ブラックライト/後編 96年
2024年2/27タブレット端末にて執筆し脱稿 新規割込み投稿 図書館本なんで急ぎ取り纏め
【 初期三部作外伝の"ダーティーホワイトボーイズ 95年"でも主人公の前に立ちはだかった悪党は誰も彼も悲惨な最後迎えてたのに ボブ・リー・スワガーを本気で殺しに掛かったレッド・バーマが何故かしっかり生き残る意外な顛末迎えたのか どうもあのラストの元ネタは此れなんじゃ無いか もしかしたらこの事件を組み込みたかったのかな 1955年にそんな不可解な事件ありましたので前振りに挟んどきます 】
★ちなみに今をときめく新潮社(笑)やあのトルーマン・カポーティもガッツリ関わってるので事件取り上げる事自体今のアメリカではタブー カポーティ先生が小説書けなくなったのは"冷血"ではなくこの事件を私怨で捻じ曲げたから
令和6年2月27日 やっぱり別館投稿の反応は本宅以下だけど元々不人気だったしなぁ 某○○たみたいに運営脅迫してれいわ新選組なるカルト教団信仰してる正真正銘の○○○イそのものな輩から評価ポイント貰ったりPV乞食やるのは人として許されないと思いますので何処までもマイペースで 別に此処で割とどうでも良い気狂いに喧嘩売りに来た訳じゃありませんので……まぁ殴れるもんならボコボコにしたいけど(苦笑) という訳で小見出しに書いた多分映像化が不可能なカポーティ先生の未完作品"叶えられた祈り 1975年エスクァイア誌に1話のみ掲載 新潮文庫で2006年に翻訳出版"の元ネタとなった"ウィリアム・ウッドフォード・ジュニア射殺事件 1955年10月30日"を前振りに
メリーランド州ロングアイランドの地元名士ウッドフォードJrが結婚前から不仲だったその妻アンに強盗と間違われ猟銃で撃ち殺されたものの事故として処理され遺産は彼女が独占 カンザス貧農出身な彼女が同じく不可解な死を遂げた先代の愛人から息子の妻にと下賜され 色々思う所あった息子はもしかしたら父親をそして妻は積年の恨みからその夫を……なんて話もあったとかで滅茶苦茶揉めたらしい 相続に辺り邪魔者な息子2人はスイスの寄宿学校に押し込まれ精神病み マスコミに追いかけられたアンはヨーロッパで居場所転々とするも豪遊生活 事態が動き出したのは其れから20年後 アンに面と向かってオカマのチビ扱いされたカポーティが軽い嫌がらせの積りで書いた小説の第1話読んだ彼女はそのまま飛び降り自殺 周囲の有象無象から責め立てられたカポーティはその続きを書かないまま連載取止めた顛末があったのだけれど 悲劇の連鎖は止まらなかった
雑誌読みマスコミに追求され母が父を殺したと信じた息子2人もその後相次いで飛び降り自殺しウッドフォード家は断絶してるんだよ 詳しくはウィキを参照下さいな 私がこの顛末閲覧して感じたのは 例え史実ベースだろうが創作物は徹頭徹尾娯楽作品を志すべき 私怨や悪意混ぜ込みセンセーショナルなやり方で世論捻じ曲げようとするのは人殺しやテロリストと変わらない 人は言葉や文章で簡単に狂わせ殺せるんだよ そんな気は無かった悪ふざけのつもりだったなんて言い訳は通用しません 人を貶め呪い妬むなら必ず餓鬼道に堕ちると思え 私はら○○を始めエッセイ欄でPV乞食やってる輩がどんな醜悪なデマ垂れ流したか死ぬまで忘れませんので なおウッドフォードJr事件はカーク・ダグラスさん主演の名探偵が関わる完成度が酷い映画が撮られてるので その内此処で取り上げます
【 その結果が何方も同じにせよ人が犯す罪には2種類が存在する 怒りや恨みの感情の赴くまま犯してしまう罪と誰かの為に良かれと思ってやった行為が最早挽回不可能な失策となってしまう罪 とどの詰まり悪党も正義の味方も同じ存在であり犯罪者と普通の輩を区別する物差しなんざ何処にも有りはしない ボブ・リー・スワガーが新人記者ラス・ピューティの命懸けな取材に手を差し伸べた理由は1つは謀殺された父を殺した者を追詰めることでありもう1つは…………もしかしたら贖罪だったのかも? 】
★所詮人様の親なんて大概その程度だけど子供や妻に対してはヒーローで居たいよね アール・スワガー巡査部長が息子ボブ・リーに託したのはその程度の事だった
暗視装置が売りの自動小銃開発で未だ陸軍と繋がりがあるJFPテクノロジー社を経営するジャック・プリーズ退役准将との面談はごく平和裏に穏やかに終わった フリーライターでとある映画のアドバイザーとしてボブ・リー・スワガーにお願い云々な口実で潜り込みオフィスに案内された主人公がふと目を留めたのは1枚の記念写真 彼自身は知らないが父アール・スワガーとも様々な因縁持つCIAの非合法部門フレンチ・ショートと主人公の関わりは割と表沙汰に出来ないモノが有るらしい そしてラスが振ったブラフによりアール・スワガー巡査部長暗殺に関わった……というか彼を狙撃した事実をボブ・リー・スワガーに見抜かれたプリーズ退役准将の冷や汗は止まらない
アトランタ州の暗部ランダル・T・"レッド"・バーマの航空支援を受けたホルヘ率いる10人の手練れによるオクラホマ・タリブルー・トレイルでの襲撃は曳光弾を自動小銃に装填していた主人公の咄嗟の判断で全員瞬殺 まぁガソリンタンクに曳光弾当たればみんな見事に燃え上がるしか無い訳だが 勿論ボブ・リーは上空で部下の仕事見守るレッドに気付いていた アーカンソー州フォートスミスではアール・スワガー巡査部長が書き残したメモから遂に黒人少女をレイプし殺害した真犯人に辿り着きそして40年後の今彼等2人がマフィアの暗部に命狙われる理由をサム弁護士が突き止めるも功を焦ったレッドの手下ドウェイン・ベック保安官により事故を装い惨殺された なおレッドにはサム弁護士の死は事故だったと平然と嘘をつき 報酬目当てに独断専行続ける間抜けな保安官は自らの名前を死刑執行命令書にサインした様なモノだがこの手の愚鈍な屑って相手がどれだけ危ない輩か判断する能力にも欠けている辺り悲惨としか書けない
政府の暗部がボブ・リー・スワガーを罠に掛けようとして返り討ちとなった顛末を知ってはいたが奴はマフィア程度が相手にするには余りにも危険過ぎる そもそも恩人=ホリス・エサリッジ大統領候補は何故ボブ・リー殺害に拘る? 何者かの手により暗殺された父レイ・バーマが遺した遺産=過去の汚れ仕事に関わる資料を検索していたレッドは40年前に起きた2人の白人屑を囮にしたアール・スワガー巡査部長暗殺作戦の資料を偶然見付けだす 白人屑洗脳に関与しジミー・パイに父親代わりに面倒見てくれたアールに殺意抱く様誘導し当時最新鋭の銃器に加え逃走用の車まで提供したのはフレンチ・ショートと名乗るCIA職員と彼の父親だった だがショートはレッドの父親同様、1975年の同じ年に東南アジアで極秘任務参加中に何者かの裏切りにより殺されていた まるでレッドの父親と同じ形で口封じするかの様に
ホリス・エサリッジ大統領候補が派遣したメッセンジャーにより脅迫された事が後押しとなり大山猫は再び狙撃銃を手に取る アールの息子ボブ・リー・スワガーと色々知り過ぎたラス・ピューティを暗殺するための罠はアールやサム弁護士と因縁浅からぬ無期懲役で収監されていた筈の殺人犯ジェド・ポージ 最後の手掛かりで山小屋に立て籠もるジェドを囮に関係者全員皆殺しで終わる筈が泳がされていたドウェイン・ベック保安官の暴走で何もかもおじゃん 暗視装置の弱点付かれたプリーズ退役准将もボブ・リーの策略でまんまと囮となったジェドも頭撃たれぐちゃぐちゃに ラスを人質にボブ・リー狙う馬鹿も敢え無く射殺され2人を殺せたかと携帯越しに確認するレッドの正体も難無く割れる
そして2人が准将によりまんまと討ち取られたと誘い出されたレッドとエサリッジ大統領候補の前に現れるボブ・リー・スワガー 彼の語る事件の真相……アール・スワガー巡査部長が謀殺された理由はとある前途有望なリベラルの白人政治家が仕出かした黒人少女に対するレイプ殺人の決定的証拠を交通違反キップという形で残してしまった事だった そのレイプ野郎の名はホリス・エサリッジ そして彼の親は謀殺に加担した2人の関係者を口封じ目的で殺している 真犯人を撃ち殺したのはレッド 物事を穏便に終わらせるため大統領候補の死因は猟銃の暴発によるものと片付けられる 今更事件をほじくり返しても死んだ人間のみならず関係者も誰も喜ばない アール・スワガー巡査部長と2人の白人屑のノンフィクション本の執筆はお流れに 落ち込むラスに主人公がアドバイスしたのはこの顛末を登場人物達の名前変え娯楽小説にして売出すこと
それよりも先に君にはやるべき事が有るだろう? ラマー・パイの事件で不具者となり元々疎遠だった妻と離婚 事件当時は不倫関係だったとある女性と再婚した父親と話し合ってみろ そして最後に明かされるラマー・パイの意外な出自に関しては瑣末事だしその後、ボブ・リー・スワガーがどうしたかに付いては読んだお客様だけが知ってりゃ良いかな
❖此れ初めて読んだ頃はアール・スワガー巡査部長45歳がうっかり孕ませた相手が親子程歳離れたジミー・パイの嫁イーディ・ホワイト21歳と知り幻滅したけどね 実際自分の歳がスワガー巡査部長に近付いてる今は流石に軽蔑出来ません 申し訳ないけど下半身に理性なんか無いな実際(苦笑)