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贖罪 09年

2023年3/21〜3/22タブレット端末で執筆し投稿 さくさく読めたからもっと短く纏められるだろうと思ったけど甘かった(泣) 8000文字近くになりました 良いね1つありがとうございますm(_ _)m

【 レイプされ絞殺された当時小学校四年生のクラスメイト=足立エミリをプールへ誘い出した犯人は誰なのか 顔も声もはっきりと覚えている筈なのに何故か無性に恐ろしく思い出せない 捜査が進展しないまま3年の月日が流れ遂に壊れた被害者の母は4人の少女に言葉の刃で決して解けない呪いを掛けた 事件から15年……有りもしない負債に向き合わされた元少女達が其々のやり方で起こす罪の償い方は? 後味最悪だけど当時はラノベも一般文芸もミステリー扱った作品はこんな感じだった様な記憶が(苦笑) 昭和末期ぽいっ雰囲気は原作者の趣味かも 】


★中々面白かったけどドラマ版は死なない筈のキャラが死んだり 性犯罪要素は控え目になってるらしい まぁ気が向いたら見るけどな 私は小泉今日子と蒼井優さんが生理的に苦手だし原作本程の期待は出来ないかも


日本ミステリー小説 当時はイヤミスと呼ばれてたとか

(みなと)かなえ 著

東京創元社◎ミステリ・フロンティア 55

2012年ドラマ化に伴い双葉文庫 化

同年WOWWOW/連続ドラマW 1/8〜2/5 全5話編成

2話以降は有料配信

監督が黒沢清さんだったから海外の映画館でイベント上映


 令和5年3月21日 早朝始まったWBC日本vsメキシコ戦 緊張感に耐え切れず私は途中で力尽きうっかり逆転劇見逃しましたが 日本&メキシコ双方で多くの皆様があの試合で一喜一憂し心底疲れ果てた事と思います。 まぁ所詮は単なるお祭りなんだし勝ち負けに拘ることなんざ無いんじゃないかと思うけど何故か決勝まで生き残れたな日本 明日の朝はあまり力まず無心で楽しもうと決意した所です なおウイスキーをストレートで楽しみながら朝から観戦するのはちょっと自重しよう せめて氷ぐらいは入れないと酔いの回りが早過ぎる(苦笑)


今作読んだのは日曜日早朝 イヤミスの名前だけは当時聞き覚え有ったけど湊かなえ作品は今作が初体験 曲がりなりにもミステリー作品として出版された代物だしNETで閲覧した前評判から鬱に耐えられなくなったらとっとと諦め返却しようと不埒な覚悟で挑んだものの ……あれ? 色々違和感とか後味の悪さは感じたものの普通に滅茶苦茶短い時間で読み終えたぞとなったのは 私が当時もっとえげつない描写で人がバタバタ死んでるミステリー小説の熱烈なファンだったという事もあるかも ぶっちゃけ感情移入出来なかったから客観的に物語の展開楽しんでたんですよ もし此れ読んでる奇特なお客様が小さい子供持つ母親だったり20代半ばでそろそろ結婚どうにかしなきゃと焦りすら感じてる女性だったら或いはダメージ喰らうかもと思うのだけど こちとら其れなりに修羅場潜った挙げ句、後の心配するの面倒臭いからもう老境迎えたら孤独死で良いかと開き直ってる独り神な野郎には全く効き目有りません。


なおそこそこ感情移入出来たのは第2章の篠原真紀だけ あらすじ纒めるに辺りどう考えても純粋な被害者な菊池紗英には同情出来たけど後はなぁ



【 日本で一番空気の綺麗な街 その根拠は精密機器メーカーの足立製作所の新工場が建てられたことから コンビニやショッピングセンターも存在せず足立製作所の社宅マンションが建設されるまで5階建て以上の建物すら此処には無かったこの街の名前は敢えて明かされない 物語に登場する4人の元少女達と彼女達に言葉で呪いを掛けた母親だった者が覚えていたのは夕方5時に時報代わりに流される何処となく物悲しいグリーンスリーブス 家族総出で外出する時すら普段は鍵も掛けない辺り下手すると此処沖縄よりも田舎なのかも ちなみに私が生まれ育ち今も居住するとある集落は昭和の終わり頃まではそんな感じでした 】


★とは言え画像検索してびっくりしたけど "サザエさん" か "ちびまる子ちゃん" に出て来る様な木造二階建で内装が和洋折衷な家なんて1970年代のテレビドラマや映画ぐらいでしか見た事無いぞ 此処じゃシロアリの餌食か台風で木っ端微塵だよアレ こっちは基本コンクリ平屋だったしなそれでも偶にシロアリに土台喰われるし


 あの事件に延々と振り回され道を違えてしまった元少女達+そもそもの元凶の証言と告白が惨劇の真祖を浮かび上がらせるこの物語をなるべく手短に再構成するに辺りまずはこんな書き出しから始めるべきだろう 逢魔が時にグリーンスリーブスが街中に流れるその小さな街で15年前、惨たらしいレイプ殺人が発生した 被害者の美しい少女に声を掛けプールへ その後男子更衣室で彼女をレイプし絞め殺したと覚しき男を目撃したのは4人の少女達 だが心底怯えきった彼女達は何故かどうしても男の顔も声も思い出せぬまま無為に時は流れてしまう 未解決のまま捜査本部の解散が行われる寸前で様々な惨劇が起きた事で漸く事件の真相が明らかとなる



■フランス人形 菊池(きくち)紗英(さえ)の手記


 事件から15年後 結婚式に参列してくれた故足立エミリの母=麻子宛に綴られた感謝めいた書き出しから始まる手記は華奢でフランス人形めいた容貌を持つ彼女のコンプレックスの吐露 足立製作所の工場進出により始まった街の活性化 官舎に移り住んで来た転校生な少年少女を引き連れ始まる少女達の自宅訪問兼ねたフランス人形ツアー やがて不可解な事件が起こる ツアーで回った家から盗まれたものは彼女達を模したフランス人形 別段それ以外盗まれた物は無いため気味悪く思いながらも警察の捜査は空回り気味 新盆により帰省した親族の応対に追われ落ち着かない真希/紗英/昌子/由佳+とある理由で自宅に居づらくなったエミリは8月14日、誰も居ない校庭でバレーボールで時間を潰す プールの点検にやって来たという作業服の男に言葉巧みに誘われ共にプールへ向かったエミリを待つが何時まで経っても彼女は戻って来ない


夕刻を迎え時報代わりのグリーンスリーブスが流れる中 男子更衣室で服を剥かれレイプされ殺されていたエミリ 其れぞれが警察や教師にエミリの母へと連絡取るため駆け出す中、独り彼女の死体の番を押し付けられた紗英は錯乱 事件は半ば迷宮入り もしかしたら犯され殺されていたのは自分だったかも 怯えながら暮らした故郷を飛び出し東京の女子大に進学 親友を殺された少女ではなくごく平凡な学生生活を過ごす 都心で就職したものの故郷を連想させるあれやこれに恐怖心を抱き未だ身体が大人になれない紗英に縁談が舞い込んだのは25歳の春 相手はかつてフランス人形ツアーに参加した転校生の1人で2つ歳上な孝浩(たかひろ) 海外を行き来する彼の熱烈なプロポーズに応じ結婚 未だ逮捕の手掛かりすら掴めない怪物が野放しな日本を離れスイスへ 彼女の心を奈落の底へ突き落としたのは優しい夫の筈な孝宏のおぞましい性癖 殺人犯は此処に居ない……だけど犯人は此処に居る 


15年前、フランス人形を盗み出していたのは孝宏 彼女に執着し着せ替え人形の様に扱う夫を変態と罵る彼女は初めて生理を迎え錯乱状態で孝宏を殴り殺す あの日エミリを連れ出した男の顔や声を漸く思い出した 夫の死体の側で麻子宛に手紙を綴った紗英はそのまま警察へ出頭 此れから長い裁判が待っている



■PTA臨時総会 篠原(しのはら)真紀(まき)の贖罪と宣戦布告


 紗英が夫を撲殺し逮捕されてから僅か数ヶ月後 市立若葉第三小学校の生徒を狙い刃物手に軍服姿で飛び込んできた不審者=関口(せきぐち)和夫(かずお)に対し生徒守るため無心で飛び掛かったのは故郷を飛び出し教師となっていた篠原(しのはら)真紀(まき) 男子生徒の1人池田君に大怪我を負わせ尚も暴れる怪物をプールに叩き落したら自身のナイフが刺さり不審者は死亡 当初は多くの生徒を守った英雄扱いだった世論が歪み始めたのは 咄嗟に動けなかった同僚=田辺教諭に対する執拗なバッシング 苦しみ抜いた末に田辺は自殺未遂 彼の交際相手で同じく事件に対処した奥囲養護教諭は逆恨みから真紀を過剰防衛で心神喪失者にトドメ刺した人殺しとマスゴミに訴え彼女を糾弾するPTA臨時総会にまで発展する


だが過去の負い目と紗英を襲った悲劇で更に自分を追い込み奮い立たせた真紀は彼女なりのやり方で 集団ヒステリーから自分を袋叩きにするため押し寄せた父兄や間接的に紗英を追い詰めた麻子を相手に手痛い反撃をぶち撒ける 15年前のあの日、宿直で誰か残っているかもと先生を探し回っていた真紀は不意に恐怖心に駆られ彼女達を見捨てて自宅へ逃げ帰った 弱い自分が誰よりも許せない クラスのリーダーだったエミリの後を継ぐ形で常に頑張り続けた真紀にしてみれば 自殺未遂をおかした田辺教諭はもう1人の本当の自分でもあった 私は同僚を自殺未遂に追い込んだ貴方達を決して許さない そして漸く思い出した あの日エミリを連れ出した男はついこの間まで、此処の近隣でフリースクールを運営していた元教諭 南条(なんじょう)弘章(ひろあき)にそっくりだった



■くまの兄妹 高橋(たかはし)昌子(まさこ)の正当防衛


 脚が早いのが唯一のアピールポイントで元々頭も悪い 周りの女の子達と違い肩幅広く美少女には程遠く子沢山で割と貧乏 何でも兄が1番な高橋(たかはし)昌子(まさこ)の家は旧市街で唯一娘を模したフランス人形が置いて無い家だった あの日、エミリが殺されたと連絡するため足立家へ駆け込んだ晶子は錯乱した麻子に突き飛ばされ顔面を強打 額切り鼻血も止まらない血塗れ姿で戻った彼女を治療したのは自分と同じく熊呼ばわりされることも多い兄の幸司(こうじ) あの時から対人恐怖症となった昌子は高校への進学を断念せざるおえない程精神を病んでいる 妹の将来は俺が何とかする (幸司)は地元の高校から大学へ 色々有ったが市役所の公務員となり家計を支え続ける


高校卒業を期に東京へ行ったが身を持ち崩し娘の若葉連れ里帰り 以前の交際相手のDVで心を病んだ春花を見初め 兄 幸司が交際の末に籍を入れたのは其れから数年後 何故か若葉に懐かれちょっとだけお姉ちゃんになった昌子 だがDVの後遺症でどうしてもSEXが駄目な春花が慰み者として幸司へ差し出したのは漸く初潮を迎えた幼い義理の娘 若葉だった 物語の中では敢えて腰の痣云々で誤魔化してるが兄の慰み者でもあった昌子が決定的に壊れたのは 友人紗英の夫殺害と届いた手紙 真紀を追い詰めた糾弾劇を偶々テレビで見てしまった事に加え 偶然裸の若葉に伸し掛かる醜い熊=兄幸司の醜態に遭遇したこと 怯え泣き叫ぶ若葉の姿に犯され殺されたエミリの姿を重ねた昌子は渾身の力振り絞り満身創痍になりながら兄を殺害 病棟に収容されリハビリ中にやって来たカウンセラー=実は病棟に潜り込んで来た麻子に何もかも経緯を話した彼女は不意に思い出した 15年前の夜、遠縁の親族が目撃した不審者は元教師で従兄の知り合いな南条(なんじょう)弘章(ひろあき)だと



■とつきとおか 小川(おがわ)由佳(ゆか)の断罪


 深夜総合病院の緊急外来 義兄の警察官にアパートの踊り場から突き落とされそうになっていた身重の小川由佳を咄嗟に救い出す形となったのは足立麻子 代わりに義兄はアパートから落ち打ち所が悪かったらしく即死 事情聴取を2人がかりで誤魔化し何とか事故死で処理されたタイミングで由佳(ゆか)は破水 そのまま2人で病院へ……そして今に至る 家族は何もかも喘息持ちの姉 小川真由を最優先 クラスの女子の中でも眼鏡の脇役扱いだった彼女はあのレイプ殺人が起きる前から何もかも見抜いていた彼女(エミリ)の父親が違う事も本当は麻子が彼女を疎ましくすら思っていたことも だってエミリはモブ扱いな彼女の前では時折その醜い本性を晒していたから


エミリが殺されていた事を伝えるため交番へ 警官連れて学校へ戻った時には何もかも終わっていた 真紀は怯え自宅へ逃げ帰り紗英は錯乱状態で放置されたまま 駆け付けた彼女の母親から昌子は血塗れとなり治療中と又聞き そして娘を失った貴方(麻子)が嘆き悲しむ姿を見ている私を気にする者は何処にも居なかったと知った時に私は漸く壊れたのだ 壊れた者を再び壊す事は誰にも出来ない 事件から三年後 捜査の進展が何一つ見られないまま夫と東京に戻る事になった貴方が掛けた呪いで紗英も真紀も昌子も壊れた 荒んだ生活で一時は滅茶苦茶な高校生活送ったものの何処までも中途半端だった貴方の立ち振る舞いに怒りすら抱いた私は時効が来るまで真相に口を噤む積りでいたのだけれど やはり彼女達に少しは感化されていたのだろう 流産し子供産めなくなった姉は家庭を顧みず遊び歩くようになり ちょっとした事から義兄と関係持った私は彼の子を孕んだ 会社の不倫で孕んだ子供だと親族全員を言い包め不祥事仕出かし単身赴任命ぜられた義兄が此処に居られる様に何か成果を


偶々見ていたテレビに映りフリースクールの生徒が仕出かした放火事件のインタビューに答えていたのは南条弘章(レイプ殺人犯) 義兄の大手柄として報告し2人で幸せになろうとしたのに……彼はお腹の子の正体に気付いて事故と見せ掛け私を突き落とそうとしたのだ 同じくお腹の子の正体見抜いた姉は風呂場で手首切り自殺未遂図ったけど何とか言い包めた で私が殺されても何の罪悪感も無かった筈なのに何故貴方は私を助けたの? そこまで追い詰めたタイミングで由佳を襲う陣痛の痛み 分娩室に搬送された由佳は内心ホッとしている生まれてくるこの子にはエミリや麻子の様になって欲しくない 彼女の命日が出産予定日だったけどどうにかズレたな此れ



■贖罪 足立(あだち)麻子(あさこ)が犯してきた赦されない罪とケジメ


 とある方法で15年前の事件に漸くかたをつけた足立麻子が4人の巻き添えに向け綴る手紙の内容を抜粋した最終章は滅茶苦茶胸糞悪いから省略 出来れば直接図書館で手に取り閲覧するなり文庫本読んで欲しいと逃げる積りだったけど端的な事実から 誰からも愛されるのが当たり前で裕福な家庭に生まれ育ち何不自由なく育ち大学へ進んだ麻子は周りの人々が幾ら不幸になっても気にも留めない正真正銘のバケモノだった 彼女自身は大学時代の親友だと思っていた秋恵(あきえ)から奪ったのは苦楽を共にした親友達と彼女が誰よりも愛する南条(なんじょう)宏章(ひろあき) とにかく周りの人間にチヤホヤされる事以外何の興味も持てなかった麻子がアパートで自殺し死に掛けている秋恵を発見したのは偶然から


教師仲間と居酒屋で飲んでいた南条に緊急連絡 車でアパートに急行した彼は途中軽い衝突事故起こし酔っ払い運転の現行犯で逮捕 勿論秋恵も救援が間に合わずそのまま死亡 そんな出来事を忘れようと昔の遊び仲間と遊び歩く麻子を襲ったのは自身が妊娠している事実 だがその頃交際相手だった足立製作所の御曹司 足立敏郎(としろう)はお腹の子を2人の実の子として育てようとプロポーズ そのまま籍を入れやがて娘エミリが誕生 15年前の春にど田舎に展開した新しい工場へ夫が赴任する事になり気は進まなかったがあの街へ引っ越し 垢抜けない田舎者を心底軽蔑していた彼女は実の所、エミリの言うが儘になっている4人の少女達を疎んじてすら居た 失って漸く気付いたエミリへの愛 4人の少女は犯人目撃した筈なのに具体的に容疑者はリストアップされず物見遊山でやって来たワイドショーのレポーターや 娘の死に何処までも他人事な街の住民に苛立つ彼女が遂に壊れたのは事件発生から三年後


自身が単なる八つ当たりで当たり散らした呪詛があんな事を仕出かすとは 紗英の事件を切っ掛けに立て続けに起こる惨劇 途中のあれこれは省略するが由佳の最後の一押しで自身の罪に向き合う事を決めた麻子が向かったのは何食わぬ顔でフリースクールで働く南条の暮らす街 エミリの父は貴方です そう告げ心折れた彼がどうなったかについてはテレビや新聞報道でご存知ですねと手紙は締められる



■エピローグ 篠原真紀と小川由佳のエミリへの手向け


 元はイングランド民謡だったその曲 緑の袖(グリーンスリーブス) は自由恋愛に奔放だったとある女性に捧げるラプソング 奔放な愛を望んだ故に彼女は晩年その報いを受けたと言う 血の繋がる実の娘だと知らず、嗜虐心と自身の人生を滅茶苦茶にした愛した女への憎悪に駆られるがままエミリを手に掛けた真犯人 南条(なんじょう)弘章(ひろあき)がどうなったかは最後まで明らかにされない あの時何故私達は警察に犯人がどんな声でどんな顔か恐ろしくて説明出来なかったのか…… 本能的に気付いていたのだ 南条の浮かべる笑顔がエミリそっくりだった事に


8月14日午後、教師を辞めた篠原(しのはら)真希(まき)とシングルマザーとなった小川(おがわ)由佳(ゆか)は元母校だった小学校へ不法侵入 15年前を再現するかの様に花束やケーキと共に持ち込んだ古びたバレーボールでトスを交わし あの曲が流れるタイミングを見計らいエミリが犯され殺されたあのプールへと向かう 心神喪失状態の犯行だったとは言え夫を殺した菊池(きくち)紗英(さえ)と義理の娘をレイプしようとしていた兄を正当防衛で殺してしまった高橋(たかはし)昌子(まさこ)はどうしても都合がつかなかった 少子化に伴いこの街の小学校は中学校や高校共々今年で廃校となり校舎は解体 わずかな子供達は来年3月からスクールバスで隣町の学校へ通う事になる 空気が日本一綺麗だったこの街ももうすぐ市町村合併で名前が消える  


都会育ちだった彼女(エミリ)が喜びそうな華やかなケーキを捧げ 彼女の魂に安らぎあれとただ祈る みんな順番を取り違えてた 私達が最初にやるべきだったのは望まない最後を迎えた彼女の死をただ悼むことだった 


贖罪とはそれに気付くための15年だったかも知れない 



❖レイプ殺人の時効は当初15年 2004年に20年に延長され本作が出版された翌年の2010年に凶悪犯罪の時効は無期限に撤廃されました なお物語の都合上、精液や毛髪に指紋等の遺留品調べりゃ即座に捕まるじゃ無いかというツッコミはミステリー作品のお約束で無しでお願い致します…………つーか平成半ばから監視カメラは何処にでも有るから逃げられないよね


❖原作小説では敢えて年代が明かされていません 自身の娘をモデルにした手作りのフランス人形が流行ったのは1960年代後半から80年代始め ちなみに長男のみならず娘まで大学通わせられる程には裕福なお金持ち限定 実は日本で製造し逆輸入してたけど毛唐の好みやポリコレは女の子に毛嫌いされ 見た目もイマイチ垢抜け無いバービー人形はリカちゃん人形に駆逐される形で80年代に日本市場から撤退 マーベル人形同様に好事家(マニア)のコレクターアイテムと化しました


❖ストーリーブチ壊す小道具は無し もし登場人物達がカメラ付き携帯端末やスタンガンに防犯ベル 街中や学校に監視カメラとか警備員が居ればこの事件は起こり得なかったと考えると尚更虚しさが募ります でも結局皆様他人事(フィクション)だから割り切ってね



なおさっさと書き終えWBC決勝戦を見る予定だったけど順番が逆に(苦笑) 漸くストーリー纏め上げたの深夜近くじゃねーか 何にせよ日本優勝おめでとうございます さあ此れから軽く祝杯あげますか

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