3日 アフリカや南米見てても分かる通り所詮国を捨て他所の国で福祉予算を食い潰すだけの乞食なんてこんなモノかも知れませんが フランスで未成年者な自動車泥棒うっかり射殺したら暴徒が暴れ放火に略奪と内戦状態 何故か暴動はスイスやベルギーにドイツにまでも飛び火 日本でも埼玉県川崎市に居座る自称クルド人とやらが深夜に大暴れ連日連夜の様に警官隊と対峙中 事実をただ余計な論評加えず正確に伝えるべき新聞ラジオ果てはテレビ局等のマスゴミは海外の報道大手同様に例によって見て見ぬ振り 彼等を無能とあげつらった所で既に職務に対する責任も放棄してる輩ばかりだから今更失望すらしていませんが 事実拡散や問題提起を検閲や反社に対する忖度無しでリアルタイムに行える動画サイトのシェアは益々広がるかも 頼むからマスゴミみたいに嘘デタラメだけは拡散するな TwitterやFacebookにおける反社のやらかし具合は本当に洒落にならん
知らぬ間にディズニーに会社乗っ取られてた 創業135年の歴史持つ写真雑誌ナショナル・ジオ・グラフィックが先月2023年6月28日をもって編集者と専任カメラマンを全員解雇したなんてニュースも流れてますが 此れもディズニーに忖度し見て見ぬ振り ただでさえも雑誌の売り上げが右肩下がりな現状で2018年辺りからスポンサーの厳命により野性動物の撮影や記事はその大半が没 此処数年は専らLGBTQ運動とかトランスジェンダーの特集記事ばかりプッシュしてたら定期購読してくれる顧客が軒並み注文取消し 私達は今後ケダモノみたいな読者のための雑誌作りなんてやらないよとディズニー本社から出向してきた活動家達が会社運営取り仕切る云々喚いてますが…………もうアホウかと そもそも何で135年もこの雑誌生き残ってきたのかなんてイスラム原理主義者並みに狭い視野じゃ理解出来ないのかも知れません まぁ乗っ取られる前から捕鯨云々で日本バッシングやってた様な雑誌だからとうの昔に権威なんて消え去ってましたけどね
それにしても毒吐きすぎた 前振りで先日漸く本州で捕まったモノレール駅の強盗犯とか多分全国ニュースでぶっちされそうな例の警官に殴られ片目失明の続報書いとこうと思いつつも32℃越えの暑さで頭回らないので作品紹介を 多分アラフィフ向けかな此れ(汗) 夫婦生活の機微とか子育ての末の娘嫁入りなんて私未体験だし余計な茶々は勘弁を 中学生時代に本作主題歌意味も分からず合唱させられたけどこんなストーリーだったんだ。
【 基本人里離れた崖の上 海からは一望出来ても周辺の集落から通うことは困難だから基本は二家族二交替で泊まり込み 買出し除いて勤務時間は余程の緊急事態でも無い限り滅多に他人はやって来ない 特に戦前から昭和50年代辺りまで水道も普及してないし届かないからトイレは基本汲み取りで 水は麓から汲んでくる貴重品 米や野菜洗った水で顔を洗い身嗜みを整える 此れ書くにあたり戦前から昭和30年代の勤務体制とか給与 映画やドラマでは敢えて描かれなかったあれやこれ綴った体験談がNETに残ってたから閲覧したのですが 離婚や子供の進学問題等で別居&旦那だけ単身赴任もそう珍しいことじゃ無かったし離職率も高かったとか 映画化に辺り田中夫妻へのインタビューのみならず多くの元灯台守な方々の体験談を纏めたのが本作になります 】
★ぎりぎり本編とは被らないけど昭和30年代から平成始めまで灯台守やってた方の体験談によると画期的だったのは鯖缶や袋麺&カップ麺 そしてボンカレー等のレトルト食品登場 炭酸飲料も昭和終わり頃まで重いガラス瓶だったしなぁ 水汲みも金属缶やバケツからポリタンク とかく担いで登るの楽になったとか
麓から人々の万歳三唱の声が聞こえる 昭和7年1月末 神奈川県三浦半島の観音埼灯台 所長と応援でやって来た同僚に留守を任せ父親の葬儀に参列するため離れていた灯台守 有沢四郎は故郷でお見合い結婚したばかりの新妻 きよ子を連れ職場復帰 折から第1次上海事変で皇軍が阿片投与され屍兵と化した中国軍と民兵を圧倒的少数の戦力で撃退 勝利の喜びに加え主人公の嫁取りでお祝いモード 順風満帆に見えた新婚生活に影落とす金牧灯台次長の狂った妻 彼女が壊れた原因は孤独に耐えられ無かったのと息子の急逝 惚れた男蓮池がきよ子に振られ軍に入隊し大陸へ 私より先に幸せになるのが許せない 灯台にやって来た元親友藤田たつ子はきよ子道連れに自殺未遂を仕出かす
灯台守には定期的に転勤辞令が届く 昭和8年雪に覆い尽くされた北海道石狩灯台 鈴木次長が呼びに行った産婆の到着間に合わないとバンジョー片手に慌てる木村台長と共に慣れぬ手付きで出産に立ち会い娘 雪野を取り上げる四郎 何とか無事生まれた産婆に後を任せ泣き崩れる主人公をポンポンしてる台長等、コミカルなシーン挟みつつ移りゆく季節の描写と馴れない子育てはダイジェスト 昭和10年正月 臨月迎え故郷信州の産院に滞在する妻きよ子の出産と帰り待ちつつ所長や次長の家族等と餅付きやってる四郎に郵便局長が届けたのは長男光太郎の誕生告げる電報 母と共に息子の健康長寿のお参り終えたきよ子の前に再び現れるたつ子 色々有って兵役終えた蓮池との入籍決まったと伝える憑物落ちた元親友の姿に感慨げなヒロインの手紙 鈴木次長の妻糸子を襲う病とその死 重篤に陥る妻を救うため馬橇を走らせるが病院まで三時間 結局事切れた彼女を連れ橇は灯台へ戻る
昭和12年 有沢家に転勤辞令が下り船に乗り南へ向かう長い旅路が始まった 主題歌と共に映し出されるのは、東京都 伊豆大島灯台に当時赴任してる灯台守とその家族 次いでその過酷な現場が垣間見える大分県豊後水道の水ノ子島灯台 主人公達の新たな赴任先は長崎県五島列島沖の離れ小島 女島灯台 海を跨いで5キロ先に五島列島 隣の男島共々岩場と僅かな草花に覆われた此処には集落すら存在しない 雨水の確保すら大変な過酷な職場に幼い二人の子育て 大喧嘩の末にきよ子は子供連れ玉之浦の退息所(夫単身赴任の際の家族宿舎) 女島台長の独り娘真砂子に惚れている若き灯台守野津に頼られ二人の橋渡しを頼まれる有沢夫妻 だが幼い頃に亡くなった母の苦労見て育った真砂子の心は頑なだった そうこうしている内にまた移動辞令 昭和16年 有沢家の新たな赴任先は新潟県佐渡ヶ島の弾崎灯台 開戦により港からは次々と赤紙届いた若者達の出征船が本州へ向かう 若き後輩 水出龍夫を兵役逃れの為に灯台守になったと影口叩く青年等と大喧嘩 ボコボコにされた水出連れ青年会に殴り込みかける四郎だったが何故か大歓迎され酔い潰される等のコメディパート挟み シンガポールで戦死した水出の兄の冥福祈ったり 大嵐に見舞われた佐渡ヶ島で防波堤の常用灯が故障 水出と二人命懸けの修理を行なう主人公の勇姿 日本列島に災禍齎した台風により女島台長が殉職 娘の真砂子と野津を案じる夫妻の姿
昭和20年、有沢家は静岡県御前崎灯台へ赴任 上空を覆い尽くすのは日本全土の無差別空襲を始めたアメリカ軍B29爆撃機の群れ やがて爆撃機だけでなく硫黄島からP51ムスタング戦闘機 海上の敵機動部隊からはF6Fグラマン戦闘機 名古屋から二人の息子連れ疎開してきた名取さんとの友誼 真砂子と結婚し此処御前崎灯台に赴任してきた野津との再会 この辺りの描写は多分史実なんだろうけど例え撃ち殺されても殉職扱いで恩給は出ない灯台守の犠牲者が次々と 宮城県牡鹿半島の金華山灯台で二村勘一さん 福島県いわき市の塩屋崎灯台で山本政一さん 青森県下北半島の尻屋崎灯台で村尾常人さん 千葉県銚子市の犬吠埼灯台で髙木国三郎さん そして岩手県大船渡市の綾里埼灯台で水出龍夫が殉職 御前崎灯台にも執拗な機銃掃射と空爆が繰り返される 空爆で負傷した名取さんの二人の息子を自宅へ連れ帰り面倒見るきよ子 長男の名取進吾は後日娘雪野と婚姻結ぶ事になるがこんな形で出会っている やがて刀尽き矢も折れる形で日本は連合国軍に無条件降伏
昭和25年、三重県志摩市の安乗崎灯台に赴任した有沢家 東京へ進学した雪野の下宿先は名取家 拠点を名古屋から東京へ移したレストラン業が大当たり店は次男武が海外で修行し継ぐことになった 雪野と進吾の仲睦まじい関係に希望を抱く四郎ときよ子 昭和29年 姉と同じく進学の道に進んだ光太郎は志半ばにアプレゲール気取りなチンピラに刺され早逝 香川県瀬戸内海の男木島灯台に赴任していた四郎は息子の死に目に間に合わなかった 昭和30年有沢夫妻は再び再建されたばかりの御前崎灯台へ今度は台長としての凱旋赴任 延々二時間しかも25年の年月流れるからそろそろ存在そのもの忘れた頃に波瀾万丈な半生語りにやって来た藤田たつ子 色々有って貿易会社に就職した進吾は 昭和32年に雪野と婚姻結ぶ事になり二人は結婚式に参加 新婚旅行後エジプトはカイロに赴任決まった二人を見送る夫婦ならではの挨拶は航海の無事を祈る御前崎灯台からの汽笛 客船の中で汽笛を聞き灯台で手を振る四郎ときよ子に感謝の汽笛を 船長室へ駆け込む進吾の機転で初老迎えた夫婦に届く汽笛 そして物語は主題歌をバックにエンドロールへ
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