48億の妄想 65年
2023年4/25タブレット端末にて執筆し脱稿
反応イマイチな上にDVD2巻借り損ねた999は追々割り込み投稿致します と言う訳で今回はMAPPAでアニメ化希望なこんな作品を
【 1966年から大々的に始まったニュースを取材ではなく自称ジャーナリストが自身の拘りや妄想塗れな物語付け加えあたかも此れが真相であるかの様に不特定多数に押し付けるネオ・ジャーナリズム 誰もが何時かテレビのワイドショーや動画投稿サイトで人気者になるべく回転寿司屋で調味料ペロペロしたり商品滅茶苦茶にしたりと眉をしかめる様な犯罪行為に迷惑行為 要するに綺麗事を盾に言論を封殺する自由と我が儘を履き違えた愚かな人々 恐ろしい事に此れ出版されたの今から半世紀以上も前だし当時これ書いた筒井康隆先生は31歳 バカッターやティックトッカーみたいな屑の愚挙に憤るお客様は是非読んでみて下さいな。 】
★昔はテレビ局やワイドショー批判だけ目が行ってたんだけど今読み返すと此れ思いっ切り無差別攻撃じゃん(苦笑) プロローグの家族の団欒なんかTwitterのコメントレスかと思ったよ
☆タイトルの48億は1965年時における人類の総数 このままでは食糧やエネルギーが枯渇する 国連外部団体の嘘に塗れた悲観論真に受け毛沢東とポル・ポトに金日成が始めたのは不要な自国民の大虐殺 結果そろそろ100億突破しそうになってる現状はもう嘲笑うしか無いな 無理矢理減らせば増えるんだよケダモノは
日本 SF文学作品
筒井康隆 著
1965年早川書房 1976年文春文庫化
以降も全集とか色々出てますが私が借りて来たのは
早川書房の世界SF全集30 1978年刊行
令和5年4月25日 そういや最近テレビで夕方のニュース見てても監視カメラに捉えられた犯罪行為や個人所有のスマホによる悪質な嫌がらせ等の動画投稿 そしてドライブレコーダーで撮影された事故やあおり運転の映像ばかり増えてる様な気がします 其れは単なる被害妄想ではなく紛れもない事実で日本だけに限っても公共の監視カメラだけで既に500万台突破 個人所有のスマホやドライブレコーダーまで計算入れると多分億単位 此れが犯罪多発してるからトイレや小学校の教室にまでそんなもの設置してる欧米や国民監視し取り締まるために監視カメラ大量導入しAIまで使ってる特亜三国やイランみたいなイスラム原理主義国家辺りだとどれだけの数になるやら もしかしたら動いてるカメラの数だけで人口越えるかも 私自身スマホにタブレット端末そして家の玄関には勿論監視カメラ付きインターフォン有るしこの間買い替えた自動車にはドライブレコーダー 自分が何らかの形で映像媒体に残されるの嫌いだからWeb配信カメラなんかは持って無いけどな
国内外問わず朝やお昼にやってるワイドショーなんか見てると世の中が右肩下がりに悪くなっている様に感じて何か腹立って来ますが どうもハーバード大学の心理学者スティーブン・アーサー・ピンカー教授によるとその手の暴力や犯罪行為は逆に可視化される事で激減の一途を辿ってるんだとか 書籍のみならずこの間の日曜日、NHK BSの海外番組再放送で具体的な統計データとか色々上げてそんな筈は無い スラム街化進んでるロサンゼルスやフィラデルフィア ウクライナや中東にアフリカの戦場で起きてる民間人虐殺映像見てみろと色々やってましたが 数字だけ見てみると確かに犠牲者の数も凶悪犯罪の統計も減り続けているのは紛れもない事実 私も空いた口塞がらなくて色々統計やら警視庁が公表してる資料とか閲覧してみたんだけどな 此処まで書いてもなお眉唾モノだと感じるお客様も当然ながら多いかと 出来りゃ自分自身の目で確かめて下さいな それでも俄には信じ難い事だけどね私も未だ騙されている様な気分だし
【 私が筒井康隆作品と巡り合ったのは中学生の頃、当時完成間もなかった浦添市立図書館に並んでた筒井康隆大全集でした フォーカスやフライデー等、安価で煽情的な写真雑誌による人権侵害が日常化しテレビのワイドショーも徐々にそっちの方向へ流されててたそんな時代 令和5年の今じゃマスゴミ呼ばわりですがまともで公平な報道とやらに見向きもせず芸能人の不倫や恋愛に一喜一憂しそんな屑そのもので下劣な手口を容認したのは不特定多数の庶民名乗りながらも匿名盾に卑劣な嫌がらせやってた圧倒的多数 私が群れる行為だけでなく同調圧力とやらにも反発心抱く様になったのはこの物語が原点でした 】
★なお大半の輩は原田知世さんがとにかく可愛いかった"時をかける少女"に全振り "アフリカの爆弾"とか"霊長類南へ"を代表作として勧める私が変わり者扱いされたのは言うまでも有りません 笹本祐一先生お勧めなNHKのドラマ"タイムトラベラー"はそもそも世代違うので
先ずは最初にご注意を この物語が書かれたのは今から半世紀以上前の昭和40年 パソコンどころかワープロ専用機なんてモノも影型すら存在せずインターネットや携帯端末の概念は戦前に活躍し亡くなったH.Gヴェルズ先生のSF小説の中だけ 報道機関の花形は未だ新聞とラジオでテレビは未だモノクロが圧倒的多数だったそんな時代です 勿論監視カメラなんて海外のSF小説や映画の中にしか存在しません 東京オリンピックを間近に控えた工事の激増と交通事故の急増 大都市を優先に始まった横断歩道や歩道橋が導入始まったのは昭和38年辺りから 勿論地方にゃ信号どころか舗装道路すら有りゃしません 押しボタン式信号付いた横断歩道に至っては其れから10年以上も後の話だったかと よって描かれる未来社会はかなり歪なのはご理解下さいな セクハラなんて概念も無い時代だよ。
其れはちょっとだけ歪んだ近未来 世界規模なら億単位、日本国内だけでもありとあらゆる場所に高精度Webカメラ・テレビアイが据えられプライベートも個人の思想信条の自由も圧倒的多数の匿名な皆様とマスコミにより巧みに思考誘導されてる何処ぞの魂(笑)や北京(笑)を連想させる世界 祖父母を家長にタバコ屋経営してる三世代の仲良し家族の団欒の話題は煽情的な事件映像やグロシーン満載なドキュメントに歪んだ性癖曝け出す読むに耐えない話題ばかり 何だ昔の2ちゃんねるかグロサイトやTwitterのコメント欄じゃんと寒気がした所で飛込んで来たのは居眠り運転の大型トラック 時速80kmで鋼材満載した5tトラックは幼女含む6人家族を次々と轢き潰し運転手も即死 辛うじて生き残ったのは右肩を鎖骨まで引き千切られた大学生の次男だけだった。
翌早朝の銀河テレビの外部スタジオ 生放送の "長部久平ショー" で事故を生放送で再現しようと奮闘してるスタッフ達 テレビアイの高精度映像なんか流したら視聴者からひとでなし呼ばわりされるからと阿呆な再現映像撮影やってる訳だが下手な会社経営者や政治家よりも権威持つ彼等はこの世界の支配者気取り 瀕死の次男に薬大量投与し無理矢理生出演 折角だから無人操縦でタバコ屋に突っ込ませるトラックは倍の10tにして速度も少しだけ上げよう 生放送で半壊する筈だったタバコ屋は木端微塵 ADに多少の重軽傷者は出したものの視聴率は爆上がり 薬で思いっ切りハイになってる次男は血塗れ姿で嘆き悲しむ演技を熱演 撮影後薬の副作用と出血多量で昏睡状態に陥るがディレクターの折口節夫32歳独身にはどうでも良い事 かつてはウェディングドレス着たいからと結婚急ぐ女達が今じゃTVで録画放映される"今日の挙式"目当てにテレビマンを取り囲むそんな時代 自分達こそが大衆に選ばれたエリートだ 彼等の前では政治家達も愛想振り撒かざる終えないし此れは日本に限った話でも無かった。
同じ頃、勝手に第二世界大戦の戦勝国を名乗りイ・スンマンライン設置した韓国漁船が日本漁船を襲撃し拉致 対応に追われる朝香外相を脅迫するのは記者クラブ代表の在日 隅の江 韓国の為に卑屈に諂い命乞いをやれと脚本まで渡された外相は抵抗するものの娘が我々の報道で社会的に抹殺されても構わないのかと脅し付ける 追い詰められた朝香外相は自殺未遂の末に心臓発作により死亡 その日、日本海で再び韓国漁船により日本漁船が襲われ2人が殺された 事件から数日後、裁判ショーの生中継に駆り出されていた折口は朝香外相の葬儀を生中継するため現場に急行 退屈な葬儀を如何に面白可笑しく演出するか 在りし日の故人の姿やスポンサーにアピール出来るコマーシャルをどう紛れ込ませる 読んでて滅茶苦茶腹立って来る屑共の策略をまんまと台無しにしたのは父親虐め殺されマスコミ業界に憎悪を抱く娘 暢子 彼女は敢えてテレビカメラの前で大笑いし生中継はクレームの嵐 だが突如カメラの撮影が届かない場所に逃げこんで其処で漸く泣き崩れる 他人の不幸を見世物にするな 其れは彼女なりの意向返し
後日あからさまにイカレてるとしか思えない朝香暢子と対峙し 漸くこの世界の異常さ加減に気付く折口ディレクター だが皆が狂気に駆られる世界で独りまともになったとて必ずしも幸せにはなれない
テレビ・アイは芸能人や著名人の家庭にも据付けられている 編集スタジオで折口とADが偶々目撃したのは金もコネも無い高校生 菊池少年が人気作家の鹿田新平宅に空き巣に入り作家をナイフで刺し殺す生中継映像 権限行使し警察署に乗り込んだ折口は頑な態度崩さず自ら破滅の道歩む少年を説得する 『 盲人しか居ない国で片目が見える君は王様かも知れない だがバケモノとして排除されたくなければ盲人の振りをするべきだ。 』 警察署の外にはテレビ・アイを意識し着飾った自称菊池少年の恩師やクラスメイト達が彼の謝罪と反省を待っている 裁判ショーで死刑になりたくなければ周りの愚民達を騙し通せ 何とか彼を救い出したものの折口の表情に笑顔は無いトイレに駆け込み吐き戻す遂には血を吐く主人公
朝香外相を虐め殺した日本記者クラブ隅の江が持ち込んだのは 隣に有るのに誰も友好関係を結ぼうとせず外国人観光客もやって来ない大韓民国をゴリ押しするための番組企画 其れは竹島を返せと押し寄せる日本漁船の群れと韓国漁船郡による擬似戦争 乗組員は勿論双方共にヤラセで集めた売れないテレビタレント達 此れは日韓漁業協定が頓挫してる両政府の背中押す起爆剤になるしバラエティでも再現ドラマでももて余す芸能人達の顔売るチャンスになる 悪質なドッキリ生中継企画に引っ掛かり漁船団に乗り込む事になる主人公 昭和51年5月19日 もし手違い有ったら困るからと多額の保険金掛けられた改造漁船郡は日本海へ向け出港 参加した芸能人やスポーツ選手に元警官や自衛官等、多額の出演料に目が眩みはしゃぐアホウ共は地獄の底へ突き落とされる 日本側が2隻に対し韓国側が指し向けたのは23隻の武装した兵士乗せた改造漁船 撮影割り込み掛けたアメリカ合衆国の報道潜水艦をも撃沈した韓国漁船団による無差別虐殺 辛うじて生き残ったのは折口と脇田船長だけ 何とか追跡を撒き泳いて生還したものの 日本記者クラブと銀河テレビが仕出かした不祥事を隠蔽するため折口はディレクターを解任されテレビ・アイのメンテナンス担当業務へ左遷される。
5年後、局に逆らう意志も仕事に対する熱意も失った折口はあの公園で暢子と再会 事件の真相書き綴った暴露本はリアル過ぎて殆ど売れなかった 日本政府と韓国政府は互いのマスコミに尻叩かれながら友好関係を構築中 ヒロインにも去られ独り公園でタバコ吹かす折口は突如狂った様に隠されていたテレビ・アイに向かい怒鳴り散らす こんな世界は滅びてしまえ。
まぁ内容が思いっ切り無差別攻撃してるので映像化どころかラジオドラマ化すら不可能かもな此れ(苦笑)